イヤホンの世界は日々進化を遂げていますが、その中でもインナーイヤー型イヤホンは独自の魅力を持ち続けています。
特に開放感のあるサウンドや軽快な装着感を求めるユーザーにとって、密閉型のカナルイヤホンとは異なる選択肢として根強い人気があります。
そんなインナーイヤー型イヤホンの中でも、NICEHCKの「EBX」シリーズは、高音質とコストパフォーマンスのバランスを取ったモデルとして知られています。
そして今回、長らくフラッグシップモデル不在だったEBXシリーズに新たに登場したのが 「EBX25Ti」です。
このイヤホンは、ベリリウムメッキ振動板を採用したダイナミックドライバーと、高剛性・軽量なチタン合金ハウジングを組み合わせることで、まるでスーパーチャージされたイヤホンのようなパワフルな音を実現しています。
開放型ならではの音の広がりと、硬質でクリアな高音のバランスが特徴的な本機ですが、実際の使い心地や音質はどうなのでしょうか?
本記事では、NICEHCK 「EBX25Ti」のデザイン・付属品・装着感から音質・ゲーミング用途での実力まで、徹底レビューしていきます。
これまでのインナーイヤー型イヤホンとは一線を画す、新たなフラッグシップモデルの実力を詳しくチェックしていきましょう。

NICEHCK 「EBX25Ti」とは?

NICEHCKは、コストパフォーマンスに優れたオーディオ製品を展開する中国のメーカーで、特にイヤホンやリケーブルに定評があります。
その中でもEBXシリーズは、インナーイヤー型イヤホンのフラッグシップモデルとして位置付けられ、過去のモデルでも高い評価を得てきました。
「EBX25Ti」は、その最新作として登場し、素材やドライバー構造の刷新によりさらなる進化を遂げています。
NICEHCKのインナーイヤー型イヤホンの特徴
インナーイヤー型イヤホンは、カナル型とは異なり耳の中に深く挿入せず、耳のくぼみに軽く乗せるように装着するのが特徴です。
そのため、耳への圧迫感が少なく、長時間の使用でも疲れにくい利点があります。
NICEHCKのインナーイヤー型イヤホンは、以下のような特徴を持っています。
- 開放的な音場感:カナル型イヤホンのように耳を密閉しないため、スピーカーに近い開放的な音の広がりが感じられる。
- 軽い装着感:耳の中に押し込まないため、圧迫感が少なく、自然なフィット感が得られる。
- 高いコストパフォーマンス:手頃な価格帯でも高品質なドライバーやケーブルを採用しており、価格以上の音質を提供。
特にNICEHCKは、低価格帯からハイエンドモデルまで幅広く展開しており、初心者からオーディオマニアまで満足できるラインナップを持っています。
EBXシリーズの歴史と進化
EBXシリーズは、NICEHCKのインナーイヤー型イヤホンの中でも「フラッグシップ」として位置付けられています。
これまでの代表的なモデルを振り返ると、次のような進化が見られます。
● EBX21(前作)
- アルミニウム合金ハウジングを採用し、クリアな音質と高い耐久性を実現。
- LCP(液晶ポリマー)振動板を搭載し、解像度の高いサウンドを提供。
- 全体的にソリッドな音作りで、開放感のあるサウンドを実現。
● EBX25Ti(最新モデル)
- ハウジングをチタン合金に変更 し、軽量化と剛性向上を実現。
- ベリリウムメッキ振動板を採用 し、よりパワフルで明瞭なサウンドを実現。
- 価格帯も上昇したが、その分素材や音質面での進化が顕著に表れている。
EBX21がソリッドで開放感のある音を追求していたのに対し、「EBX25Ti」ではさらに素材にこだわり、音の密度感や解像度を向上させる方向性となっています。
この進化により、よりハイエンド志向のリスナーや、ゲーミング用途で高精度なサウンドを求めるユーザーにも対応できる仕様となっています。
「EBX25Ti」の主なスペックと特徴
「EBX25Ti」は、素材や音質面での改良が大きく施されたフラッグシップモデルとして登場しました。
そのスペックと特徴を詳しく見ていきましょう。
スペック | 詳細 |
---|---|
ドライバー | 14.2mm ベリリウムメッキ振動板 ダイナミックドライバー |
ハウジング | チタン合金 |
インピーダンス | 32Ω |
感度 | 121dB |
再生周波数帯域 | 10Hz – 40kHz |
ケーブル | MMCX着脱式リケーブル対応 |
プラグオプション | 3.5mm / 4.4mmバランス |
付属品 | 高品質リケーブル、クリーニングロッド、収納ケース、イヤーパッド、MMCXリムーバー |
★ ベリリウムメッキ振動板の採用
振動板にベリリウムメッキを施すことで、剛性が向上し、よりレスポンスの良い低音とシャープな高音を実現。特にアタック感のあるサウンドや、細かい音の表現力が強化されています。
★ チタン合金ハウジングの高級感と耐久性
前作のアルミニウムからチタン合金にアップグレードされたことで、剛性が高まり不要な共振を抑制。音の響きがよりナチュラルになり、高級感のある仕上がりになっています。
★ MMCX対応のリケーブル設計
ケーブルはMMCXコネクタを採用しており、リケーブルによる音質調整が可能。付属ケーブルも高品質ですが、さらにハイエンドなリケーブルに変更することで音のチューニングを楽しむこともできます。
★ ゲーム用途にも適した音場の広さ
開放型の特徴を生かし、FPSゲームなどでの定位感や空間表現の高さにも優れています。音の分離感が良いため、ゲーミングイヤホンとしても活用できる点が特徴です。
NICEHCK 「EBX25Ti」は、単なるインナーイヤー型イヤホンではなく、最新技術を投入して「高級志向のフラッグシップモデル」として生まれ変わりました。
特にベリリウムメッキ振動板の採用による解像度の高さや、チタン合金ハウジングの恩恵による音のクリアさは、前作のEBX21と比較しても大きな進化です。
また、開放感のあるサウンドが特徴で、ゲームや映画鑑賞用途にも適しているため、音楽だけでなくマルチに活用できる点も魅力的です。
NICEHCK 「EBX25Ti」のデザイン・付属品・装着感

NICEHCK 「EBX25Ti」は、フラッグシップモデルにふさわしい高級感のあるデザインと、ユーザーの利便性を考えた充実した付属品を備えています。
また、インナーイヤー型イヤホンならではの装着感にも特徴があり、従来のカナル型イヤホンとは異なる使用感が楽しめます。
ここでは、 デザイン・付属品・装着感の3つのポイントについて詳しく見ていきましょう。
チタンハウジングの高級感と耐久性
◆ チタン合金ハウジングを採用した理由
「EBX25Ti」のハウジングにはチタン合金が採用されています。
チタンは剛性が高く、軽量で、耐久性に優れている素材で、医療機器や航空機にも使用されるほどの信頼性を持っています。
従来のアルミニウム合金や樹脂製ハウジングと比較すると、以下のようなメリットがあります。
✅ 不要な共振を抑える → クリアで歪みの少ないサウンドを実現
✅ 軽量で装着感が向上 → 長時間の使用でも疲れにくい
✅ 耐久性が高い → 傷がつきにくく、長く使える
また、チタンハウジングは見た目にも落ち着いた光沢があり、高級感を演出します。
シンプルながらも洗練されたデザインで、手に取った瞬間に「これは高品質なイヤホンだ」と感じられる仕上がりになっています。
◆ デザインのディテール
本体は円形に近いシンプルなフォルムで、派手さを抑えた上品なデザインが特徴です。
また、ドライバー部分はチタン製のカバーで完全に覆われているため、一般的なインナーイヤー型イヤホンに見られるシリコンや樹脂のリングを排除し、より高寿命化が図られています。
付属品の充実度と利便性
「EBX25Ti」の付属品は、フラッグシップモデルにふさわしく、 非常に充実した内容となっています。
付属品 | 内容 |
---|---|
高品質リケーブル | MMCXプラグ対応、黒色のアップグレードケーブル |
MMCXリムーバー | コネクタの着脱を容易にするツール |
収納ケース | 高級感のある本革風ケース(従来モデルより質感向上) |
クリーニングロッド | イヤホンのメンテナンス用ツール |
イヤーパッド(スポンジ・シリコン) | フィット感を調整するためのアクセサリー |
◆ 高品質リケーブル(MMCX対応)
「EBX25Ti」には、最初からアップグレードレベルのケーブルが付属しています。
プラグは3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスの2種類から選択可能で、リスナーの環境に合わせた接続が可能です。
ケーブルの外装は布巻きタイプになっており、タッチノイズの影響を抑えながらも耐久性を確保。
ただし、一部のユーザーからは布巻き特有のこすれ音が気になるという意見もあります。
そのため、気になる場合はリケーブルを検討するのもアリでしょう。
◆ MMCXリムーバー(コネクタ着脱用ツール)
リケーブル対応のイヤホンでは、コネクタの抜き差しが難しいことがありますが、「EBX25Ti」には専用のMMCXリムーバーが付属。
これは、ケーブルの着脱をスムーズに行える便利なアイテムです。
◆ イヤーパッド(スポンジ・シリコン)
「EBX25Ti」には 2種類のイヤーパッド(スポンジタイプ・シリコンタイプ) が付属しており、装着感や音質の調整が可能です。
- スポンジパッド → 柔らかくフィットし、低音を強化
- シリコンパッド(ドーナツ型) → イヤホン前面を塞がず、より開放的な音
このように、ユーザーの好みに合わせてイヤーパッドを付け替えることで、装着感や音質の微調整が可能になっています。
インナーイヤーならではの装着感の特徴
インナーイヤー型イヤホンは、カナル型のように耳の奥に挿入するのではなく、 耳のくぼみに軽く乗せるように装着するタイプです。
そのため、 圧迫感が少なく、長時間のリスニングでも疲れにくいというメリットがあります。
しかし、「EBX25Ti」の装着感には個人差が出やすいという点も注意が必要です。
◆ 装着感のメリット
✅ 密閉感がないため、長時間の使用でも疲れにくい
✅ 耳をふさがないため、外音を適度に取り込める
✅ 音の広がりが自然で、開放的なリスニングが可能
特に、ゲーミング用途では周囲の音を拾いつつ、ゲーム内のサウンドを楽しめるため、密閉型イヤホンとは違った良さがあります。
◆ 装着感のデメリット
❌ 耳の形状によってフィットしにくい場合がある
❌ 動きが多いとズレやすい(スポンジやシリコンパッドで調整可能)
特に、 EarPodsのような装着感を期待している人は要注意です。
「EBX25Ti」の形状は、EarPodsと比べるとやや大きく、耳にピタッとはまるわけではないため、フィット感に関しては個人の耳の形状に大きく左右される点を考慮する必要があります。
NICEHCK 「EBX25Ti」は、 チタン合金ハウジングの採用による高級感、充実した付属品、インナーイヤー型ならではの装着感という3つのポイントで魅力を持つイヤホンです。
- デザインは高級感があり、チタンハウジングで耐久性も抜群
- 付属品が充実しており、MMCXリムーバーやイヤーパッドでカスタマイズ性も高い
- インナーイヤー型の開放感を活かしつつ、快適な装着感を提供
ただし、 装着感には個人差があるため、イヤーパッドの調整が必要な場合がある点には注意が必要です。
NICEHCK 「EBX25Ti」の音質レビュー

NICEHCK 「EBX25Ti」は、ベリリウムメッキ振動板とチタン合金ハウジングを組み合わせることで、これまでのインナーイヤー型イヤホンとは一線を画す高解像度サウンドを実現しています。
ここでは、「EBX25Ti」の音質を 「ベリリウムメッキ振動板の影響」「解像度・分離感・定位感」「ゲーム用途での実力」 という3つの観点から詳しくレビューしていきます。
ベリリウムメッキ振動板がもたらす音の特性
◆ ベリリウムメッキ振動板とは?
「EBX25Ti」には ベリリウムメッキ振動板を搭載した14.2mmのダイナミックドライバーが採用されています。
ベリリウムは、金属の中でも特に軽く、剛性が高い素材で、音のレスポンスが速く、歪みを最小限に抑える特性があります。
通常、ベリリウムは高級ヘッドホンやスピーカーに使われることが多く、イヤホンの振動板に採用するのはコスト的に難しいとされていました。
しかし、NICEHCKはベリリウムを全面的に使用するのではなく、振動板の一部にメッキ加工を施すことでコストを抑えつつ、ベリリウムの特性を活かしたサウンドを実現しました。
◆ 音の傾向:ソリッドでクリアな高音と引き締まった低音
「EBX25Ti」のサウンドは、高域の明瞭さと低域のキレの良さに特徴があります。
- 高音域:非常にクリアで、鋭く伸びる音が特徴。シンバルや弦楽器の細かなニュアンスが鮮明に聞こえる。
- 中音域:ボーカルが明瞭に浮き上がり、楽器との分離感が良い。
- 低音域:量感は控えめだが、タイトで締まりがあり、輪郭がはっきりしている。
特に解像度の高さと音の分離感は、インナーイヤー型イヤホンの中でもトップクラスのレベルに仕上がっています。
解像度・分離感・定位感のチェック
◆ 解像度:ディテールまで聴き取れる繊細な表現
「EBX25Ti」の解像度は極めて高く、楽器の細かいニュアンスや音の余韻までしっかりと聴き取れるレベルです。
特に、アコースティック楽器やクラシック音楽では、楽器の響きや空間の広がりが自然に表現され、音源の情報量を余すことなく再現します。
- クラシック:ピアノのタッチが明瞭で、ホールの響きが自然。
- ジャズ:ボーカルの息遣い、ピアノやベースの響きがリアル。
◆ 分離感:音同士がぶつからず、しっかり区別できる
ベリリウムメッキ振動板の影響もあり、音の分離感は非常に優れています。
例えば、ロックやポップスなどでギター、ドラム、ベース、ボーカルが重なる場面でも、それぞれの楽器の位置がはっきりと聴き取れるため、混ざり合うことなく明確な音像を保ちます。
- ロック:コーラスの層がクリアに聞こえ、楽器の一つ一つが分かる。
- ポップス:ピアノとボーカルの空間がしっかりと分かれている。
◆ 定位感:音の位置が正確に把握できる
開放型の特徴も相まって、「EBX25Ti」は優れた定位感を持っています。
例えば、ライブ音源では演奏者の配置や音の前後感をしっかりと感じ取ることができ、まるでその場にいるようなリアルな音場を体験できます。
- ライブ音源:観客の歓声やギターの定位がリアル。
- オーケストラ:各楽器の位置関係が正確。
ゲーム用途での実力検証
「EBX25Ti」は、音楽鑑賞だけでな ゲーミング用途にも高いポテンシャルを持っています。
特に FPSゲームでは、音の定位感と解像度が重要な要素になります。
◆ FPSゲームでの音の聞こえ方
✅ 足音や銃声の方向が正確に分かる → 索敵がしやすい
✅ 開放感があり、音の距離感がつかみやすい → 遠くの音と近くの音をしっかり区別できる
✅ ボイスチャットをしながら使える → 密閉型イヤホンよりも周囲の音を適度に取り込める
🎮 テストしたゲームと結果
- Apex Legends → 環境音や敵の動きがクリアに聞こえ、立ち回りに有利。
- VALORANT → 足音の方向性が明確で、敵の位置が把握しやすい。
◆ ゲーミングイヤホンとしての注意点
⚠️ 遮音性が低いため、周囲がうるさい環境では聞こえづらい
⚠️ 音が開放的な分、密閉型に比べて迫力に欠ける場合もある
そのため、競技レベルでプレイする場合は密閉型のゲーミングイヤホンやヘッドセットの方が有利かもしれません。
しかし、カジュアルにFPSを楽しむなら、EBX25Tiの快適な装着感と開放的なサウンドは非常に魅力的です。
NICEHCK 「EBX25Ti」は、 高音のクリアさ、低音の引き締まり、解像度・定位感の高さが特徴です。
✅ ベリリウムメッキ振動板の影響で、ソリッドで明瞭なサウンド
✅ 楽器の分離感が良く、細かい音までしっかり聴き取れる
✅ FPSゲームでも優れた定位感を発揮し、索敵がしやすい
ただし、遮音性が低いため静かな環境での使用が推奨されます。音楽鑑賞からゲーミングまで幅広く対応できる実力派イヤホンです。
NICEHCK 「EBX25Ti」を使用した私の体験談・レビュー

NICEHCK 「EBX25Ti」を実際に使ってみて、音質だけでな 装着感や日常使用での使い勝手、ゲームでの実力など、さまざまなシチュエーションで感じたことを詳しくレビューします。
初めて「EBX25Ti」を手に取ったときの印象
まず、開封してすぐに感じたのは「シンプルながらも高級感のあるデザイン」でした。
◆ 外観とビルドクオリティ
✅ チタンハウジングの質感が素晴らしい → 手に取った瞬間に感じる高級感
✅ アルミより軽く、耐久性も高そう → 長時間の使用でも負担が少ない
✅ シンプルなデザインがスタイリッシュ → 見た目は派手さがないが、上質な仕上がり
イヤホン本体の形状はやや大きめで、EarPodsのようにピタッとはまる形状ではないため、フィット感は人によって異なると感じました。
→ イヤーパッド(スポンジやシリコン)を試しながら、自分に合ったフィット感を探るのが重要!
音楽鑑賞での体験レビュー
◆ 最初の視聴で感じたこと
最初に「EBX25Ti」で音楽を聴いたときに感じたのは、 「音がくっきりしていて、広がりがすごい!」ということでした。
特に、 高音の伸びと解像度の高さが際立っており、細かい音がとてもクリアに聞こえます。
低音は強すぎず、キレの良さが印象的でした。
🎧 試聴した楽曲と感想
- ポップス:ボーカルの息遣いがリアルに伝わり、楽器の分離感も抜群
- 映画音楽(サントラ):重厚な低音の響きがありながら、広い音場で壮大なサウンドを楽しめる
- ロック:ギターのエッジ感が際立ち、ドラムのアタックも力強い
→ クリアな高音、タイトな低音、広い音場が特徴的なサウンド!
ただし、カナル型イヤホンと違い、低音の量感はやや控えめなので、 ドンシャリ系が好みの人には物足りなく感じるかもしれません。
長時間使用での快適性
「EBX25Ti」は、 インナーイヤー型特有の軽い装着感で、長時間使用しても耳が疲れにくいのがメリットです。
✅ 耳を密閉しないため、圧迫感がない
✅ 軽量なので耳への負担が少ない
✅ 音の広がりが自然で、長時間聴いていてもストレスがない
一方で、
❌ 耳の形によってはフィットしにくく、ズレやすい場合がある
❌ 遮音性が低いため、騒がしい環境では音が聞き取りにくい
→ 静かな部屋でじっくり音楽を聴くのに最適!
ゲーム用途での使用感
FPSゲーム(Apex Legends、VALORANT)をプレイしてみたところ、 索敵能力が非常に高いことが分かりました。
✅ 足音や銃声の方向が正確に分かる → 敵の位置をしっかり把握できる
✅ 開放感のあるサウンドで、ゲーム内の空間がリアルに感じられる
✅ ボイスチャットしながらの使用に最適 → 密閉型と違い、自然に会話できる
🎮 プレイして感じたこと
- Apex Legends → 高低差のあるマップでも音の遠近感が掴みやすい
- VALORANT → 音の分離感が良く、敵の動きがクリアに分かる
しかし、
❌ 遮音性が低いため、周囲がうるさい環境では集中しにくい
❌ 密閉型イヤホンと比べると低音の迫力がやや控えめ
→ カジュアルなゲームプレイには最適! 競技レベルのFPSプレイヤーには、密閉型の方が向いているかも?
外出先での使用感
「EBX25Ti」を外で使ってみた感想は、「音は素晴らしいが、遮音性が低いので場所を選ぶ」ということでした。
✅ 人混みでも周囲の音が適度に聞こえるため、安全性が高い
✅ 軽量なので持ち運びに便利
✅ ケースが高級感があり、持ち運びもしやすい
しかし、
❌ 電車やカフェでは周囲の音が気になりやすい
❌ 音漏れしやすいので、静かな場所では音量に注意
→ 自宅やオフィスでは快適だが、電車や騒がしい場所ではあまり向かない!
まとめ:個人的な満足度は高いが、使い方次第で評価が変わるイヤホン
「EBX25Ti」は、インナーイヤー型イヤホンとして高解像度なサウンドと開放的な音場を実現した優秀なモデルでした。
特に、
🎧 音楽鑑賞ではクリアで高解像度なサウンドが楽しめる!
🎮 FPSゲームでは音の定位感が優れていて、索敵しやすい!
しかし、
🚆 遮音性が低いため、外出先では使いにくいシーンもある!
🔊 低音の量感を求める人には向かない!
「開放型イヤホンの良さを活かしたフラッグシップモデル」という点で、個人的には大満足のイヤホンでした!
NICEHCK 「EBX25Ti」に関するQ&A

NICEHCK 「EBX25Ti」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「EBX25Ti」はどんなイヤホンですか?
インナーイヤー型のフラッグシップイヤホンで、ベリリウムメッキ振動板とチタン合金ハウジングを採用した高解像度モデルです。高音のクリアさと広い音場が特徴で、音楽鑑賞やゲーミング用途にも適しています。
どんなジャンルの音楽に向いていますか?
解像度が高く、クリアな高音が特徴なのでクラシック・ジャズ・アコースティック・ポップス・ロックなどに向いています。低音はタイトで輪郭がはっきりしているため、EDMやヒップホップのように「重低音を重視するジャンル」にはやや物足りなく感じるかもしれません。
カナル型イヤホンとどう違いますか?
インナーイヤー型のため、耳の奥に深く挿入するカナル型とは異なり、耳のくぼみに軽く乗せる形で装着します。これにより密閉感がなく、開放的なサウンドが楽しめる反面、遮音性は低めです。
フィット感は良いですか?
耳の形によります。EarPodsのようなフィット感を期待すると、やや不安定に感じるかもしれません。スポンジパッドやシリコンパッドを使うことでフィット感を調整できます。
長時間の使用でも疲れませんか?
密閉型と違い、圧迫感が少ないため、長時間の使用でも疲れにくいです。軽量なチタンハウジングも影響しており、耳への負担が少ないのがメリットです。
運動中に使えますか?
動きの激しいスポーツにはあまり向いていません。インナーイヤー型のため、カナル型ほどの安定感はなく、激しく動くとズレやすいです。ただし、室内での軽いストレッチやウォーキング程度なら問題なく使用できます。
低音は強いですか?
低音は強すぎず、タイトでキレのあるサウンドです。迫力のある重低音を求める人には物足りなく感じるかもしれませんが、低音の解像度や分離感は非常に高いです。
音の広がり(音場)はどうですか?
インナーイヤー型の特性を活かし 開放感のある広い音場が特徴です。まるでスピーカーで聴いているような自然な音の広がりを楽しめます。
音の解像度はどのくらい高いですか?
非常に高いです。特に楽器の細かいニュアンスやボーカルの息遣いまでしっかり聴き取れるため、音の分離感を重視するリスナーに向いています。
FPSゲームで使えますか?
定位感(音の方向の分かりやすさ)が非常に優れているため、FPSゲームにも向いています。 足音や銃声の距離感・方向が明確に分かるので、索敵能力を向上させるのに役立ちます。
遮音性が低いけど、ゲーム中に問題ないですか?
静かな環境であれば問題ありません。ただし、外部の音が聞こえやすいので、周囲が騒がしい場所では集中しにくいかもしれません。
付属のケーブルはどんなものですか?
最初からアップグレードレベルの高品質ケーブルが付属しており、3.5mmシングルエンド・4.4mmバランスプラグの選択が可能です。リケーブル対応なので、さらに上位のケーブルに交換することもできます。
MMCXリケーブルは簡単に交換できますか?
MMCXコネクタは着脱が固めですが、付属の「MMCXリムーバー」を使うことで比較的簡単にリケーブルできます。
イヤホンの耐久性はどうですか?
チタン合金ハウジングなので、非常に耐久性が高いです。また、MMCXリケーブル対応なので、ケーブル断線時も交換して長く使用できます。
音漏れはしますか?
インナーイヤー型のため音漏れはあります。音量を上げすぎると周囲にも聞こえるため、静かな場所での使用時は注意が必要です。
NICEHCK 「EBX25Ti」レビューのまとめ

NICEHCK 「EBX25Ti」は、ベリリウムメッキ振動板×チタンハウジングの組み合わせにより、インナーイヤー型イヤホンの中でも極めて高い解像度と広がりのあるサウンドを実現しています。
この記事では、 デザイン・付属品・装着感・音質・ゲーム用途での性能などを徹底的にレビューしてきました。
ここで改めて「EBX25Ti」の特徴を総括し、 メリット・デメリット、どんな人におすすめなのかについて詳しくまとめます。
NICEHCK 「EBX25Ti」の総評
🔷 良かった点(メリット)
✅ ベリリウムメッキ振動板によるクリアな高音と高解像度サウンド
✅ チタンハウジングの採用で、音の余計な響きを抑えつつ耐久性も向上
✅ 広がりのある開放的な音場が楽しめる
✅ インナーイヤー型なので長時間使用しても耳が疲れにくい
✅ MMCXリケーブル対応で、音のカスタマイズが可能
✅ FPSゲームでの音の定位感が良く、索敵能力が向上
✅ 付属品が充実しており、アップグレードレベルのケーブルが最初から付属
🔶 気になった点(デメリット)
❌ 遮音性が低いため、騒がしい環境では聞き取りにくい
❌ インナーイヤー型特有の装着感があり、耳の形によってはフィットしにくい
❌ 低音の量感が控えめなため、迫力のある重低音を求める人には不向き
❌ 高価格帯(約4万円)なので、手軽に試しにくい
❌ 音漏れしやすいので、静かな場所での使用には注意が必要
こんな人におすすめ!
✅ NICEHCK EBX25Tiが向いている人
✔ 解像度の高いサウンドで細かい音までしっかり聴きたい人
✔ ボーカルや楽器の分離感を重視する人(ジャズ・クラシック向き)
✔ 長時間の使用でも耳が疲れにくいイヤホンを探している人
✔ FPSゲームで索敵能力を向上させたいゲーマー
✔ リケーブルで音のカスタマイズを楽しみたいオーディオファン
✔ インナーイヤー型イヤホンの開放感が好きな人
❌ NICEHCK EBX25Tiが向いていない人
✘ 低音の迫力を重視する人(EDM・ヒップホップ向きではない)
✘ 外出先や電車の中で静かに音楽を聴きたい人(遮音性が低い)
✘ フィット感がしっかりしたイヤホンを求める人(カナル型のほうが適している)
✘ カジュアルに音楽を楽しみたい初心者(価格がやや高め)
「EBX25Ti」の位置づけ:インナーイヤーの新たなフラッグシップ
「EBX25Ti」は、「とにかくクリアな音を楽しみたい」「広がりのあるサウンドが欲しい」「ゲーミング用途でも使いたい」という人に最適なイヤホンです。
特に、FPSゲームとの相性が抜群であり、音の定位感が良く、敵の足音や銃声の方向がはっきりと分かるため、ゲーミング用途にも適しています。
また、リケーブル対応なので、音の傾向を変えたり、上流のオーディオ機器を変えることでさらなる音質向上を狙うことも可能です。
ただし、遮音性が低いため静かな室内でのリスニングに最適であり、電車やカフェなど騒がしい場所での使用には向かないことを理解しておく必要があります。
NICEHCK 「EBX25Ti」レビューの総括
NICEHCK 「EBX25Ti」は、インナーイヤー型イヤホンの可能性を広げるフラッグシップモデルとして登場しました。
ベリリウムメッキ振動板とチタン合金ハウジングの組み合わせにより、驚くほどクリアで解像度の高いサウンドを実現し、開放的な音場と優れた定位感を提供します。
特にFPSゲームとの相性が良く、敵の位置を正確に把握できる点は、ゲーマーにとって大きなメリットと言えるでしょう。
一方で、低音の量感が控えめな点や、遮音性の低さから外出先での使用には注意が必要です。
このイヤホンは、密閉型の迫力ある重低音とは異なる方向性を持ちながらも、繊細な音表現と空間の広がりを求めるリスナーに最適な選択肢となります。
インナーイヤー型特有の軽快な装着感と、リケーブルによるカスタマイズ性の高さも魅力のひとつです。
音楽鑑賞はもちろん、ゲーム用途や長時間のリスニングにも適したバランスの取れたモデルとして、非常に完成度の高い製品に仕上がっています。
これまでインナーイヤー型イヤホンを使ったことがない人にとっても、新たなリスニング体験を提供してくれる「EBX25Ti」。
高解像度なサウンドと開放的な音場を求めるなら、一度は試してみる価値のある一本です。
