ポータブルスピーカーに求められるものは、時代とともに変化してきました。
軽量・コンパクトなモデルが主流だった一方で、近年では「音質重視」「アウトドア対応」「多機能化」といったニーズが高まりつつあります。
そんな中、注目を集めているのがEarFun(イヤーファン)の最新大型ポータブルスピーカー「UBOOM X(ユーブームエックス)」です。
このスピーカーは、一般的なポータブルスピーカーの枠を大きく超える最大80W出力のパワフルなサウンドと、IP67の防水防塵仕様、さらに最大30時間再生のバッテリー性能など、まさに“本気で使える”アウトドアスピーカーとして登場しました。
見た目のインパクトだけでなく、機能面や実用性にもこだわった設計が特徴です。
しかも価格は約2万円と、大型スピーカーとしては非常にリーズナブル。
これまで小型モデルでは物足りなかったユーザーや、キャンプやBBQなどのアウトドアで「本格的な音響体験」を求める人にとっては、有力な選択肢となるでしょう。
この記事では、そんなEarFun 「UBOOM X」の魅力や実力を、細かいスペックから実際の使用感まで徹底的に解説していきます。
さらに、同シリーズの小型モデルとの比較や、実際にどういったシーンで活躍するのかも掘り下げて紹介します。
「気になるけど、サイズ感や音質は実際どうなの?」という疑問をお持ちの方にも、わかりやすく丁寧にお届けしていきます。

EarFun 「UBOOM X」とは?

製品コンセプトと位置づけ
「UBOOM X」は、EarFunが展開する「UBOOMシリーズ」の中でも最上位にあたる大型ポータブルBluetoothスピーカーです。
従来の「UBOOM Slim」のような小型軽量モデルとは一線を画す、“音質重視・大音量対応”のプロダクトとして設計されています。
このモデルは、以下のようなニーズを満たすことを目的に開発されています:
- 屋内外問わず高出力・重低音を楽しみたいユーザー向け
- アウトドアやイベントシーンで使えるタフで頼れるサウンドギア
- スマホ接続だけでなく、モバイルバッテリーやAUX接続など多用途で活躍
つまり、単なるBluetoothスピーカーの枠を超えた「アウトドアオーディオ+モバイル電源+ライティング演出」の三位一体型デバイスという立ち位置です。
外観デザインと携帯性の評価
「UBOOM X」は見た目にもインパクトのある無骨で重厚感のあるボディが特徴で、デザイン的にはまるで“ギア”のようなタフな印象を与えます。
サイズと重量は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
サイズ | 幅400mm x 奥行150mm x 高さ217mm |
重量 | 約4.15kg |
カラー | ブラックのみ |
携帯方法 | ハンドル/ショルダーストラップ対応 |
特徴的なポイントとしては:
- 頑丈なキャリーハンドルが上部に設置されており、移動時の利便性も◎
- 取り外し可能なショルダーストラップで肩掛け移動にも対応
- 底部には大型の滑り止めゴムが装備され、安定感も抜群
重さはそれなりにあるものの、しっかり持ち運びを考慮した設計になっており、屋外でも安心して使えます。
スペック概要と注目ポイント
以下に、「UBOOM X」の主要な仕様を表にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
スピーカー構成 | 30Wウーファー ×2、10Wツイーター ×2、デュアルパッシブラジエーター |
最大出力 | 合計80W |
防水・防塵性能 | IP67(防水・防塵両対応) |
バッテリー容量 | 8400mAh |
最大再生時間 | 約30時間(50%音量+ライトオフ時) |
急速充電対応 | 30W対応(USB-C充電・約4時間でフル充電) |
Bluetoothバージョン | 5.3(高い互換性と安定性) |
有線接続 | 3.5mm AUX端子あり(ケーブルは別売) |
モバイルバッテリー機能 | USB-C出力(10W給電可能) |
アプリ対応 | イコライザー/ライト設定/ビデオモード/ガイダンス音声など |
TWS/パーティーモード対応 | 2台ステレオ/最大50台同時接続可能 |
対応コーデック | SBC/AAC |
特に注目したいのは以下の点です:
- 音の迫力重視のドライバー構成:80W出力でパワフルな重低音を体感
- IP67規格で防水・防塵性能が非常に高いためアウトドア利用に最適
- スマホの充電も可能なモバイルバッテリー機能付き
- カスタマイズ性の高いアプリ連携が可能で、30種類以上のイコライザーやRGBライト調整も可能
このように、「UBOOM X」は「大音量で音楽を楽しみたい」「アウトドアでも頼れるスピーカーが欲しい」「多機能なスピーカーが理想」というユーザーにピッタリの製品となっています。
EarFun 「UBOOM X」の使用感と音質チェック

低音の迫力と音場の広がり
「UBOOM X」の真骨頂は、まさに“音の圧力”にあります。
✅ 音の体感が段違い
- ウーファー30W×2基+ツイーター10W×2基という構成で、合計出力80Wの迫力サウンドを実現。
- 両側面に配置されたデュアル・パッシブラジエーターが、低音の“響き”を物理的に振動として体に伝えてくる感覚を生み出します。
✅ 使用環境別の印象
使用場所 | 音の印象 |
---|---|
室内 | 音の反響と床・机の振動で“映画館のような臨場感”を演出。音量小さめでもパワーを感じる。 |
アウトドア | 音が遠くまで届く「音圧」が魅力。キャンプ場や野外パーティーで十分に音が拡散する。 |
✅ ジャンル別の得意不得意
音楽ジャンル | 向き/不向き | 理由 |
---|---|---|
ロック・メタル | ◎ 向いている | ドラムやベースの重低音が強調され、ライブのような迫力に近い体験が可能。 |
EDM・HIPHOP | ◎ 非常に向いている | 重低音のキックやビートが空間を震わせる。パーティー用途に最適。 |
クラシック・ジャズ | △ バランス調整が必要 | 繊細な高音・中音が重低音に埋もれやすい。EQでの補正推奨。 |
アコースティック・ボーカル | ◯ 調整次第で良好 | ボーカル強化プリセットやカスタムEQを使うことで、自然でクリアな印象に。 |
イコライザーやアプリ機能の魅力
「UBOOM X」のアプリ機能は、単なるおまけではありません。
音質を変える主役とも言えるほど充実しています。
🎛️ アプリ操作で可能な主な調整
機能カテゴリ | 内容 |
---|---|
プリセットEQ | 30種類以上(例:低音強化/ボーカル強化/ロック/ジャズ/ポッドキャスト) |
カスタムEQ | 5バンドの手動調整が可能。自分の好みに合わせて音質を微調整できる |
プロ調整済みプリセット | “OLUV’s Signature”という7種類のチューニング済み音質プリセットを搭載 |
ビデオモード | 動画視聴に最適な低遅延モードでリップシンク(映像と音のズレ)を軽減 |
照明効果設定 | RGBライトの色/点灯パターン/音楽との同期設定などが可能 |
音声ガイダンス | 操作時のアナウンス音のオン/オフ、音量調整が可能 |
自動電源オフ設定 | 一定時間無操作で自動オフにでき、省電力に貢献 |
🌈 RGBライトが演出する没入感
- 音に合わせてライトが変化する「リズムモード」は視覚的にも楽しめる演出。
- 光量やカラーの固定も可能で、インテリア照明としても映える。
- 音量によって光の激しさが変化するため、視覚的に“音を感じる”仕掛けになっている。
小型モデルとの比較と使い分け提案(徹底比較)
同シリーズの「UBOOM Slim(小型モデル)」と比較して、どのような違いがあるかをより詳細に分析します。
比較項目 | UBOOM X(大型) | UBOOM Slim(小型) |
---|---|---|
サイズ・重量 | 幅400mm x 奥行150mm x 高さ217mm/約4.15kg | 幅180x奥行65x高さ65mm/約560g |
最大出力 | 80W(ウーファー×2+ツイーター×2) | 20W(フルレンジドライバー×2) |
音質傾向 | 低音特化・パワフル・立体的 | バランス型・自然な中高音 |
バッテリー持続 | 最大30時間 | 最大18時間 |
防水・防塵 | IP67(最上位クラス) | IPX7(防水のみ) |
ライト演出 | RGBライト搭載(音に連動) | 非搭載 |
接続性・機能 | Bluetooth 5.3/AUX/モバイル給電機能あり | Bluetooth 5.0/AUXなし |
対象ユーザー/シーン | 本格的な音楽体験/パーティー・映画鑑賞など | 軽量・省スペース/日常利用・室内使用に最適 |
🎯 こんな人におすすめ
- UBOOM X:
「屋外でも本格的な音質を楽しみたい」「大音量でイベントを盛り上げたい」「据え置き型でもインパクトが欲しい」人向け。 - UBOOM Slim:
「自宅やオフィスで気軽に使いたい」「小さくても高音質が良い」「持ち運びを重視したい」人向け。
🔄 2台使いが理想的な理由
- UBOOM Xで映画やライブ映像を迫力満点に楽しみ、
- UBOOM Slimでキッチンや寝室のBGMを軽やかに流す。
このように、目的に応じて使い分けることで生活の音環境が豊かになるというのが、UBOOMシリーズの強みです。
EarFun 「UBOOM X」のアウトドアでの活用シーン

防水・防塵性能と耐久性
「UBOOM X」はIP67等級の防水・防塵性能を備えており、アウトドアユースにおいて極めて高い信頼性を発揮します。
項目 | 内容 |
---|---|
防水性能 | IPX7相当:最大30分間、水深1mに沈めても浸水しない |
防塵性能 | IP6X相当:粉塵が内部に侵入しない完全防塵仕様 |
耐久性設計 | 防水キャップ付きポート/頑丈なゴム製底部/滑り止め |
これにより以下のような環境でも安心して使用可能です:
- 川辺や浜辺でのレジャー(誤って水に濡れてもOK)
- 砂ぼこりの舞うキャンプ場やグラウンド
- 小雨が降っている屋外イベントやピクニック
さらに、堅牢なハンドルとストラップ用金具付きなので、持ち運び中の落下や衝撃にも耐える構造になっています。
モバイルバッテリーとしての実用性
「UBOOM X」は音楽再生だけにとどまらず、モバイルバッテリーとしても使用可能という多機能性がアウトドアで非常に重宝されます。
🔋 給電機能の特徴
項目 | 内容 |
---|---|
バッテリー容量 | 8,400mAh |
USB出力ポート | USB-C(最大10W) |
給電対象例 | スマホ/ワイヤレスイヤホン/アクションカメラなど |
給電中の再生 | 音楽再生しながらスマホ充電が可能 |
例えばキャンプ中にスマホのバッテリーが切れたとしても、「UBOOM X」があればそのまま音楽を楽しみながら給電ができるため、モバイルバッテリーを別途持ち歩く必要がありません。
また、8400mAhという容量はスマホを1〜1.5回程度フル充電できるレベルであり、非常時の備えとしても優秀です。
パーティーモードなど拡張性の活用
「UBOOM X」は、TWSモード(True Wireless Stereo)およびパーティーモードに対応しています。
これにより、複数台を同時に接続し、より広範囲で臨場感のある音場を作り出すことができます。
🎉 拡張接続モードの詳細
モード名 | 機能内容 |
---|---|
TWSモード | 同一機種2台でステレオペアを構築(L/R分離再生) |
パーティーモード | 最大50台のUBOOM Xを同時に接続し、同一音源を一斉再生(ワイヤレス) |
この機能を使うと:
- 大規模なBBQや屋外フェスで広範囲に音を届けられる
- 音の「壁」のような空間演出が可能
- キャンプサイトで複数グループが同じ音楽で一体感を味わえる
特にパーティーモードの最大50台接続は、他のスピーカーではなかなか見られない強力な差別化ポイントです。小規模イベントのPA代わりとしても応用可能です。
✔ 活用シーンまとめ
EarFun 「UBOOM X」がアウトドアで活躍する理由を改めて整理すると:
- 防水・防塵対応で水場や砂地でも安心
- モバイルバッテリー機能でスマホも同時に活用
- 大音量&拡張接続で広い場所でも音を届ける
- 見た目もギアライクでアウトドア映えするデザイン
アウトドアで「音楽を妥協せず楽しみたい人」や、「荷物を減らして多機能で済ませたい人」にとって、「UBOOM X」は非常にコストパフォーマンスの高い一台と言えるでしょう。
EarFun 「UBOOM X」を使用した私の体験談・レビュー
EarFun 「UBOOM X」を実際に使ってみて感じたのは、「このサイズ感と音圧を日常に取り込めると、音楽体験そのものが一段階上がる」という点でした。
📦 開封〜初回使用の印象
製品が届いて最初に感じたのは、パッケージのサイズ感と存在感です。
一般的なポータブルスピーカーとは明らかに違い、「これはただのBluetoothスピーカーではないな」という直感がありました。
- ハンドル付きで取り出しやすい
- 金属製のストラップ金具や滑り止めなど、造りがしっかりしていて“ギア感”がある
- LEDライトが控えめに光り、安っぽさがないデザイン
最初のペアリングは非常にスムーズで、アプリも直感的に使えたため、ガジェットに不慣れな人でも問題なく使えると思います。
🎧 音質体験:屋内編
自宅のリビングで試しに音楽を再生したところ、机の表面が振動し始めたのには驚きました。
低音が空気を震わせる感覚が、これまで使っていた小型スピーカーとはまるで別物。
以下のような印象でした:
- 低音の量感が圧倒的で、ボリュームを上げずとも音に厚みがある
- ボーカルがやや埋もれる場面もあったが、EQ調整でしっかり補正可能
- 高音域の伸びは控えめだが、その分耳に刺さるような“疲れる音”がない
また、動画視聴時にビデオモードをONにすると、映像との音ズレがしっかり補正される点も高評価。
映画やYouTubeの視聴がスピーカー経由でも快適になりました。
🌿 アウトドア使用:BBQでの活用例
週末に家族でBBQをした際、「UBOOM X」を屋外に持ち出して使用しました。
電源不要で持ち運べるのはもちろん、以下のようなシーンで活躍しました:
シーン | 活用内容 |
---|---|
キャンプテーブル周り | 音が広がってどこに座っても聴こえる |
スマホのバッテリーが切れそうに | スピーカーのUSB-Cから給電しながら音楽を再生できた |
夕方〜夜の時間帯 | RGBライトが雰囲気を盛り上げ、間接照明代わりになった |
また、音量を50%程度に抑えても十分な音圧があり、周囲に迷惑をかけずに楽しめる点も、郊外での使用において安心材料でした。
🎵 使用を通じて感じたメリット・デメリット
最後に、実際に数日間使って感じたメリットと気になった点をまとめます。
✅ 良かった点
- 80W出力による重低音の迫力と臨場感
- スピーカー1台で音楽/ライト/給電/動画視聴までマルチに活躍
- アプリで細かく音質・演出を調整できる自由度
- 防水防塵により天候や場所を選ばず使える
❗気になった点
- サイズと重さは“ポータブル”としてはやや大きめ(片手持ちは少し辛い)
- 出力が大きすぎて、屋内では音量を細かく調整する必要がある
- AUXケーブルが付属していないため、有線利用時は別途購入が必要
総じて、「音をしっかり体で感じたい」「アウトドアでも音楽環境を妥協したくない」という人にとっては、非常に満足度の高い製品だと感じました。
「UBOOM X」は単に“音が鳴る”スピーカーではなく、“音で空間をデザインできる”プロダクトです。
Q&A|EarFun 「UBOOM X」に関するよくある質問
EarFun 「UBOOM X」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「UBOOM X」は屋外で雨が降っても使えますか?
IP67の防水・防塵性能を備えているため、小雨や水しぶきのある場所でも問題なく使用できます。
水深1mに30分沈めても浸水しないレベルの防水性能なので、キャンプ場・川辺・ビーチなどでも安心して使用可能です。
スマホの充電もできますか?
モバイルバッテリー機能を備えており、USB-Cポートから最大10Wで給電可能です。
8,400mAhの大容量バッテリーにより、スマートフォンを1回以上フル充電することができます。音楽再生中でも充電できるため、アウトドアでの電源確保にも便利です。
イコライザーの調整は難しいですか?
専用アプリから直感的に設定できます。
30種類以上のプリセットに加え、カスタムEQやプロチューニング済みプリセットも用意されており、音の知識がなくても好みに合わせた音質に簡単に調整できます。
Bluetoothの接続安定性はどうですか?
Bluetooth 5.3に対応しており、接続は非常に安定しています。
屋外での長時間使用や、スマホからの離れた操作でも音飛びや途切れは起きにくく、動画視聴時の低遅延モードも搭載されています。
室内でも使えますか?音が大きすぎませんか?
室内でも十分に使用できますが、音量調整は慎重に行う必要があります。
出力が80Wと大きいため、室内使用時はボリュームを下げても十分な音質と音圧が得られます。逆に言えば、近隣への配慮は必須です。
有線接続はできますか?
3.5mm AUX端子による有線接続が可能です。
ただし、AUXケーブルは製品に付属していないため、別途購入する必要があります。Bluetoothよりも音の解像度が高くなるため、音質を重視する方にはおすすめです。
パーティーモードってどんな機能ですか?
最大50台の「UBOOM X」を同時接続して、同じ音源を一斉に再生できる機能です。
屋外イベントや大規模なパーティーなどで音を広範囲に届けることができ、非常に迫力ある音場を作り出せます。
スピーカーのライトは消すこともできますか?
アプリや本体ボタンでRGBライトをオフにすることが可能です。
就寝前や落ち着いた環境で使いたいときにはライトを消すことで視覚的な主張を抑えることができます。
他のEarFunスピーカーと連携して使えますか?
基本的には同一モデル(UBOOM X同士)でのみTWS・パーティーモードが機能します。
UBOOM Slimや他モデルとの組み合わせではステレオ接続や同時再生はできません。
ライトの色やパターンはどこまでカスタマイズできますか?
RGBライトは、固定色・グラデーション・音楽連動など、複数のモードが選べます。
さらにアプリ上で色相(Hue)・明度(Brightness)・変化速度などの細かい調整も可能です。ムードや時間帯に合わせた演出ができます。
音量を細かく調整することはできますか?
本体ボタンでもスマホの音量でも、細かい段階で調整が可能です。
特に屋内で使用する際には、最小音量でもしっかり音が出るため、適度な調整が重要です。アプリ内の音量ゲージも便利です。
バッテリーの持ち時間はどれくらいですか?
音量50%、ライトオフの状態で最大30時間の連続再生が可能です。
ライトをオンにしたり音量を上げると再生時間は短くなりますが、日帰りキャンプや1泊程度の使用であれば十分持ちます。
音楽再生しないときにも使い道はありますか?
RGBライトだけを点灯させてインテリア照明として使用することも可能です。
また、非常用のモバイル電源としてスマホを充電することもできるので、防災用途としても活用できます。
複数のスマホやタブレットと同時接続できますか?
基本的に1台のデバイスとしか同時接続できません。
ただし、Bluetoothの再ペアリングは高速で行えるため、複数人で使う際もストレスは少ないです。
EarFun 「UBOOM X」レビューのまとめ
EarFun 「UBOOM X」は、「これぞ次世代のポータブルスピーカー」と言えるほど、音質・利便性・アウトドア適性のすべてをハイレベルで兼ね備えた一台です。
単なる“持ち運べるスピーカー”の枠を超えており、本格的な音楽体験やアウトドアでの拡張的な使い方まで想定された、総合力の高いオーディオギアとして仕上がっています。
■ 総合的な製品評価
項目 | 評価内容 |
---|---|
音質 | 80W出力で広がりのある重低音。音を聴くというより“浴びる”感覚が味わえる |
機能性 | EQ調整・RGBライト・低遅延モード・モバイルバッテリー機能など多機能 |
耐久性 | IP67等級の完全防水防塵。屋外や天候の悪い日でも安心して使用可能 |
デザイン | 金属調の頑丈ボディ+LEDの演出でアウトドアギアとしても映える |
操作性 | 直感的なボタン配置と専用アプリで、初心者でもすぐ使いこなせる設計 |
コストパフォーマンス | これだけの機能と音質で約2万円は驚異的。ライト層から玄人まで対応できる価格設定 |
■ 使用シーン別のおすすめ度
使用シーン | UBOOM Xの適性 |
---|---|
室内据え置き用 | ◎ 高音質なテレビ・PCスピーカーとしても十分対応 |
キャンプ・BBQ | ◎ 防水・重低音・ライト演出が活躍。雰囲気も演出可能 |
スポーツ観戦・屋外イベント | ◎ 大音量でもクリアに聴こえ、複数人でも楽しめる |
車中泊・災害時 | ◯ モバイル給電可能。バッテリー持ちも良好 |
電車・徒歩の持ち運び | △ やや重量あり。日常持ち歩きには不向き |
■ UBOOM Slimとの実用比較
項目 | UBOOM X | UBOOM Slim |
---|---|---|
価格帯 | 約¥19,990(クーポン適用で割安あり) | 約¥4,990 |
音質傾向 | 重低音重視・高音も分離感あり | バランス型でナチュラルな聴き心地 |
出力 | 80W(ウーファー×2/ツイーター×2) | 20W(フルレンジ×2) |
携帯性 | 片手では重い。肩掛けor据え置き向き | 軽量でバッグにも入る |
利用シーン | 室内据置き・野外イベント・動画視聴 | デスク用・キッチン・持ち運び |
この比較からも、2台持ちによる使い分けが非常に合理的であることがわかります。
シーンや目的に応じて選べる自由度が、EarFunシリーズの大きな強みです。
■ どんな人におすすめか?
「UBOOM X」が特におすすめできるのは、以下のようなユーザー層です。
- 🔊 とにかく音に“迫力”を求めたい人
→ 小型スピーカーでは満足できない重低音マニアにも対応 - 🏕 アウトドアで本格的なBGMを流したい人
→ IP67で水辺もOK、音圧で周囲にしっかり音が届く - 📺 動画や映画を大迫力で楽しみたい人
→ 低遅延モード+80W出力で、スマホやタブレットが映画館に変わる - 🎁 高機能なのに価格を抑えたい人
→ 約2万円でこのスペックは、コスパの観点でもトップクラス
■ 注意点と補足情報
以下の点は事前に知っておくと、購入後のギャップが少なくなります。
- サイズ・重さはしっかりあるので、“超軽量”を期待しないこと
- 有線接続用の3.5mmケーブルは付属しない(別途用意が必要)
- 音量が大きく出るため、住宅環境や時間帯によっては配慮が必須
- RGBライトやEQなど、設定項目が多いため初回はアプリの確認推奨
■ EarFun 「UBOOM X」レビューの総括
EarFun 「UBOOM X」は、ただ音楽を流すだけのスピーカーではありません。
その圧倒的な80W出力とパッシブラジエーターによる重低音は、音を「聴く」から「浴びる」感覚へと変えてくれます。
加えて、IP67の防水・防塵性能により、キャンプや川辺といった過酷なアウトドア環境でも安心して使用できる設計は、多くのポータブルスピーカーにはない信頼性を備えています。
また、専用アプリによる多彩なEQプリセットやカスタム設定、さらにはRGBライトの調整や低遅延モードなど、使用シーンに応じて音と光の演出を自在に操れるのも大きな魅力です。
スマホの給電ができるモバイルバッテリー機能や、最大50台まで連携可能なパーティーモードなど、まさに“あらゆる用途に応える一台”という言葉がふさわしい製品といえるでしょう。
実際の使用では、そのサイズゆえに室内では置き場所を選ぶものの、それを上回る音響体験が得られるため、「音の存在感」を重視する人には特におすすめです。
小型スピーカーでは物足りない、もっと深く音楽に没入したい、そんな欲求を見事に満たしてくれる完成度の高さが印象的でした。
音楽を日常のBGMから「主役」にしたいと思うなら、「UBOOM X」は確実にその期待に応えてくれるはずです。
締めくくりとして言えるのは、EarFun 「UBOOM X」は“音を楽しむ”という体験を、あらゆる場所で最大限に引き出してくれる、価値ある一台だということです。
