【完全レビュー】JBL 「Tour One M3」の実力とは?音質・装着感・Smart Txの全貌を徹底解説!

Tour One M3トップ画像 ヘッドホン
出典:JBL公式
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近年、ワイヤレスヘッドホン市場は高音質・高機能化が進み、各社がハイエンドモデルでしのぎを削る中、JBLから登場した「Tour One M3」は、まさにその流れの“集大成”とも言える製品です。

2025年5月に発売されたこのモデルは、従来の「Tour One M2」からあらゆる点で進化を遂げたフラグシップヘッドホンであり、さらに注目すべきは、専用トランスミッターを付属した「Tour One M3 Smart Tx」モデルの存在です。

このトランスミッターは、飛行機内やテレビ、ゲーム機器などへの接続性を飛躍的に向上させ、“画面付き”仕様で使い勝手にも新しい次元をもたらしています。

「Tour One M3」は、音楽リスニングはもちろん、映画鑑賞、ゲーム、ビジネスシーンまで、多様な用途にフィットする万能型ヘッドホン。

その音質、装着感、ノイズキャンセリング性能の高さに加え、トランスミッターによる低遅延接続やUSBオーディオ対応といった機能面の充実が、ユーザーの体験を一段階引き上げています。

この記事では、通常モデルとSmart Txモデルの違いから、デザインや装着感、音質・機能性まで、あらゆる角度から「Tour One M3」シリーズの魅力を解説していきます。

最新のワイヤレスヘッドホンを検討している方はもちろん、前モデルユーザーの買い替え検討にも役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。

 

  1. JBL 「Tour One M3」とは?
    1. 製品概要と進化のポイント
    2. 通常モデルとSmart Txモデルの違い
    3. 競合機種との比較に見る立ち位置
  2. JBL 「Tour One M3」のデザイン・装着感・持ち運びやすさ
    1. 高級感と機能性を両立したデザイン
    2. 装着感の改善と快適性の進化
    3. 持ち運びに配慮したキャリングケースと構造
  3. JBL 「Tour One M3」の音質:豊かで迫力あるJBLサウンドの進化
    1. ■ マイカドーム40mmドライバーによる音の解像度向上
    2. 音域別レビュー:「Tour One M3」のサウンドバランス
    3. ■ 空間オーディオで広がるサウンドスケープ
    4. ■ シーンに合わせて選べるイコライザー設定
    5. ■ 実用面での音質体験:静寂も騒音下も“音に没入”
  4. JBL 「Tour One M3」の機能・アプリの実力
    1. ノイズキャンセリングと外音取り込み性能:静寂と周囲把握の自在な切り替え
    2. アプリ連携とSmart Txの便利機能
  5. JBL 「Tour One M3」を使用した私の体験談・レビュー
    1. 1. ノイズキャンセリング性能:強さではなく“質”で勝負
    2. 2. 装着感:側圧とクッション性の絶妙なバランス
    3. 3. Smart Txの便利さ:旅行・出張用途で革命的
    4. 4. 音質:期待以上の深みと調整の柔軟性
    5. 5. アプリ連携:細やかな設定で“自分仕様”に
    6. ■ 総評:ノイキャン慣れした人ほど“しみじみ良さがわかる”一台
  6. JBL 「Tour One M3」に関するQ&A
    1. 「Tour One M3」の通常タイプとSmart Txモデルの違いは何ですか?
    2. ノイズキャンセリングの性能はどの程度高いですか?
    3. 長時間使用しても耳が痛くなりませんか?
    4. USB-C接続での有線使用もできますか?
    5. どんな音楽ジャンルに向いていますか?
    6. スマホのアプリで何ができますか
    7. スマートTXは単体で使用できますか?
    8. 前作(Tour One M2)からどんな点が進化しましたか?
    9. トランスミッターの充電や使用時間はどれくらいですか?
    10. 複数デバイスとの同時接続(マルチポイント)は可能ですか?
    11. アプリを使わないと機能は制限されますか?
    12. Smart Txは海外旅行でも使えますか?
    13. 購入を迷っています。どんな人に向いていますか?
  7. JBL 「Tour One M3」レビューのまとめ
    1. 【総合評価】性能と機能を両立した万能型プレミアムモデル
    2. 【Smart Txモデル】飛行機・テレビ・レトロ機器も活かせる“万能ドングル”
    3. 【惜しいポイントも正直に】
    4. 【こんな人におすすめ】
    5. JBL 「Tour One M3」レビューの総括

JBL 「Tour One M3」とは?

Tour One M3イメージ画像
出典:JBL公式(Tour One M3)

JBL 「Tour One M3」は、JBLが誇る最新のフラグシップ・ワイヤレスヘッドホンです。

従来モデル「Tour One M2」から多くの面で進化しており、音質やノイズキャンセリング性能だけでなく、ユーザビリティや拡張性においても注目すべき改善が加えられています。

ここでは、まず「Tour One M3」の基本的なスペックやコンセプトを整理し、そこからトランスミッター付きモデル「Smart Tx」との違い、さらに他社製品と比較した際の特徴について解説します。

製品概要と進化のポイント

「Tour One M3」は、JBLの「プロサウンド」を追求したシリーズの集大成ともいえる存在で、以下のような大幅な進化が見られます。

主要スペックの比較表

項目Tour One M3Tour One M2
ドライバー40mm マイカドーム40mm PU+LCP
コーデックSBC / AAC / LC3 / LDACSBC / AAC / LC3
ノイズキャンセリングリアルタイム補正機能付きハイブリッドノイズキャンセリング 2.0ハリアルタイム補正機能付きハイブリッドノイズキャンセリング
マイク数10基(通話用2基含む)6基
空間サウンド対応(ヘッドトラッキング搭載)対応(トラッキングなし)
USBオーディオ対応(最大96kHz/24bit)非対応
バッテリー駆動時間最大70時間(NCオフ)最大50時間(NCオフ)
急速充電5分充電で5時間再生10分充電で5時間再生
マルチポイント対応対応
アプリ機能大幅に強化(個人最適化、EQ、空間サウンド制御など)対応(基本機能中心)

注目ポイント:

  • 新素材「マイカドーム」ドライバーによる解像度の高い音質
  • AIによるノイズキャンセリングのリアルタイム補正機能
  • USB-Cデジタル接続対応でハイレゾ再生が可能
  • ヘッドトラッキングによる立体的な空間サウンド
  • より快適な装着感と音響効果を実現する再設計されたハウジング

通常モデルとSmart Txモデルの違い

「Tour One M3」には、通常モデルに加えて「Smart Tx」というトランスミッター付きモデルが存在します。

これにより使い方の幅が大きく広がります。

Smart Txモデルの特徴:

  • 専用トランスミッターを同梱(画面付きで操作性が高い)
  • 飛行機、テレビ、ゲーム機などへの低遅延接続が可能
  • USB-C / 3.5mmの両方で接続可能
  • 本体とは独立して設定・操作可能(壁紙変更やタイマー表示なども可能)
  • LC3対応で高音質・低遅延通信に対応
  • キャリングケースに収納スペースあり(持ち運びも便利)

どちらを選ぶべき?

  • 高機能・マルチデバイス対応を重視する人には「Smart Txモデル」がおすすめ。
  • 音楽リスニング中心、コスパ重視の人には「通常モデル」でも十分満足できる内容です。

競合機種との比較に見る立ち位置

「Tour One M3」は、ソニーの「WH-1000XM5」やBoseの「QuietComfort Ultra Headphones」など、他社のフラグシップモデルと真っ向勝負できる性能を備えています。

JBL 「Tour One M3」の強み:

  • 中低音の厚みに優れたパワフルなJBLサウンド
  • 専用アプリの高機能性(EQ・パーソナライズ・空間サウンド)
  • USBオーディオ対応で自宅利用にも強い
  • トランスミッターによる低遅延接続がゲームや動画に強い

JBL 「Tour One M3」は、音質・装着感・ノイキャン性能すべてにおいて高次元でバランスされた万能型のヘッドホンです。

特に「Smart Tx」モデルは、ワイヤレスでありながら有線並みの低遅延接続を可能にする唯一無二の存在として、プロフェッショナル用途からエンタメまであらゆるシーンで力を発揮します。

次世代のワイヤレスヘッドホンとして、非常に完成度の高い一台と言えるでしょう。

 

JBL 「Tour One M3」のデザイン・装着感・持ち運びやすさ

Tour One M3イメージ画像
出典:JBL公式(Tour One M3)

JBL 「Tour One M3」は、音質や機能性の進化に加えて、デザイン・装着感・携帯性といった“使いやすさ”の観点でも大きな改善が加えられています。

ここでは、実際の使用に直結する外観・装着性・持ち運びやすさにフォーカスして解説します。

高級感と機能性を両立したデザイン

「Tour One M3」は、ビジネスでもプライベートでも使いやすい、洗練されたミニマルデザインに仕上がっています。

デザインの特徴:

  • 本体素材にセミマットUV加工&メタリック塗装を採用
    → 光沢を抑えた落ち着いた印象で、指紋も目立ちにくい
  • JBLロゴは控えめで、上品かつモダンなデザイン
  • 前モデル(M2)のギラつき感を抑え、よりスタイリッシュに
  • ブラック、モカ、公式限定ブルーのカラーバリエーション展開
モデルデザイン印象加工
M2光沢強めでやや派手メタリック強調
M3マット質感で落ち着いた印象セミマット仕上げ

装着感の改善と快適性の進化

装着感は、前モデルでも高評価でしたが、「Tour One M3」ではさらに快適性が向上しています。

進化ポイント:

  • 新開発のプロテインレザーイヤーパッド
    → 柔らかく低反発なムチムチ感、長時間装着しても疲れにくい
  • ハウジング形状を再設計
    → 丸みを帯びたデザインで耳全体を包み込むようなフィット感
  • パッシブノイズキャンセリング性能も向上
    → 外部ノイズを遮断しやすく、ノイキャン効果にも好影響
項目Tour One M3Tour One M2
イヤーパッドプロテインレザー(改良型)プロテインレザー(旧型)
クッション素材より柔軟な高密度フォーム標準的なフォーム
密着感高い(密閉性向上)良好だがやや緩め
フィット調整12段階、折りたたみ可能同様

ユーザーの声としても「2~3時間装着しても耳も頭も痛くならない」「軽すぎずズレにくい」という点が多く挙げられています。

持ち運びに配慮したキャリングケースと構造

外出先での使用や旅行用途において重要な“携帯性”にもJBLは手を抜いていません。

持ち運びの工夫:

  • 付属ハードケースが高品質&多機能
     - ケース内にトランスミッター専用ポケットあり(Smart Txモデル)
     - メッシュポケットやケーブル整理スペース付き
     - カラビナ付きでバッグに装着可能
  • ハウジングは90°回転・折りたたみ対応
     → コンパクトに収納でき、ネック掛け時もフィットしやすい
携帯性要素内容
ケース形状セミハードケース(M3専用形状)
収納性内ポケット付き、ケーブル&TX収納可能
折りたたみ構造回転+内折りタイプ
トランスミッター対応Smart Txモデルのみ専用ポケット搭載

JBL 「Tour One M3」は、視覚的な高級感と実用的な機能性を高次元で両立したデザインが魅力です。

快適な装着感は長時間使用でも疲れにくく、折りたたみ&収納性の高いキャリングケースは旅行や出張時にも非常に頼れる存在。

特にSmart Txモデルでは、専用トランスミッターの収納まで考慮された設計が秀逸で、本気で“持ち歩けるハイエンド”を体現した一台と言えるでしょう。

 

JBL 「Tour One M3」の音質:豊かで迫力あるJBLサウンドの進化

Tour One M3イメージ画像
出典:JBL公式(Tour One M3)

JBL 「Tour One M3」の音質は、単なる「JBLらしいパワフルな音」では片付けられない、繊細さと空間表現力の高さを両立したサウンド設計が特徴です。

音楽ジャンルを問わず、リスニング体験に深みと臨場感をもたらします。

■ マイカドーム40mmドライバーによる音の解像度向上

「Tour One M3」に搭載されているマイカドームドライバーは、超軽量で剛性の高い素材を使用することで、音の立ち上がりの速さ原音再現性の高さを実現しています。

  • ボーカルはクリアかつ前方定位:中音域の粒立ちが良く、歌声がぐっと近くに感じられる
  • ベース・キックは厚みがあり力強い:低音が広がらずタイトに収束、リズムが明確
  • 高音域はナチュラルで刺さりにくい:金属音もギラつかず、伸びやかに響く
項目内容
ドライバー構成マイカドーム40mmダイナミック
解像度高域〜低域まで分離感のある音像
チューニングバランス重視+中低域の密度強化
傾向音楽ジャンル問わず万能・迫力重視

音域別レビュー:「Tour One M3」のサウンドバランス

JBL 「Tour One M3」の音質は、JBLらしいパワフルさをベースにしながらも、各音域でのバランスと解像度が丁寧にチューニングされており、全体として自然で臨場感のあるサウンドに仕上がっています。

■ 低音域

  • 特徴:深みがありつつもブーミーにならず、タイトで輪郭のある低音
  • 印象:EDMやヒップホップ、R&Bなどで特に映える重低音。
  • 補足:ベースラインやバスドラムが明瞭で、リズムの躍動感をしっかり支える。

■ 中音域

  • 特徴:ボーカルが近くに感じられ、楽器の分離も良好
  • 印象:ポップスやロックではボーカルが前に出て、歌声の抑揚やブレスもクリアに再現。
  • 補足:ギター、ピアノ、ストリングスなどの音が重なっても一音一音が埋もれず、混濁しにくい。

■ 高音域

  • 特徴:伸びやかで抜けのよい高音。シンバルやハイハットのキレが良い
  • 印象:ジャズやアコースティック系での表現力が高く、余韻も自然。
  • 補足:刺さるようなシャリつきがなく、耳当たりがマイルド。長時間のリスニングでも疲れにくい設計。

■ 空間オーディオで広がるサウンドスケープ

「Tour One M3」はアプリを通じて空間オーディオに対応しており、映画・ライブ音源・ゲームなどにおいて、音の「立体感」や「方向性」を体感できます。

  • 頭の動きに応じて音場が変化するヘッドトラッキング機能
  • 映画ではセリフと環境音を分離、音楽ではライブ感が強調
  • 一般的な2chステレオ音源でも仮想的に音場を拡張

これは単なるイコライザーの拡張ではなく、音源の位置と空間の奥行きを感じさせる演出がされており、JBL独自のDSP(デジタル信号処理)技術が活きています。

■ シーンに合わせて選べるイコライザー設定

アプリには複数のEQプリセットが用意されており、ジャンルやシチュエーションに応じて簡単に音質を変えることができます。

EQプリセットの例:

  • クラブ(Club):低音強調・臨場感重視(おすすめ)
  • スタジオ(Studio):全体をフラットに再現、分析的に聴きたい人向け
  • ジャズ、ボーカル、エクストラバスなど豊富
  • カスタムEQ:5バンド調整が可能で、自由な音作りができる
モード名特徴
クラブ重低音と広がりが強調され迫力満点
ボーカル中音域をクリアに、歌声が際立つ
スタジオ原音に忠実なフラットチューニング
カスタム自分好みの音質を自由に設定可能

■ 実用面での音質体験:静寂も騒音下も“音に没入”

  • ノイズキャンセリングON時でも音の芯がブレず、細かい音も聴こえる
  • 飛行機や電車など騒音が多い環境でも中音域が埋もれない
  • EQ調整次第で、EDM〜クラシックまで幅広く対応

JBL 「Tour One M3」は、単に「いい音」で終わらない、解像度・空間性・チューニングの妙が融合したヘッドホンです。

ボーカルのリアリティと低音のダイナミズム、さらにアプリを活用することで音の演出を自在に変えられる柔軟性があり、「音を楽しむ自由度の高さ」こそが最大の魅力と言えるでしょう。

特に空間オーディオ×クラブEQの組み合わせは圧巻です。

 

JBL 「Tour One M3」の機能・アプリの実力

Tour One M3イメージ画像
出典:JBL公式(Tour One M3 Smart Tx)

JBL 「Tour One M3」シリーズは、ハイエンドモデルとしての完成度の高さを、機能性・アプリ連携の面でもしっかり示しています。

ここでは、それぞれの特長を詳しく解説していきます。

ノイズキャンセリングと外音取り込み性能:静寂と周囲把握の自在な切り替え

「Tour One M3」は、合計10基のマイクを活用した高度なハイブリッドノイズキャンセリング(ANC)を搭載しており、前作からさらに精度と静寂性が向上しています。

特に、中低域の雑音(エンジン音・空調・電車の走行音など)の遮断能力に優れ、飛行機や新幹線などの移動シーンで高い効果を発揮します。

ノイズキャンセリングの特徴:

  • フィードフォワード/フィードバック方式を組み合わせ、周囲のノイズをリアルタイムで検出・打ち消し
  • 中低域のノイズに対する遮断性能が高く、「音楽への没入感」を飛躍的に高める
  • 高域のノイズ(話し声や衝撃音など)も軽減されるが、完全に消すわけではなく「遠くに聞こえる」感覚
  • パッシブノイズアイソレーションも改良され、イヤーカップの構造とクッション素材の進化によって物理的遮音性も高い

外音取り込み(アンビエントアウェア/トークスルー)機能:

  • 周囲の音を自然に取り込む「アンビエントアウェア」モードは、不自然なホワイトノイズが少なく、音楽とのバランスも良好
  • 会話の際に役立つ「トークスルー」機能では、音楽の音量が自動で下がり、ヘッドホンを外さず会話が可能
  • アプリ上でこれらの感度を細かく調整できるため、環境や状況に応じたパーソナライズが可能

実用面の印象:

例えば、飛行機やカフェではノイズキャンセリングによって「まるで自分だけの空間にいるような感覚」が得られ、一方で街中の歩行時などには外音取り込みをオンにすれば、車の音やアナウンスも自然に聞こえ、安全性にも配慮されています。

このように、シーンごとの最適な聴覚環境を簡単に切り替えられるのが、「Tour One M3」の大きな魅力のひとつです。

アプリ連携とSmart Txの便利機能

JBL Headphonesアプリとの連携によって、「Tour One M3」のポテンシャルはさらに引き出されます。

また、Smart Txモデルならではの利便性も見逃せません。

アプリ連携の魅力:

  • EQカスタマイズ/プリセット変更(クラブ、スタジオなど)
  • ヘッドトラッキング付き空間サウンド
  • スマートトーク(話し始めると音量が自動で下がる)
  • パーソナライズ機能(聴力テストによる補正)
  • 左右バランス調整/低音補強/ダイナミックEQ

Smart Txの特徴:

  • 有機ELディスプレイ搭載
    → バッテリー残量、時刻、接続状況などを視認可能
  • 飛行機・テレビ・ゲーム機と遅延なしで接続
    → USB-C/3.5mm端子を使って有線転送もOK
  • AuraCast対応で複数ヘッドホンと同時接続
  • Flashライト/壁紙設定/クイック設定が可能
  • 日本語表示対応/メディアコントロールも可
項目JBL HeadphonesアプリSmart Tx
EQ編集○(自由調整&プリセット)
空間オーディオ○(ヘッドトラッキングあり)
時計・明るさ変更○(画面付き)
トランスミッター対応○(低遅延/多端子)
操作補助機能○(タップON/OFFなど)○(AuraCast、通知等)

「Tour One M3」は、単なる“音質がいいヘッドホン”にとどまらず、ノイズ制御/空間再現/アプリ操作性/接続性すべてにおいて、ハイエンドの価値をしっかりと体現しています。

特にSmart Txモデルは、トランスミッターの利便性が加わることで、飛行機・テレビ・ゲームなど多様な環境でも真価を発揮する特別仕様。

音を楽しむすべての人にとって、頼もしい1台といえるでしょう。

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JBL 「Tour One M3」を使用した私の体験談・レビュー

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1. ノイズキャンセリング性能:強さではなく“質”で勝負

「Tour One M3」のNCは、「無理やりノイズを圧し潰す」感覚ではなく、空気そのものを静かに変えてくれるような“ナチュラルさ”が印象的です。

  • 地下鉄のゴォーという音 → 自然と輪郭がぼやけ、意識に届かなくなる
  • 周囲の話し声 → 完全には消えないが、空間の奥に追いやられる感覚
  • 空調音やPCのファン音 → ほぼ完璧にカットされ、“耳が開放された静寂”になる

これは、「音に敏感な人」や「耳の閉塞感が苦手な人」にとって非常に快適な仕様です。

2. 装着感:側圧とクッション性の絶妙なバランス

側圧は強すぎず、緩すぎずで、まるで“耳を包む羽毛のような装着感”

長時間使用でも痛みや蒸れが少なく、集中力を切らさずに作業や移動に没頭できます。

  • 長時間フライト中でも耳周りが痛くならない
  • メガネ使用者でも締め付けが気にならない
  • クッションがしっかりしていて、汗も吸収しやすい

3. Smart Txの便利さ:旅行・出張用途で革命的

この機能には驚かされました

Bluetooth非対応のモニターでも、ワイヤレス接続で高音質・低遅延の映像体験が可能

  • 機内モニターで映画視聴 → セリフと口の動きがずれない!
  • ホテルのテレビ → 有線でつないでいた手間がゼロに
  • Nintendo Switchなどゲーム機器でも使用可能

さらに、小型ディスプレイによる直感的操作日本語表示対応で、ガジェット初心者でも使いやすいのも高評価ポイントでした。

4. 音質:期待以上の深みと調整の柔軟性

JBLらしいパワフルな低音に加え、「Tour One M3」は中域~高域にかけての解像度と広がりが極めて高く、バランス感のある音場設計となっています。

  • ボーカルの輪郭が立ち、定位が安定している
  • 弦楽器やピアノの繊細な響きもリアルに再現
  • クラブモードでEDMやパンクがより“ライブ感”に変貌

EQ(イコライザー)調整で大きく音質が変化するので、ジャンルを問わず**“音楽に合わせて変幻自在”**なのが特徴です。

5. アプリ連携:細やかな設定で“自分仕様”に

  • トークスルースマートトーク機能で自動音量調整
  • タッチ操作の無効化も可能(ただし一部制限あり)
  • オーラキャスト対応で複数デバイス同時再生も

他にも壁紙や時計、タイマーなどまるで“ウェアラブルデバイス”のような拡張性があり、旅先でも“気の利いたデジタルパートナー”のように使えます。

■ 総評:ノイキャン慣れした人ほど“しみじみ良さがわかる”一台

他社のような「強力な遮断力」を期待して使うと少し拍子抜けするかもしれませんが、「Tour One M3」はその代わりに“静寂を演出するセンスと、日常になじむ快適さ”に重きを置いた製品です。

特にSmart Tx付きモデルは、旅行や移動の多い人・映画やゲームを高音質で楽しみたい人には、極めて満足度の高い選択肢となるでしょう。

 

JBL 「Tour One M3」に関するQ&A

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JBL 「Tour One M3」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。

「Tour One M3」の通常タイプとSmart Txモデルの違いは何ですか?

mart Txモデルには、Bluetoothトランスミッター(小型ディスプレイ付き)が付属しており、飛行機の座席モニターやテレビなどに直接接続可能。遅延の少ない音声再生が可能なうえ、時計・バッテリー残量表示などの便利機能も搭載されています。

ノイズキャンセリングの性能はどの程度高いですか?

最大10個のマイクを活用したアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載。特に中低音域の騒音をしっかりと遮断し、飛行機や電車でも快適なリスニング環境を提供します。

長時間使用しても耳が痛くなりませんか?

柔らかいクッション性と適度な側圧設計により、3〜5時間の連続使用でも疲れにくい装着感が実現されています。ヘッドバンドのフィット感も自然で、耳や頭にストレスを与えにくい設計です。

USB-C接続での有線使用もできますか?

USB-C端子に対応しており、付属のケーブルで有線接続が可能です。USB DAC機能により、スマホやPCでも高音質なロスレス再生が可能です。さらに接続中でもアプリ操作やイコライザー調整ができます。

どんな音楽ジャンルに向いていますか?

JBLらしい力強い低音と明瞭な中高音が特徴で、EDMやロック、ヒップホップなどの迫力ある楽曲は特に相性抜群です。一方で、クラシックやジャズもナチュラルに再生できる柔軟な音作りがされています。

スマホのアプリで何ができますか

JBL Headphonesアプリを通じて、ANC設定・外音取り込み・イコライザー・Smart Talk(話しかけると自動で音楽が下がる)・壁紙変更などの多彩なカスタマイズが可能です。空間オーディオやビームフォーミングマイクの設定もアプリ経由で行えます。

スマートTXは単体で使用できますか?

Smart Txは「Tour One M3」専用設計ですが、基本的なBluetoothトランスミッター機能は他のBluetoothヘッドホンやスピーカーでも使用可能です。ただし、表示言語・接続状態など一部機能はM3と連携することで最大限に活用できます。

前作(Tour One M2)からどんな点が進化しましたか?

「Tour One M3」では、マイカドームドライバーの搭載により音の解像度と応答性が向上し、ノイズキャンセリング性能もマイク数の増加により強化されています。また、Smart Txモデルの追加や、空間オーディオ・ヘッドトラッキングなど、新機能も多数搭載されています。

トランスミッターの充電や使用時間はどれくらいですか?

Smart TxはUSB-Cで充電可能で、約6時間以上の連続使用が可能です。ディスプレイ付きながらバッテリー持ちは良好で、長距離フライトでも十分対応できます。

複数デバイスとの同時接続(マルチポイント)は可能ですか?

マルチポイント接続に対応しており、スマートフォンとPCなど、2台のデバイスを同時に待ち受けることができます。音楽を聴いている最中にスマホの着信を受ける、といった使い方が可能です。

アプリを使わないと機能は制限されますか?

基本的な再生・ANC切替・外音取り込みは本体だけで操作可能ですが、空間オーディオやEQカスタマイズ、Smart Talk設定など細かいパーソナライズ機能はアプリでしか操作できません

Smart Txは海外旅行でも使えますか?

はい、特に機内エンタメ用のモニターやBluetooth非対応の機器と接続できるため、海外旅行との相性は抜群です。表示言語も日本語対応しており、操作も直感的です。

購入を迷っています。どんな人に向いていますか?

機内や出張など移動が多い人
マルチデバイス接続や外音取り込み機能を重視する人
Bluetooth未対応の機器でも使いたい人(Smart Tx活用)
JBLサウンドが好きで多機能モデルを探している人
こういった方には非常に満足度の高いモデルです。

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JBL 「Tour One M3」レビューのまとめ

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※画像はイメージです

JBL 「Tour One M3」は、音質・装着感・機能性・接続性の4拍子を高次元で成立させた、まさに“現代のフラッグシップヘッドホン”と言える存在です。

特にSmart Txモデルは、Bluetoothの常識を超える使い方を可能にすることで、多くのユーザーのライフスタイルを変える可能性を秘めています。

【総合評価】性能と機能を両立した万能型プレミアムモデル

評価項目評価ポイント
音質JBLの定評あるパワフルサウンドに加え、マイカドームドライバーによる明瞭な中高音が魅力。空間オーディオにも対応し、没入感は極めて高い。
ANC(ノイズキャンセリング)10マイク構成で中低域ノイズに強く、特に飛行機・電車など移動環境で効果を発揮。
装着感クッション素材やバンド設計が見直され、長時間のリスニングでも耳や頭への負担が少ない。
機能性Smart Talk、自動再生・一時停止、イコライザー、ヘッドトラッキングなど多数の先進機能を搭載。
拡張性3.5mm/USB-C有線接続、LDAC対応、アプリ連携など使用環境を選ばない柔軟性がある。
デザインマットで落ち着いた高級感のある外観。前作よりも上質で洗練された印象。

【Smart Txモデル】飛行機・テレビ・レトロ機器も活かせる“万能ドングル”

Smart Tx(スマートトランスミッター)モデルは、単なるBluetoothドングルではありません。

  • ディスプレイ搭載:電池残量や音量、接続状況を視覚的に把握可能
  • 物理ボタン不要:画面操作ができ、アナログ接続でも直感的に使える
  • 遅延ゼロに近い接続:映像とのズレが極めて少なく、映画やゲームも快適
  • 収納ポケット付きケース:ヘッドホン本体と一体で管理でき、出張・旅行でもスマート

特に飛行機での使用や、Bluetooth非対応のテレビ・PC・ゲーム機との接続に強みがあり、「これ1つで全部済む」というユーザー体験を実現してくれます。

【惜しいポイントも正直に】

もちろん、完璧ではありません。

  • LDAC利用中は空間オーディオが使用不可
    → 高音質 or 立体音響、どちらを優先するかユーザーの判断が必要です。
  • タッチ操作がやや敏感
    → 誤動作が起きやすく、設定でワンタップだけオフなどの微調整ができないのは惜しい点。
  • 価格はやや高め
    → ただし、Smart Tx込みなら価格以上の多用途性と満足感を得られるのは間違いありません。

【こんな人におすすめ】

  • 移動や旅行が多く、飛行機や新幹線で音楽や映画を楽しみたい人
  • 音質も機能も妥協せず、自分好みにカスタマイズして使いたい人
  • テレビ・レコードプレーヤー・ゲーム機など、様々な機器と連携したい人
  • Bluetoothの遅延や制約に不満を感じていた人
  • JBLのサウンドが好きで、ワンランク上のモデルを探している人

JBL 「Tour One M3」レビューの総括

JBL 「Tour One M3」とそのSmart Txモデルは、音質、快適性、機能性すべての面で大きな進化を遂げた次世代のワイヤレスヘッドホンです。

パワフルで解像度の高いJBLサウンド、長時間装着しても疲れにくい構造、豊富なカスタマイズ性を持つアプリ連携など、日常から出張・旅行まで幅広いシーンで使える設計が魅力です。

特にSmart Txモデルは、Bluetooth非対応の機器にも対応でき、空間オーディオや超低遅延再生といった新たな体験を提供してくれる万能アイテムとして、真の完成度を誇ります。

使いこなすほどに、その価値が実感できるプレミアムな1台といえるでしょう。

あなたの音楽と映像の時間を、ワンランク上の没入体験に変えてくれるヘッドホン。

それが、JBL 「Tour One M3」です。

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