SOUNDPEATS 「GoFree2」 レビュー|オープンイヤーの決定版?音質・装着感・バッテリー・通話を総合評価

トップ画像 オープンイヤー型
出典:SOUNDPEATS公式
記事内に広告が含まれています。

近年、耳を塞がずに音楽を楽しめる「オープンイヤー型イヤホン」が注目を集めています。

長時間の使用でも耳が痛くならず、外の音を自然に聞き取りながら音楽を楽しめる快適さが人気の理由です。

通勤や在宅ワーク、スポーツなど、生活のあらゆるシーンにフィットする点も支持を広げています。

その中でもSOUNDPEATSの「GoFree2」は、デザイン・音質・機能のすべてを進化させた注目モデルです。

aptX Adaptive対応による高音質再生や、安定した装着感、そしてオープンイヤー型とは思えない力強い低音表現が特徴。

軽快で開放的でありながら、しっかりとした音の厚みを感じられる点が魅力です。

さらに、防水性能IPX5や最大35時間のバッテリー駆動など、日常使いにも十分対応できる完成度を備えています。

通話品質やアプリ操作性も向上し、全体としてバランスの取れた仕上がりです。

この記事では、「GoFree2」のデザインや装着感、音質、機能性を実際の使用体験をもとに詳しくレビューします。

耳を塞がず、快適さと高音質を両立したい人にとって、「GoFree2」は最有力の選択肢となるでしょう。

 

  1. SOUNDPEATS 「GoFree2」のデザインと装着感
    1. 開放型らしい造形と質感のこだわり
    2. 長時間使用時の快適性と安定感
    3. 音漏れと遮音性のバランス
  2. SOUNDPEATS 「GoFree2」の音質とパフォーマンス
    1. チューニング傾向と全体の音作り
    2. コーデック性能と出力クオリティ
    3. EQ調整とシーン別リスニング
  3. SOUNDPEATS 「GoFree2」の機能性と利便性
    1. 通話品質とマイク性能
    2. アプリ連携とマルチポイント接続
    3. バッテリー持ち・防水性能・操作性
  4. SOUNDPEATS 「GoFree2」を使用した私の体験談・レビュー
    1. 平日の通勤と在宅ワークで感じたこと
    2. スポーツ(ラン/バスケの練習)での使い勝手
    3. 音の“調整ポイント”と気付き
    4. 個人的に刺さったポイント/惜しいポイント
    5. 体験談の総括
  5. SOUNDPEATS 「GoFree2」に関するQ&A
    1. 「GoFree2」はどんな人におすすめですか?
    2. 「GoFree2」は音漏れしますか?
    3. 運動中でも外れませんか?
    4. 通話品質はどうですか?
    5. マルチポイント接続はどう使うのですか?
    6. 音質はどのような傾向ですか?
    7. 充電やバッテリー持ちはどれくらいですか?
    8. 接続の安定性はどうですか?
    9. ゲームや動画視聴時の遅延はありますか?
    10. イヤーフックの装着感が不安です。痛くなりませんか?
    11. 防水性能はどの程度ですか?
    12. 「GoFree2」は片耳だけでも使えますか?
    13. アプリを使わなくても使えますか?
    14. 「GoFree2」は長期間使っても劣化しにくい?
  6. SOUNDPEATS 「GoFree2」レビューのまとめ
    1. メリットとデメリット
    2. おすすめの使い方と向いている人
    3. 使いこなしのコツ
    4. 総合評価
    5. SOUNDPEATS 「GoFree2」レビューの総括

SOUNDPEATS 「GoFree2」のデザインと装着感

イメージ画像
出典:SOUNDPEATS公式

開放型らしい造形と質感のこだわり

SOUNDPEATS 「GoFree2」は、耳を完全に塞がずに自然な聴き方ができる“オープンイヤー設計”を採用しています。

耳に掛けるフック型デザインは軽量で、柔軟性のある素材が使われているため、装着時の違和感がほとんどありません。

外観はマット仕上げで指紋が付きにくく、手触りもサラッとしています。

汗や皮脂の付着に強く、日常使いでも清潔感を保ちやすい仕上がりです。

ケースは丸みのあるコンパクト形状で、ポケットにもスムーズに収まり、ヒンジの開閉も片手で行いやすいのが特徴です。

さらに、フックとユニットの重量バランスが均等に取られているため、首を振ったときにズレたり傾いたりすることがほとんどありません。

全体の造形が耳のラインに自然に沿うよう設計されており、開放型でありながら安定感を感じられるデザインです。

長時間使用時の快適性と安定感

「GoFree2」の最大の魅力のひとつは、長時間装着しても疲れにくいことです。

耳道を塞がないため圧迫感がなく、空気の抜けがよいので蒸れも軽減されます。

柔らかいイヤーフックがしっかり支える構造のため、軽いランニングやトレーニング中でも安定した装着を維持できます。

実際の使用シーン別の印象

シーン使用感特徴
オフィス・在宅作業周囲の音を聞き取りながら音楽を楽しめる長時間でも耳の疲労が少ない
通勤・街歩き車の接近音や周囲の声が自然に入る安全性が高く、違和感のないリスニング体験
スポーツ・トレーニングフックがしっかり固定されて外れにくい汗にも強く、IPX5の防水性能で安心

また、メガネやマスクとの併用でも快適です。

フックの厚みが控えめに設計されているため、眼鏡のツルと干渉しにくく、長時間つけていても耳の上部が痛くなりません。

マスクのゴムとも重なりにくいので、日常生活のあらゆるシーンでスムーズに使えます。

ポイント: 「GoFree2」は装着角度をわずかに内向きに調整するだけで、音の定位と安定感が一段と高まります。耳の形に合わせて細かくフィットを調整できる点も、完成度の高さを感じさせます。

音漏れと遮音性のバランス

オープンイヤー型の特性として、外部の音を取り込める反面、遮音性は控えめです。

ただし、「GoFree2」は音の指向性を工夫しており、耳道方向に音を集中させる設計によって思った以上に音漏れを抑えています

静かな室内での使用では音量を抑えることで周囲への配慮ができ、屋外では自然に環境音と音楽を両立できます。

シーン別の音量目安

  • 静かな室内:音量30〜40%程度で十分明瞭
  • 屋外(通勤・運動時):音量40〜60%がバランス良好
  • 混雑した空間:音漏れを防ぐため50%以下推奨

開放型のため、完全な静寂を求める環境(図書館や会議中など)には不向きですが、日常生活や移動中のリスニングには最適です。

周囲の音と共存できるナチュラルな聴き心地は、密閉型では味わえない開放感があります。


「GoFree2」は、軽量で安定した装着感、開放型らしい自然な聴き心地、そして実用性の高いデザインが見事に融合しています。

特に、「耳を塞がずに快適に聴ける」というコンセプトを、デザイン面と装着感の両面で非常に高いレベルで実現している点が印象的です。

 

SOUNDPEATS 「GoFree2」の音質とパフォーマンス

イメージ画像
出典:SOUNDPEATS公式

チューニング傾向と全体の音作り

SOUNDPEATS 「GoFree2」の音作りは、開放型イヤホンとしては珍しく、中低域に厚みを持たせたバランス型チューニングです。

耳を塞がない構造でありながら、しっかりとした低音と明瞭なボーカルを両立しており、屋外でも埋もれにくい音が得られます。

低域は100〜200Hzあたりにかけて厚みを持たせており、ベースやキックドラムの輪郭がはっきりしています。

開放型特有の軽さは多少残るものの、沈み込みが浅い分だけ音の抜けが良く、心地よい量感に調整されています。

中域はナチュラルで、ボーカルの定位が安定しています。

特に女性ボーカルの表現が得意で、声の輪郭と息づかいを自然に感じられます。

高域は控えめながら伸びがあり、シンバルやアコースティックギターの煌びやかさを再現。

過剰なシャリつきがないため、長時間のリスニングでも疲れにくい音です。

音の広がりも印象的で、開放型らしい自然な空間表現を実現しています。

左右の定位が明確で、音場の奥行きよりも横方向の広がりを強調した“聴きやすいステージ感”が特徴です。

ジャンル別の相性

ジャンル評価コメント
ポップスボーカルが前に出て明るい印象。リズムのノリも良好。
ロックギターがやや軽いが、臨場感は十分。
EDM低域がやや浅いが、ビート感はしっかり。
ジャズ/アコースティック空気感と自然な響きが心地よい。
クラシックホール感は良いが、低音の量感がやや足りない。

コーデック性能と出力クオリティ

「GoFree2」はaptX Adaptiveに対応しており、環境に応じてビットレートを自動調整することで、安定した高音質再生を実現しています。

Android端末との組み合わせでは解像度が高く、特に中高域の透明感が際立ちます。

iPhone接続時のAACコーデックでも音質劣化は感じられず、全体としてノイズレスでクリーンな再生が可能です。

出力は十分な余裕があり、スマートフォンの音量設定50〜60%で快適なリスニングが可能。

最大音量付近では高域が少し硬くなるため、EQでわずかに調整するのがおすすめです。

コーデック別の印象

  • aptX Adaptive:解像度が高く、低音の分離感と定位が優秀。動画との同期ズレもほぼ感じない。
  • AAC:柔らかく自然な音質。iPhoneでも十分な満足度。
  • SBC:音質はややフラットだが、接続安定性は高い。

動画・ゲーム使用時のレイテンシー体感

  • YouTube・Netflixなどの動画視聴:違和感なし(ほぼ口の動きと一致)
  • 軽い音ゲーやRPG:問題なし
  • FPSやリズムゲームなどの高精度同期が必要なゲーム:わずかに遅延を感じることあり

ポイント: aptX Adaptive接続時は、屋外でも音切れしにくく、Bluetoothの安定性が高いのが印象的です。

EQ調整とシーン別リスニング

「GoFree2」専用アプリでは、細かいイコライザー調整が可能です。

±2dB単位の小幅な調整でも音の印象が変わるため、環境に合わせたチューニングがしやすくなっています。

おすすめのEQプリセット

使用シーン低域中域高域特徴
屋外(通勤・運動)+2dB0+1dB周囲の騒音に負けず、全体が明瞭に。
在宅ワーク/BGM+1dB-1dB0落ち着いたトーンで集中しやすい。
ボーカル中心0+1dB+1dB声の輪郭がクリアで存在感が増す。
EDM/ロック+2dB0+2dB迫力とエネルギー感を強調。

調整のコツ

  • ボーカルが埋もれるとき → 中域1〜2kHzを+1dB
  • 高音が刺さるとき → 4kHz付近を-1〜-2dB
  • 音の厚みが欲しいとき → 150Hz付近を+2dB

開放型は環境音に影響を受けやすいため、EQを固定せず「外では低音を上げる」「室内では中高域を整える」といった柔軟な使い方が最も実用的です。

これにより、シーンごとの最適なバランスを簡単に再現できます。


「GoFree2」は、開放型イヤホンでありながら中低域の厚みと自然な広がりを両立している点が最大の魅力です。

aptX Adaptiveによる安定した高音質再生と、アプリによる柔軟な音作りが可能な点も大きな強みといえます。

遮音性こそ高くないものの、耳を塞がない開放的な聴き心地と、ジャンルを問わずバランスの取れたサウンドチューニングは、まさに“ながら聴きの最適解”と呼ぶにふさわしい仕上がりです。

 

SOUNDPEATS 「GoFree2」の機能性と利便性

イメージ画像
※画像はイメージです

通話品質とマイク性能

SOUNDPEATS 「GoFree2」は、開放型イヤホンとしては非常にバランスの取れた通話品質を備えています。

本体にはデュアルマイク+AIノイズキャンセリング(ENC)機能が搭載されており、周囲の雑音を自動で抑制しながら、自分の声を明瞭に相手へ届ける設計です。

オープンイヤー型にありがちな「環境音がマイクに入りやすい」という課題も、指向性制御によりある程度カバーされています。

屋内でのオンライン会議では、キーボード音やエアコンのノイズが後方に下がり、声が前面にくっきりと浮かび上がります。

駅やカフェなど騒がしい場所では、完全な遮断は難しいものの、会話の聞き取りには十分な明瞭度を維持します。

風が強い屋外では若干ノイズが乗るため、イヤホンを軽く内向きに装着すると改善します。

通話シーン別の印象

シーン音声の聞き取りやすさ備考
在宅ワーク・会議ノイズが少なく、声が自然に伝わる
カフェ・通勤中雑音は残るが、要件伝達には支障なし
屋外(風のある環境)風切り音が入りやすく、角度調整が効果的

補足: 通話を多用する人は、マイク開口部を「口に少し向ける」角度で装着すると、声の抜けがさらに良くなります。

アプリ連携とマルチポイント接続

「GoFree2」はSOUNDPEATS専用アプリに対応しており、EQ調整やタッチ操作のカスタマイズ、低遅延モードなどがすべてスマートフォン上で設定できます。

アプリのUIはシンプルで反応も軽く、イコライザー設定の保存や切り替えも直感的に行える点が魅力です。

また、マルチポイント接続にも対応しており、スマートフォンとPCなど2台のデバイスを同時に接続可能です。

これにより、スマホで音楽を聴きながらPCでオンライン会議を受けたり、再生デバイスを意識せずに自動で切り替えたりすることができます。

アプリで設定できる主な項目

  • イコライザー(10バンド調整・プリセット選択)
  • タッチ操作の割り当て変更(再生、音量、曲送りなど)
  • ゲームモード(低遅延モード)のオン/オフ
  • ファームウェア更新
  • 接続履歴・デバイス管理

マルチポイントの活用例

  • PCでZoom会議 → 終了後そのままスマホで音楽再生
  • タブレットで動画視聴 → スマホに電話が来たら自動切り替え

ポイント: デバイスを切り替えるたびにBluetooth接続を解除する必要がないため、在宅ワークや通勤通学のシームレスな環境構築に役立ちます。

バッテリー持ち・防水性能・操作性

「GoFree2」のバッテリー性能は非常に優秀で、本体単体で最大9時間、ケース併用で最大35時間の再生が可能です。

日常的な使用では、数日に一度充電するだけで十分。短時間の外出やジムトレーニングでもバッテリー切れを気にせず使えます。

防水性能はIPX5規格に対応しており、汗や小雨程度では問題ありません。

スポーツやランニング中でも安心して使える設計です。

バッテリー性能と仕様一覧

項目内容コメント
連続再生時間(本体)約9時間屋外での使用も十分対応
総再生時間(ケース込み)約35時間平日+週末の長期利用が可能
防水性能IPX5汗・雨に強い、ジム向けにも最適
充電方式USB-C約90分で満充電
ワイヤレス充電非対応有線充電の安定性重視

操作性の面では、イヤホン外側のタッチセンサーが高感度かつ反応が良く、軽く触れるだけで再生や通話操作が行えます。

また、誤操作が起きやすいと感じる場合は、アプリで機能を「無効化」または「長押し操作のみに変更」することも可能です。

実用メモ: 音量調整は端末側で行い、イヤホンでは再生/停止・曲送り中心の操作にすると、誤タッチが減ってストレスが少なくなります。


「GoFree2」は、オープンイヤー型の利便性とBluetoothイヤホンとしての完成度を高次元で両立しています。

通話品質は日常使用に十分な明瞭度を持ち、アプリ連携によるEQ調整やマルチポイント機能は使い勝手抜群。

加えて、長時間再生と防水性能によって、通勤・在宅・スポーツすべてに対応できる万能モデルです。

耳を塞がずに快適さを保ちながら、音楽も通話も妥協したくない人にとって、「GoFree2」は“実用性の完成形”といえるでしょう。

スポンサーリンク

SOUNDPEATS 「GoFree2」を使用した私の体験談・レビュー

イメージ画像
※画像はイメージです

ここでは、しばらく「GoFree2」を通勤・在宅作業・スポーツ(軽いランニング/バスケの練習)の3つの場面で使い込んだ所感をまとめます。

結論から言うと、「耳を塞がない快適さ」と「ながら聴きでも破綻しない音の骨格」が同居しており、密閉型を選ばない日の出番が一気に増えました。

平日の通勤と在宅ワークで感じたこと

朝の移動はスマホでポッドキャスト、帰りは音楽。

音量は屋外で40〜60%が気持ちよく、地下通路の騒音でもボーカルが埋もれません。

信号待ちや横断時に周囲音が自然に入るため、必要な注意は保ちつつコンテンツに没入できます。

在宅作業ではBGM用途が中心。30〜40%の低音量でも言葉が明瞭で、チャイムや家族の呼びかけに反応できるのが実用的でした。

会議はPCとスマホのマルチポイントが便利で、オンライン会議の着信が来たら自動で切り替わり、終われば音楽にスッと戻ります。

良かった点

  • 耳の圧迫ゼロで長時間でも疲れにくい
  • キーボード音やエアコン音は後景に回り、声の芯が残る通話
  • 眼鏡・マスク併用でも干渉が少ない(順番は「マスク→GoFree2→眼鏡」が快適)

気になった点

  • かなり静かな図書スペースでは音量の上げすぎに注意(音漏れ配慮)
  • 強い向かい風では風切り音がマイクに乗りやすい(角度を少し内向きにすると改善)

実用メモ:通話中心の日は、イヤホンの開口を頬側へ数ミリ内向きにすると呼気と風の直撃を避けやすく、声の通りが安定しました。

スポーツ(ラン/バスケの練習)での使い勝手

ジョギングやバスケの基礎練習で試したところ、フックの復元力が強すぎず、圧迫感が少ないのにしっかり留まります。

汗をかいた状態でも滑りにくく、タオルで拭けばすぐ復帰。

音量は屋外で50%前後、アプリEQは80〜200Hzを+1dBにするとリズムのキックが分かりやすく、テンポ維持にちょうど良い。

開放型なので周囲のプレイヤーの声やボールのバウンド音も自然に入ってきて、練習のテンポを崩さないのが好印象でした。

  • 動きに対する安定性:早歩き/小走り→余裕、ダッシュ→角度微調整で安定
  • 汗対策:使用後はフック内側だけ拭くとベタつきが残らず再装着が快適
  • 安全面:交通量の多い道では片側だけ装着でも実用的(ステレオからモノラル寄りのBGM感覚)

音の“調整ポイント”と気付き

  • 声を近づけたい:1.5kHzを+1dB、3kHzは±0〜-1dBで前出しと刺さりを両立
  • キックの輪郭を強めたい:120〜180Hzを+1dB(やりすぎると中域が曇るので少しずつ)
  • 高域が眩しい曲:8〜10kHzを-1dBでサ行の角を丸める
  • 像が散るとき本体角度を内向き+全体音量を5%下げると定位が整う

使い分けのコツ:屋外では「低域+1dB」、屋内では「プレゼンス-1dB」を“基本の二枚看板”にすると、環境が変わっても迷いません。

個人的に刺さったポイント/惜しいポイント

刺さったポイント

  • 耳を塞がずにながら聴き以上の音質まで届く中低域の厚み
  • 会議→音楽→通話とシームレスに行き来できるマルチポイントの挙動
  • 眼鏡・マスク併用でも痛みや干渉が出にくい装着設計

惜しいポイント

  • 無音に近い環境では音量の上げ過ぎに注意(音漏れ配慮が必要)
  • 強風の日の屋外通話は角度調整のひと手間が要る
  • ワイヤレス充電が非対応(USB-C運用で問題はないが、あると嬉しい)

体験談の総括

「GoFree2」を使って感じたのは、耳を塞がないことがこれほど自然で快適なのかという驚きでした。

軽く装着しても圧迫感がなく、長時間つけていても疲れません。

特に在宅ワークでは、家の音や来客に気付きつつ音楽や会議に集中できる点が便利で、生活の中に自然に音が溶け込む感覚があります。

外出時も、開放型ながらボーカルの明瞭さがしっかり保たれており、ポッドキャストや通勤時の音楽再生に最適でした。

マルチポイント機能も非常に便利で、PCで会議をしながらスマホで通知を受けると自動で切り替わるなど、ストレスのない使い心地です。

ランニング中も安定して装着でき、外の音を取り込みながら音楽を楽しめるため、安全性とモチベーションの両立が可能でした。耳が蒸れず、汗をかいても滑りにくい点も好印象です。

総じて「GoFree2」は、ながら聴きにとどまらず、仕事・移動・運動といった日常すべての場面に自然に馴染むイヤホンです。

耳を解放しながら音楽を楽しむという、新しいリスニング体験を心地よく実現してくれるモデルだと感じました。

 

SOUNDPEATS 「GoFree2」に関するQ&A

イメージ画像

SOUNDPEATS 「GoFree2」に関してよく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。

「GoFree2」はどんな人におすすめですか?

「GoFree2」は、耳を塞がずに快適に音楽を楽しみたい人に最適です。通勤や在宅ワーク中に周囲の音を自然に聞き取りたい人、マスクやメガネを着けたまま長時間使いたい人、またはスポーツやジョギングで安全に音楽を聴きたい人にもおすすめです。「ながら聴き」イヤホンとしては珍しく、音質・装着感・通話品質のバランスが取れています。

「GoFree2」は音漏れしますか?

オープンイヤー型のため、完全に音漏れを防ぐことはできません。ただし、スピーカーが耳の方向に向けられているため、一般的な開放型よりは漏れにくい設計です。静かな室内では音量を40%以下に抑えると周囲にほとんど聞こえません。屋外や移動中では通常音量(50〜60%)で快適に使用できます。

運動中でも外れませんか?

はい。「GoFree2」は軽量でフック構造が安定しており、ランニングやワークアウト中でもズレにくい設計です。耳の形に自然にフィットする柔軟なフックが、強い揺れや汗にも対応します。IPX5の防水性能も備えているため、ジムや屋外トレーニングでも安心して使えます。

通話品質はどうですか?

AIノイズキャンセリング(ENC)を搭載しており、声の明瞭さは非常に高いです。周囲の雑音を自動で抑制し、相手にクリアな音声を届けます。屋内では十分に実用的で、カフェなどの騒がしい場所でも要件伝達には問題ありません。ただし、強風下では風切り音がマイクに乗ることがあるため、イヤホンを少し内向きに調整すると改善します。

マルチポイント接続はどう使うのですか?

「GoFree2」は2台のデバイスに同時接続できます。たとえば、スマホで音楽を聴きながら、PCで会議アプリを起動しておくと、会議が始まった瞬間に自動的に音声が切り替わります。再接続もスムーズで、ケースを開けるだけで両デバイスに自動で待機接続します。通話優先の動作になっているため、ビジネス用途でも非常に便利です。

音質はどのような傾向ですか?

「GoFree2」は中低域に厚みを持たせたバランス型で、ボーカルが前に出るチューニングです。開放型としては珍しく低音がしっかりしており、ポップスやロック、EDMなどにも向いています。aptX Adaptiveに対応しているため、対応端末では高音質・低遅延再生が可能です。ボーカル重視の曲やポッドキャストでも音の輪郭が明確です。

充電やバッテリー持ちはどれくらいですか?

本体のみで約9時間、ケース併用で最大35時間の連続再生が可能です。通勤・在宅・運動を含めても数日間は充電なしで使えます。USB-Cでの有線充電に対応し、1.5時間ほどでフル充電が完了します。ワイヤレス充電は非対応ですが、ケースが軽量で取り回しが良いため、実用上の不便はほとんどありません。

接続の安定性はどうですか?

「GoFree2」はBluetooth 5.3を採用しており、接続の安定性は非常に高いです。屋内では10m以上離れても音切れはほとんどなく、スマートフォンをバッグに入れた状態でも安定して再生できます。また、aptX Adaptiveは通信環境に応じてビットレートを自動調整するため、混雑した場所でもノイズや音飛びが起きにくいのが特徴です。

ゲームや動画視聴時の遅延はありますか?

通常モードでもYouTubeやNetflixなどの動画では口元のズレが気にならない程度です。さらにアプリで「ゲームモード(低遅延モード)」を有効にすれば、遅延を体感的に半減できます。音ゲーやFPSなど反応速度が求められるゲームでは若干のラグを感じる場合もありますが、RPGやストーリー系のゲームなら十分実用範囲です。

イヤーフックの装着感が不安です。痛くなりませんか?

「GoFree2」のイヤーフックは柔軟なシリコン素材で、耳の形状に自然にフィットする構造になっています。
数時間装着しても痛みを感じにくく、メガネとの干渉も最小限です。もし長時間で耳上部が疲れる場合は、装着角度をわずかに外向きにすると圧力が分散されて快適になります。

防水性能はどの程度ですか?

防水等級はIPX5で、汗や雨に強い設計です。スポーツやランニング、通勤時の小雨程度なら問題なく使用できます。ただし、シャワーや水没には非対応なので、水洗いは避け、使用後は柔らかい布で拭き取るのが理想的です。

「GoFree2」は片耳だけでも使えますか?

はい、左右どちらか片耳のみでの使用が可能です。片方のイヤホンをケースに戻しても、もう一方が自動的にモノラルモードに切り替わり、音声が両チャンネルの情報を統合して再生されます。家事やオフィス作業中など、片耳を空けておきたいシーンでも使いやすい設計です。

アプリを使わなくても使えますか?

アプリなしでも、ペアリング・再生・通話などの基本操作はすべて可能です。ただし、アプリを使うと以下のような機能が使えるようになります。

機能説明
EQ(イコライザー)音質を細かくカスタマイズ可能(10バンド調整)
タッチ操作割り当て動作を自分好みに設定(曲送り・音量など)
ゲームモード低遅延再生で映像とのズレを軽減
ファームウェア更新最新機能や安定化パッチを反映できる

したがって、最初の設定だけはアプリで行い、その後は単体運用でも十分快適です。

「GoFree2」は長期間使っても劣化しにくい?

構造的にイヤーピースの交換が不要なため、ゴムの劣化や破損が少なく、長期使用に向いています。また、内部のドライバーが防塵コーティングされているため、汗やホコリにも強い仕様です。半年ほど使っても音質の変化はほとんどなく、日常使いにおいて耐久性は十分といえます。

スポンサーリンク

SOUNDPEATS 「GoFree2」レビューのまとめ

イメージ画像

SOUNDPEATS 「GoFree2」は、耳を塞がずに快適さと音質を両立させた完成度の高いオープンイヤー型イヤホンです。

軽量な装着感、aptX Adaptive対応の高音質再生、そしてマルチポイントによるスムーズなデバイス切り替えなど、日常使いの利便性を極めています。

開放型の弱点である「音が軽い」「低音が物足りない」という印象を覆し、ボーカルの明瞭さやリズムの立ち上がりが心地よい、“ながら聴き以上のリスニング体験”を提供してくれるモデルでした。

メリットとデメリット

◎ メリット

  • 耳の圧迫感ゼロで長時間の装着でも疲れにくい
  • 開放型とは思えない中低域の厚みとボーカルの明瞭さ
  • マルチポイント接続対応でPCとスマホの切り替えがスムーズ
  • AIノイズキャンセリング搭載マイクによる明瞭な通話品質
  • IPX5防水+最大35時間再生でスポーツや通勤にも強い

△ デメリット

  • 静かな場所では音漏れに注意が必要
  • 強風環境での通話は角度調整が必要
  • ワイヤレス充電非対応(USB-C運用は安定)

総じて、“利便性と音質のバランス”を重視するユーザーには非常に満足度が高く、価格を超える完成度を感じます。

おすすめの使い方と向いている人

シーンおすすめポイント
通勤・通学周囲の音を聞き取りながら安全に音楽を楽しめる
在宅ワーク家族の声や来客に気づきながら集中できる
スポーツフックが安定し、汗や動きにも強い
ビジネス利用通話の明瞭さとマルチポイントで作業効率が向上
リラックス時間耳を塞がず、自然なBGM感覚で音を楽しめる

GoFree2が特におすすめな人

  • 密閉型イヤホンの圧迫感が苦手な人
  • 通勤・通話・スポーツなど日常のあらゆるシーンで使いたい人
  • 「ながら聴き」でも音質を妥協したくない人

あまり向かない人

  • 図書館など完全な静寂環境で使うことが多い人
  • 重低音や没入感を重視する人

使いこなしのコツ

「GoFree2」はアプリによるカスタマイズが豊富で、わずかな調整でも印象が変わります。

以下のポイントを意識すると、より快適に使えます。

EQ(イコライザー)調整の基本

シーン推奨設定効果
屋外(通勤・ラン)低域 +2dB、高域 +1dB騒音に負けない明瞭さ
屋内(作業・会議)プレゼンス -1dB、中域 +1dB長時間でも疲れにくい
ボーカル重視中域 +2dB、高域 +1dB声が前に出て歌詞が聴き取りやすい

便利に使うためのポイント

  • 通話時はマイク開口を頬側へ少し内向き
  • 音量調整はイヤホンではなく端末側で行うと誤操作防止に効果的
  • 屋外では音量50〜60%、室内では**30〜40%**を目安に設定

総合評価

項目評価コメント
装着快適性★★★★★圧迫感ゼロで長時間使用にも強い
音質(開放型基準)★★★★☆ボーカル中心にバランス良好
通話品質★★★★☆AIノイズリダクションで安定
機能性(EQ/アプリ/接続)★★★★☆マルチポイントとEQが便利
バッテリー★★★★★実使用で複数日持続
総合満足度★★★★☆+コスパ抜群、日常使いの最有力候補

SOUNDPEATS 「GoFree2」レビューの総括

SOUNDPEATS 「GoFree2」は、開放型イヤホンの理想を非常に高い完成度で具現化したモデルだと感じます。

耳を塞がないという最大の特徴を活かしながらも、音の輪郭や中低域の厚みをしっかりと保ち、「ながら聴きでも音楽をちゃんと楽しめる」という絶妙なバランスを実現しています。

装着感の軽さはもちろん、aptX Adaptiveによる高音質、AIノイズキャンセリング対応の通話性能、マルチポイント接続のスムーズな切り替えなど、日常を快適に過ごすための実用性が細部まで磨かれています。

一方で、静かな場所では音漏れへの配慮が必要だったり、ワイヤレス充電に非対応だったりと、万能ではありません。

しかし、それらを差し引いても、音質・機能・使いやすさの全体的な完成度は非常に高く、価格を超えた満足感があります。

特に、耳の圧迫感が苦手な人や、仕事とプライベートをシームレスに切り替えるライフスタイルの人にとって、「GoFree2」はまさに理想的な一台です。

「耳を解放しながら音を楽しむ」という新しいリスニング体験を、これほど自然に日常へ溶け込ませてくれるイヤホンは多くありません。

「GoFree2」は、音楽を聴く時間だけでなく、日々の生活そのものを快適に変えてくれる存在です。

 

スポンサーリンク