2024年に発売されたソニーの最新ワイヤレスイヤホンSONY 「LinkBuds Open」は、ユニークなデザインと快適な装着感を特徴とした新しいタイプのオープンイヤ型イヤホンです。
LinkBudsシリーズは、2022年の最初のモデル登場以来、従来の密閉型イヤホンとは異なる「ながら聞き」を可能にする画期的な設計で、多くのユーザーの注目を集めてきました。
その特徴は、耳を完全に塞がず、周囲の音を取り込みながら音楽や通話を楽しめること。
今回の新モデル「LinkBuds Open」は、前作よりもさらに進化し、音質の向上、装着感の改善、バッテリー性能の強化など、ユーザーの声を反映して大幅なアップデートを遂げています。
特に、オフィスやリモートワークの際、外出先やフィットネスシーンなど、幅広い用途での使用に適している点が魅力です。
これまでオープン型イヤホンを試したことがない方でも、SONYならではの高音質と快適性を体感できるでしょう。
この記事では、そんなSONY 「LinkBuds Open」の特徴やデザイン、実際の使用感、そして前作との違いについて詳しく解説していきます。
普段使いに適したイヤホンを探している方や、耳を塞がないスタイルのイヤホンに興味を持っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
SONY 「LinkBuds Open」とは?
SONY 「LinkBuds Open」は、耳を塞がずに音楽を楽しめるオープンイヤ型の完全ワイヤレスイヤホンで、独自の「ながら聞き」スタイルを提供します。
前作の「LinkBuds」からさらに進化したこのモデルは、デザイン性、音質、そして機能性のすべてにおいてアップデートされており、さまざまなシーンで快適に使用できる製品となっています。
独自のデザインと機能性
「LinkBuds Open」の最も特徴的なポイントは、その独創的なリング型デザインです。
このデザインは、中央に穴の開いたドーナツ形状をしており、耳を完全に塞がずに装着できるため、周囲の環境音を自然に取り込みながら、音楽や通話を楽しむことができます。
このリング型構造により、耳への圧迫感がほとんどなく、長時間の使用でも疲れにくいのが特長です。
また、この構造はオーディオドライバーの配置にも工夫がされており、ドライバーをリング状の外側に配置することで、耳の自然な形状にフィットしつつ、クリアな音質を提供します。
従来のオープンイヤ型イヤホンでは、音漏れや音質の劣化が課題となっていましたが、SONYの最新技術によって、音圧を損なわず、豊かな音楽体験ができるよう最適化されています。
さらに、「LinkBuds Open」はAI技術を活用したノイズリダクション機能を搭載しており、リモート会議や通話中でもクリアな音声を相手に伝えることが可能です。
周囲の音を取り込みながらも、ユーザーの声だけをしっかりとピックアップするため、カフェやオフィスといった場所でも安心して通話や音楽再生を楽しめるようになっています。
カラーバリエーションと外観
「LinkBuds Open」は、洗練されたデザインと豊富なカラーバリエーションを提供しています。
基本カラーはホワイトとブラックの2色ですが、これらのカラーバリエーションは、どれも落ち着いたトーンで統一されており、性別やシーンを問わず、幅広いユーザーにマッチします。
外観デザインは非常にコンパクトで、イヤホン本体および充電ケースは小さなポケットにも収まりやすいサイズ感です。
特に、充電ケースは上下で質感が異なっており、上部の蓋にはツヤ感のある仕上げが施され、下部はマットな質感で指紋や汚れがつきにくい仕様となっています。
この質感の違いにより、デザインの視覚的な高級感も演出されており、持ち運ぶ際に思わず手に取ってしまいたくなるような魅力を持っています。
また、充電ケースの開閉は片手でも簡単に操作できるよう、磁石による吸着構造を採用しています。
適度な磁力でしっかりとケースを閉じることができ、持ち運び中にイヤホンが外れることを防ぐとともに、スムーズな開閉を実現しています。
これは、日常的にイヤホンを使用するユーザーにとっては、小さいながらも非常に便利なポイントです。
イヤホンの装着感とフィット感
「LinkBuds Open」は、耳を塞がないオープンイヤ型のイヤホンでありながらも、非常に優れた装着感を実現しています。
従来のオープンイヤ型イヤホンは、耳にしっかりとフィットさせるのが難しく、動いた際にずれやすいという欠点がありましたが、「LinkBuds Open」では、耳にしっかりと引っかかるフィッティングサポーターが装着されており、軽量ながらもしっかりと固定される設計となっています。
このフィッティングサポーターは、柔らかいシリコン素材でできており、耳に当たる部分の圧迫感を軽減するとともに、耳の形に合わせて柔軟に調整できるのがポイントです。
そのため、耳が小さい人や大きい人でも違和感なく装着でき、頭を振っても外れることがほとんどありません。
さらに、イヤホン本体は約5.1gという軽量設計で、装着していることを忘れるほどの快適さを実現しています。
長時間の使用でも耳に負担がかからず、リモートワークや通勤・通学、フィットネスなどの場面でも疲れを感じることなく使い続けられるのが魅力です。
また、インナーイヤ型を採用しているため、眼鏡やマスクとの干渉も最小限に抑えられ、快適な装着感を提供します。
全体的に、「LinkBuds Open」はユーザーの快適性を重視したデザインと機能性を備えた製品であり、耳を塞がずに「ながら聞き」を楽しみたいユーザーにとって理想的な選択肢となるでしょう。
これらの特長を持つ「LinkBuds Open」は、オーディオファンのみならず、日常的に音楽や通話を利用する多くの人々に向けて設計された、革新的なイヤホンといえます。
SONY 「LinkBuds Open」の音質と性能の進化
SONY 「LinkBuds Open」は、前作の「LinkBuds」からさらなる音質の向上を実現しています。
オープンイヤ型イヤホンでありながら、音漏れを最小限に抑えながらクリアで迫力のある音を提供できる点が特徴です。
さらに、AI技術を活用したノイズキャンセリング機能と通話性能の改善により、あらゆるシーンで快適なリスニング体験を可能にしています。
以下では、音質、性能、通話機能の各ポイントについて詳しく見ていきましょう。
低音域から高音域までの音質バランス
「LinkBuds Open」の音質は、低音域から高音域までバランス良く調整されており、オープンイヤ型のイヤホンでありながら迫力あるサウンドを実現しています。
特に、前作と比較して低音域の音圧が向上しており、音楽の重厚感が一層強く感じられます。
これは、新たに採用された11mmドライバーによるもので、前作の12mmドライバーに比べるとサイズは小さくなったものの、振動板の改良により音圧とダイナミックレンジが強化され、より豊かで臨場感のあるサウンドを提供できるようになっています。
「LinkBuds Open」は、オープンイヤ型特有の広がりのあるサウンドステージを維持しつつも、クリアで力強い低音を表現できる点が大きな魅力です。
これは、音楽のジャンルを問わず、ポップ、ロック、クラシックなど、さまざまな音楽を楽しみたいユーザーにとって、十分に満足できるクオリティです。
また、ボーカルの透明感や中高音域の解像度が非常に高く、アコースティック系やボーカル重視の楽曲でも、細部までしっかりと聴き取ることができます。
特に、インナーイヤー型の構造を活かし、耳の近くで直接音を届けるよう設計されているため、音が周囲に逃げることなく、ユーザーの耳にダイレクトに届く感覚を体験できます。
その結果、騒がしい環境下でもしっかりと音楽を楽しむことができ、従来のオープンイヤ型イヤホンの欠点であった「音の抜けやすさ」を克服しています。
音漏れとノイズリダクション性能
「LinkBuds Open」はオープンイヤ型のイヤホンであるため、どうしても音漏れや周囲の騒音が気になるというユーザーの懸念がありました。
しかし、ソニーは独自の設計により、これらの問題を大幅に改善しています。
まず、音漏れについては、ドライバーの配置や出力を最適化することで、周囲に対しては控えめな音量でも耳元ではしっかりとした音圧を感じられるようになっています。
そのため、極端に静かな場所での使用でない限り、音漏れが周囲の迷惑になることは少なく、通常の音量であればほとんど気にならないレベルに抑えられています。
一方、「LinkBuds Open」には従来のようなノイズキャンセリング機能は搭載されていませんが、AIによるノイズリダクション技術を活用しています。
これにより、周囲の雑音を自動的に検知し、通話や音楽再生時にノイズを軽減することができます。
この機能は特にリモートワーク中や外出先での通話時に威力を発揮し、ユーザーの声だけを拾い、クリアな音声を相手に届けることが可能です。
また、耳を塞がずに周囲の音を自然に取り込みながらも、必要な音声ははっきりと聞こえる設計が、「LinkBuds Open」の独自性を際立たせています。
通話時のクリアな音質とAI機能
通話性能も「LinkBuds Open」の大きな強みです。
特にリモートワークやビデオ会議などの使用を想定し、AIによるボイスピックアップテクノロジーが搭載されています。
この技術は、周囲の雑音や風切り音を抑えつつ、ユーザーの声だけを明瞭に拾うことができるため、オフィスやカフェなどの雑然とした環境でもクリアな通話が可能です。
さらに、「LinkBuds Open」は「AIアダプティブサウンドコントロール」という機能を備えており、ユーザーの動作や周囲の環境音を分析し、自動的に最適な音量や設定を調整してくれます。
これにより、外出中に騒音が増えた際は音量を上げ、静かな室内では自然な音量に戻すといった調整が自動的に行われ、ユーザーは常に快適なリスニング環境を保つことができます。
また、「LinkBuds Open」は急速充電機能も搭載しており、3分の充電で約60分の再生が可能です。
これは通話中にバッテリーが切れてしまった際など、急ぎで使用したい場面でも便利なポイントです。
さらに、最大8時間の連続再生時間と、充電ケース併用で最大22時間の使用ができるため、長時間の会議や通話でもバッテリー切れの心配がありません。
全体として、急速充電の音質と性能は、オープンイヤ型イヤホンとして非常にバランスの取れたものであり、日常生活からビジネスシーンまで幅広く対応できる高い汎用性を持った製品といえます。
音質の豊かさと快適性を兼ね備えたこのイヤホンは、ユーザーに新たなオーディオ体験を提供することでしょう。
SONY 「LinkBuds Open」の日常生活での活用シーン
SONY 「LinkBuds Open」は、その独自のオープンイヤデザインと高い機能性により、日常のさまざまなシーンで活躍するイヤホンです。
耳を塞がない設計により、周囲の音を聞き取りながら音楽や通話を楽しめるため、リモートワークやオフィス、ジム、屋外活動など、多様な使用シーンで便利に使えます。
ここでは、具体的な活用シーンごとに「LinkBuds Open」の特徴や利便性を詳しく見ていきましょう。
リモートワークやオフィスでの使用感
リモートワークやオフィスでの使用において、「LinkBuds Open」は特に優れたパフォーマンスを発揮します。
耳を塞がないオープンイヤ型の設計により、周囲の環境音を自然に取り込むことができ、通話中でも同僚や家族からの呼びかけに気づくことができるのがポイントです。
また、長時間装着しても耳が痛くなりにくいため、会議中や長時間のリモート作業中でも快適に使用できます。
さらに、「LinkBuds Open」にはAIによる「ボイスピックアップテクノロジー」が搭載されており、周囲のノイズを最小限に抑えながらユーザーの声をクリアに相手に届けることができます。
これにより、オフィスのように少し騒がしい環境でも、相手にストレスを与えずにスムーズな通話を行うことが可能です。
加えて、「AIアダプティブサウンドコントロール」により、周囲の環境音に合わせて音量を自動的に調整する機能も便利です。
例えば、静かなオフィスでは低めの音量に設定し、外出先やカフェなどでは周囲の騒音をかき消すように音量を自動で調整してくれるため、常に快適なリスニング環境を保てます。
また、耳を完全に塞がない構造のため、職場で同僚から話しかけられてもすぐに反応することができ、イヤホンを外す必要がありません。
これにより、仕事中にメールの通知や会話、電話などにも素早く対応できるため、効率的に業務を進めることができます。
ジムやフィットネスでのパフォーマンス
「LinkBuds Open」は、ジムやフィットネスシーンでの使用にも最適です。
オープンイヤー型で耳を塞がない設計は、ジムでのトレーニング中に周囲の音を聞きながら音楽を楽しむことができる点で非常に便利です。
例えば、ランニングマシンやウェイトトレーニングを行っている最中でも、他の利用者の動きやインストラクターの指示を自然に聞き取ることができ、安全にトレーニングを進めることができます。
「LinkBuds Open」の軽量設計とフィッティングサポーターは、激しい動きや体の上下動があるエクササイズ中でもしっかりと耳にフィットし、ずれにくい構造になっています。
また、IPX4の防水性能を備えているため、汗や軽い水滴にも耐えられる仕様です。そのため、汗をかきやすいトレーニング中や、軽いジョギング中でも安心して使用できます。
さらに、イヤホン本体が非常にコンパクトで、メガネやマスク、帽子などと干渉することが少ない点もフィットネス時の使用においては利点です。
ヘッドレスト付きの椅子に座ったり、ヨガマットの上でストレッチをしたりする際も、「LinkBuds Open」なら快適な装着感を保ちながら運動に集中することができます。
屋外活動や移動中の便利さ
「LinkBuds Open」は、外出時や移動中の使用にも非常に便利です。
例えば、通勤や通学時に電車やバスを利用している際、周囲のアナウンスや他の人の声を聞き逃さずに音楽やポッドキャストを楽しむことができます。
耳を塞がないため、音楽を聴きながら駅のアナウンスや乗り換え案内も自然に聞こえるので、周囲の状況を確認しやすいのが大きな強みです。
また、街中を歩いている時やランニング中も、車の音や自転車のベルの音を確認しやすく、交通事故のリスクを軽減できるのもオープンイヤ型の利点です。
特に夜間の散歩やランニングでは、周囲の音を聞きながら安全を確保できるため、「LinkBuds Open」は安心して使用できる製品といえます。
さらに、「LinkBuds Open」はマルチポイント接続に対応しており、スマートフォンとPC、またはスマートフォンとタブレットといったように、2台のデバイスを同時に接続することができます。
この機能により、スマートフォンで音楽を聴いている最中にPCで着信があった場合でも、イヤホンを付け替えることなくスムーズに対応でき、ストレスなくデバイスを切り替えて使用することが可能です。
屋外での使用を考慮した急速充電機能もポイントです。
3分間の充電で約60分間の再生が可能なため、バッテリーが切れてしまった際も短時間で再び使用できるようになります。
これにより、移動中の音楽鑑賞やポッドキャスト、ラジオのリスニング中にもバッテリー切れを心配せずに使用でき、充電の手間を最小限に抑えることができます。
その他の使用シーン
「LinkBuds Open」は、オープンイヤ型の設計を活かして、特定の使用シーンでも大きな利便性を発揮します。
例えば、家庭内での使用では、料理中にタイマー音や家族の会話を聞き逃すことなく、音楽やラジオを楽しめます。
また、小さなお子さんがいる家庭では、子どもの声や鳴き声にも気を配りながらリモートワークを行うことができ、安心して使用できます。
さらに、ゴルフの練習中や野球観戦時など、屋外での趣味の活動にも最適です。
打球音や球場の歓声を楽しみながら、イヤホンを通じてラジオ解説や音楽を聴くことができるため、オーディオとリアルな音が調和した新しいリスニング体験を提供します。
全体として、SONY 「LinkBuds Open」は、日常のあらゆるシーンで便利に使えるオープンイヤ型イヤホンです。
耳を塞がない快適さと、周囲の音を取り込みながらもクリアな音質を提供する点が、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。
SONY 「LinkBuds Open」を使用した私の体験談・レビュー
SONY 「LinkBuds Open」を実際に使用してみて、その優れた性能と独特の装着感に驚かされました。
普段から様々なイヤホンを使用している私ですが、「LinkBuds Open」は、これまでのイヤホンとは一線を画す「ながら聞き」のスタイルを提供してくれる製品だと感じています。
ここでは、私が実際に体験した使用感や便利さ、そしてメリット・デメリットを詳しくお伝えします。
装着感の軽さと耳の負担の少なさ
初めて「LinkBuds Open」を装着したとき、驚いたのはその軽さと装着感の自然さでした。
イヤホン本体は非常に軽量で、約5.1gという数字以上に、耳に負担を感じさせない作りになっています。
リング状のドライバーを耳の穴に軽く引っかけるような形で装着するため、圧迫感がほとんどなく、長時間使用していても耳が痛くなったり、疲れを感じることがありませんでした。
普段、私は1日に何時間もイヤホンを装着して作業することが多いのですが、「LinkBuds Open」はそのような使用環境でも全く問題なく、終日快適に使い続けることができました。
特にリモートワーク中に装着していると、仕事に集中しながら周囲の音も自然に取り入れられるため、同僚や家族からの呼びかけに気づきやすく、通常の密閉型イヤホンに比べて圧倒的にコミュニケーションが取りやすかったです。
また、耳を塞がないため、耳の中が蒸れることもなく、夏場でも不快感なく使用できました。
普段、密閉型やカナル型のイヤホンを使用していると、耳の中が熱くなってしまうことがありましたが、「LinkBuds Open」はその心配が全くなく、外出時の使用でも涼しく快適な装着感を保てました。
音質の良さと音漏れの少なさ
「LinkBuds Open」を使用する前は、オープンイヤ型のイヤホンということもあり、「音質はそれほど期待できないのではないか」と思っていました。
しかし、実際に音楽を再生してみると、そのクリアでバランスの取れた音質に驚かされました。
低音域はしっかりと響き、高音域はクリアで透明感があり、ボーカルの声もしっかりと前に出てきます。
特に音楽の中でボーカルと楽器の音がしっかりと分離して聞こえるため、オープンイヤ型にもかかわらず、音の抜けや軽さを感じさせませんでした。
また、音漏れについても非常に抑えられており、通常の音量であれば周囲に迷惑をかけることはほとんどありませんでした。
通勤電車の中やカフェなどの公共の場所でも、「LinkBuds Open」なら音漏れを気にせずに音楽を楽しむことができます。
ただし、やはりオープンイヤ型の特性上、最大音量に近いレベルで再生すると、静かな場所では音漏れが気になることがありましたので、周囲の環境に応じて音量を調整する必要があると感じました。
リモートワークとフィットネスでの使用感
リモートワーク時の使用では、AIによるノイズリダクション機能が非常に役立ちました。
周囲に雑音がある環境でも、相手にはクリアな声が伝わり、会話が途切れることなくスムーズに行えました。
これまでは自宅の環境音(エアコンの音や外からの交通音など)が相手に聞こえてしまうことがありましたが、「LinkBuds Open」を使用してからはそのようなトラブルが解消され、安心してリモート会議に参加できるようになりました。
また、フィットネスシーンでの使用感もとても良かったです。
私は週に数回ジムに通っているのですが、「LinkBuds Open」は耳にしっかりとフィットし、激しい動きをしてもずれることがありませんでした。
ランニングや筋トレ中でも耳に負担がかからず、また汗をかいても不快感を感じなかったので、これまで使っていたイヤホンに比べて非常に快適でした。
さらに、IPX4の防水性能があるため、軽いランニングやフィットネス中の使用であれば汗や水しぶきにも耐えられます。
以前のイヤホンでは、トレーニング後に汗がイヤホン内部に侵入し、故障の原因になることが心配でしたが、「LinkBuds Open」ならその心配はほとんどなく、安心してトレーニングに集中できます。
改善点と気になった部分
実際に使用してみて感じた改善点としては、外部の音が大きすぎる環境(例えば、車通りの多い道路沿いや工事現場の近く)では、どうしても周囲の騒音にかき消されてしまい、音楽や通話が聞き取りづらくなることです。
これはオープンイヤー型イヤホンの宿命とも言えますが、より強力なノイズリダクション機能が搭載されれば、さらに使いやすくなるのではないかと感じました。
また、充電ケースが非常にコンパクトで持ち運びやすい反面、ケースに戻すとき、マグネットの吸着力がやや強く感じられることがありました。
少し力を入れてケースを開ける必要があり、その点は少し改良の余地があるかもしれません。
体験談からの総評
総じて、「LinkBuds Open」はオープンイヤ型イヤホンとして非常に優れた製品であり、日常生活の様々なシーンで快適に使える万能なイヤホンだと感じました。
耳を塞がずに周囲の音を聞きながらも、クリアな音質と快適な装着感を兼ね備えており、リモートワークや通勤、フィットネスなど、幅広いシチュエーションで活用できます。
普段の生活の中で「ながら聞き」をしたい方や、耳への負担を減らしたい方には、ぜひおすすめしたい一品です。
SONY 「LinkBuds Open」に関するQ&A
SONY 「LinkBuds Open」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「LinkBuds Open」はどのような人に向いていますか?
「LinkBuds Open」は、周囲の音を聞きながら音楽や通話を楽しみたい方、特にリモートワークやフィットネス、通勤・通学中の「ながら聞き」を重視するユーザーに向いています。耳を完全に塞がないため、職場やカフェなどで使用しても、周囲の声やアナウンスを聞き逃さずに済みます。また、家庭内での使用では、子どもやペットの動きにも気を配りながら仕事や趣味に集中できるため、親やペットオーナーにもおすすめです。そのほか、耳への負担を軽減したい方、密閉型イヤホンで耳が蒸れたり圧迫感を感じやすい方にも理想的な製品です。軽量設計と柔らかなフィッティングサポーターにより、長時間装着しても耳が痛くならず、疲れにくい点も大きな魅力です。
「LinkBuds Open」と従来の「LinkBuds」の違いは何ですか?
「LinkBuds Open」と従来の「LinkBuds」の主な違いは、音質の向上とバッテリー性能の改善です。「LinkBuds Open」では、ドライバーの構造が改良され、低音域から中音域にかけての音圧が向上しています。また、振動板の設計を最適化することで、クリアで迫力のある音質を実現しています。さらに、「LinkBuds Open」は最大8時間の連続再生時間を誇り、従来モデルの約5.5時間に比べて大幅にバッテリー性能が向上しています。また、充電ケースを併用することで、最大22時間の使用が可能になっており、バッテリー切れの心配が少なくなりました。このバッテリー性能の向上により、外出時や長時間の作業中でも安定した使用が可能です。そのほか、充電ケースの設計やイヤホン本体の装着感も改善されており、ケースは片手で開閉しやすく、マグネット吸着機能によりイヤホンの収納も簡単になっています。イヤホンのフィッティングサポーターも柔軟性が高く、耳にしっかりとフィットするように設計されているため、前作よりも装着感が向上しています。
周囲の騒音が大きい場所でも使えますか?
「LinkBuds Open」は、オープンイヤ型イヤホンのため、周囲の音を取り込む設計になっています。そのため、非常に騒がしい場所では、周囲の環境音が音楽や通話の音をかき消してしまうことがあります。具体的には、車の多い道路沿いや工事現場の近くなどの環境では、音楽や通話が聞き取りにくくなることがあるため、そうした状況での使用はあまり適していません。しかし、「LinkBuds Open」にはAIを活用したノイズリダクション機能が搭載されており、通話中に周囲の騒音を抑えてユーザーの声をクリアに伝えることができます。そのため、カフェやオフィスなどの少し騒がしい環境での通話には十分対応できます。また、音楽再生時には自動的に音量を調整する「AIアダプティブサウンドコントロール」機能も備えているため、周囲の環境に応じて音量を最適化し、快適なリスニング体験を提供します。もし騒がしい環境での使用をメインに考えている場合は、「LinkBuds Open」ではなく、ノイズキャンセリング機能を搭載した密閉型イヤホンを検討する方が良いかもしれません。
音漏れはどの程度気になりますか?
「LinkBuds Open」は、オープンイヤ型の特性上、音漏れの可能性があります。しかし、通常の音量で音楽を聴いている限り、音漏れは非常に少なく抑えられており、周囲の人に迷惑をかけることはほとんどありません。例えば、カフェやオフィスなどで普通の音量(50〜60%程度)で再生している場合、隣に座っている人に聞こえることはほとんどありません。電車やバスなど、公共交通機関での使用時でも、音量を調整しておけば音漏れが気になることはあまりないでしょう。ただし、最大音量に近いレベルで再生した場合は、静かな場所や人が近くにいる状況では音漏れが目立つことがあります。そのため、公共の場で使用する際は、音量を適切に調整することを心がける必要があります。
マスクや眼鏡を着けたままでも使えますか?
「LinkBuds Open」はインナーイヤ型の設計を採用しているため、マスクや眼鏡をかけたままでも問題なく使用できます。耳の外側に引っかけるようなイヤカフ型や耳掛け型と異なり、「LinkBuds Open」は耳の中に軽く引っかけるように装着するため、眼鏡のつるやマスクの紐と干渉しにくく、装着時の不快感を感じにくいです。実際、私は時々眼鏡をかけることもあり、マスクも着用することが多いのですが、「LinkBuds Open」を装着しても全くストレスを感じることはありませんでした。耳を圧迫することがないため、眼鏡やマスクとの併用時でも快適に使用できるのは、大きな利点です。
急速充電やバッテリー持ちはどうですか?
「LinkBuds Open」は急速充電に対応しており、3分間の充電で約60分の再生が可能です。突然のバッテリー切れや、外出前に急いで充電したいときなど、短時間で再び使用できるようになるので非常に便利です。フル充電では、最大8時間の連続再生が可能で、充電ケースを併用することで、トータルで最大22時間の使用ができます。バッテリー持ちも優れており、1日中使用しても途中でバッテリーが切れてしまうことは少なく、長時間の会議やリモートワーク、通勤・通学でも安心して使用できます。充電ケース自体も非常にコンパクトで、カバンやポケットに入れて持ち運びやすい設計のため、持ち運びの際も邪魔にならず、必要な時にすぐ充電できる点も魅力です。
接続安定性はどうですか?
「LinkBuds Open」は、最新のBluetooth 5.2規格に対応しており、接続の安定性が非常に高いです。スマートフォンやPC、タブレットとの接続が途切れることはほとんどなく、音声や音楽が途切れることもありませんでした。特に、家の中でスマートフォンを別の部屋に置いたままでも、安定して音楽を再生できたことには驚きました。また、「LinkBuds Open」はマルチポイント接続に対応しており、最大2台のデバイスを同時に接続できます。そのため、スマートフォンとPC、タブレットといった複数のデバイスを使用している場合も、簡単にデバイス間の切り替えができ、シームレスに操作が可能です。
SONY 「LinkBuds Open」レビューのまとめ
SONY 「LinkBuds Open」は、耳を完全に塞がない独自のオープンイヤー型デザインと、クリアで豊かな音質を提供する画期的な完全ワイヤレスイヤホンです。
従来のイヤホンにはない快適さと実用性を兼ね備え、リモートワークや日常生活、フィットネスシーン、さらには外出時の使用に至るまで、幅広いシチュエーションで便利に活躍できる製品として設計されています。
「LinkBuds Open」の主な特徴
- 耳を塞がないオープンイヤ型デザイン
「LinkBuds Open」は、耳の穴を完全に塞がないリング型ドライバー構造を採用しており、周囲の環境音を自然に取り込みながら音楽や通話を楽しむことができます。この構造により、リモートワーク中でも家族や同僚の声を聞き逃すことがなく、オフィスやカフェなどの公共の場でも安心して使用できます。また、長時間使用しても耳に圧迫感がなく、快適な装着感を保てる点が大きな魅力です。 - 豊かな音質とバランスの取れたサウンド
「LinkBuds Open」は、11mmの振動板を使用し、従来のモデルよりも低音域から高音域にかけての音質が向上しています。特に低音域の音圧が強化されており、迫力のあるサウンドを体感できます。また、オープンイヤ型イヤホンにありがちな音の軽さや抜け感を感じさせず、豊かでバランスの取れたサウンドを提供することができるため、あらゆるジャンルの音楽を楽しむことができます。 - 長時間バッテリーと急速充電対応
「LinkBuds Open」は、フル充電で最大8時間の連続再生が可能で、充電ケースを併用すれば最大22時間の使用ができます。急速充電にも対応しており、3分間の充電で約60分の再生が可能なため、バッテリー切れが心配なときでも短時間で再び使用できるようになります。このバッテリー性能の高さは、リモート会議の長時間使用や、通勤・通学、ジムでのトレーニング中でも安心して使用できるポイントです。 - AIを活用したノイズリダクションと自動音量調整機能
AI技術を活用したノイズリダクション機能を搭載しており、通話中に周囲の雑音を抑えながらユーザーの声をクリアに届けることができます。これにより、オフィスやカフェなどの少し騒がしい環境でも、快適な通話が可能です。また、「AIアダプティブサウンドコントロール」により、ユーザーの動作や周囲の環境音に応じて音量を自動的に調整するため、外出中や移動中でも常に最適な音量で音楽を楽しむことができます。 - 多彩なカラーバリエーションとスタイリッシュなデザイン
「LinkBuds Open」は、ホワイト、ブラックという落ち着いた色味のカラーバリエーションを揃えており、性別や年齢を問わず、幅広いユーザー層にマッチします。また、コンパクトな充電ケースは上部にツヤのある仕上げ、下部にマットな質感を採用しており、見た目にも高級感が漂います。イヤホンとケースのデザインは、外出時に持ち歩く際もおしゃれでスタイリッシュな印象を与えるでしょう。
「LinkBuds Open」のメリットとデメリット
メリット:
- 耳を完全に塞がず、周囲の音を取り込む「ながら聞き」が可能
- 長時間使用しても疲れにくく、軽量で快適な装着感
- AI技術を活用したノイズリダクションと自動音量調整機能による快適な通話・リスニング体験
- 最大8時間の連続再生と急速充電機能でバッテリー切れの心配が少ない
- どのようなシーンでも使いやすいスタイリッシュなデザインと豊富なカラーバリエーション
デメリット:
- オープンイヤ型の特性上、騒がしい環境では音がかき消されやすく、音楽や通話が聞き取りにくくなる
- 密閉型やノイズキャンセリングイヤホンに比べると、静かな環境では音漏れが発生しやすい
- AIによるノイズリダクションは通話時に効果を発揮するが、音楽再生中の外部ノイズを完全に遮断するわけではないため、外部の騒音を抑える効果は限定的
SONY 「LinkBuds Open」レビューの総括
SONY 「LinkBuds Open」は、耳を塞がずに快適な「ながら聞き」を実現する革新的なイヤホンです。
日常生活や仕事、フィットネス、外出先など、あらゆるシーンで周囲の環境音を取り込みながら音楽や通話を楽しめる点は、従来のイヤホンにはない大きなメリットです。
耳への負担が少なく、長時間使用しても疲れにくい設計と、AIによるノイズリダクション機能、急速充電対応のバッテリー性能など、多くの魅力を備えています。
その一方で、騒がしい場所では音が聞き取りにくくなりやすいことや、静かな場所での音漏れが懸念されるなど、オープンイヤ型特有の制約もあります。
しかし、「LinkBuds Open」は耳を塞がずに周囲の音を聞きながら使用できるという点で、リモートワークや通勤・通学、フィットネス中など、日常生活の中で非常に使い勝手の良い製品です。
オープンイヤー型のイヤホンを探している方や、日常的に周囲の音を聞きながら音楽を楽しみたい方にとって、「LinkBuds Open」はまさに最適な選択肢となるでしょう。
音質、デザイン、使い勝手、すべての面でバランスの取れたこの製品は、SONYらしい高いクオリティと革新性を備えた一品です。
普段の生活に「ながら聞き」の快適さを取り入れたい方は、ぜひ一度試してみてください。