HiBy Music 「R1」は、オーディオファンから注目を集めるHiByの新作コンパクトDAP(デジタルオーディオプレイヤー)です。
手軽に高音質な音楽体験を求めるユーザーをターゲットに、独自の機能と優れたコストパフォーマンスを提供します。
本製品の大きな特徴は、シーラス・ロジック社製DACチップ「CS43131」を搭載し、最大DSD256およびPCM 384kHz/32bitに対応する点です。
また、HiBy独自OS「HiByOS」を採用しているため、起動速度が非常に速く、直感的な操作性を実現しています。
価格は16,800円と、入門モデルとしては非常に手頃でありながら、エアプレイやQobuzなどのストリーミングサービスに対応している点が魅力です。
さらに、約70gという軽量設計やポリカーボネート製の筐体が、日常での携帯性を大幅に向上させています。
この記事では、HiBy Music 「R1」の基本的な仕様から使用感、音質、メリット・デメリットを詳しくレビューし、初めてDAPを購入しようとしている方や、既存モデルとの違いが気になる方に向けて情報をお届けします。
HiBy Music 「R1」の基本情報と特徴
「R1」のスペック概要
HiBy Music 「R1」は、コンパクトな筐体ながら、高性能な機能を詰め込んだDAP(デジタルオーディオプレイヤー)です。
以下が主なスペックです:
- DACチップ: Cirrus Logic社製「CS43131」を搭載
- 対応フォーマット: 最大DSD256、PCM 384kHz/32bit
- OS: HiBy独自の「HiByOS」
- ディスプレイ: 3インチ、解像度800×480
- 接続性: Bluetooth 5.1(aptX, SBC対応)、Wi-Fi 2.4GHz
- 入出力端子: 3.5mmイヤホンジャック、USB-C(充電およびデータ転送用)、microSDカードスロット(最大2TB対応)
- バッテリー: 1150mAh(最大約15時間再生可能)
- 重量: 70g
- 価格: 16,800円
これらのスペックは、エントリーモデルのDAPとして非常に魅力的で、音質重視の機能を適切に取り入れています。
他モデルとの違い
「R1」は、同社の他モデル(M300やR4など)と比較すると、以下のような違いがあります:
- HiByOS採用:Android OSを採用した「M300」や「R4」とは異なり、「R1」は独自OSを採用しているため、ストリーミングアプリのインストールは制限されていますが、その分、起動速度が4秒程度と高速で、操作が直感的です。
- コンパクトなデザイン:「M300」や「R4」に比べて小型軽量(70g)で、持ち運びが容易。ポリカーボネート製の筐体でデザイン性も高く、耐久性も十分です。
- エアプレイとQobuz対応:Apple製品ユーザーに人気のエアプレイや、ハイレゾストリーミングサービス「Qobuz」に対応している点が、エントリーモデルとしては新しい魅力です。一方、「M300」や「R4」はより多機能ですが価格帯が高く、重厚な仕様となっています。
- 出力と接続性:最大出力は3.5mm接続時で101mW。競合モデルと比較すると控えめですが、日常的なイヤホンの駆動には十分です。ただし、4.4mmバランス接続には非対応です。
コストパフォーマンスの魅力
「R1」は、16,800円という価格設定ながら、以下の理由で非常にコストパフォーマンスが高い製品と評価されています。
- 音質と機能のバランス:音質はフラットで、イヤホン本来の特性を引き出す設計。特に、MSEB機能により音質を直感的にカスタマイズできる点が好評です。
- ストリーミング対応:Qobuzやエアプレイ対応により、手軽に高音質な音楽体験が可能。特に、ローカル音源にこだわらないユーザーにとっては、十分な魅力となります。
- 初心者向けの設計:初めてDAPを購入するユーザーでも使いやすい操作性と価格。特に、スマホよりも高い音質を求める層にとって、最適な選択肢です。
このように、「R1」は価格以上の価値を提供する製品であり、特に予算を抑えながらも高音質を楽しみたいユーザーに適しています。
HiBy Music 「R1」の使用感レビュー
起動速度と操作性
HiBy Music 「R1」の起動速度は約4秒と非常に高速で、独自OS「HiByOS」の恩恵を感じられる部分です。
この点は、Android OSを採用したモデル(M300など)と比較すると大きなメリットです。
例えば、Android搭載機は起動に20~30秒を要することが一般的であり、「R1」のスムーズな起動はストレスフリーな操作体験を提供します。
また、インターフェースはシンプルかつ直感的で、初めてDAPを使用する方でも迷うことなく操作可能です。
物理ボタンによる音量調整や曲送りも快適で、タッチパネルとの併用により、操作性のバランスが取れています。
音質の特徴とカスタマイズ性
「R1」の音質はフラットかつニュートラルで、イヤホン本来の特性を活かすチューニングが施されています。
音に過剰な色付けがないため、幅広いジャンルの音楽を自然に楽しむことができます。
さらに、「R1」にはMSEB機能(MageSound 8-ball)という独自の音質調整機能が搭載されています。
これは以下の項目を直感的にスライダー操作で調整可能にするものです:
- ベース強調(低音の量感を増減)
- ボーカルの明瞭度(中音域を調整)
- 音の硬さや柔らかさ(音の輪郭を調整)
- 全体の明るさや暗さ(トーンバランスを変更)
この機能は、ライトユーザーからオーディオマニアまで幅広く支持されており、まるで画像編集で色味を調整するかのように、音を自分好みにカスタマイズできます。
ストリーミングサービス対応の利便性
「R1」は、独自OSでありながら、エアプレイやQobuzに対応しており、ストリーミング再生を楽しむことが可能です。
この点は、ローカル音源のみのDAPと比較して大きな利便性があります。
- エアプレイ対応:iPhoneユーザーにとって嬉しい機能で、ネットワーク経由で音楽を「R1」に送信することができます。Bluetoothよりも高音質で安定した接続が可能で、Apple MusicやSpotifyなどのサービスも利用できます。
- Qobuz対応:ハイレゾ音源のストリーミングが可能で、HiFi層のニーズにも応えています。特に、日本でのサービス開始後は利便性がさらに向上しました。
ただし、以下のような制限もあります:
- Qobuzやエアプレイ以外のストリーミングアプリは使用不可。
- ダウンロード再生には対応していないため、通信環境が悪い場合は途切れることがある。
HiBy Music 「R1」は、操作性の良さや音質のカスタマイズ性、ストリーミングサービス対応という点で、価格以上の価値を提供しています。
初めてDAPを購入する方にとっても、扱いやすいモデルと言えるでしょう。
HiBy Music 「R1」の音質について詳しく解説
HiBy Music 「R1」は、エントリーモデルながら高音質を追求したDAP(デジタルオーディオプレイヤー)で、その音質設計には多くの工夫が凝らされています。
以下に、その音質特性やカスタマイズ性について詳しく解説します。
フラットでニュートラルな音質設計
「R1」は、音のバランスが非常にフラットでニュートラルです。
これは以下の理由によります。
- DACチップ「CS43131」:「R1」に搭載されているCirrus Logic社製のDACチップ「CS43131」は、高解像度音源に対応しつつ、音楽の細部まで忠実に再現することが得意です。このチップは、低歪みで音の透明感を保つ設計となっており、特にクラシックやアコースティック音楽でその効果を発揮します。
- イヤホンの特性を引き出す設計:フラットなチューニングのため、特定の音域を強調せず、使用するイヤホンやヘッドホンの特性をそのまま楽しむことができます。これは、オーディオファンにとってイヤホン選びの楽しみを広げる要素となっています。
音質カスタマイズ機能「MSEB(MageSound 8-ball)」
「R1」には、他のDAPにはない独自の音質カスタマイズ機能「MSEB」が搭載されています。
これは、一般的なEQ(イコライザー)とは異なり、以下のように感覚的かつ直感的な操作が可能です:
- 調整項目:
- 低音の量感: ベースを強調して迫力を増すか、控えめにするか選択可能。
- 中音域の明瞭度: ボーカルやメロディを際立たせる調整。
- 高音の硬さや柔らかさ: 高域のきらめきを加えるか、滑らかにするか。
- トーンバランス: 全体の明るさや暗さを変更。
- 音場の広さ: ステージ感を広げたり、コンパクトに収めたり調整可能。
- 特徴:
- スライダー操作で簡単に設定でき、プロの知識がなくても好みの音質を追求可能。
- カスタマイズが即座に反映され、音楽を再生しながら調整を楽しめます。
MSEBは、リスナーの嗜好に応じて音質を変化させることで、様々なジャンルの音楽をより深く楽しむことを可能にします。
ダイナミックレンジと出力特性
- ダイナミックレンジ:「R1」は、音のダイナミックレンジが広く、繊細な音と力強い音の両方をしっかり表現します。例えば、クラシック音楽ではピアニッシモからフォルテッシモまで滑らかに再現され、ジャズやロックでは迫力ある低音が楽しめます。
- 出力特性:最大出力は3.5mm接続時で101mWと控えめですが、通常のイヤホンや効率の良いヘッドホンを鳴らすには十分な駆動力を持っています。ただし、低能率のヘッドホンやハイインピーダンスのモデルを使用する場合、音量不足を感じる場合があるかもしれません。
ストリーミング再生時の音質
「R1」はQobuzやAirPlayに対応しており、これらのストリーミングサービスを利用した際の音質も優れています。
- Qobuz:ハイレゾ音源をストリーミング再生することで、CD音質を超えるクリアで繊細な音を楽しむことが可能です。
- AirPlay:Apple MusicやSpotifyの音源も、Bluetoothより高品質に再生可能です。ただし、AirPlayは一部音源に圧縮がかかるため、ローカル音源やQobuzの方が音質面では優位です。
他製品との音質比較
- 「M300」との比較:「M300」は同じDACチップ「CS43131」を搭載していますが、「R1」の方がシンプルでフラットな音質。「M300」はAndroid OSを搭載している分、音の厚みが増すと感じることがありますが、起動時間や操作性で「R1」が勝ります。
- スマホのイヤホンジャックとの比較:スマホの内蔵DACと比べると、「R1」の音質は格段に優れており、音の細部や広がりをしっかり表現します。特に、ダイナミックレンジの違いは明らかで、「R1」では音楽の深みやリアルさが増します。
音質のまとめ
「R1」の音質は、「自然で聴き疲れしない」という点が大きな特徴です。
カスタマイズ性の高さやDACの性能により、幅広い音楽ジャンルに対応でき、イヤホンやヘッドホンの特性を最大限に活かします。
特に以下の特徴が際立ちます:
- フラットでニュートラルな音質設計。
- MSEB機能による細やかなカスタマイズ性。
- コンパクトな設計ながら、ハイレゾ音源をしっかり再生できる能力。
初めてDAPを購入する方にも、オーディオ愛好家にも満足感を与える、コストパフォーマンスに優れた音質と言えます。
HiBy Music 「R1」を使用した私の体験談・レビュー
HiBy Music 「R1」を実際に使用してみた感想を、以下のポイントに分けて詳しくお伝えします。
操作性の良さに驚き!
初めて「R1」を手に取ったときの印象は「小さくて軽い!」というものでした。
重さ約70gの超軽量設計は、ポケットに入れても違和感がなく、持ち運びが非常に楽です。
また、起動速度の速さには驚きました。
電源ボタンを押して約4秒で完全に立ち上がり、すぐに音楽を再生できる快適さは、従来のAndroidベースのDAPとは一線を画すものでした。
物理ボタンも程よい押し心地で、音量調整や曲送りが直感的にできる点も好印象です。
特に、日常的なシーンで手軽に使える利便性が際立っていました。
音質はフラットでイヤホンを選ばない
「R1」の音質はフラットで自然な仕上がりです。
MSEB機能を使わない状態でも、イヤホンの特性をそのまま活かして音楽を楽しめるため、特別な味付けを求めない方にはぴったりです。
例えば、NICEHCK 「HIMALAYA」というイヤホンを使用したところ、高域の繊細さと低域の深みがしっかりと再現され、音源に忠実なサウンドを楽しむことができました。
また、MSEB機能を活用することで、自分の好みに合わせて音質をカスタマイズする楽しみも味わえました。
低音を少し強調すると、ポップスやダンスミュージックがより生き生きと聴こえます。
ストリーミング機能で広がる可能性
「R1」は独自OSを採用しているため、ストリーミングサービスの利用には制限がありますが、QobuzやAirPlayが使える点は非常に便利です。
特に、AirPlayを使うことでiPhoneからR1へ音楽を転送し、高音質で再生することができました。
Qobuzではハイレゾ音源をストリーミングできるので、音楽ライブラリが限られている私にとって非常に助かりました。
ただし、Qobuzはローカルダウンロードができないため、安定したWi-Fi環境が必要です。この点が唯一の不便さと言えます。
長時間使用でも快適な携帯性
「R1」は、バッテリーが1150mAhで最大15時間の再生が可能です。
実際に使用した際には、通勤時間や作業中に音楽を再生しても、1日を通して十分にバッテリーが持ちました。
また、軽量な筐体のおかげで、長時間持ち運んでも負担を感じることはありません。
デメリットを感じる部分も…
一方で、気になる点もいくつかありました。
特に、4.4mmバランス端子がない点や、ストリーミングサービスがQobuzやAirPlayに限定されている点は、ハイエンド志向の方には物足りないかもしれません。
また、USB-DAC機能が非対応であるため、PCやスマホと連携して使いたい場合は、他のモデルを検討する必要があります。
初めてのDAPとして最適
総じて、「R1」は、初めてDAPを購入する方に最適なモデルだと感じました。
操作性が良く、音質も自然で、価格帯を考えれば非常にコストパフォーマンスが高い製品です。
特に、ローカル音源をメインに聴く方や、手軽にストリーミング再生を楽しみたい方にはおすすめできます。
私自身、「R1」を使い始めてから、DAPの世界がより身近に感じられるようになりました。
この製品は、日常生活の音楽体験を一段階向上させるのに十分な力を持っています。
HiBy Music 「R1」に関するQ&A
HiBy Music 「R1」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「R1」はどのような人に向いていますか?
「R1」は以下のような方におすすめです:
- 初めてDAPを購入しようと考えている方。
- コストを抑えながらも高音質を楽しみたい方。
- ローカル音源や一部のストリーミングサービス(QobuzやAirPlay)を利用したい方。
- 持ち運びしやすい軽量でコンパクトなDAPを求める方。
特に、ローカル音源を中心に楽しむ方に適しており、手軽にDAPの世界に触れられる製品です。
「R1」はどのストリーミングサービスに対応していますか?
「R1」は、以下のストリーミングサービスに対応しています:
- Qobuz: ハイレゾ音源のストリーミングが可能(ただし、ダウンロード再生は不可)。
- AirPlay: Apple MusicやSpotifyなど、AirPlayを介してiPhoneから「R1」に音楽を転送できます。
ただし、SpotifyやApple Musicのアプリを本体に直接インストールすることはできません。これらのサービスを利用したい場合は、AirPlayを活用してください。
音質調整はどのように行えますか?
「R1」には、独自の音質調整機能「MSEB(MageSound 8-ball)」が搭載されています。以下の項目を調整可能です:
- ベース(低音)の強調
- ボーカルの明瞭度
- 音の硬さや柔らかさ
- トーンの明るさや暗さ
- 音場の広がり
これらをスライダー操作で簡単に調整でき、自分好みのサウンドを作り上げることができます。特に、オーディオ初心者でも扱いやすい設計です。
ハイレゾ音源に対応していますか?
「R1」はハイレゾ音源に対応しています。具体的には以下のフォーマットに対応:
- DSD256
- PCM 384kHz/32bit
これにより、高音質な音楽体験を提供します。ただし、さらに高解像度の音源(PCM 768kHzなど)は対応していません。
バッテリーの持ちはどのくらいですか?
「R1」のバッテリー容量は1150mAhで、最大再生時間は約15時間です。実際の使用時間は以下の条件によって異なります:
- ローカル音源再生: 最長15時間程度。
- ストリーミング再生(Wi-Fi使用時): 約8~10時間程度。
- Bluetooth接続時: 約10時間程度。
通常の通勤や外出時には十分なバッテリー性能と言えますが、長時間の利用にはモバイルバッテリーを持ち歩くと安心です。
「R1」に欠点はありますか?
以下の点が欠点として挙げられます:
- 4.4mmバランス端子が非搭載: 高音質イヤホンの性能をフルに発揮できません。
- USB-DAC機能非対応: パソコンやスマホと接続して音源を再生することはできません。
- ストリーミング対応が限定的: QobuzとAirPlay以外のストリーミングサービスは利用不可。
- ローカル再生のみ可能: ダウンロード再生が不可で、通信環境が必要。
これらの点は、上位モデル(「R4」など)で補完されています。
「R1」はスマホとどう違いますか?
「R1」は音楽再生に特化したDAP(デジタルオーディオプレイヤー)であり、スマホと以下の点で異なります:
- 音質: 「R1」は、専用のDACチップを搭載し、音質が向上しています。
- 専用性: 音楽再生に特化した設計で、通知や通話の影響を受けません。
- 出力: 一般的なスマホよりも高い出力を持ち、駆動力の必要なイヤホンやヘッドホンを十分に鳴らすことが可能です。
スマホでは満足できない音楽愛好家にとって、「R1」は専用の音楽体験を提供する理想的な選択肢です。
初めてDAPを買う人に「R1」はおすすめですか?
「R1」は初めてDAPを購入する方に非常におすすめです。
- 手頃な価格(16,800円)で高音質を体験できる。
- 起動が速く、操作が直感的で使いやすい。
- 軽量で持ち運びやすい。
HiBy Music 「R1」レビューのまとめ
HiBy Music 「R1」は、エントリーモデルのDAPとして非常に優れた選択肢です。
そのコンパクトなサイズ、手頃な価格、そして音質のカスタマイズ性が多くのユーザーに支持されています。
以下に、本記事で触れた内容をまとめます。
HiBy Music 「R1」の主な魅力
- 手軽に楽しめる高音質:「R1」は、DACチップ「CS43131」を搭載し、最大DSD256やPCM 384kHz/32bitのハイレゾ音源に対応。音質はフラットでイヤホンの特性を活かし、幅広い音楽ジャンルに対応します。
- 初心者でも扱いやすい操作性:独自OS「HiByOS」を採用し、約4秒という高速起動や直感的な操作性を実現。初めてDAPを使用する方でもスムーズに扱えます。
- 軽量で携帯性抜群:重量約70gの軽量設計とポリカーボネート筐体により、日常使いにも最適な携帯性を誇ります。
- MSEB機能で音質カスタマイズが可能:直感的に音質を調整できるMSEB機能を搭載。ユーザーの好みに合わせた音質カスタマイズが楽しめます。
- ストリーミング機能の対応:QobuzやAirPlayに対応し、ローカル音源だけでなくストリーミング音楽も楽しめます。特に、AirPlay対応はAppleユーザーにとって魅力的です。
改善が望まれる点
- 制限されたストリーミング対応:QobuzやAirPlayは利用できるものの、SpotifyやApple Musicなど、他の一般的なストリーミングサービスには非対応です。また、オフライン再生もできない点は不便です。
- 4.4mmバランス端子が非搭載:より高音質を求めるユーザーには物足りない仕様。上位モデルでの対応が必要です。
- USB-DAC機能がない:他のDAPと比較すると、PCやスマホと接続して音源を再生できない点はやや残念です。
こんな人におすすめ
「R1」は以下のようなユーザーに特におすすめです:
- 初めてDAPを購入する方。
- 手軽に高音質な音楽体験を楽しみたい方。
- 軽量で持ち運びしやすいDAPを求める方。
- ローカル音源をメインに楽しむ方。
- QobuzやAirPlayを活用したい方。
HiBy Music 「R1」レビューの総括
HiBy Music 「R1」は16,800円という価格帯で提供される高音質DAPとして、初心者からライトユーザーまで広い層におすすめできる製品です。
音質、操作性、携帯性、価格のバランスが取れたこのモデルは、「シンプルで使いやすい」ことを重視するユーザーにとって理想的な選択肢です。
上位機種の高性能や多機能を求めない限り、「R1」は手軽に音楽体験を向上させたい方に十分満足を与えるでしょう。
初めてDAPを購入する方にとって、「R1」は素晴らしいエントリーポイントです。