Kiwi Ears 「Quintet」 徹底レビュー|5ドライバーの音質・解像度・分離と装着感を完全検証

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Kiwi Ears 「Quintet」は、中国の新興ブランドKiwi Earsが手掛けるユニバーサルIEMであり、複数のドライバーを組み合わせた独創的な設計によって、幅広い音域を高い解像度で鳴らすことができると注目を集めています。

ダイナミックドライバーやBAドライバーに加え、平面磁界型のユニットを搭載するなど、同価格帯のイヤホンでは珍しい構成が採用されている点が最大の特徴です。

その結果、低音の力強さと中高音の透明感をバランスよく両立させ、オーディオファンやレビューアーの間で高い評価を獲得しています。

また、筐体のデザインはシンプルでありながら存在感があり、装着感の良さも工夫されています。

音質面だけでなく実用性にも配慮されているため、長時間のリスニングや日常使いにも適したモデルといえるでしょう。

この記事では、Kiwi Ears 「Quintet」のデザインや装着感の詳細、実際の音質傾向、そして使用して感じた体験談を含めながら、その魅力を余すことなくお伝えしていきます。

購入を検討している方が自分に合うかどうかを判断できるよう、できるだけ具体的にレビューしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

Kiwi Ears 「Quintet」のデザインと装着感

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出典:ナイコム公式

外観デザインと質感

Kiwi Ears 「Quintet」のデザインは、派手すぎず落ち着いた印象を持ちながらも、手に取ったときに所有欲を満たしてくれる質感が魅力です。

フェイスプレートには控えめながらも独自の模様が施され、日常使いにも馴染むスタイルに仕上がっています。

樹脂シェルの表面処理も丁寧で、触れたときに角の違和感が少なく、長く使っても劣化を感じにくいのが好印象です。

  • 落ち着いた色合いでビジネスシーンにも対応
  • シェルは継ぎ目が滑らかで高級感のある仕上げ
  • ノズル形状はイヤーピース交換がしやすく実用性が高い

フィット感と装着の安定性

装着すると、耳の形に沿って自然に収まるように設計されており、軽いひねりで安定したポジションが決まります。

歩行や軽い動作ではシール感が崩れにくく、耳への圧迫も最小限。耳掛け式のケーブルも柔らかく、メガネとの併用時にも干渉が少ないのが安心です。

安定した装着を得るためのコツ

  • イヤーピースは普段より少し大きめサイズから試すとシールが安定
  • ケーブルを耳後ろで軽く固定するとタッチノイズが軽減
  • ノズル角度を意識して“くるっと前上方向”に回し入れると圧迫感が減る

耳のタイプ別イヤーピース選び

耳道の傾向おすすめイヤピ期待できる効果
細め薄肉シリコン・やや大きめシール性の向上、低音の安定感
普通〜広め中肉シリコン・ツートーン系装着安定と解像度のバランス
汗や湿度が多いドライタッチ系シリコン滑り防止、長時間の安定感
圧迫感が苦手低反発フォーム疲労軽減、長時間使用向き

長時間使用での快適さ

長時間のリスニングでも耳に局所的な負担がかかりにくいのは大きな魅力です。

シェルの軽量さと丸みを帯びた形状が耳全体にうまくフィットし、ホットスポットができにくい構造になっています。

さらに、浅めの装着でもしっかりと密閉感を得られるため、耳道の圧迫感を避けながら自然に音楽を楽しめます。

シーン別おすすめ装着スタイル

シーン工夫のポイントメリット
通勤・移動中イヤピをワンサイズ上で浅め装着密閉感と疲れにくさを両立
デスクワーク中肉シリコン+ケーブル後ろ固定タッチノイズが減り集中しやすい
長時間鑑賞フォームイヤピを浅めに装着圧迫感を抑えつつ快適性アップ
軽い運動・家事シリコン+耳掛けをしっかり調整ずれにくく安定感を維持

Kiwi Ears 「Quintet」は、派手さを抑えたデザインの中に所有欲を満たす質感を備え、さらに耳に優しいフィット感を実現しています。

イヤーピースや装着方法を工夫すれば、通勤からリスニングセッションまで幅広いシーンで快適に使える万能型のIEMです。

デザインと装着感の完成度は、音質面に集中するための大きな後押しになるでしょう。

 

Kiwi Ears 「Quintet」の音質レビュー

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出典:ナイコム公式

低音域の表現力

Kiwi Ears 「Quintet」の低音は、沈み込みは十分でありながら過剰に主張せず、スピード感を重視したタイトな鳴り方が特徴です。

ベースラインは輪郭がはっきりし、キックも力強く響きますが、膨らみが少ないため全体のバランスを崩しません。

ドンシャリ系の迫力を求めるリスナーにはやや控えめに感じる一方、質感を大切にするユーザーには高評価となる傾向です。

低音の特徴

  • サブベースは必要十分に沈み、自然な存在感
  • 中低域はタイトでスピード感があり、濁りにくい
  • ウォームさよりも「キレの良さ」を優先したチューニング
  • 中域に干渉しにくく、分離感に貢献

相性の良いジャンル

  • エレクトロやポップス → ビートの輪郭が明確
  • ジャズ → ウッドベースの余韻や指のニュアンスが聴きやすい
  • メタル → ツーバス連打でも潰れずに表現可能

中高音域の解像度とバランス

中域は透明感があり、ボーカルがすっきりと浮き上がるように描写されます。

女性ボーカルやアコースティック楽器は特に映え、解像度の高さが印象的です。

高域は伸びが良く、シンバルや弦楽器の倍音が細やかに再現されるため、全体に空気感が加わります。

録音の粗が出やすい傾向はあるものの、イヤーピースや音量調整で上手くコントロールできます。

中高音の特徴

  • 中域:クリアで定位が安定、ボーカルが前に出る
  • 上の中域:解像度が高く、細かい表現まで描写
  • 高域:伸びやかで空気感に富み、余韻が自然
  • 全体のトーン:ニュートラル寄りでややブライト

リスニングの工夫

  • シリコンイヤピで抜け感を活かす → 高域が爽やかに広がる
  • フォームイヤピで柔らかさを加える → ボーカルが近く聴きやすい
  • 音量はやや控えめに → 刺さりを抑えつつ解像度を保つ

サウンドステージと分離感

音場の広がりは左右方向に優れ、前後も自然な奥行きを持っています。

楽器の定位は正確で、複数のパートが入り組んでも混濁しにくいのが特徴です。全

体として「整理された広がり」を感じられ、ライブ音源やクラシックなどでその強みが活きます。

空間表現のまとめ

項目特徴コメント
横方向の広さ広め左右の分離が良く、アンサンブルでも聞き分けやすい
奥行き自然前後の距離感がわかりやすく立体感あり
定位正確ボーカルやソロ楽器のポジションが安定
分離感高い帯域同士が重なりにくく、細部が見える
ダイナミクス良好小音から大音まで滑らかに表現できる

Kiwi Ears 「Quintet」は、低音をタイトにまとめ、中域をクリアに描写し、高域で空気感を加えることで、ニュートラル寄りのバランスを実現しています。

迫力よりも分離感や解像度を優先するチューニングであり、ジャンルを選ばず細部まで音を楽しみたいリスナーに適しています。

長時間聴いても濁りにくく、集中して音楽に没入できる点が大きな魅力といえるでしょう。

 

Kiwi Ears 「Quintet」の機能とスペック

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出典:ナイコム公式

ドライバー構成と技術的特徴

Kiwi Ears 「Quintet」は、4種類5基のハイブリッド構成を採用したユニークなモデルです。

低域を担当するのは10mmのDLCダイナミックドライバーで、俊敏な立ち上がりとタイトな響きを実現。

中域は定評のあるKnowles製BAが支え、ボーカルや楽器の解像度を高めています。

さらに高域はMicro Planar Transducer(平面駆動型)が伸びやかな響きを演出し、超高域はPZT(圧電)骨伝導ドライバーが空気感を補強するという贅沢な構成です。

ドライバー構成まとめ

ドライバー役割特徴
10mm DLCダイナミック低域タイトでスピード感ある低音
2×Knowles BA中域自然なつながりと高解像度
Micro Planar Transducer高域伸びやかで繊細な表現力
PZT(骨伝導)超高域空気感と微細なテクスチャを補強

この複合的な設計により、「Quintet」は幅広い音域を余すことなく再現し、価格帯を超える音の情報量を提供しています。

ケーブル・リケーブル対応

「Quintet」は2pin 0.78mm規格を採用し、リケーブルが容易です。

標準ケーブルはOFC銀メッキ仕様で、長さ約1.2m、3.5mmステレオ端子を備えています。

取り回しが良く、初期段階から十分に使える品質ですが、バランス接続や音質調整を楽しみたい人にはリケーブルによるカスタマイズが推奨されます。

ケーブル関連のポイント

  • 標準ケーブル:OFC銀メッキ/軽量で取り回し良好
  • 接続端子:2pin 0.78mm → 豊富なリケーブル製品に対応
  • リケーブル効果の一例
    • 銅線系:低域の厚みが増しウォーム傾向に
    • 銀線系:高域の抜けと分離感が向上
  • イヤーピース交換との組み合わせで“自分好みのサウンド”に調整可能

価格帯とコストパフォーマンス

価格は約3万円前後と、ミドルクラスIEMの中でも手が届きやすいレンジに位置しています。

同価格帯では2〜3ドライバー構成が一般的ですが、「Quintet」は5基の異種ドライバーを搭載しており、スペック面でのアドバンテージが際立っています。

コストパフォーマンス評価

  • 複合ドライバー構成をこの価格帯で実現している点は希少
  • 音質は解像度・分離感ともに価格以上のパフォーマンス
  • リケーブルやイヤーピース交換による拡張性が高く、長期的に楽しめる
  • 中華IEM市場の中でも“コスパ重視の高音質モデル”として位置づけられる

総じて、Kiwi 「Quintet」は「3万円前後でハイブリッドIEMの魅力を味わいたい」ユーザーに最適な選択肢です。

高解像度サウンドと拡張性を両立しており、価格以上の満足感を提供してくれるでしょう。

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Kiwi Ears 「Quintet」を使用した私の体験談・レビュー

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Kiwi Ears 「Quintet」を実際に使ってみて、まず印象に残ったのは“全体の見通しの良さ”です。

音量を大きくしなくても細部まで情報が浮かび上がり、ボーカルの定位が自然に前へ出てきます。

低域はタイトに制御されており、長時間聴いても耳が疲れにくいと感じました。

装着についても、シェルの形状が耳に沿いやすく、浅めに装着しても十分な密閉感が得られるため、快適性は高めです。

ただし、上の中域〜高域は情報量が多いため、曲によってはサ行がやや強調されることもありました。

イヤーピースをフォームタイプに替えたり、音量を少し下げるだけで、印象がぐっと改善されます。

このように、ちょっとした調整で自分好みのバランスに仕上げられる柔軟さがあるのも魅力です。

使用して感じた良い点

  • 低域は速くタイトで、リズムが崩れにくい
  • 中域がクリアで、ボーカルの存在感がしっかり伝わる
  • 高域は伸びやかで、余韻の消え際まで自然に再現
  • 装着感が安定しており、長時間でも疲れにくい

気になった点と対処法

  • 高域が強めに出る曲がある → フォームイヤピで緩和
  • 低域の厚みは控えめ → 銅線リケーブルや大きめイヤピで補強

シーン別の使い心地

シーン使用感工夫のポイント
通勤・移動外音を適度に遮断しつつ聴き疲れしにくいイヤピをワンサイズ上にして浅めに装着
デスクワーク小音量でも解像度が保たれ、BGM用途に最適ケーブルを耳後ろで固定してタッチノイズを軽減
自宅リスニング音場の広さと余韻の美しさが楽しめる装着角度を微調整して“面で支える”感覚に
軽い運動・家事動いても定位が安定し、ずれにくい耳掛けを少し強めに調整

ジャンルごとの印象

ジャンル体感推奨セッティング
ボーカル/アコースティック息遣いがリアルで繊細フォームイヤピで刺さりを抑える
エレクトロ/ポップビートの切れ味が鋭いシリコンイヤピで高域の抜けを活かす
ロック/メタルギターとドラムの分離が良好音量をやや下げて全体のバランスを整える
ジャズ/クラシックホール感や楽器配置が明瞭低反発イヤピで響きを自然に引き出す

体験談のまとめ

「Quintet」は“量感で押す低音”ではなく、“スピードと分離”で音楽全体を支えるイヤホンだと感じました。

細部まで解像する力が強く、シーンやジャンルを問わず安定して楽しめます。

装着やイヤピの工夫次第で表情が変わる“育てがい”のあるモデルでもあり、使い込むほどに自分に合った最適解を見つけられる一台でした。

 

Kiwi Ears 「Quintet」についてのQ&A

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Kiwi Ears 「Quintet」に関してよくりそうな質問とその回答をまとめました。

音の傾向は?

ニュートラル寄りブライト。

  • 低域:量は適度、タイトで速い
  • 中域:クリアでボーカルの輪郭が立つ
  • 高域:伸びと空気感があり、分離が良い

どんなジャンルに合いますか?

ボーカル/アコースティック、ジャズ、エレクトロ、ポストロック、メタル(速い低域が活きる)。

  • 低域“量”で押すEDMを濃厚に聴きたい人は、イヤピやケーブルで調整推奨

高域が少し強いと感じたら?

下の3つでスムーズに緩和。

  • フォーム系イヤピに変更
  • 音量をひと目盛り下げる
  • 軽いEQ:3–5kHzを−1〜2dB

低域の厚みを増やす方法は?

密閉と伝送で“足す”。

  • イヤピをワンサイズ上に/挿入を浅め安定に
  • 銅寄りケーブルへ交換
  • 軽いEQ:80–120Hzを+1〜2dB

リケーブルの効果はありますか?

あります(傾向の微調整)。

  • 銅線系:低域の土台・重心を下げる
  • 銀線系:分離感・高域の抜けを強化
  • 4.4mmバランス:駆動余裕・ノイズ低下が見込める(機器依存)

音場・定位はどうですか?

横方向が広く、前後は自然。

  • 定位はセンターが正確、コーラスや二本のギターが重なりにくい

遮音性・音漏れは?

カナル型相応の遮音性で、音漏れは少なめ。

  • 風の強い屋外では角度調整で風切りを抑えられる

ゲームや動画の遅延は?

有線IEMのため遅延は実質問題なし。定位の良さで足音・環境音も追いやすい。

通勤時のタッチノイズ対策は?

耳後ろ固定+シャツクリップが有効。

  • ケーブルを前に回すと擦れをさらに抑制

他機種と比べた強みは?

4種5基のハイブリッドが生む情報量と分離、拡張性(2pin・リケーブル・イヤピで追い込める)。

  • 弱み:低域“量”は標準的(調整で補える)

長時間リスニングは快適?

はい。浅〜中深度で密閉が作れ、一点圧が出にくいシェル形状。

  • 角度が合えば“つけっぱなし”でも疲れにくい
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Kiwi Ears 「Quintet」レビューのまとめ

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Kiwi Ears 「Quintet」は、タイトな低域・クリアな中域・伸びやかな高域を核に、見通しの良さと分離感で音楽を丁寧に描くIEMでした。

装着は浅〜中深度で決まりやすく、2pin規格×リケーブルの拡張性や、約3万円前後という価格を踏まえると、日常使いからじっくり聴き込むシーンまで幅広くハマる“実用的な本格派”です。

いっぽうで、音源やセッティング次第では上の中域〜高域のエネルギーを強く感じることがあるため、イヤーピースと音量の微調整でベストバランスを探ることが満足度を左右します。

要点サマリー

  • 音の傾向:ニュートラル寄りブライト。解像度と分離感が強み
  • 低域:量感は適度、スピード重視で濁りにくい
  • 中域:ボーカルの定位が安定し、細部の表情が見える
  • 高域:伸び・空気感に優れ、余韻の描写が綺麗
  • 装着:面で支える設計で長時間も快適
  • 拡張性:2pinリケーブル&イヤピ交換で“自分好み”にチューニング
  • コスパ:複合5ドライバーの構成・描写力を約3万円前後で体験

良い点/気になる点

観点良い点気になる点(対処案)
音質全般高解像・高分離、音場の見通しが良い高域が強めに感じる曲あり(フォーム系イヤピ+音量控えめ)
低域タイトで速い。長時間でも濁りにくい量感は控えめ(銅線ケーブル/大きめイヤピで増量)
中域ボーカルが自然に前へ、定位が安定粗い録音は情報が出すぎる(音源側で整える)
高域伸び・空気感・余韻の描写が魅力サ行が目立つ場合あり(イヤピで拡散・角度調整)
装着感浅〜中深度で密閉を作りやすい耳形状により当たりが出ることも(装着角度を微調整)
取り回し2pinで拡張自在・ケーブル軽快バランス接続はリケーブル前提

向いている人/向いていない人

タイプ該当する人の傾向
向いている分離・解像度重視。ボーカルや細部の描写を楽しみたい。長時間でも濁らない“整った”音が好み。リケーブルやイヤピで音作りを楽しみたい。
合わないかも低域の“量”で押す迫力を最優先したい。高域は徹底的にマイルドがいい(セッティングで調整できるが素のチューニングはブライト寄り)。

購入判断チェックリスト

  • 低域は「量より質(スピードとタイトさ)」が好み → YES
  • ボーカルの輪郭やハーモニクスまで“細部”を聴きたい → YES
  • イヤピ・リケーブルで音を追い込みたい → YES
  • 何もせず“濃厚&ドンシャリ”が欲しい → NO(要セッティング/別傾向検討)

ベストを引き出す簡易セッティング

  • 高域が強いとき:フォーム系イヤピ+音量をひと目盛り下げる
  • 低域の量感を足したい:銅寄りケーブル+イヤピをワンサイズ上へ
  • 抜け感を重視:広口シリコン+角度を前上に“くいっ”と回して装着

Kiwi Ears 「Quintet」レビューの総括

Kiwi Ears 「Quintet」は、タイトで速い低域、クリアな中域、伸びやかな高域を軸に、価格帯を超える解像度と分離感を実現します。

浅〜中深度で決めやすい装着は長時間でも負担が少なく、2pin規格によるリケーブルの拡張性と相まって、通勤から腰を据えた鑑賞まで幅広いシーンで安定して活躍します。

約3万円前後というレンジで“実用性”と“聴き込み精度”を両立している点は、日常の主力機として選びやすい強みです。

一方で、上の中域〜高域のエネルギーをやや強めに感じる音源では耳あたりがシャープになることがあり、フォーム系イヤーピースや音量の見直し、軽いEQで整えると持ち味がいっそう際立ちます。

迫力の“量感”で押すサウンドを最優先するよりは、見通しの良さと細部の描写を重視するリスナーにこそ真価を発揮するモデルだといえます。

結論として、「Quintet」は“整った音で長く聴ける”をまっすぐ実現する一本です。

迷ったらまずイヤーピースと装着角度を整えて、その透明感と分離の良さを確かめてみてください。

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