Shanling 「Tino」レビュー|1万円クラスで驚異の音質!デュアルDDイヤホンの実力を徹底解説

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出典:MUSIN
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イヤホン市場において、デュアルダイナミックドライバー(DD)を搭載したモデルは、比較的珍しい存在です。

しかし、ポータブルオーディオの技術革新が進む中、ShanlingからもデュアルDD構成のイヤホン「TINO」 が登場しました!

Shanlingといえば、小型軽量なDACやDAPで有名なメーカーですが、イヤホンの分野においても高い技術力を持ち、特にサウンドのチューニングには定評があります。

「TINO」は約1万円程の低価格帯ながら、こだわり抜かれた2DD構成 を採用し、コストパフォーマンスに優れたモデルとなっています。

このイヤホンの最大の特徴は、10mmのPU+LCP振動板DD8mmのDLC振動板DD を組み合わせた独自のデュアルDD設計。

これにより、低音域の深みとしっとり感を保ちつつ、高音域に煌びやかさを加えたバランスの良いサウンドを実現しています。

また、フェイスプレートには 「箔焼き」 の技法が採用され、1つとして同じデザインが存在しないという特別感も魅力のひとつです。

さらに、純正ケーブルは交換式で、別売りの 4.4mmバランスプラグやUSB Type-Cプラグ に変更できる拡張性も持っています。

これにより、バランス接続で音質のさらなる向上を図ることも可能です。

この記事では、Shanling 「TINO」のデザインや装着感、付属品、そして肝心の音質について詳しくレビューしていきます。

それでは、「TINO」の魅力を徹底解剖していきましょう。

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  1. Shanling 「TINO」の特徴とは?
    1. デュアルDD構成の魅力
      1. 各ドライバーの役割
    2. フェイスプレートの「箔焼き」デザイン
      1. 箔焼きとは?
    3. 軽量で快適な装着感
      1. Tinoの装着感のポイント
    4. まとめ: Shanling 「TINO」の特徴
  2. Shanling 「TINO」の付属品とケーブルの仕様
    1. 高品質な純正ケーブルとその特長
      1. Tinoの純正ケーブルの特徴
    2. 交換可能なプラグ仕様と拡張性
      1. 交換可能なプラグの種類
      2. プラグ交換の仕組み
    3. イヤーピースの選択肢とフィット感
      1. 付属イヤーピースの特徴
    4. まとめ: 付属品とケーブルの仕様
  3. Shanling 「TINO」の音質の詳細レビュー
    1. 低音域の迫力と安定感
      1. 低音域の特徴
    2. 煌びやかなボーカルと高音域のバランス
      1. ボーカル・高音域の特徴
    3. 4.4mmバランス接続時の音の変化
      1. バランス接続時の音質の違い
    4. まとめ: 音質の総評
  4. Shanling 「TINO」を使用した私の体験談・レビュー
    1. 開封して感じた「質感の高さ」
      1. パッケージの印象
    2. 実際に装着して感じた快適さ
      1. 装着感のポイント
    3. さまざまなジャンルの音楽を試聴 – 「TINO」のサウンドを体感
      1. ロック・バンドサウンド
      2. EDM・電子音楽
      3. ボーカル中心の楽曲
    4. バランス接続で音がどう変わるのか?
      1. バランス接続時の変化
    5. 使っていて気になった点(デメリット)
    6. まとめ – Shanling 「TINO」を使って感じたこと
  5. Shanling 「TINO」に関するQ&A
    1. 「TINO」はどんな人におすすめ?
    2. どんな音楽ジャンルに向いている?
    3. 低音は強い?それとも控えめ?
    4. 高音は刺さる?シンバルの音はうるさい?
    5. イヤーピースを変えたら音がどう変わる?
    6. 4.4mmバランス接続を使うと音はどれくらい変わる?
    7. 「TINO」はゲームや映画鑑賞にも向いている?
    8. まとめ – 購入前のチェックポイント
  6. Shanling 「TINO」レビューのまとめ
    1. 「TINO」の総評 – 価格以上の価値を持つデュアルDDイヤホン
    2. 「TINO」が特におすすめな人
    3. 「TINO」の注意点(デメリット)
    4. Shanling 「TINO」レビューの総括

Shanling 「TINO」の特徴とは?

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Shanling 「TINO」は、約1万円程度という価格帯ながら、デュアルダイナミックドライバー(DD)構成を採用し、独自のデザインと高い拡張性を持つイヤホン です。

Shanlingならではの技術力が詰め込まれた本モデルの特徴を、以下の3つのポイントに分けて詳しく解説していきます。

デュアルDD構成の魅力

「TINO」は、サイズと振動板の種類が異なる2つのダイナミックドライバーを搭載 しています。

一般的なイヤホンでは1つのDDで全帯域をカバーすることが多いですが、本機は 「10mm PU+LCP振動板DD」「8mm DLC振動板DD」 を組み合わせることで、異なる周波数帯を最適に再生できる設計になっています。

各ドライバーの役割

  • 10mm PU+LCP振動板DD(低音担当)
    • PU(ポリウレタン)サスペンションとLCP(液晶ポリマー)振動板を組み合わせたドライバー。
    • しっとりとした温かみのある低音を再生し、サブベースの厚みも豊か。
    • ベースやドラムの響きをしっかりと表現し、スムーズで自然な低音を実現。
  • 8mm DLC振動板DD(中高音担当)
    • DLC(ダイヤモンドライクカーボン)を採用し、剛性が高くレスポンスに優れたドライバー。
    • 煌びやかでクリアな中高音を再生し、ボーカルやギターの輪郭をシャープに表現。
    • 6mmのDDを採用することが多い高音域担当ドライバーとしては、あえて8mmにすることで、高音が過度に刺さらず、滑らかで聴きやすいバランスに。

このような2つの異なるDDを組み合わせることで、「TINO」は 低音の深みと中高音の鮮明さを両立 させた、バランスの良いサウンドを提供します。

高音域を極端に強調せず、ウォームなサウンドを楽しめるのが特徴です。

また、一般的なデュアルDDイヤホンの多くは、高音域を強調するために小口径のDD(6mmなど)を採用することが多いですが、Tinoは 8mm DDを使用することで、よりナチュラルな高音域表現 を可能にしています。

これにより、「ゴリゴリの高音域を求める人向け」ではなく、「低音から高音までバランスよく楽しめるリスニング向けイヤホン」としての位置づけが強くなっています。

フェイスプレートの「箔焼き」デザイン

「TINO」のもう一つの大きな特徴が、その 美しいフェイスプレートデザイン です。

本機には「箔焼き」という技法が採用されており、この加工により 1つとして同じデザインが存在しないイヤホン になっています。

これは、まるでカスタムIEMのような特別感を味わえる仕様で、所有欲をくすぐる要素の一つ です。

箔焼きとは?

  • 金属を含む鉱石のような質感をフェイスプレートに加工する技法
  • 光の角度や照明によって異なる表情を見せるデザイン
  • 製品ごとに個体差があり、唯一無二の模様が楽しめる

また、フェイスプレートのデザインだけでなく、「TINO」の本体は スモークブラックの半透明シェル を採用しており、内部のドライバーや配線の様子がほんのり透けて見える仕様になっています。

シェルの質感も高級感があり、約1万円の価格帯とは思えないほどの仕上がりです。

さらに、フェイスプレートの縁には、 ゴールドのアクセントが施されたバンパーパーツ がデザインされています。

このパーツは 樹脂シェル内に埋め込まれているため、他社の単なるメッキパーツとは異なる立体感 を持っています。

こうしたデザインのこだわりにより、「TINO」は 視覚的にも満足度の高いイヤホン となっています。

単なるオーディオ機器としてだけでなく、デザイン面でも所有する喜びを感じられるモデルです。

軽量で快適な装着感

「TINO」は デュアルDD搭載ながら非常にコンパクトなシェル を採用しています。

一般的に、DDの数が増えるとハウジングが大型化し、装着感が悪くなりがちですが、本機は 小型で耳にフィットしやすいデザイン となっています。

Tinoの装着感のポイント

軽量な樹脂シェル を採用し、長時間の使用でも疲れにくい
耳に沿うカーブ設計 で、フィット感が良く落ちにくい
ノズルがやや長め なので、イヤーピースを交換することで調整が可能

また、ベント(通気口)は 後方側面に配置されており、音漏れを最小限に抑えつつ、低音の迫力をしっかり確保 できる設計になっています。

音漏れを抑えつつ、適度な開放感を持たせたバランスの良いデザインです。

イヤホンの装着感にこだわる方にもおすすめできる設計 であり、小柄な耳の方でも問題なく使用できる可能性が高いモデルです。

まとめ: Shanling 「TINO」の特徴

Shanling 「TINO」は、デュアルDDの個性的な構成、ユニークな「箔焼き」デザイン、そして快適な装着感を備えたイヤホン です。

  • 10mm PU+LCP & 8mm DLCのデュアルDD で、低音の厚みと高音の煌びやかさを両立
  • 「箔焼き」による唯一無二のフェイスプレートデザイン で、所有する喜びを提供
  • 軽量かつ小型のシェルで快適な装着感 を実現

 

Shanling 「TINO」の付属品とケーブルの仕様

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出典:MUSIN

Shanling 「TINO」は、約1万円程度の価格帯にもかかわらず、付属品のクオリティが非常に高い ことが特徴です。

最近の低価格イヤホンでは、本体にコストを集中させるために付属品が簡素化されることも多いですが、「TINO」は追加出費なしでしっかり使える 仕様になっています。

ここでは、「TINO」の 純正ケーブルや交換可能なプラグの仕様、イヤーピースの選択肢 について詳しく解説していきます。

高品質な純正ケーブルとその特長

「TINO」に付属する純正ケーブルは、低価格帯のイヤホンとは思えないほどの高品質な仕様 になっています。

特に、ケーブルの作りや線材の太さは、同価格帯の製品と比べてもワンランク上のグレードです。

Tinoの純正ケーブルの特徴

太めの線材で、取り回しがしやすく耐久性が高い
絡まりにくい設計で、持ち運び時のストレスが少ない
標準で3.5mmプラグが付属(プラグ交換機能あり)
2pin(0.78mm)コネクタ採用で、他社製ケーブルとも交換可能

特に、ケーブルの線材は分厚く作られており、同価格帯の製品と比較してもしっかりとした作りになっています。

音質面でも、過度なクセがなく、Tinoのサウンドを素直に引き出せる仕様になっています。

また、2pin端子(0.78mm)を採用しているため、他社製のリケーブルにも対応可能 です。

カスタマイズを楽しみたい方にとっても、嬉しいポイントです。

交換可能なプラグ仕様と拡張性

「TINO」の純正ケーブルは、プラグ交換が可能な仕様 になっており、用途に応じて異なるプラグに変更できます。

交換可能なプラグの種類

  1. 3.5mmシングルエンド(標準付属)
     - 一般的なスマートフォンやPC、DAPで使用可能。
  2. 4.4mmバランスプラグ(別売・2,000円)
     - バランス接続対応のDAPやヘッドホンアンプで使用可能。
  3. USB Type-Cプラグ(別売・2,000円)
     - スマートフォンやタブレットに直接接続できるDAC内蔵プラグ。

プラグ交換の仕組み

Tinoのプラグ交換は、ねじ込み式+ネジ固定 の構造を採用しています。

これは、単純な差し込み式の交換プラグと比べて 「しっかり固定できる」「不意に抜けて紛失しにくい」 というメリットがあります。

一般的なプラグ交換式ケーブルでは、着脱が緩いと接触不良の原因になりがちですが、「TINO」のプラグはネジでしっかり固定できるため、安定した接続が可能 です。

ただし、4.4mmバランスプラグやUSB Type-Cプラグは別売り(各2,000円) なので、最初からバランス接続を利用したい方は、追加で購入する必要があります。

イヤーピースの選択肢とフィット感

「TINO」には、2種類のイヤーピースが標準付属 しており、ユーザーの好みに応じたカスタマイズが可能です。

付属イヤーピースの特徴

  1. 標準シリコンイヤーピース(音のバランスを重視)
     - 低音から高音まで均一なバランスで聴ける仕様。
     - 過度な響きやクセがなく、Tinoのサウンドをそのまま楽しめる。
  2. 低反発フォームイヤーピース(密閉感と低音強化)
     - フィット感を高め、外部のノイズを軽減。
     - 低音を強調し、より厚みのあるサウンドを楽しめる。

特に、低反発フォームイヤーピースを使用すると、「TINO」の 10mm DDの低音域の厚みをより感じやすくなる ため、重低音を楽しみたい方にはおすすめです。

また、「TINO」のノズルは やや長めに設計されているため、イヤーピースを交換することでフィット感を調整しやすい というメリットがあります。

まとめ: 付属品とケーブルの仕様

Shanling 「TINO」は、低価格ながら高品質な付属品が揃っており、追加出費なしでも快適に使えるイヤホン です。

  • 太めで絡まりにくい高品質な純正ケーブル が付属
  • プラグ交換対応(4.4mmバランス / USB-C DACプラグは別売)
  • 2種類のイヤーピースが付属し、カスタマイズしやすい
  • 2pin端子採用で、リケーブルによる音質調整も可能

 

Shanling 「TINO」の音質の詳細レビュー

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出典:MUSIN

Shanling 「TINO」の最大の魅力は、デュアルダイナミックドライバー(DD)を活かしたバランスの取れたサウンド にあります。

多くのデュアルDDイヤホンは、低音重視のドンシャリ傾向になりがちですが、「TINO」は 中低音の厚みを保ちつつ、煌びやかな高音域を両立 した、ウォームで聴きやすい音作りが特徴です。

また、4.4mmバランス接続時と3.5mmシングルエンド接続時で音の傾向が変化 するため、バランス接続を活用するとさらなる音質向上が期待できます。

ここでは、低音域・中高音域・バランス接続時の音質変化 について詳しく解説していきます。

低音域の迫力と安定感

「TINO」の低音は、量感がありつつも過度にブーミーにならない絶妙なバランス です。

特に、10mmのPU+LCP振動板DDが生み出す低音は、柔らかく沈み込むようなサブベース と、しっかりとしたキック感のあるミッドベース を両立しています。

低音域の特徴

ウォームな響きと深みのある低音
ベースラインがはっきりと聴こえ、リズムが崩れない
アタック感のあるドラムのキック音が心地よい

「TINO」は、特に ベースやドラムの存在感がしっかり感じられるチューニング になっており、ロックやバンドサウンド、EDMとの相性が抜群 です。

例えば、EDMのサブベースがしっかり沈み込む感覚があり、リズムに乗りやすいサウンド に仕上がっています。

また、ベースラインが埋もれず、輪郭を保ちながら厚みを持たせているのがポイントです。

一方で、低音が過度にブーミーになることはなく、ボーカルや中高音域を邪魔しない適度な量感 に抑えられています。

そのため、「低音が強いイヤホンが好きだけど、中高音もきちんと聴きたい」という人には最適なバランスです。

煌びやかなボーカルと高音域のバランス

「TINO」のもう一つの特徴は、中高音域のクリアさとボーカルの滑らかさ です。

デュアルDDの構成によって、低音域がしっかり支えながらも、8mmのDLC振動板DDが高音域の煌びやかさを演出しています。

ボーカル・高音域の特徴

ボーカルが前面に出すぎず、楽器とのバランスが良い
「さ行」などの歯擦音が強調されず、聴きやすい
シンバルやギターの高音が煌びやかでクリア

一般的に、DLC振動板を採用すると、ソリッドでシャープな音になりやすいですが、「TINO」は高音域が刺さることなく、ナチュラルな煌びやかさを保つチューニング になっています。

特に、ボーカルの距離感が適度に近く、厚みのある音色 で表現されているのがポイントです。男性ボーカルは深みがありつつ、女性ボーカルは滑らかで繊細に響きます。

例えば、ロックやポップスを聴くと、ドラムやギターのアタック感がありつつ、ボーカルが前面に出すぎない絶妙なバランス を感じられます。

ボーカルを楽しみながらも、楽器のディテールをしっかりと味わえるサウンドです。

また、高音域に関しては、過度に強調されず、スムーズに伸びるチューニング になっています。

シンバルやエレキギターの高音が煌びやかに響きつつ、耳に刺さらないので、長時間リスニングにも向いています。

4.4mmバランス接続時の音の変化

「TINO」は、4.4mmバランス接続に対応しており、バランス接続時にはさらなる音質向上 が期待できます。

バランス接続時の音質の違い

音場が広がり、楽器の定位感が向上
情報量が増え、細かい音のディテールが聴こえやすくなる
低音がよりタイトになり、解像感が向上

特に、バランス接続時には、楽器の分離感が向上し、音がよりクリアに聴こえる ようになります。

例えば、ロックバンドの楽曲では、ギターのリフやベースラインがより明瞭になり、ライブ感のあるサウンドを楽しめます。

また、4.4mmバランス接続では、低音のアタック感が増し、音の輪郭がよりシャープになる のが特徴です。

音量を上げても歪みが少なく、より迫力のあるサウンドが楽しめます。

ただし、標準では3.5mmシングルエンドプラグのみが付属しており、4.4mmバランスプラグは別売り(2,000円) なので、バランス接続を考えている方は追加購入を検討する必要があります。

まとめ: 音質の総評

Shanling 「TINO」は、低音の迫力と中高音の煌びやかさを両立した、バランスの取れたサウンド を持つイヤホンです。

  • 低音域は深みがありながらも過度にブーミーにならず、リズムがしっかり感じられる
  • ボーカルは滑らかで、楽器とのバランスが良い
  • 高音域は煌びやかでクリアだが、耳に刺さらず長時間リスニング向き
  • 4.4mmバランス接続では、音場が広がり、楽器の分離感や情報量が向上

「TINO」は、ウォームで聴きやすいサウンドながら、低音の存在感も楽しめるバランスの良いイヤホン です。

特に、ロック・ポップス・EDMを聴く方におすすめ で、ジャンルを問わず幅広く使える万能なモデルと言えるでしょう。

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Shanling 「TINO」を使用した私の体験談・レビュー

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Shanling 「TINO」をしばらく使ってみて感じたことを、開封から使用感、リスニング体験まで詳しく まとめていきます。

特に、低価格ながらも高品質な作り、音のチューニング、そして装着感 について、実際に使用して気づいたポイントをお伝えします。

開封して感じた「質感の高さ」

「TINO」のパッケージを開けた瞬間にまず驚いたのは、価格以上の高級感 です。

パッケージの印象

✅ シンプルながらも高級感のあるデザイン
✅ 本体がしっかり固定されていて、安っぽさがない
✅ 付属品(ケーブル・イヤーピース)が丁寧に梱包されている

特に、フェイスプレートのデザインは 「箔焼き」技法による個体差のある美しい仕上がり で、開封する瞬間のワクワク感を味わえました。

同じデザインがないというのは、カスタムIEMのような特別感があり、所有欲を満たしてくれます。

また、本体の作りはしっかりしていて、スモークブラックの半透明シェルが 「内部のドライバーや配線がほんのり見えるおしゃれなデザイン」 になっているのもポイントでした。

実際に装着して感じた快適さ

「TINO」は、見た目以上に軽く、長時間装着しても疲れにくい イヤホンです。

装着感のポイント

✅ 樹脂製シェルが軽く、圧迫感がない
✅ 耳にフィットしやすく、長時間でも快適
✅ ノズルがやや長めで、イヤーピースで調整が可能

一般的に、デュアルDD構成のイヤホンはハウジングが大きくなりがちですが、「TINO」かなりコンパクトな設計 になっており、小柄な耳の方でも装着しやすいサイズ感でした。

また、標準付属のイヤーピースの質が高く、特に フォームタイプのイヤーピースは密着感が強く、低音の量感が増して聴こえる ので、遮音性を高めたい人にはおすすめです。

さまざまなジャンルの音楽を試聴 – 「TINO」のサウンドを体感

「TINO」を使って、いろいろなジャンルの音楽を聴いてみた結果 をまとめました。

ロック・バンドサウンド

  • ベースラインがしっかり響き、低音の厚みがある
  • ボーカルが埋もれず、楽器とのバランスが良い
  • ドラムのアタック感が心地よく、ライブ感がある

「TINO」バンドサウンドとの相性が抜群 です。

ベースやドラムの迫力がしっかりありながら、ボーカルが埋もれないバランスで、「全体的にまとまりのあるサウンド」 に仕上がっています。

EDM・電子音楽

  • 低音の量感がちょうどよく、重すぎずタイトな鳴り方
  • シンセの煌びやかさが程よく、刺さらない高音
  • 音の広がりがしっかりしていて、空間表現が自然

EDMを聴くと、低音の存在感がしっかりありながら、高音域もクリアに再生 されるので、リズムに乗りやすく楽しめました。

特に、バランス接続にすると音場が広がり、クラブのような臨場感 が増します。

ボーカル中心の楽曲

  • ボーカルが適度に前に出て、滑らかに聴こえる
  • 「さ行」などの歯擦音が刺さらず、聴きやすい
  • ピアノやアコースティックギターの音色が自然

「TINO」ボーカル表現はとてもナチュラルで、聴き疲れしないチューニング になっています。

高音域が過度に強調されることがなく、長時間のリスニングにも適したバランスでした。

バランス接続で音がどう変わるのか?

バランス接続(4.4mm)を試してみると、音場の広がりと情報量の増加が明らかに感じられました。

バランス接続時の変化

✅ 音の広がりが増し、楽器の分離感が向上
✅ 低音がタイトになり、輪郭がよりはっきりする
✅ 高音の伸びが良くなり、透明感がアップ

特に、低音のタイトさが増し、楽器の分離が良くなることで、よりクリアなサウンドを楽しめました。

迫力を出しつつ、音をクリアに聴きたい」 という人は、4.4mmバランス接続での使用をおすすめします。

使っていて気になった点(デメリット)

「TINO」は全体的に完成度の高いイヤホンですが、いくつか気になる点もありました。

4.4mmバランスプラグやUSB Type-Cプラグが別売り
 → 最初からバランス接続で使いたい人は追加購入が必要。

ウォームな音作りなので、シャープなサウンドが好きな人には合わないかも
 → 「TINO」は柔らかめの音色なので、超クリアで鋭い音が好みの人には向かない。

プラグ交換はネジ固定式でやや手間がかかる
 → 簡単な脱着式ではなく、しっかり固定するタイプなので、頻繁に交換する人には面倒かもしれない。

まとめ – Shanling 「TINO」を使って感じたこと

Shanling 「TINO」は、価格以上の高い完成度を誇るイヤホン でした。

フェイスプレートのデザインが美しく、所有欲を満たしてくれる
装着感が良く、長時間リスニングに向いている
低音の厚みと高音の煌びやかさを両立したバランスの良いサウンド
バランス接続でさらなる音質向上が可能

一方で、バランスプラグが別売り である点や、ウォームな音作りのため、シャープな音が好きな人には向かない という点は注意が必要です。

 

Shanling 「TINO」に関するQ&A

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Shanling 「TINO」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。

「TINO」はどんな人におすすめ?

バランスの良い音を楽しみたい人
 → 低音の厚みがありつつも、中高音もクリアで、幅広いジャンルに対応できる。

ウォームな音が好きな人
 → 柔らかく聴きやすいサウンドで、長時間リスニングに適している。

バンドサウンドやEDMをよく聴く人
 → ベースやドラムの低音がしっかり聴こえつつ、高音も埋もれないバランス。

高級感のあるデザインを重視する人
 → 箔焼きのフェイスプレートや、スモークブラックのハウジングが美しく、所有欲を満たしてくれる。

バランス接続に興味がある人
 → 4.4mmバランス接続で音場が広がり、よりクリアで解像感の高いサウンドを楽しめる。

どんな音楽ジャンルに向いている?

「TINO」は、比較的万能なサウンドバランスを持っており、多くの音楽ジャンルに対応できますが、特におすすめのジャンルは以下の通りです。

🎸 ロック・バンド系
→ ベースラインの厚みと、ボーカルのバランスがちょうどよい。

🎶 EDM・電子音楽
→ 低音の迫力がありつつ、高音もクリアでリズムに乗りやすい。

🎤 ボーカル中心の楽曲
→ 中音域が滑らかで、歯擦音が強調されず聴きやすい。

🎻 クラシック・ジャズ
→ 低音の土台がしっかりしており、楽器の音色がナチュラルに響く。

低音は強い?それとも控えめ?

「TINO」の低音は、迫力がありつつも、過度に強調されない絶妙なバランス です。

サブベースはしっかり沈み込むが、ブーミーではない
キックドラムのアタック感が感じられる
ベースラインが輪郭を持って聴こえる

「低音がしっかり感じられるが、中高音を邪魔しない」という点が「TINO」の特徴で、ドンシャリ系とは異なる ナチュラルでウォームな低音 になっています。

高音は刺さる?シンバルの音はうるさい?

「TINO」の高音は、DLC振動板の8mmドライバーを採用しているため、煌びやかでありながらも耳に刺さらない 調整がされています。

シンバルの音はクリアで響くが、過度に強調されない
女性ボーカルの「さ行」の歯擦音が丸められていて聴きやすい
バランス接続時にはさらに滑らかで透明感のある高音に

そのため、シャープで鋭い高音を求める人には少し物足りないかもしれませんが、ナチュラルで聴きやすい高音が好みの人には最適 です。

イヤーピースを変えたら音がどう変わる?

「TINO」には 2種類のイヤーピース(標準シリコン・低反発フォーム)が付属 していますが、市販のイヤーピースに交換することで音の特性を調整できます。

🟢 標準シリコンイヤーピース(付属)
 → バランスの取れた音で、Tino本来のサウンドを楽しめる。

🔵 低反発フォームイヤーピース(付属)
 → 遮音性が高まり、低音の厚みが増す。

4.4mmバランス接続を使うと音はどれくらい変わる?

4.4mmバランス接続を使うことで、音の広がりや細かいディテールが向上 します。

音場が広がり、奥行きを感じやすくなる
低音がタイトになり、輪郭がより明確に
高音の抜けが良くなり、情報量が増加

例えば、3.5mmシングルエンドでは ややウォームでまとまりのある音 に感じられますが、バランス接続にすると 音の分離が良くなり、より繊細な音まで聴こえる ようになります。

特に、「TINO」の低音はバランス接続時にタイトになりすぎず、ちょうど良いアタック感を維持しているのがポイントです。

「TINO」はゲームや映画鑑賞にも向いている?

「TINO」は、低音の迫力と音の定位感がしっかりしているため、映画鑑賞やゲーム用途にも十分使えます。

🎮 FPS・アクションゲーム
✅ 足音や環境音がクリアに聴こえ、定位感が良い
✅ 低音が適度に強く、銃声や爆発音の迫力がある

🎬 映画・アニメ
✅ セリフが聴き取りやすく、低音の厚みがあるため臨場感がある
✅ 音の広がりが自然で、没入感が高い

ただし、超クリアでシャープな音を求めるなら、フラット寄りのイヤホンの方が向いている かもしれません。

まとめ – 購入前のチェックポイント

バンド・ロック・EDMとの相性が良く、ウォームな音が特徴
低音の厚みがありつつ、高音は刺さらず聴きやすい
バランス接続でさらなる音質向上が可能
イヤーピース交換で音のチューニングが可能
映画やゲーム用途にも十分対応できる

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Shanling 「TINO」レビューのまとめ

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Shanling 「TINO」は、約1万円という価格帯ながらも、デュアルDD構成による豊かな音質、高級感のあるデザイン、そして装着感の良さを兼ね備えたコストパフォーマンスに優れたイヤホン です。

この記事では、デザイン・装着感・音質・バランス接続時の変化・ゲームや映画鑑賞への適性など について詳しく解説してきましたが、ここでは「TINO」を総括し、どんな人におすすめできるのかをまとめていきます。

「TINO」の総評 – 価格以上の価値を持つデュアルDDイヤホン

「TINO」は、低音の厚みと高音の煌びやかさを両立した、ナチュラルなウォームサウンドが特徴 です。

10mmのPU+LCPドライバーによる柔らかく沈み込む低音
8mmのDLC振動板ドライバーによるシャープで煌びやかな高音
箔焼きによる個性的なフェイスプレートで高級感のあるデザイン
軽量で小型なシェルにより、快適な装着感を実現
純正ケーブルの品質が高く、追加出費なしでもしっかり使える
プラグ交換機能により、4.4mmバランス接続やUSB Type-C DAC接続にも対応

特に、音楽のジャンルを問わず、バランスの取れたサウンドを楽しみたい方には最適なイヤホン です。

また、4.4mmバランス接続時には音場が広がり、分離感が向上するため、さらなる音質向上を求める人にもおすすめ できます。

「TINO」が特におすすめな人

「TINO」は、以下のような人に特におすすめです。

🎵 バランスの良い音質を求める人
 → 低音が強すぎず、高音が刺さりすぎず、どのジャンルでも楽しめるサウンド。

🎸 ロック・バンド・EDM・ボーカル楽曲をよく聴く人
 → ベースやドラムの存在感がしっかりありつつ、ボーカルもクリアに聴こえるバランス。

🎧 デザインにもこだわる人
 → 箔焼き技法によるフェイスプレートが美しく、個体ごとに異なるデザインが楽しめる。

🎮 映画やゲームでもイヤホンを使いたい人
 → 低音の迫力があり、音の定位感が良いため、映画やゲームの臨場感が増す。

🎛 バランス接続やリケーブルを楽しみたい人
 → 4.4mmバランス接続やUSB Type-C DAC接続が可能で、音のカスタマイズができる。

💰 コストパフォーマンスを重視する人
 → 約1万円程度の価格ながら、音質・付属品・デザインすべてが高品質。

「TINO」の注意点(デメリット)

「TINO」は優れたイヤホンですが、いくつか注意点もあります。

4.4mmバランスプラグやUSB Type-Cプラグが別売り(各2,000円)
 → 最初からバランス接続で使いたい場合、追加購入が必要。

ウォームな音作りなので、超クリアで鋭いサウンドが好きな人には合わない
 → 高音が極端にシャープなサウンドを求める人には物足りないかも。

プラグ交換はネジ固定式なので、頻繁に付け替えるのには向かない
 → しっかり固定できる反面、手軽に交換するには少し手間がかかる。

小型とはいえ、2DD構成なので極端に小さい耳の人には合わない可能性がある
 → 標準的な耳のサイズなら問題ないが、特に耳の小さい人は試着推奨。

Shanling 「TINO」レビューの総括

Shanling 「TINO」は価格以上の音質・デザイン・装着感を持つ、非常にコスパの高いイヤホン です。

低音の厚みと中高音の煌びやかさを両立したバランスの良いサウンド
約1万円クラスとは思えない、高級感のある箔焼きフェイスプレート
軽量で装着感が良く、長時間リスニングに向いている
4.4mmバランス・USB-C DAC対応で拡張性が高い
ジャンルを問わず、音楽・映画・ゲームにも適している

Shanling 「TINO」は、低価格ながら高級感のあるデザインとバランスの取れた音質を兼ね備えたイヤホンです。

ウォームで聴きやすいサウンドに加え、軽量で快適な装着感も魅力的。特にロックやEDM、ボーカル楽曲との相性が良く、4.4mmバランス接続にも対応するため、さらなる音質向上も期待できます。

ただし、バランスプラグが別売りである点や、シャープでドンシャリな音を求める人にはやや物足りないかもしれません。

それでも、1万円クラスという価格を考えれば、コストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう。

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