ワイヤレスイヤホン市場は年々進化を続けており、音質・ノイズキャンセリング・装着感といった要素が購入の決め手となっています。そ
の中で、オーディオブランド EDIFIER(エディファイア) が送り出した最新モデルが 「NeoBuds Pro 2」 です。
この記事では、「NeoBuds Pro 2」のデザイン・音質・機能性・バッテリー性能まで徹底的に検証していきます。
さらに、実際に日常生活のさまざまなシーン(通勤、在宅ワーク、スポーツ、音楽鑑賞、映画視聴など)で使用した体験を交え、スペック表だけでは分からないリアルな使用感も紹介します。
レビューを通じて、「自分にとって最適なワイヤレスイヤホンかどうか」を判断できるように構成しています。

EDIFIER 「NeoBuds Pro 2」のデザインと装着感

「NeoBuds Pro 2」 は、単に「音が良い」だけでなく、見た目の質感や装着のしやすさといった毎日使う上で重要な要素にもこだわりが見られます。
ここではデザインとフィット感について、ポイントを整理して解説します。
外観の質感とデザインの特徴
「NeoBuds Pro 2」 のデザインは、スタイリッシュさと実用性の両立を目指した仕上がりです。
- ケース形状:スクエア寄りで角ばったデザイン。ポケットに収まりやすく、フタの間口が広いためイヤホンを取り出しやすい。
- イヤホン本体:短めのステムと丸みのあるハウジング。耳に沿う形状で装着時の違和感を軽減。
- 重量と耐候性:片耳約5.3gと軽量。防塵防水はIP54対応で、日常使いや運動中の汗にも安心。
項目 | 数値/仕様 | 特徴 |
---|---|---|
イヤホン重量 | 約5.3g | 長時間でも耳への負担が少ない |
ケース重量 | 約60g | 携帯性は十分 |
ケースサイズ | 約55×68×30mm | 出し入れしやすい設計 |
ノズル径 | 約4.7mm | 汎用チップにも対応しやすい |
防塵防水 | IP54 | 通勤・ジム利用にも適応 |
フィット感と快適さ
装着感は「軽さ」「重心位置」「密閉度」がカギ。
「NeoBuds Pro 2」はこれらのバランスが良く、シーンを問わず安定して使用できます。
- 軽量設計:片耳5g台で、耳に引っ張られる感覚が少ない。
- 重心の工夫:耳の奥に寄せるデザインで、歩行や会話でもズレにくい。
- 快適さのコツ:
- 通勤や作業 → 浅めの装着で自声のこもりを防ぐ
- 音楽鑑賞 → 深めに装着して密閉度を高める
- スポーツ → 差し込んでから軽くひねり、安定性を確保
付属イヤーチップと安定性
「NeoBuds Pro 2」 の大きな強みは、7サイズのイヤーチップが同梱されている点です。
耳の大きさや形に合わせて細かく調整できるため、幅広いユーザーが最適なフィット感を得やすくなっています。
イヤーチップ選びのポイント
- 細めの耳道 → 小さめチップで浅めに装着
- 標準的な耳 → Mサイズ前後で低音とANCを安定
- 太めの耳道 → 大きめチップでしっかり密閉
- 左右差がある場合 → サイズ違いをためらわずに使う
耳道タイプ | 推奨サイズ | フィットの工夫 |
---|---|---|
細め | S〜M | 浅め装着で圧迫感を回避 |
標準 | M〜L | 低音不足なら半サイズ上 |
太め | L〜XL | こもりを感じたら半サイズ下 |
左右差あり | 左右で異なるサイズ | 密閉を優先して調整 |
EDIFIER 「NeoBuds Pro 2」のデザインは、携帯性と高級感を兼ね備えたケースと、軽量で安定感のある本体が特徴です。
さらに、7サイズのイヤーチップにより幅広い耳型に対応できるため、ユーザーごとに最適な装着感を実現できます。
つまり、デザイン性・快適性・安定性をバランス良く備えたモデルであり、毎日の通勤やスポーツでも安心して使えるイヤホンといえるでしょう。
EDIFIER 「NeoBuds Pro 2」の音質レビュー

EDIFIER 「NeoBuds Pro 2」の魅力は、ハイブリッド構成ならではの解像度の高さとダイナミックな厚みをバランス良く味わえる点です。
ここでは、帯域ごとの特徴やシーンごとの臨場感、さらに競合モデルとの比較を整理して解説します。
低音・中音・高音のバランス
まずは各帯域の特徴を見ていきましょう。
「NeoBuds Pro 2」は全体的にクリアで、輪郭がはっきりした音作りです。
低音
- キックの立ち上がりが速く、締まりのある質感。
- EDMやロックではドライブ感が得られる一方、過度に膨らまずタイト。
中音
- ボーカルが前に出やすく、歌詞が明瞭。
- アコースティック楽器の音色も分離感が良く、混雑感が少ない。
高音
- シンバルやストリングスの伸びや余韻が自然で、空気感を演出。
- シャープさはあるが刺さりにくく、聴き疲れしにくい。
帯域 | 特徴 | 音楽ジャンルでの印象 |
---|---|---|
低音 | タイトでパンチ力あり | ロック・EDMに適正 |
中音 | ボーカルがクリア | J-POPやボーカル曲で映える |
高音 | 伸びと空間表現に優れる | ジャズやクラシックに向く |
ゲームや映画での臨場感
音楽だけでなく、映像・ゲーム用途でも実力を発揮します。定位の正確さと奥行き感は同価格帯でも強みです。
- 映画視聴:セリフがセンターに定位し、効果音は近さ・遠さの違いがわかりやすい。
- ゲーム:FPSでは足音や環境音の方向が掴みやすく、臨場感を高めてくれる。
- ライブ映像:歓声やホールの響きが自然に再現され、没入感が強い。
シーン別おすすめ設定
- 映画 → 低音をわずかに+、高音を抑えて長時間の聴き疲れを防止
- ゲーム → 中域を少し強調して足音の輪郭を明瞭化
- ライブ映像 → 高音域をわずかに上げて空気感を追加
競合製品との音質比較
「NeoBuds Pro 2」の立ち位置を理解するために、同価格帯の人気モデルと比較すると違いが明確になります。
モデル | 全体傾向 | 低音 | 中音 | 高音 | 向いている人 |
---|---|---|---|---|---|
NeoBuds Pro 2 | クリアで分離重視 | パンチ力と制動性 | ボーカル前寄り | 伸びやかで空気感あり | 解像度・定位を求める人 |
AirPods Pro 2 | ニュートラルで滑らか | 自然な量感 | なめらか | 控えめで安定 | 何でもそつなく聴きたい人 |
WF-1000XM5 | 温かみ重視 | 量感豊富 | 厚み重視 | まろやか | 包まれるような音を好む人 |
「NeoBuds Pro 2」 の音質は、
- タイトでキレのある低音
- 前に出るボーカルと分離感のある中音
- 伸びやかで空気感を持つ高音
これらがバランスよく融合しています。
音楽、映画、ゲームと幅広いシーンで活躍し、特に「音の位置や距離を明確に感じたい人」には強くおすすめできる仕上がりです。
EDIFIER 「NeoBuds Pro 2」の機能と使い勝手

EDIFIER 「NeoBuds Pro 2」は、実用性の高いノイズキャンセリング機能から、直感的な操作性、さらにアプリでの柔軟なカスタマイズまで、幅広い使い勝手をカバーしています。
ここでは、3つの視点から詳しく見ていきましょう。
ノイズキャンセリングと外音取り込み性能
- ANC(アクティブノイズキャンセリング)
最大−50dBまで低周波ノイズを抑制でき、電車やバスなどの環境で効果を発揮。 - モード選択の幅
High/Medium/Lowに加え、風切り音を軽減する「Wind Reduction」を搭載。シーンごとに使い分けできます。 - 外音取り込み
「音声強調」「バランス」「環境音重視」の3タイプを選択可能。会話やアナウンス確認に便利です。
シーン | 最適なモード |
---|---|
通勤電車や飛行機 | ANC High |
カフェや図書館 | ANC Medium |
強風の屋外 | Wind Reduction |
コンビニ・会話時 | 外音取り込み(音声強調) |
マルチポイント接続と操作性
- 接続性
Bluetooth 5.3 により安定した接続が可能。ただしマルチポイント非対応のため、PCとスマホを同時接続することはできません。 - タッチ操作
- ダブルタップ/トリプルタップに操作を割り当て可能(シングルタップは不可)。
- 誤操作が減る設計で、再生/停止、曲送り、ANC切替などを直感的に扱えます。
- 低遅延モード
ゲームや動画視聴に便利な「ゲームモード」を搭載。遅延を感じにくく、映像とのズレが少ないのが特徴です。
アプリ連携とカスタマイズ性
専用アプリ「Edifier Connect」を活用すると、NeoBuds Pro 2 の性能をさらに引き出せます。
- EQ調整
好みの音質にカスタマイズ可能。ジャンル別プリセットも用意されており、気分やシーンに応じて切替できます。 - 操作カスタマイズ
タップ操作の割り当てを自由に変更可能。音量調整やANC切替など、よく使う機能を優先的に配置できます。 - 追加機能
- 空間オーディオのオン/オフ
- ゲームモードや外音取り込み設定の切替
- ケースLEDのライトカラー変更など、遊び心のある機能も搭載
「NeoBuds Pro 2」は、
- シーンに合わせて選べるANCと外音取り込み
- 安定した接続と誤操作を防ぐシンプルなタッチ操作
- アプリによる音質・操作・デザインの細やかなカスタマイズ
といった要素を備え、日常からエンタメまで快適に使える万能型イヤホンです。
EDIFIER 「NeoBuds Pro 2」のバッテリーと接続安定性

ワイヤレスイヤホンを選ぶ際、「どれくらい使えるのか」と「どれだけ安定して繋がるのか」は欠かせないチェックポイントです。
「NeoBuds Pro 2」 は高機能ながら、バッテリー性能や接続性にいくつか特徴があります。
連続再生時間と実用性
- ANCオン:イヤホン約 4時間+ケース約 12時間
- ANCオフ:イヤホン約 5.5時間+ケース約 16.5時間
- クイック充電:15分充電で約2時間再生
- ワイヤレス充電:非対応(USB-Cのみ)
項目 | 公称値 | 実用の目安 |
---|---|---|
1回の再生(ANC ON) | 約4時間 | 通勤・通学で1日1往復分 |
1回の再生(ANC OFF) | 約5.5時間 | 在宅ワークや作業時間に最適 |
ケース込み合計 | 最大約22時間 | 週2〜3回の充電ペース |
クイック充電 | 15分→約2時間 | 出発前の駆け込み充電に便利 |
バッテリーを長持ちさせるコツ
- 高音質コーデック(LDAC/LHDC)は消費が大きいため、長時間利用は AACに切替。
- ANCは常にHighではなく、Medium/Lowで十分な場面も多い。
- 0%まで使い切らず、残量20〜30%で充電すると劣化を抑えられる。
Bluetooth接続の安定性と遅延
- Bluetooth 5.3対応で安定感が高い。
- コーデック:SBC/AAC/LDAC/LHDC 5.0 に対応し、Android端末ではハイレゾ級再生が可能。
- 通信レンジ:壁を挟んでも10〜12m程度は安定。高ビットレート時は距離が短くなる傾向。
- 低遅延モード:ゲームモードをONにすれば映像やFPSゲームでもズレを感じにくい。
- マルチポイント:非対応。PCとスマホを同時接続したい人にはやや不便。
デバイス / 用途 | 推奨コーデック | 理由 |
---|---|---|
iPhone(通勤・会議) | AAC | 安定性と省電力のバランスが良い |
Android(音楽鑑賞) | LDAC/LHDC | 高音質再生に対応、ただし消費大 |
移動中や長時間利用 | AAC | 途切れにくく、バッテリーも持ちやすい |
運用と安定化のポイント
- アプリからファームウェア更新が可能で、接続安定性や機能改善に対応。
- 接続不安定時の対処:ケースに戻してリセット → 再ペアリングで改善するケース多数。
- 音量は中程度で使用すると消費電力を抑えつつ、音質もバランス良く楽しめる。
「NeoBuds Pro 2」 のバッテリーは、最新モデルの中ではやや短めですが、クイック充電に対応しているため普段使いには十分。
接続は Bluetooth 5.3 と多彩なコーデック対応で安定感が高く、特にAACを活用すれば安定性と省電力を両立できます。
つまり、長距離旅行にはやや不向きだが、日常利用には快適に使える1台と言えるでしょう。
EDIFIER 「NeoBuds Pro 2」を使用してみた私の感想・レビュー

ここでは、「NeoBuds Pro 2」 を実際に使って感じたポイントを、シーンごとに整理して紹介します。
スペックや機能の話だけでは分からない、日常使用でのリアルな感覚をお伝えします。
全体を通して感じたこと
- 装着感:軽量でフィット感が良く、長時間使っても耳が痛くなりにくい。
- 音質:低音はタイトで、中高域はボーカルが抜けやすい。小音量でも情報量がしっかり伝わる。
- ANCと外音取り込み:切替がスムーズで、電車や会話の場面で役立つ。
- 運用面:マルチポイント非対応はやや不便。仕事中に端末を切り替える際に一手間かかる。
- バッテリー:日常利用は十分。ただし、長時間移動のときはクイック充電を併用すると安心。
シーン別の使用感
通勤(電車・バス)
- ANC High にすると車内ノイズが大幅に低減。
- 音量を下げても快適に聴けるため、耳疲れも軽減。
- アナウンスやレジでは「外音取り込み(音声強調)」に切り替えが便利。
オフィス・在宅作業
- ANC Medium で空調音が気にならなくなり、静かな作業環境に。
- タイピング音はほどよく残るため、集中と現実感のバランスが良い。
- 小音量でもボーカルの明瞭度が高く、BGM利用にも適している。
スポーツ・軽い運動
- IP54の防滴性能と軽さで、ウォーキングや簡単なトレーニングにも安心。
- 激しい動きではイヤーチップを半サイズ上にすると安定感が増す。
映画・ゲーム
- 空間オーディオ+ヘッドトラッキングで臨場感がアップ。
- FPSではゲームモードを使うと足音の方向が掴みやすく、没入感が高い。
- 長時間使用で高音が穏やかに感じた際は、EQで高域を少し補うと良い。
通話・オンライン会議
- 屋外通話でも声がクリアに届く。
- 外音取り込みを併用すると、相手の声を自然に聞き取れる。
- ただし、非常に騒がしい環境では口元に近い有線マイクのほうが優位。
シーン別おすすめ設定
シーン | おすすめ設定 | 使用感 |
---|---|---|
通勤 | ANC High/外音取り込み(音声強調) | 車内ノイズ低減+アナウンス聞きやすい |
オフィス | ANC Medium | 静音性と集中のバランス良し |
運動 | イヤーチップ半サイズ上 | 揺れや汗でも安定 |
映画 | 空間オーディオ ON | 奥行き感が増し没入感アップ |
ゲーム | ゲームモード ON | 足音や効果音の方向が明確 |
通話 | 外音取り込み(音声強調) | 相手の声が自然に聞き取りやすい |
使ってみて気づいたこと
良かった点
- 軽量で長時間でも快適。
- ボーカルの抜けが良く、分離感のある音作り。
- ANCと外音取り込みの切替が直感的で便利。
- アプリでEQや操作を自由にカスタマイズできる。
気になった点
- マルチポイント非対応で端末切替に手間がかかる。
- バッテリーは標準的。長距離移動にはクイック充電が前提。
- 空間オーディオは作品との相性差があり、EQ調整が必要な場合も。
体験談の結論
「NeoBuds Pro 2」は、日常の移動から在宅作業、エンタメや通話まで幅広く対応できる万能イヤホンです。
細かい調整を重ねることで、自分の生活シーンにピッタリ合わせられる柔軟さが大きな魅力でした。
EDIFIER 「NeoBuds Pro 2」に関するQ&A
EDIFIER 「NeoBuds Pro 2」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「NeoBuds Pro 2」の音質はどんな特徴がありますか?
低音はタイトで締まりがあり、中高域はボーカルが抜けやすくクリアなチューニングです。分離感や定位の正確さが際立ち、特にボーカル中心の楽曲やライブ音源で強みを感じます。
ノイズキャンセリングはどのくらい効きますか?
最大−50dBまで低周波ノイズを抑制できる仕様です。電車やオフィスの空調音などはしっかりカットされ、音量を下げても快適に聴けます。シーンに応じてHigh/Medium/Low/風切り音低減と切替が可能です。
外音取り込みは自然に聞こえますか?
外音取り込みは「音声強調」「バランス」「環境音重視」の3タイプから選べます。特に「音声強調」では、会話の声が前に出て自然に聞こえるため、レジやアナウンス確認にも便利です。
マルチポイント接続はできますか?
残念ながら非対応です。PCとスマホを同時に待ち受けすることはできず、切替には再接続が必要です。
バッテリー持ちは十分ですか?
ANCオンで約4時間、ANCオフで約5.5時間再生可能です。ケース込みで最大22時間ほど。長時間利用にはやや控えめですが、15分の充電で約2時間使えるクイック充電があるため、日常利用なら十分対応できます。
ゲームや動画視聴での遅延はどうですか?
「ゲームモード」を搭載しており、低遅延で映像と音のズレを抑制できます。特にFPSなどの方向感を重視するゲームでは効果が感じやすいです。
アプリでは何ができますか?
専用アプリ「Edifier Connect」では以下の調整が可能です。
- EQカスタマイズ/プリセット選択
- タッチ操作の割り当て変更
- ANC/外音取り込みモードの切替
- 空間オーディオやゲームモードのオン/オフ
- ケースLEDのカラー変更
防水性能はありますか?
IP54の防塵防水に対応しており、汗や小雨程度なら問題ありません。スポーツや軽い運動中も安心して使えます。
空間オーディオはどんな感じですか?
ヘッドトラッキング対応で、頭を動かしても音の位置が固定されます。映画やライブ映像では奥行きが増し、没入感が高まります。ただし、作品によっては相性の差があるため、EQで微調整するとより快適です。
iPhoneユーザーでも高音質で使えますか?
iPhoneはAACコーデックまでの対応ですが、「NeoBuds Pro 2」の解像度やチューニングの良さは十分に活かせます。LDACやLHDCはAndroid端末で真価を発揮しますが、AACでもクリアなボーカルや定位の良さを楽しめます。
空間オーディオは音楽でも楽しめますか?
音楽でも利用可能ですが、特に効果を感じやすいのは映画やライブ映像です。音場の奥行きや広がりが強調されるため、通常のステレオ再生とは違った没入感を得られます。
音漏れは気になりますか?
カナル型でしっかり密閉できるため、音漏れはほとんど気になりません。ただしフィット感が不十分だと低音が抜けるだけでなく、音漏れもしやすくなるのでイヤーチップ選びが重要です。
競合のAirPods Pro 2やWF-1000XM5と比べてどうですか?
- NeoBuds Pro 2:分離感・定位・解像度が強み。カスタマイズ性も高い。
- AirPods Pro 2:自然で聴きやすい音とマルチポイント対応が魅力。
- WF-1000XM5:厚みのある音と充実した機能、バッテリーの安定感が強み。
→ 「NeoBuds Pro 2」は「音質の分離感重視」「自分好みに調整したい」人に向いています。
EDIFIER 「NeoBuds Pro 2」レビューのまとめ

EDIFIER 「NeoBuds Pro 2」は、クリアで分離感のある音質と、強力なANCや外音取り込み、低遅延モード、空間オーディオといった実用機能をバランス良く備えたワイヤレスイヤホンです。
ここでは本記事の内容を整理し、購入検討時に押さえるべきポイントをまとめます。
良かった点
- 音質:低音はタイト、中高域は見通しが良く、ボーカルの抜けが際立つ。
- ANC性能:−50dB級の遮音力。電車やオフィスで効果が体感できる。
- 外音取り込み:音声強調・バランス・環境音重視と3タイプ選べ、会話が自然。
- 機能性:空間オーディオ、ゲームモード、アプリでのEQ調整など多彩。
- 操作性:タッチ操作のカスタマイズが可能で、誤操作が少ない設計。
気になった点
- マルチポイント非対応:PCとスマホの同時接続ができない。
- ワイヤレス充電非対応:USB-Cケーブルでの充電のみ。
- バッテリー持ち:ANCオンで約4時間と標準的。長距離移動ではクイック充電を併用したい。
- 空間オーディオ:作品によっては相性差があり、EQ微調整が必要。
どんな人におすすめ?
ユーザータイプ | おすすめ理由 |
---|---|
通勤・通学で使う人 | ANC Highで騒音を抑え、音量を下げても快適に聴ける |
在宅ワークや勉強で集中したい人 | ANC Mediumで空調音を遮断しつつ、環境感は残せる |
映画やライブを楽しみたい人 | 空間オーディオ+ヘッドトラッキングで没入感がアップ |
ゲームをする人 | 低遅延モードで映像とのズレが少なく快適 |
音にこだわりたい人 | EQやコーデック切替で自分好みにチューニング可能 |
購入前に確認したいポイント
- マルチポイント接続は不要でよいか?
- ワイヤレス充電は必要か?
- 連続再生時間(ANCオンで約4時間)が生活スタイルに合っているか?
- 分離感・解像度重視の音作りが好みに合うか?
初期設定のおすすめ
- イヤーチップ:標準サイズに加え、半サイズ上下を試すとフィット感が向上。
- ANC設定:普段は Medium、通勤時は High。
- EQ目安:60Hz −1dB/2.5kHz +1dB/12kHz +0.5dB。
- コーデック:移動中は AAC(安定・省電力)、自宅では LDAC/LHDC(高音質)。
EDIFIER 「NeoBuds Pro 2」レビューの総括
EDIFIER 「NeoBuds Pro 2」は、クリアで分離感のあるサウンドと強力なノイズキャンセリング、自然な外音取り込みを備え、さらにゲームモードや空間オーディオなど多彩な機能で日常からエンタメまで幅広く対応できる万能イヤホンでした。
バッテリー持ちやマルチポイント非対応といった弱点はあるものの、音質の解像度やアプリによる細やかなカスタマイズ性は同価格帯でも際立ちます。
使う人のライフスタイルに合わせて調整できる柔軟さこそ、このモデルの大きな魅力といえるでしょう
――「NeoBuds Pro 2」 は、日々のリスニングをより快適で豊かなものに変えてくれる頼れる相棒です。
