完全ワイヤレスイヤホン市場が成熟しつつある中で、耳をふさがず快適に装着できる“イヤーカフ型”のイヤホンが静かに注目を集めています。
そんな中、コストパフォーマンスに定評のあるEDIFIER(エディファイア)から登場したのが、「Comfo Q(コンフォ・キュー)」です。
このモデルは、約7,000円弱という手頃な価格ながら、12mmの大口径ドライバー、IP56の防塵防水、最大32時間再生可能なロングバッテリー、そして左右自動識別・自動装着検出といった高機能を詰め込んだ、まさに“全部入り”の1台。
さらに専用アプリによるEQカスタマイズや、ゲームモード、立体音響モードなど、エントリーモデルの枠にとどまらない充実ぶりが光ります。
EDIFIERといえば、音響機器にこだわるユーザーの間で高評価を得ている中国発のオーディオブランド。
これまでスピーカーやオーバーイヤー型ヘッドホンで知られてきた同社が、近年ではワイヤレスイヤホン市場にも本格参入し、その高品質かつ価格を抑えた製品でユーザーを着実に増やしてきました。
この記事では、「Comfo Q」のスペックや実際の使い心地、音質やアプリの使い勝手などを多角的にレビューしつつ、「この価格帯でここまでできるのか」と驚かされたポイントを詳しくご紹介していきます。
耳をふさがないイヤホンを探している方、快適性と音質を両立したモデルを求めている方には、特に参考になる内容です。

EDIFIER 「Comfo Q」の概要と魅力

EDIFIER 「Comfo Q」は、「装着感の快適さ」「音質」「機能性」「価格」の4点を高水準でバランスさせた、耳をふさがない“イヤーカフ型”の完全ワイヤレスイヤホンです。
以下では、EDIFIERというブランド背景を含め、このモデルの魅力を構成する要素を詳しく解説します。
EDIFIERというブランドの信頼性
EDIFIER(エディファイア)は1996年に設立された中国発の音響機器メーカーで、スピーカーやヘッドホン、ワイヤレスイヤホンなどをグローバルに展開。
特に「価格以上の品質」を提供する製品で支持を集めており、日本でもジワジワとファンを増やしています。
- 本社:中国・北京
- 主な特徴:高コスパ、高品位な音響チューニング
- 実績:海外レビューサイトでも高評価が多数
近年では、著名人をアンバサダーに起用するなどブランド力強化にも力を入れており、信頼性の高い音響メーカーとしての地位を築いています。
「Comfo Q」の特徴と注目ポイント
「Comfo Q」は、約7,000円弱(クーポン適用時で実質5,000円台)という価格にも関わらず、複数の“上位モデル級”の機能を備えている点が特筆されます。
以下はその主な特徴です。
項目 | 内容 |
---|---|
ドライバー構成 | 12mm複合振動板ダイナミックドライバー |
Bluetoothバージョン | 5.4 |
対応コーデック | SBC / AAC |
再生時間 | 本体8時間 + ケース24時間(計32時間) |
充電方式 | USB Type-C(15分の急速充電で約2時間使用可) |
防塵・防水性能 | IP56(汗・雨に強い) |
操作方式 | ブリッジ部分タップ(感度調整可) |
その他 | 自動装着検出、左右自動認識、空間オーディオ、ゲームモード、マルチポイント対応、アプリカスタマイズ可 |
特に目を引くのが「左右自動認識機能」。
どちらの耳につけても自動でL/Rを判別するという機能は、通常2万円クラスのハイエンドモデルにしか搭載されないもの。
それをこの価格帯で実現している点は、まさにEDIFIERの実力と言えます。
低価格帯ながら“全部入り”の仕様
「Comfo Q」の魅力は、「安いのに妥協していない」こと。
多くの低価格イヤホンが何かを削る中で、「Comfo Q」は以下のようにバランスのとれた設計となっています。
特筆すべきポイント:
- アプリ連携による細かなカスタマイズ
→ EQは6種類のプリセット+手動設定が可能。最大4バンドの周波数調整やQ値設定までできる本格仕様。 - 空間オーディオ対応
→ 簡易的ではあるものの、ライブ音源などで自然な臨場感を付加。 - 低遅延ゲームモード搭載
→ アクションゲームや動画視聴における音のズレを最小限に。 - 快適な装着感と軽量設計
→ 片耳約5.4g、全体でも約48gと、長時間装着しても疲れにくい。 - 音漏れ対策と高いホールド性能
→ 耳をふさがない構造ながら、屋外使用でも音がしっかり届き、音漏れも最小限。
これらの機能群は、明らかに価格帯を超えた“上位互換モデル”のような内容であり、「Comfo Q」が「初めてのイヤーカフ型」としてだけでなく、「日常使いに最適な一台」として高く評価される理由となっています。
EDIFIER 「Comfo Q」の使用感と装着性

EDIFIER 「Comfo Q」を実際に使ってみて感じるのは、「耳をふさがないのに、しっかり音を楽しめる」という新しい体験です。
このセクションでは、デザインや装着性、日常の使い勝手まで、使用感にまつわるリアルなポイントを掘り下げていきます。
デザインとビルドクオリティ
「Comfo Q」は、シンプルかつ高級感のあるデザインに仕上がっています。
- ケースデザイン
メタリック調の質感で傷や指紋が目立ちにくく、手触りもなめらか。薄型なので胸ポケットやカバンにもすっぽり収まります。 - 本体の見た目と質感
無駄な装飾がなく、イヤーカフ型らしいスマートなルックス。ブリッジ部はニッケル合金素材で柔軟性があり、折り曲げても元に戻る仕様。堅牢性と柔らかさを両立しています。 - 重量バランス
片耳約5.4g、全体重量48gと、イヤーカフ型としては標準的な重さ。持ち歩きにも支障なく、軽快な印象。
装着感とホールド性能の検証
「Comfo Q」は“耳をはさむ”装着方式のため、耳の穴をふさぐことなく使用できます。
装着時の印象は以下の通りです。
項目 | 評価 |
---|---|
長時間の装着 | 圧迫感はややあるが、3〜4時間連続装着でも大きな疲労は感じにくい |
フィット感 | 耳の形に沿ってしっかりフィット。ジョギングや軽い運動中もズレにくい |
圧迫感 | ドライバー部分が耳に近く、若干の閉塞感を感じる人もいる |
見た目の印象 | イヤーカフ型らしい“アクセサリー感覚”の装着で、さりげないおしゃれさがある |
特に優れているのは左右の自動認識機能。
どちらのイヤホンをどちらの耳に装着しても、自動でL/Rを判別してくれるのは実にスマート。
これにより、「あれ、左右逆だった…」という煩わしさがなくなります。
また、装着検出機能(装着で自動再生・取り外しで停止)も搭載しており、通勤中や仕事中の“ながら使い”にも最適です。
操作性と日常利用での快適さ
「Comfo Q」は物理ボタンではなく、ブリッジ部分のタップ操作で音楽の再生/停止や曲送りが可能です。
- 操作のしやすさ
タップの感度はアプリで調整でき、誤操作も少ない。タップ範囲が広く、操作に迷いがないのは好印象。 - 操作カスタマイズ
左右それぞれに2回タップ/3回タップで異なる操作を割り当て可能。ただし、項目数は限られており「音量調整」を割り当てると「曲送り」ができなくなるなど、やや取捨選択が必要。 - アプリ操作性
アプリからタップ操作の感度、装着検出のON/OFF、イコライザー設定、水滴除去モード、スリープタイマーなどが直感的に操作可能。
操作機能一覧(割当できる内容の例):
操作 | 機能例 |
---|---|
2回タップ | 再生/停止、音量+/-、音声アシスタント |
3回タップ | 次の曲、前の曲、ゲームモード切替など |
総評として、「Comfo Q」の装着性と操作性は、価格帯を超えた完成度と言っていいでしょう。
イヤーカフ型に不安を感じる方でも、「ズレにくさ」「快適さ」「簡単操作」で十分満足できる設計になっています。
EDIFIER 「Comfo Q」の音質と機能性の詳細レビュー

EDIFIER 「Comfo Q」は“耳をふさがない”という制約のあるイヤーカフ型ながら、音質にも機能性にも妥協がなく、むしろ価格以上の完成度を感じさせるイヤホンです。
このセクションでは、実際のリスニング体験・アプリによる機能拡張・音漏れや通話品質、低遅延性能など多角的にレビューします。
音質の傾向とジャンル適性
「Comfo Q」の音質は、「低音寄りの柔らかく包み込むようなサウンド」がベースとなっています。
音質の特徴:
音域 | 特徴 |
---|---|
低音 | 量感豊富。耳をふさがないタイプにしてはしっかり出る。ヒップホップ・R&B系との相性◎ |
中音 | ボーカルは少し奥まる傾向があるが、温かみのある質感。 |
高音 | 刺さりが少なくマイルド。シャリつかず、聴き疲れしにくい |
音場 | イヤーカフ型としてはやや広め。立体感や余韻も自然 |
解像感 | 分離感はやや甘めだが、価格帯を考えれば良好なバランス |
また、専用アプリでは6種類のEQプリセットと手動カスタムEQが用意されています。
■ イコライザーモードによる音質変化
EDIFIERアプリには6種類のプリセットEQがあります。それぞれ音質の個性が異なります。
プリセット | 音の特徴 | おすすめ用途 |
---|---|---|
EDIFIER(標準) | 最もフラットでナチュラル。中音域が自然に出る | オールジャンル/作業用BGM/長時間試聴向き |
低音ブースト | 中低域が前に出て、迫力ある音に。若干ボーカルが埋もれ気味 | ヒップホップ/EDM/R&B/トレーニング時 |
ボーカル | 中高域が強調され、声が前に出る。刺さりやすさには注意 | ポップス/J-POP/アコースティック系 |
高音ブースト | 高域のきらびやかさを強調。ややシャリつく可能性あり | ストリングス/クラシック/打ち込み系 |
立体音響 | 軽めのリバーブ感が追加され、音場が横に広がる | ライブ音源/映画視聴/バラード系 |
カスタマイズ | 4バンドEQで周波数・Q幅まで細かく調整可能 | 好みの音作りを追求したい中~上級者向け |
■ ジャンル別適性
ジャンル | 適性 | 備考 |
---|---|---|
ヒップホップ・R&B | ◎ | 低音の量感とノリの良さがマッチ。ビートが心地よく響く |
J-POP・K-POP | ○ | ボーカルが自然に聴こえるが、EQ調整でより明瞭になる |
ロック | ○ | ドラムやギターは迫力あるが、やや中音域が埋もれる場面も |
アコースティック・バラード | ○ | 標準EQかボーカルモードで伸びやかな表現が可能 |
クラシック・ジャズ | △ | 音の分離・解像感はやや物足りないが、立体音響モードで補える |
EDM・ダンスミュージック | ◎ | 低音の広がりが活きる。リズム感も十分ある |
オーディオブック・トーク | ◎ | 高域の刺激が少ないので長時間でも疲れにくい |
アプリ機能とEQカスタマイズの自由度
専用アプリの完成度は、同価格帯のイヤホンとは一線を画します。
特にEQカスタマイズの精度は非常に高く、オーディオに詳しい人でも満足できるレベルです。
アプリでできる主なこと:
機能カテゴリ | 内容 |
---|---|
イコライザー | プリセット6種/手動カスタム(4バンド、20Hz〜10kHz、Q値調整) |
操作設定 | 2回/3回タップの割り当て変更、感度調整 |
装着検出 | ON/OFF切替、装着時自動再生・外したら停止のパターン設定 |
水滴除去機能 | ドライバを6秒振動させて内部の水分除去 |
製品探索機能 | 音を鳴らして位置を特定 |
スリープタイマー | 電源OFFまでの時間設定 |
ゲームモード切替 | タップ or アプリからON/OFF切替可能 |
カスタムEQのUIも分かりやすく、初心者から上級者まで使いやすい設計。
イコライザーの違いも明確に反映されるため、「自分好みの音」を作る楽しさがあります。
音漏れ・通話品質・ゲーム用途での評価
音漏れ対策と実力:
- 思考性音伝送技術を採用し、耳をふさがないタイプの中では音漏れは抑えられている
- 室内ではiphoneで20〜30%音量ならほぼ気にならない
- 50%以上になると電車などではやや注意が必要
通話品質:
- 複数マイクとノイズ抑制アルゴリズムにより、自分の声は比較的明瞭
- ノイズの多い環境ではややくぐもることもあるが、実用レベル
ゲーム・動画用途:
項目 | 評価 |
---|---|
動画視聴(YouTubeなど) | ズレは軽微で違和感なし |
アクション・RPGゲーム | ゲームモードONで問題なし |
音ゲー・FPS | 若干の遅延があるため、タイミング重視のプレイには不向き |
総合的に見て、「Comfo Q」の音質と機能性は、イヤーカフ型の常識を超える完成度です。
「ながら聴き」をしながらも、しっかり音を楽しみたい人には非常に魅力的な1台となるでしょう。
EDIFIER 「Comfo Q」を使用した私の体験談・レビュー

EDIFIER 「Comfo Q」を実際に数日間使用してみて、事前に期待していた「価格以上の体験」がしっかり得られたと感じました。
特に通勤・作業中・軽い運動時の“ながら聴きイヤホン”としての完成度が高く、「これはイヤーカフ型の決定版かもしれない」と思えたポイントがいくつもありました。
■ 通勤時:雑音の中でも意外と音が聴こえる
イヤーカフ型なので「騒がしい場所では聞こえにくいのでは?」と懸念していましたが、思っていたよりも中低域がしっかり耳に届き、外音に埋もれにくいという印象でした。
特に電車の走行音にかき消されがちなボーカルもしっかり聞こえ、「この構造でここまで音が届くのか」と感心したポイントです。
ただし、iphoneで音量50%以上にすると音漏れが発生することもあり、周囲に人が多い場合は音量調整は必須だと感じました。
■ オフィスでの作業時:装着を忘れるレベルの快適さ
耳をふさがない構造+片耳5.4gの軽さということもあり、本当に装着していることを忘れてしまうような使い心地です。
- 周囲の声や電話の音は自然に聞こえる
- 会話があってもイヤホンを外す必要がない
- 一時停止も自動装着検出でスムーズ
“耳の存在感”が極端に少なくなるので、集中しやすいのも大きな利点です。
■ スポーツや移動時:落ちにくく、ずれにくい
ジョギングや軽いトレーニング中でも、ブリッジ部分が耳をしっかり挟んでくれてズレないのが印象的でした。
イヤーカフ型は「運動には向かない」と思い込んでいたのですが、「Comfo Q」に関してはそのイメージが覆されました。
また、左右自動識別機能のおかげで、「どっちがL?R?」と考えることなく装着できるのは日常使いで地味にありがたいです。
■ 音質面:BGM以上、リスニング未満の絶妙なポジション
音質については、正直なところ「リスニング用途にガッツリ集中したい」人にとっては物足りない場面もあります。
とはいえ、ながら聴き・作業用BGM・散歩中のリラックス音楽として使うには「満足度が非常に高いレベル」にあると断言できます。
特に印象的だったのは以下の点です:
- 女性ボーカルが近くに感じられる自然な距離感
- ヒップホップなどの中低域が心地よく広がる
- 立体音響モードでライブ音源が没入感アップ
■ アプリ機能:EQ調整が意外に楽しい
私はオーディオマニアではありませんが、それでもアプリのEQ調整は明確に音が変化するため、いろいろ試すのが楽しかったです。
- 「低音ブースト」は通勤中に効果的
- 「ボーカル強調」は仕事中のトーク番組にぴったり
- 「EDIFIERモード」は長時間でも疲れにくい万能型
Q値や周波数帯をいじる高度なカスタマイズもできますが、そこは必要に応じてといった印象です。
■ 気になった点もある
もちろん、完璧ではないと感じた部分もあります:
- 音量の最小値がやや大きめで「BGM感覚」には不向きな場面あり
- 操作割り当てが4つまでで、音量調整との両立はできない
- ゲームモードでも若干の遅延があり、音ゲーには不向き
■ 総評(体験のまとめ)
EDIFIER 「Comfo Q」は、「日常生活に自然に溶け込むイヤホン」として非常に優れています。
耳をふさがず、音も妥協せず、装着感も快適。さらにアプリで自分好みにカスタマイズできるという体験は、5,000円台の価格(クーポン適用時)からは想像できない完成度でした。
ながら聴きを快適に、そしてちょっと本気で音楽を楽しみたい――そんなわがままなニーズにも応えてくれる、現代の“いいとこ取りイヤホン”と言っていいと思います。
EDIFIER 「Comfo Q」に関するQ&A

EDIFIER 「Comfo Q」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「Comfo Q」は耳をふさがないって本当?音漏れは大丈夫?
はい、「Comfo Q」は“イヤーカフ型”のため耳の穴をふさぎません。そのため圧迫感がなく周囲の音も自然に聞こえます。音漏れについては音量を50%以上に上げると周囲に聞こえることがありますが、通常使用(30~40%程度)ではほとんど気にならないレベルです。
装着感はどうですか?運動中にも使えますか?
装着感は非常に快適で、軽く、圧迫感も少なめです。耳をはさむブリッジが柔軟かつ安定しており、ジョギングや軽い運動中でもズレにくい設計になっています。
iPhoneでも問題なく使えますか?
iPhoneでも問題なく使用できます。対応コーデックはSBCとAACなので、iPhoneとの相性も良好です。LDACなどのハイレゾコーデックには非対応ですが、普段使いには十分な音質です。
ノイズキャンセリング機能はありますか?
アクティブノイズキャンセリング(ANC)は搭載されていません。ただし、構造上自然に外音が聞こえる「オープン型」なので、周囲の音を遮断せずに音楽を楽しむスタイルに適しています。
イヤホンの操作はどうやってするの?使いやすい?
イヤホンのブリッジ部分をタップすることで、再生・停止・曲送りなどが可能です。操作感度や機能割当は専用アプリでカスタマイズでき、反応も良好です。ただし、操作項目数は限られているため、音量調整との併用には工夫が必要です。
通話品質はどうですか?騒がしい場所でも使えますか?
通話中はAIノイズリダクションにより自分の声が優先されるため、静かな場所ではクリアに通話できます。カフェや交差点のような騒がしい場所ではややこもり感が出ることもありますが、一般的な使用には十分な性能です。
ゲームや動画での音の遅延は気になりますか?
ゲームモードをONにすれば遅延は軽減されますが、音ゲーやFPSなどタイミング重視の用途にはやや不向きです。動画視聴(YouTube、Netflixなど)ではズレはほとんど気になりません。
バッテリー持ちはどれくらい?
イヤホン本体で最大8時間、充電ケースと併用で最大32時間使用できます。さらに15分の急速充電で約2時間使用可能なので、バッテリー面でも安心して使えます。
イヤホンを取り外した時、自動で音楽は止まりますか?
はい、「Comfo Q」は「装着検出機能」を搭載しており、イヤホンを外すと自動で再生が停止します。アプリ側でこの機能のON/OFFも切り替え可能で、細かな動作設定も選べます。
左右を間違えて装着しても大丈夫ですか?
問題ありません。「Comfo Q」は左右自動識別機能を備えており、装着された側を自動でL/R判別してくれます。ケースへの収納も左右どちらでも可能です。
水や汗に強いですか?
はい、「Comfo Q」はIP56等級の防塵防水性能を持っています。汗や雨に対して高い耐性があり、日常使いはもちろん、軽い運動やアウトドアでも安心して使えます。
ワイヤレス充電には対応していますか?
いいえ、「Comfo Q」はワイヤレス充電には非対応です。充電は付属のUSB Type-Cケーブルを使用して行います。
マルチポイント接続はどんな感じ?使いやすい?
「Comfo Q」は2台までのマルチポイント接続に対応しています。スマホとPC、スマホとタブレットなど、同時に2台接続できます。ただし、切り替えにはややラグがあるため、素早い切り替えには向いていません。
長時間使用しても耳が痛くなりませんか?
個人差はありますが、「Comfo Q」は耳を塞がず挟む構造のため、圧迫感が少なく比較的疲れにくいです。ただし、耳穴にドライバー部分が近づく関係で、長時間使うと軽い圧迫感を感じる方もいます。
EDIFIER 「Comfo Q」レビューのまとめ

EDIFIER 「Comfo Q」は、「耳をふさがない快適さ」と「本格的な音楽体験」を両立する数少ない完全ワイヤレスイヤホンです。
しかも、それが実売5,000円台で手に入るというのが最大の驚きでしょう。
ここでは、記事全体を総括しながら、どのような人におすすめできるのかを整理していきます。
■ 総合評価
項目 | 評価ポイント |
---|---|
音質 | 低音豊かで聴き疲れしにくい。イコライザーの柔軟さも高評価。 |
装着感 | 軽くて快適。長時間でも違和感が少ない。耳の形にフィットしやすい設計。 |
機能性 | 自動装着検出・左右自動識別・アプリ連携・ゲームモードなど“全部入り” |
デザイン | シンプルでスタイリッシュ。ビジネスシーンでも浮かない |
操作性 | ブリッジ部分のタップが快適。割当項目は限られるが操作性は良好 |
コスパ | 圧倒的。2万円クラスの機能を半額以下で体感可能 |
■ 特に優れていた点
- 耳をふさがないのに、ドシっとした低音がしっかり出る
- 左右自動認識・装着検出機能など、上位機種級のギミックが満載
- アプリのカスタマイズ性が高く、自分好みに音作りができる
- 軽くてズレにくく、運動時にも使える安定性
- 長時間のバッテリー(最大32時間)で1日中使える安心感
■ 改善の余地がある点
- 音量の最小値がやや高めで、BGM的な使い方には微調整が難しい
- 操作の割当項目数が少ないため、音量調整を含めると操作が制限される
- ゲームモードを使ってもタイミング重視の用途(音ゲーなど)にはやや不向き
- ワイヤレス充電には非対応
■ こんな人におすすめ
- 耳をふさがず快適に使えるイヤホンを探している人
- 通勤・作業・家事中など「ながら聴き」を快適に楽しみたい人
- 低価格でも妥協のない音質・機能性を求める人
- iPhoneユーザーでLDACなどの高音質コーデックを必要としない人
- ライブ音源やポッドキャスト、トーク番組をよく聴く人
■ EDIFIER 「Comfo Q」レビューの総括
EDIFIER 「Comfo Q」は、イヤーカフ型という独自の形状を活かし、耳をふさがずに快適なリスニング体験を提供することに成功した非常にバランスの取れたワイヤレスイヤホンです。
装着感、音質、バッテリー持ち、操作性、アプリの自由度といったあらゆる面で、価格帯をはるかに超える完成度を誇っています。
とくに左右自動識別や装着検出といった機能が、この価格帯に搭載されていることは驚きであり、ユーザーの使いやすさを徹底的に追求した製品設計が伺えます。
もちろん、音量の最小値や操作割当の自由度など細かい部分に不満が残る場面もありますが、それを補って余りある長所がこのイヤホンには詰まっています。
ながら聴き用途に限らず、日常生活のさまざまなシーンに自然と溶け込む存在として、「Comfo Q」は確実に“買ってよかった”と思えるイヤホンのひとつになるでしょう。
耳にストレスをかけず、音楽と共に快適な毎日を過ごしたい方に、ぜひ手に取ってほしい一台です。
