MOONDROP(水月雨)「Pill」 レビュー|音質・装着感・音漏れまで徹底評価【イヤーカフ型】

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出典:MOONDROP(水月雨)公式
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ワイヤレスイヤホン市場において、近年注目を集めているカテゴリのひとつが「イヤーカフ型(オープンイヤー型)」です。

耳を塞がないスタイルで、周囲の音を自然に取り込みながら音楽や通話を楽しめる点が支持されています。

その中でもオーディオファンから高い評価を得ているブランド MOONDROP(水月雨) が初めて手掛けたモデルが「Pill(ピル)」です。

名前の通り薬のカプセルを思わせるユニークな充電ケースと、アクセサリー感覚で身につけられるデザイン性から、多くの注目を集めています。

価格は7,000円前後と比較的手に取りやすい設定でありながら、13mm大口径のダイナミックドライバーやAIノイズキャンセリング、マルチポイント接続といった実用的な機能を備えているのも魅力です。

一方で、「音漏れは大丈夫?」「カナル型よりも音質が劣らないのか?」「技適マークや購入先に注意は必要?」といった疑問を持つ方も少なくありません。

この記事では、デザインやスペックといった基本情報から実際の使用感、さらに購入前に知っておきたい注意点まで、MOONDROP(水月雨)「Pill」を徹底的にレビューしていきます。

最後まで読めば、このイヤホンがあなたに合うのかどうかを判断できるはずです。

 

  1. MOONDROP(水月雨)「Pill」の特徴
    1. ブランド「MOONDROP(水月雨)」について
    2. カプセル型デザインと外観のポイント
    3. 基本スペックと価格帯
  2. MOONDROP(水月雨)「Pill」の使用感レビュー
    1. 装着感と安定性
    2. 音質の特徴(低域・中域・高域のバランス)
    3. 操作性・アプリ・マルチポイント接続
    4. 通話品質と遅延性能
    5. 使用シーン別のおすすめ度
  3. MOONDROP(水月雨)「Pill」の購入前の注意点
    1. 音漏れと使用シーン
    2. 技適認証と購入先
    3. スペック面の制限
    4. 購入前チェックリスト
  4. MOONDROP(水月雨)「Pill」を使用した私の体験談・レビュー
    1. 良かったと感じた点
    2. 気になった点
    3. シーン別の使用感
    4. 快適に使うための工夫
    5. 合う人・合わない人
    6. 1日の使用リズム例
    7. 体験談の結論
  5. MOONDROP(水月雨)「Pill」に関するQ&A
    1. 音漏れはどの程度ありますか?
    2. ランニングやスポーツでも使えますか?
    3. 通話の音質はどうですか?
    4. ゲーム用途に使えますか?
    5. iPhoneとAndroidの両方で問題なく使えますか?
    6. 充電方法は?ワイヤレス充電に対応していますか?
    7. アプリでできることは?
    8. 防水性能はどのくらいですか?
    9. 長時間使って耳が痛くなることはありませんか?
    10. 電池持ちは実際どうですか?
    11. マルチポイントは安定していますか?
    12. 他のイヤーカフ型と比べてどうですか?
  6. MOONDROP(水月雨)「Pill」レビューのまとめ
    1. 良かった点
    2. 気になる点
    3. 購入に向いている人
    4. あまり向かない人
    5. 購入前チェックリスト
    6. MOONDROP(水月雨)「Pill」レビューの総括

MOONDROP(水月雨)「Pill」の特徴

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出典:MOONDROP(水月雨)公式

ブランド「MOONDROP(水月雨)」について

MOONDROP(水月雨)は、中国発の人気オーディオブランドです。

低価格帯からハイエンドまで幅広く展開しており、特に「正確な測定と緻密なチューニング」で知られています。

  • B&K 5128 という業界標準の音響測定機を使用
  • 独自のチューニングターゲット 「VDSF for OWS」 を確立
  • 世界中のオーディオファンから高い評価を受ける

そのMOONDROP(水月雨)が初めて投入した「イヤーカフ型」の完全ワイヤレスイヤホンが 「Pill 」です。

耳を塞がずに音楽を楽しめる“ながら聴き”スタイルと、同社ならではの高音質設計を組み合わせた新しい提案となっています。

カプセル型デザインと外観のポイント

MOONDROP(水月雨)「Pill」を手に取ったとき、まず目を引くのはユニークな外観です。

  • 薬のカプセルを模した充電ケース
    半透明の筐体で、内部が回転することでフタになる仕組み。所有欲を満たす「見て楽しい・触って楽しい」デザインです。
  • イヤーカフ型の装着方式
    耳の軟骨に引っ掛けるC字型のブリッジ構造を採用。
    • 内部:形状記憶チタン合金
    • 外部:肌触りの良い液体シリコン
      軽さと耐久性を両立し、長時間の使用でも快適さを保ちます。
  • 音漏れ対策の工夫
    ダイポール型の指向性音伝送技術を導入。完全に防げるわけではありませんが、オープンイヤー型としては漏れを抑えた設計になっています。

見た目のユニークさだけでなく、日常的な使いやすさや快適性も意識した外観といえます。

基本スペックと価格帯

「Pill」はデザイン性だけでなく、機能面も充実しています。

以下に主要スペックをまとめました。

項目内容
ドライバー13mm 円形・低歪みダイナミックドライバー
チューニングVDSF for OWS(B&K5128ベースの専用ターゲット)
再生時間本体:約8時間 / ケース込み:約28時間
防水性能IPX4(生活防水レベル)
コーデックSBC / AAC
接続方式Bluetooth 6.0
主な機能マルチポイント接続、AIノイズキャンセリング、ゲームモード(低遅延)
アプリMOONDROP Link対応(EQ・DSP・音量調整など)
付属品USB Type-Cケーブル
技適認証型式:MD-OWS-003 / 番号:R219-259070

価格帯

  • 国内実売価格:6,500〜7,500円前後
  • 取り扱い:Amazon、楽天市場、e☆イヤホンなど国内正規販売店で購入可能

この価格帯としては珍しく、大口径ドライバー+マルチポイント+本格的EQアプリ を備えたコストパフォーマンスの高いモデルとなっています。


👉 まとめると、MOONDROP(水月雨)「Pill」は「ブランドの信頼性」「所有欲を満たすデザイン」「実用的なスペック」の三拍子が揃ったイヤホン だと言えるでしょう。

 

MOONDROP(水月雨)「Pill」の使用感レビュー

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出典:MOONDROP(水月雨)公式

装着感と安定性

MOONDROP(水月雨)「Pill」はイヤーカフ型の構造を採用しており、耳の軟骨部分にC字ブリッジを挟んで装着します。

耳道を塞がないため、圧迫感や蒸れが少なく、長時間の使用でも快適です。

  • 軽量(片側約5g)で耳への負担が小さい
  • 内部はチタン合金、外側はシリコン素材で柔らかいフィット感
  • 装着位置を微調整することで音の厚みや安定性が変化

使用シーン別の安定性

シーン安定性コメント
デスクワーク・家事長時間でも快適。耳の疲れが少ない
軽いウォーキング基本は安定。ただし時々位置を直す必要あり
ランニングや激しい運動動きが大きいとズレやすい

音質の特徴(低域・中域・高域のバランス)

MOONDROP(水月雨)らしく、「Pill」も自然で聴き疲れしにくいチューニングが光ります。

特にボーカルの質感表現が得意です。

帯域ごとの印象

  • 低域:オープン型にしては量感があり、土台をしっかり支える。キック音も輪郭が出る。
  • 中域:最も得意。ボーカルが前に自然に定位し、厚みやニュアンスを豊かに再現。
  • 高域:刺激を抑えた伸び。繊細さよりもマイルドさを優先し、長時間でも聴きやすい。

相性の良いジャンル

  • ポップス、R&B、ジャズ、アコースティック、シティポップ

やや苦手なジャンル

  • EDMやメタルなど、鋭いアタックや重低音を強く求める音楽

操作性・アプリ・マルチポイント接続

操作は背面パネルのタッチセンサーで行います。

タップ時にクリック音が鳴るため、操作感はわかりやすい設計です。

操作例

操作方法機能
2回タップ再生 / 一時停止
3回タップ曲送り / 曲戻し
4回タップゲームモードON/OFF
長押し(左右同時)ペアリング開始
  • 音量操作はイヤホン単体では不可(アプリ側の音量レンジ調整で補完可能)
  • アプリ「MOONDROP Link」では以下の機能が利用可能
    • バッテリー確認
    • パラメトリックEQによる詳細な音調整
    • マルチポイント接続のON/OFF切替
  • マルチポイントは2台同時接続に対応。再生中のデバイスが優先され、停止中はもう一方に素早く切り替わる

通話品質と遅延性能

通話と動画視聴、ゲーム利用に関しても一定の実用性を備えています。

通話品質

  • NPU搭載のAIノイズキャンセリングにより、声を前に出しやすい
  • 静かな場所ではクリア、騒がしい環境では周囲の音も多少入りやすい

遅延性能

  • 動画視聴(YouTube等):リップシンクは良好で遅延をほぼ感じない
  • ゲーム:
    • RPGやカジュアルアクション → 問題なし
    • 音ゲーやFPS → ゲームモードを使ってもわずかな遅延が残る

使用シーン別のおすすめ度

シーンおすすめ度コメント
オフィス・在宅ワーク会話を聞き逃さず、BGM感覚で快適
カフェや通勤音漏れは控えめだが、音量を上げすぎ注意
運動(軽め)ウォーキング程度なら問題なし
運動(激しめ)ランニングやジャンプ動作ではズレやすい
ゲーム・動画普段使いは快適。ただし競技ゲームには不向き

👉 まとめると、MOONDROP(水月雨)「Pill」は「耳を塞がない快適さ」と「自然で表情豊かなボーカル再現」が魅力。

操作の自由度(特に音量操作の不在)やケースの厚みには割り切りが必要ですが、オフィス作業や日常生活の“ながら聴き”用途には非常に適したモデルだと言えます。

 

MOONDROP(水月雨)「Pill」の購入前の注意点

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出典:MOONDROP(水月雨)公式

音漏れと使用シーン

MOONDROP(水月雨)「Pill」は耳を塞がないオープンイヤー型なので、音漏れゼロは不可能です。

工夫はされていますが、静かな環境では周囲に音が届く可能性があります。

  • 静かなオフィスや図書館:低音量(10〜30%程度)なら問題なし。高めの音量はNG。
  • カフェや通勤電車:周囲の雑音で相殺されやすいが、隣に人がいる場合は30〜40%程度に抑えるのが無難。
  • 屋外やウォーキング:40〜60%程度で使うと安全性と聴きやすさを両立できる。
環境推奨音量コメント
静かな職場・図書館10〜30%周囲に配慮が必要
カフェ・電車30〜40%隣席に注意
屋外(徒歩)40〜60%安全面と両立
ジム・騒音環境50〜70%周囲が気になりにくい

ポイント:装着角度を微調整し、スピーカー部を耳穴の方向に向けると、少ない音量でもしっかり聞こえ、音漏れも軽減できます。

技適認証と購入先

日本で安心して使うには技適マークの確認が欠かせません。

「Pill」は国内向けに「型式:MD-OWS-003/技適番号:R219-259070」で認証済みです。

チェックすべきポイント

  • 商品画像や外箱に技適マークが記載されているか
  • 出品者が国内正規販売店か(e☆イヤホンなどは安心)
  • 並行輸入やフリマ購入は技適表示なしのリスクあり
  • 到着後はR219-259070があるか実機で確認

スペック面の制限

「Pill」は日常使いを重視した設計のため、ハイエンド機に慣れている人は注意点もあります。

  • コーデック:SBC/AACのみ。aptXやLDACには非対応。
  • 音量操作:イヤホン本体では不可。端末側で調整する必要がある。
  • アプリ(MOONDROP Link)
    • 高機能なEQを搭載(パラメトリックEQ/Auto EQ)
    • ただし接続が不安定になる場合がある
  • 低遅延モード:動画視聴は快適だが、音ゲーやFPSのような競技用途では限界あり。
  • 通話ノイズキャンセル:自分の声を相手にクリアに届ける仕組みであり、リスナー側を静かにするANCではない。

ハード面での割り切り

  • バッテリー:本体8時間+ケース20時間=合計28時間(十分だが、超長時間利用には不向き)。
  • ケース:ユニークな回転ギミックだが厚みがあり、ポケットでかさばる。
  • 充電:USB-Cのみ。ワイヤレス充電は非対応。
  • 防水性能:IPX4(汗や小雨はOK、シャワーや水没は不可)。

購入前チェックリスト

購入する前に、次の点を確認すると失敗を防げます。

項目確認内容OKなら安心
音漏れ周囲に配慮して使えるかながら聴きに最適
コーデックSBC/AACで満足できるかiPhoneや日常用途なら十分
音量操作本体でなく端末側操作で問題ないかアプリで音量レンジ調整も可
技適R219-259070の表示があるか国内利用で安心
ケース厚みや非ワイヤレス充電を許容できるかカバン運用なら問題なし
利用シーンオフィス・家事・徒歩が中心かPillの魅力を最大化できる

👉 まとめると、MOONDROP(水月雨)「Pill」は快適な“ながら聴き”を実現する一方で、音漏れ・技適・操作制限などの割り切りが必要です。

購入前に使用シーンと優先事項を整理すれば、納得感のある選び方ができます。

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MOONDROP(水月雨)「Pill」を使用した私の体験談・レビュー

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※画像はイメージです

実際にMOONDROP(水月雨)「Pill」を使ってみて感じたのは、耳を塞がない快適さと、自然に浮き立つボーカルの聞きやすさです。

普段の仕事や移動中にBGM感覚で音楽を流すスタイルと、とても相性が良いと感じました。

一方で、音量操作が本体でできないことやケースの厚みは、人によっては気になる部分かもしれません。

良かったと感じた点

  • ボーカルが明瞭:声が前に出すぎず自然に定位し、長時間でも聴き疲れしにくい。
  • 耳を塞がない安心感:在宅中に宅配のチャイムや家族の声を聞き逃さない。
  • 軽快な装着感:片側約5gと軽く、デスクワークや歩行時も安定。
  • マルチポイントが便利:PCで音楽→スマホの通知へ素早く切り替わる。

気になった点

  • 音量操作は端末依存:イヤホン本体から調整できず、都度スマホやPC側で操作する必要あり。
  • ケースが分厚い:ユニークな回転ギミックは楽しいが、ポケットではややかさばる。
  • 音漏れは避けられない:静かなオフィスでは30%以下の音量が無難。
  • ゲームの競技用途には不向き:RPGや動画は快適だが、FPSや音ゲーでは遅延を感じやすい。

シーン別の使用感

シーン音量目安(iphone)装着感聴こえ方の印象注意点
在宅ワーク20〜30%快適BGM的に流しても声が埋もれない通話時に生活音を拾いやすい
通勤・カフェ30〜40%良好女性ボーカルやアコースティックが心地よい隣席が近い時は音量控えめ
ウォーキング40〜50%安定リズムが取りやすく自然な広がりランニングでは位置ズレあり

快適に使うための工夫

  • アプリで音量レンジを「Low」に設定:最小音量が小さくなり、静かな環境でも微調整しやすい。
  • 装着角度を耳穴寄りに調整:少ない音量でも厚みが出て、音漏れも減らせる。
  • EQは最小限の調整:2kHz前後を軽くブーストすると、声が明瞭になりながら刺さらない。

合う人・合わない人

合う人

  • オフィスや在宅で“ながら聴き”を楽しみたい
  • ボーカル重視で聴き疲れしにくい音を求めている
  • PCとスマホのマルチポイント接続を日常的に活用する

合わない人

  • イヤホン本体での音量操作が必須
  • 完全な没入感(ANC)や超低遅延のゲーム用途を求めている
  • コンパクトなケースを強く重視する

1日の使用リズム例

  • 午前(在宅ワーク):20〜25%の音量で資料作成。環境音も自然に聞こえて安心。
  • 昼休み(動画視聴):30〜35%でYouTubeを快適に楽しめる。
  • 午後(会議):AIノイズリダクションで声は明瞭。ただし騒がしい環境は苦手。
  • 夕方(移動・カフェ):30〜40%でプレイリストを流し、疲れにくい音でリラックス。

バッテリーは本体8時間+ケース20時間の合計28時間。

実際には2〜3日の作業+移動で、ケース充電は数日に1回で済みました。

体験談の結論

MOONDROP(水月雨)「Pill」は、耳を塞がない快適さと、自然で心地よいボーカル表現が最大の魅力です。

操作性やケースの厚みに妥協できれば、オフィス・在宅・移動のどれでも頼れる“ながら聴きイヤホン”として活躍してくれると感じました。

 

MOONDROP(水月雨)「Pill」に関するQ&A

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音漏れはどの程度ありますか?

完全にゼロにはできませんが、日常的な音量(iphoneで30〜40%)であればカフェや通勤中に隣の人へ大きく響くことは少ないです。静かなオフィスや図書館では、20〜30%程度に抑えるのがおすすめです。

ランニングやスポーツでも使えますか?

ウォーキングや軽い運動なら安定していますが、ランニングやジャンプ動作を伴う運動ではズレやすくなります。スポーツメインでの使用には不向きです。

通話の音質はどうですか?

AIノイズリダクションが搭載されており、相手に自分の声をクリアに届けやすい設計です。ただし、騒がしい場所では周囲の雑音も一部拾うため、静かな環境での利用がおすすめです。

ゲーム用途に使えますか?

動画視聴やRPG・カジュアルゲームでは快適に使えます。ただし、音ゲーやFPSなどタイミング精度がシビアなゲームでは遅延を感じる場面があります。競技志向なら他機種を検討すると良いでしょう。

iPhoneとAndroidの両方で問題なく使えますか?

はい。コーデックはSBCとAACに対応しており、iPhoneでもAndroidでも安定して接続できます。ハイレゾ対応コーデック(LDACやaptX)は非対応なので、音質重視で高解像度再生を求める人は注意が必要です。

充電方法は?ワイヤレス充電に対応していますか?

USB Type-Cでの有線充電のみ対応しています。ワイヤレス充電(Qi充電)は非対応です。

アプリでできることは?

MOONDROP Linkアプリに対応しており、以下の機能が使えます。

  • パラメトリックEQで細かい音調整
  • 音量レンジ設定(High / Mid / Low)
  • マルチポイントのON/OFF切替
  • ファームウェアアップデート

防水性能はどのくらいですか?

IPX4相当の生活防水に対応しています。汗や小雨程度なら問題ありませんが、水没やシャワーでの使用は避けるべきです。

長時間使って耳が痛くなることはありませんか?

カナル型と違い耳穴を塞がないため、圧迫感や蒸れはほとんどありません。ただし、装着位置が耳の形状によっては微妙に合わず、最初は慣れが必要な場合があります。

電池持ちは実際どうですか?

本体で約8時間、ケース込みで最大28時間。実際に日常利用(数時間×数回)では2〜3日充電なしで使えました。長時間移動や旅行でも安心できるレベルです。

マルチポイントは安定していますか?

はい。スマホとPCを同時接続した場合でも切り替えはスムーズです。

他のイヤーカフ型と比べてどうですか?

音質面ではボーカルの表現力が強みです。音の迫力や低音重視なら他モデル(例:SoundPEATS系)が優位な場合もありますが、自然で聴きやすいバランスを求めるなら「Pill」に分があります。

 

MOONDROP(水月雨)「Pill」レビューのまとめ

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※画像はイメージです

MOONDROP(水月雨)「Pill」は、耳を塞がないオープンイヤー型ならではの快適さと、MOONDROP(水月雨)らしい自然で表情豊かなサウンドを組み合わせたイヤホンです。

とくにボーカルの質感を活かした“ながら聴き”用途に強く、オフィスや在宅作業、通勤時のBGMとして高い満足度を得られました。

一方で、操作やケースのサイズ感には割り切りも必要です。

良かった点

  • 耳を塞がない安心感:環境音を自然に取り込みながら音楽を楽しめる
  • 聴きやすい音質:柔らかめのチューニングでボーカルが心地よく浮き立つ
  • 軽量&安定した装着感:片側約5gで長時間でも疲れにくい
  • マルチポイント接続:PCとスマホの切替がスムーズ
  • 高機能アプリ対応:パラメトリックEQで音質を細かくカスタマイズ可能

気になる点

  • 音量操作が本体でできない(端末側で調整が必須)
  • ケースが厚めでポケット収納にはやや不向き
  • 音漏れはゼロではないため、静かな場所では音量を抑える必要がある
  • 対応コーデックはSBC/AACのみ。ハイレゾや超低遅延を求める人には物足りない

購入に向いている人

  • 周囲の音を聞きながら安全に音楽を楽しみたい人
  • ボーカル重視で、長時間でも聴き疲れしにくいイヤホンを探している人
  • PCとスマホの2台接続を日常的に使う人

あまり向かない人

  • イヤホン単体での音量操作を重視する人
  • ノイズキャンセリングで完全没入を求める人
  • コンパクトなケースを好む人

購入前チェックリスト

確認項目ポイントOKなら…
音漏れ静かな場所では低音量で運用できるか“ながら聴き”に最適
コーデックSBC/AACで十分かiPhoneや普段使いなら安心
音量操作端末側で調整しても問題ないか運用に支障なし
技適R219-259070の表示があるか国内利用で安心
携帯性厚めのケースでも許容できるかバッグ運用なら◎

MOONDROP(水月雨)「Pill」レビューの総括

MOONDROP(水月雨)「Pill」は、ユニークなカプセル型デザインと耳を塞がない快適な装着感を兼ね備えた、日常に寄り添うワイヤレスイヤホンです。

自然で聴き疲れしにくい音作りは、特にボーカルを中心とした楽曲との相性が良く、オフィスや在宅作業、移動中など“ながら聴き”のシーンにおいて実力を発揮します。

一方で、本体での音量操作ができないことやケースの厚み、音漏れのしやすさといった弱点もあり、選ぶ際には用途や環境に合わせた判断が必要です。

それでも、価格と機能のバランス、そしてMOONDROP(水月雨)らしい音の表現力を考えれば、このイヤホンは日常に新しい音楽体験をもたらしてくれる存在だと言えるでしょう。

ぜひ、自分のライフスタイルに合うかを想像しながら、購入を検討してみてください。

音楽を自然に楽しみたいと願う人にとって、MOONDROP(水月雨)「Pill」はきっと日常をより快適で豊かなものにしてくれるはずです。

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