耳をふさがず、外音を取り込みながら音楽や通話を楽しめる「オープンイヤー型イヤホン」は、ここ数年で一気に市場が拡大しました。
中でも「イヤーカフ型」と呼ばれるタイプは、耳に挟み込むような構造で、マスクやメガネとの干渉が少なく、ランニングや家事などの「ながら使い」にぴったりなスタイルとして人気が高まっています。
今回レビューするEarFun 「Clip」は、そのイヤーカフ型イヤホンとしてEarFunブランドが初めて世に送り出した意欲作です。
EarFunといえば、リーズナブルな価格帯ながらも、機能性と音質のバランスに優れた製品を数多く展開していることで知られるブランド。
そのEarFunが満を持して投入したこのモデルには、LDAC対応の高音質設計や、最大40時間のバッテリー駆動、マルチポイント接続やアプリ連携といった、ミドル〜ハイエンドクラス顔負けの機能が詰め込まれています。
また、外音が聞こえやすい構造でありながら、音漏れを最小限に抑える「マナーモード」を搭載するなど、実用性にもしっかりと配慮されています。
この記事では、EarFun 「Clip」の基本情報から機能・装着感・音質の詳細、さらに実際に使ってみた印象までをじっくりレビューしていきます。
今、耳をふさがないイヤホンを探している方にとって、選択肢のひとつとなり得るかを、しっかりと見極めていきましょう。

EarFun 「Clip」とは?

EarFun 「Clip」は、同ブランドが初めて手がけた「イヤーカフ型」オープンイヤーイヤホンです。
耳を塞がず、邪魔になりにくいデザインが特徴で、多彩なシーンで使える実用性の高いモデルとなっています。
ブランド「EarFun」の特徴と信頼性
- コスパ重視の開発姿勢
ミドル価格帯ながらも、実用的な機能を多く詰め込むことで知られる - 専門家による設計
音響設計者、デザイナー、音楽愛好家らによるマルチ視点の製品開発 - 既存モデルとのつながり
以前から好評だった「Open Jump(イヤーフック型)」の成功を受けて、派生としてイヤーカフ型に本格参入
EarFun 「Clip」のポジションと注目ポイント
項目 | 詳細 |
---|---|
形状ジャンル | イヤーカフ型オープンイヤー(耳に挟むだけで装着可能) |
音質設計 | LDAC対応、高音域に特化した10.8 mmカーボン複合ダイナミックドライバー採用 |
耐久・品質 | IP55相当の防水防汗性能を備え、軽量ながらフィット感に優れる素材設計 |
操作性 | 物理ボタン搭載で誤動作しにくく、マルチポイントやマナーモードなど多機能対応 |
バッテリー持続力 | イヤホン単体で10時間、ケース併用で最大40時間再生という圧倒的なスタミナ性能 |
対応デバイス/規格 | Bluetooth 6.0、LDAC、マルチポイント、3Dサラウンド、Google Fast Pair対応 |
なぜ今「イヤーカフ型」が選ばれるのか
- マスク・メガネとの相性が良い
耳に掛けず、挟む構造なので装着時に干渉しにくく、長時間使っても快適 - 外音の聞こえやすさ
周囲の音と自分の音楽や通話のバランスを保ちながら、「ながら使い」が可能 - 落下しにくい設計
脱落リスクが低く、ウォーキング・ランニングなどアクティブ用途にも最適 - 音漏れ対策も進化中
一般的なオープンイヤーの課題である音漏れも、「マナーモード」の搭載で対応範囲が大きく改善
EarFun 「Clip」の機能とスペックの詳細

EarFun 「Clip」は、見た目のシンプルさとは裏腹に、ミドル〜ハイエンドクラスにも匹敵する多機能を備えています。
特に音質・バッテリー・操作性の3点においては、他のイヤーカフ型モデルと一線を画す仕上がりです。
高音質を支えるLDAC対応と10.8mmドライバー
EarFun 「Clip」は、ハイレゾ対応のLDACコーデックに対応しており、高音質再生を可能にしています。
音質を支える要素
- 10.8mm カーボンファイバー複合ダイナミックドライバー
- 振動板にカーボン系素材を使用し、高音域のクリアさと低音のブースト感を両立
- 繊細な音表現と、タイトで沈み込むような低音の再現を実現
- LDAC対応
- 最大990kbpsの伝送が可能な高音質Bluetoothコーデック
- より解像感が高く、空気感のあるサウンド再生が可能
- 3Dサラウンドモード
- アプリでオンにすることで、映画やライブ音源に適した広がりのあるサウンドステージに変化
最大40時間再生を誇るバッテリー性能
従来のイヤーカフ型はバッテリー持ちが弱点でしたが、EarFun 「Clip」は圧倒的なスタミナを誇ります。
接続方式 | 再生時間(イヤホン単体) | ケース併用 |
---|---|---|
LDAC接続 | 最大約5.5時間 | 最大40時間 |
LDACオフ(SBC等) | 最大約10時間 | 最大40時間 |
補足ポイント
- 音響補正を行った状態でも最大10時間再生
→ 単なる省電力設計ではなく、補正ありの実用仕様 - バッテリー劣化にも配慮した設計
→ ケースのバッテリー管理機能やインジケーターもわかりやすく実装
実用性を高める物理ボタンとマルチポイント接続
EarFun 「Clip」は、誤操作を防ぐ物理ボタン式の操作系と、マルチポイント接続を搭載。
ながら作業や複数デバイスの使い分けにも対応します。
操作系の特徴
- 物理ボタン操作(タッチ式ではない)
- 1〜3回押し、長押しなどの組み合わせで様々な操作を割り当て可能
- アプリを使えばカスタマイズ可能(例:音量調整、再生・停止、モード切替 など)
マルチポイント&接続関連
- 2台同時接続可能(マルチポイント)
- 仕事用PCとスマホの同時接続も可能
- トグル式でアプリ上からスムーズに切替できる
- Google Fast Pair対応
- Android端末とのペアリングが瞬時に完了
- Bluetooth 5.3相当の安定性(ブランドによっては6.0表記)
その他便利な機能
- マナーモード(瞬時の音量ダウン)
- 駅・店内・会話時にボリュームを一時的に下げる機能
- 音楽を止めずに使えるので“お漏れ”対策としても有効
- ゲームモード(低遅延)
- オンにすると遅延が約0.05秒まで縮小
- カジュアルなゲームプレイには十分な応答性
- 専用アプリ「EarFun Audio」対応
- イコライザーやボタン設定、電源管理、モード切替などをカスタマイズ可能
EarFun 「Clip」の装着感と音質の検証

装着の安定性と快適さ
EarFun 「Clip」は「イヤーカフ型」という構造上、耳をふさがず、挟み込むだけで装着できるのが特徴です。
装着感の特徴
- 軽量設計:片側5.8g
- 長時間の着用でも疲れにくく、耳にかかる負担が少ない
- 柔軟なブリッジ構造
- 金属ワイヤー入りで、耳の厚みに合わせてフィット
- 装着時の締め付け感は「ほどよくソフト」で、圧迫感は少なめ
- ズレにくさ
- 日常の動作(会話・歩行・軽い運動)ではズレにくく、安定性も高い
- 眼鏡・マスクとの相性◎
- イヤーフック型に比べて干渉が少なく、外出時でも快適に使える
装着感の印象
評価項目 | 印象・結果 |
---|---|
装着の安定性 | 非常に高い(動いてもズレにくい) |
長時間使用 | 疲れにくく快適 |
圧迫感 | ほぼなし |
メガネ・マスク干渉 | ほぼ問題なし。イヤーフック型より好相性 |
音漏れへの対策とマナーモードの実力
オープンイヤー型の最大の弱点は「音漏れ」。
EarFun 「Clip」はその対策に力を入れています。
音漏れ対策のポイント
- 出音部の角度を工夫
音が耳穴の方向に向かって飛ぶよう設計され、外への拡散を抑制 - 物理的な遮音設計ではなく“漏れにくい音響構造”
オープン型でありながら、実使用で気になるレベルの漏れは少ない
マナーモードの効果
- 音量をワンタップで即座に下げる機能
- 電車・会話時・レジ待ちなどで重宝
- 周囲が静かな空間でも“けっぱなし”で使いやすい
- マナーモード使用時の音の可聴範囲
- 通常時:50cm程度離れても音がうっすら聞こえる
- モードON時:10cm未満でなければほぼ聞こえない
● サウンドの表現力とジャンル適性
EarFun 「Clip」は10.8mmカーボン複合ダイナミックドライバーを搭載し、小型ながら音の表現力にもこだわっています。
音質の総合印象
項目 | 評価/特徴 |
---|---|
高音 | 透き通るように明瞭で繊細。ボーカルの息遣いやピアノ音が自然に響く |
中音 | やや控えめだが、全体のバランスを崩さず滑らかな仕上がり |
低音 | サイズ制約の中でよく出ている。サブベースは若干弱めだが、日常用途では十分 |
サウンドステージ | オープンイヤー型としては広く、定位感や立体感も感じられる |
解像度 | 高い。楽器の粒立ちやボーカルの分離感もしっかりしており、価格以上の音質といえる |
● 音場(サウンドステージ)と定位
- サウンドステージ
耳をふさがない構造ながら、驚くほど横方向の広がりが自然。「3Dサウンドモード」や「シアターモード」をオンにすると、映画やライブ音源の臨場感が一気に高まります。 - 定位感
ボーカルは中央にピシッと定位し、左右の楽器もそれぞれの位置がしっかり分かります。オーケストラやジャズでも立体感があり、音が「空間の中で鳴っている」感覚が得られる点は特筆に値します。
● 音質モード/補正による拡張性
モード名 | 効果・特徴 |
---|---|
低音強調モード | 中音域をやや控えめにすることで、相対的に低音のアタック感が増す |
シアターモード | 音の重心をやや下げ、サウンドステージを拡張。映画視聴との相性◎ |
3Dサラウンド | 臨場感を高め、ライブ音源やアンビエント系に没入感をプラス |
イコライザープリセット | ポップ、クラシック、ロック、高音ブースト、低音ブーストなど多数プリセットあり |
マイEQ(適応型) | ユーザーの聴力に合わせた自動カスタマイズも可能(アプリ内) |
● ジャンル別・音質適性まとめ
ジャンル | 適性評価 | 理由 |
---|---|---|
ポップス | ◎ | ボーカル重視・広がりのある音場が活きる |
アコースティック | ◎ | 高音域の繊細さと空気感の再現力に優れる |
ジャズ | ○〜◎ | 定位感と高解像度が相性抜群。サックスやウッドベースが心地よい |
ロック | ○ | 迫力も十分。中音の張り出しは控えめだがバランスは良好 |
EDM・クラブミュージック | △〜○ | 重低音の沈み込みが足りず、サブベース重視の曲では若干弱さを感じることも |
映画・ライブ音源 | ◎ | シアターモード・3Dモードとの併用で圧倒的な臨場感を体験可能 |
このように、EarFun 「Clip」はサイズ的制約のあるイヤーカフ型ながらも、非常に高い音質表現力を持ち、ジャンルを選ばず対応できる万能型モデルです。
EarFun 「Clip」を使用した私の体験談・レビュー

EarFun 「Clip」を使い始めてから、仕事中のBGM、ランニング、通勤電車、そして深夜のリスニングまで、さまざまなシチュエーションで使用してきました。
以下に、具体的な使用シーン別の印象を交えて体験をまとめます。
使用シーン①:デスクワーク中の「ながら聴き」
- 装着したまま会話ができるのは、耳をふさがない構造ならではの利点。
- チャイムや来客のインターホン音も逃さずキャッチできたので、「仕事中でも周囲に意識を向けられる安心感」がありました。
- 長時間着けていても耳が蒸れず、重さを感じないのは快適そのもの。
✅ メリット実感ポイント:
- メガネ装着時でも一切違和感なし
- 装着していることを忘れるレベルの快適さ
- 周囲の音との「共存」ができる
使用シーン②:ランニングやジムでの軽運動
- 軽く頭を振っても全くズレず、安定したフィット感に驚き。
- 汗をかいてもIP55の防汗仕様なので気兼ねなく使用可能。
- 周囲の音が聞こえることで、夜道の安全性が格段にアップ。
✅ メリット実感ポイント:
- 激しい動きでもズレない安定感
- 音楽に集中しすぎず、周囲への注意も保てる
- ボタン操作が手探りでも反応良く、ラン中でもストレスなし
使用シーン③:通勤・公共交通機関内
- 「マナーモード」を通勤電車で使ってみたところ、周囲への音漏れの配慮がしやすくなり、非常に好印象。
- 通話品質もクリアで、駅ホームでの通話も問題なし。
- マルチポイント接続により、スマホとPCの切替がスムーズで、出勤時の利便性が上がった。
✅ 気づきポイント:
- 音量を一気に下げられるマナーモードは想像以上に便利
- ノイキャンはないが、適度に環境音を聞きながら安全に使える
- カバンや上着のポケットからケースを出す手間が少ないのも◎
使用シーン④:深夜のリスニング/リラックスタイム
- シアターモードをオンにして映画を視聴。セリフが中央に定位し、臨場感のあるサウンド空間を体感できた。
- LDAC接続で聴いたバラードやジャズは、広がりと余韻があり、「ながら聴き」にも関わらず没入感が得られる仕上がりだった。
✅ 音質的に感動した瞬間:
- ピアノの一音一音が澄んで聞こえる
- ウッドベースの響きがしっかり伝わる
- ドライバーサイズからは想像できない空気感
使用後に感じた「満足ポイント」と「気になった点」
項目 | 感じたこと |
---|---|
満足ポイント | 圧倒的なバッテリー持続/耳を塞がずに高音質を楽しめる/快適な装着感 |
特に気に入った機能 | マナーモード/マルチポイント/カスタムEQ(適応型) |
気になった点(軽微) | サブベースの迫力はやや抑えめ/電源オフがケースかアプリ経由に限定される点など |
総評:日常に溶け込む、実用的で高音質な“ながらイヤホン”
EarFun 「Clip」は、イヤホンとしての「便利さ」「聴き心地」「使いやすさ」のバランスが非常に整っており、“音楽をBGMのように楽しみたい人” にとってはベストな選択肢の一つです。
耳をふさがないからこそ得られる安心感と、それを損なわない音質の両立が、実際の使用を通して強く感じられました。
EarFun 「Clip」に関するQ&A

EarFun 「Clip」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
イヤーカフ型って本当に落ちないの?運動中でも使える?
はい、EarFun 「Clip」は耳たぶをしっかり挟む構造と柔軟なブリッジ素材により、走ったり頭を振ってもズレにくくなっています。実際に軽いジョギングやウォーキングで使用しても、不安定さは感じませんでした。
音漏れが心配です。公共の場でも使えますか?
通常のオープンイヤー型より音漏れは少なめですが、静かな場所ではある程度聞こえる可能性があります。ただし「マナーモード」をオンにすれば音量が一気に下がり、周囲への配慮がしやすくなるので、電車やカフェでも安心して使用できます。
LDACとマルチポイントは同時に使えますか?
いいえ。LDACを有効にするとマルチポイント接続は無効になります。高音質を求める場合はLDAC、利便性を重視する場合はマルチポイントと、用途によって切り替えて使うのがオススメです。
専用アプリでできることは?
以下のような操作が可能です:
- イコライザーのプリセット変更/カスタムEQ作成
- マナーモードやゲームモード、3Dサウンドなどのオンオフ
- ボタン操作のカスタマイズ
- 左右イヤホンとケースのバッテリー残量確認
- Bluetoothの接続管理(マルチポイント)
とくにEQの自由度が高く、自分好みに音を調整できる点が好評です。
音質は他のオープンイヤーと比べてどう?
ドライバーが10.8mmと大型で、カーボン素材の振動板を使っているため、オープン型にありがちな“スカスカ感”が少なく、厚みのある音を楽しめます。特に中高音は繊細で、ポップスやボーカル系の曲との相性が抜群です。
ケースから取り出しただけで自動電源オンになりますか?
はい。ケースから取り出すと自動で電源が入り、直前に使っていたデバイスに接続されます。ただし手動で電源を切る場合は、アプリか充電ケースへの収納が必要になります。
長時間使用して耳が痛くなりませんか?
装着感は非常に軽く、耳に引っかけるというより“挟む”感覚なので、圧迫感がありません。個人差はありますが、筆者は3〜4時間連続使用しても耳の痛みは感じませんでした。
音楽を聴きながら通話もできますか?
可能です。EarFun 「Clip」は左右それぞれに2つずつマイクを搭載しており、AIノイズリダクションも組み合わさっているため、通話音声もクリアに伝わります。屋外や風のある場所でも比較的安定した通話品質が得られます。
ペアリングは簡単ですか?
Android端末であれば「Google Fast Pair」に対応しているため、初回接続時に自動でポップアップが表示され、ワンタップでペアリングが完了します。iPhoneでもケースを開ければ通常通りBluetoothメニューから簡単に接続可能です。
防水性能はどれくらい?
EarFun 「Clip」はIP55の防水・防塵性能を備えています。これは「汗・雨・ちょっとした水しぶき程度」であれば問題なく使用できるレベルです。運動時や通勤時の急な雨でも安心して使えるでしょう。
アプリがなくても使えますか?
はい、基本的な機能(音楽再生、音量調整、通話など)はアプリなしでも使えます。ただし、マナーモードやEQ設定、ボタンカスタマイズなどの細かい機能は専用アプリ「EarFun Audio」でのみ調整可能です。
ケースや本体の質感は安っぽくない?
全体的にマットな仕上げで、安っぽさは感じません。特にイヤホン本体のメタリック調カラーリングや、赤・銀で左右を識別しやすいデザインなど、細部の作り込みも好印象です。
ケース込みでポケットに入りますか?
ケースは楕円形で比較的コンパクトです。ジーンズの前ポケットにも十分収まるサイズ感で、携帯性は非常に良好です。重さも約49gと軽量なので、持ち運びにも負担がありません。
EarFun 「Clip」レビューのまとめ

◆ EarFun 「Clip」は、なぜここまで高く評価されているのか?
従来のイヤーカフ型イヤホンは「便利だけど音質やバッテリーに妥協が必要」というのが常識でした。
しかし、EarFun Clipはその常識を覆すような製品です。実用性、音質、装着感のバランスが高次元でまとまっており、「ながら聴きイヤホンの理想型」に非常に近い仕上がりといえます。
◆ 使って感じた“完成度の高さ”
【音質面】
- オープン型なのに、音の密度と広がりがしっかりある。
- カーボンファイバー複合振動板によって高音域が非常に澄んでおり、LDAC接続では音の粒が立って聴こえる。
- 低音はやや控えめだが、補正技術により必要十分な厚みを感じられる。
- 3Dサウンドやシアターモードの搭載により、映画やライブ音源も臨場感たっぷり。
【装着感・フィット感】
- 耳たぶに自然に挟まる感覚で、“着けていないかのような軽さ”。
- 長時間着けていても耳が痛くなりにくく、1日中使用しても疲れを感じにくい。
- メガネやマスクをつけたままでも干渉しにくく、日常生活に自然に溶け込む。
- ランニング中でもズレない高い安定感は、他のイヤーカフ型と比べても非常に優秀。
【機能性・操作性】
- マナーモード、物理ボタン、アプリ連携。すべてが“使いやすさ”を前提に設計されている。
- マナーモードは静かな場面で音漏れを防ぐ実用的な機能。電車や図書館などで特に重宝。
- 物理ボタンは、タッチ式と違い誤動作が少なく、運動中の操作にも最適。
- アプリの自由度が高く、イコライザー設定、モード切替、マルチポイント管理などが快適。
【バッテリー持続力】
- 同カテゴリ内で圧倒的。イヤーカフ型の「弱点」を完全に克服。
- LDAC使用でも5.5時間、通常モードでは10時間再生。
- ケース込みで最大40時間のスタミナは、カタログ値ではなく実用でもしっかり体感できる。
◆ こんな人に特におすすめ!
タイプ | おすすめ理由 |
---|---|
ながら作業が多い人 | 音楽を楽しみつつ周囲の音もキャッチでき、安心感がある。 |
通勤・通学で使いたい人 | 音漏れが気になる場面ではマナーモードが役立つ。 |
メガネ・マスクを日常的に使う人 | 干渉しにくく、違和感の少ない装着感。 |
在宅ワーク中のBGM用途 | 長時間装着しても疲れず、バッテリーも安心。 |
オープンイヤー型の音質に不満を持っていた人 | LDAC+高品質ドライバーで、解像度と立体感のある音を実現。 |
1万円以下で“全部入り”を探している人 | 音質・機能・使い勝手、すべて揃った高コスパモデル。 |
◆ 総合評価
評価項目 | スコア(5段階) | 解説 |
---|---|---|
音質 | ★★★★☆ | オープン型としては非常に高レベル。特に中〜高音の明瞭感が秀逸。 |
装着感 | ★★★★★ | 軽量でストレスフリー。1日中着けていられる。 |
操作性 | ★★★★★ | 物理ボタン+アプリカスタマイズで直感的に使いやすい。 |
バッテリー | ★★★★★ | イヤーカフ型では群を抜いた性能。40時間は驚異的。 |
コスパ | ★★★★★ | 1万円以下でこの完成度は希少。長く使える1台。 |
◆ EarFun 「Clip」レビューの総括
EarFun 「Clip」は、単に「耳をふさがないイヤホン」という枠に収まらない、完成度の高いプロダクトでした。
音質、装着感、機能性、バッテリー持続力、そしてユーザビリティまで、すべてが“日常で気持ちよく使えるか”という視点で丁寧に設計されています。
特に、音漏れへの配慮が行き届いたマナーモードや、誤操作を防げる物理ボタン、10時間再生を実現するスタミナ性能など、実際に使って初めて実感できる細やかな配慮が随所に見られました。
あらゆる場面で自然に使えて、音楽やコンテンツをもっと身近に感じさせてくれる――EarFun 「Clip」は、そんな存在です。
“耳を塞がず、音楽と日常をシームレスにつなぐ”。
そんな体験を求めているあなたに、EarFun 「Clip」はきっと応えてくれるでしょう。
