DUNUの「SA6 MK2」は、同社の人気イヤホン「SA6」をアップデートした最新モデルです。
バランスド・アーマチュアドライバーのみで構成され、繊細な表現力と高解像度を両立したサウンドで、オーディオファンから高い注目を集めています。
本記事では、「SA6 MK2」の購入を検討している方に向けて、デザインや装着感、音質の細かな特徴、さらに実際にさまざまな音楽ジャンルで使った体験談を交えて徹底的に解説します。
競合モデルや旧モデル「SA6」との違いも比較しながら、購入を検討している方が「自分に合うイヤホンかどうか」を判断できるよう、できるだけ分かりやすくまとめました。
この記事を読み終えれば、「SA6 MK2」が持つ魅力だけでなく、弱点やおすすめの使い方までしっかり理解できるはずです。
 ポチップ
					ポチップ
				
DUNU 「SA6 MK2」のデザインと装着感

フェイスプレートとシェルの質感
「SA6 MK2」は、天然木を樹脂で安定化処理したフェイスプレートを採用しており、一つひとつ異なる模様が楽しめます。
シェルは透明度の高い樹脂製で、内部のドライバー配置や構造が視認できるため、工芸品のような精緻さを感じられます。
さらに、耳の形に沿ったカスタムIEM風デザインにより、外観と機能性が高次元で融合しています。
- 天然木+樹脂のマーブル模様(個体ごとに唯一無二)
- カスタムIEMを思わせる形状で耳に沿うフィット感
- 高透明シェルで内部構造が見えるデザイン
- 本体重量は約12gと軽量
ケーブルと付属品
付属ケーブルはDUNU Hulk Pro Mini。
取り回しが良く、Q-Lock Plus着脱式プラグによって3.5mmと4.4mmを簡単に切り替えられます。
リケーブル性も高く、コネクタは埋め込み型の2pin(0.78mm)。
付属品は非常に充実しており、ユーザーが自分に合ったフィットを追求できる構成です。
同梱品一覧
- ケーブル:Hulk Pro Mini(約1.2m)
- 着脱式プラグ:3.5mm/4.4mm
- イヤーピース:
 - シリコン(S/M/L)
 - Candy(S/M/L)
 - S&S(S/S/M/L/XL)
- キャリングケース
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| コネクタ | 2pin(0.78mm・埋め込み) | 
| ケーブル | Hulk Pro Mini | 
| 端子 | Q-Lock Plus(3.5mm/4.4mm同梱) | 
| イヤーピース | シリコン / Candy / S&S 各種サイズ | 
| 重量 | 約12g(本体のみ) | 
装着感と快適さ
「SA6 MK2」は、耳の凹凸に沿う形状と適度なノズル角によって、しっかりと装着できる設計です。
接触面が広いため圧迫感が少なく、長時間リスニングでも疲れにくいのが魅力。
遮音性も高く、外音を効果的に遮断できます。
快適に使うためのコツ
チューニングスイッチの活用:Atmospheric Immersionモードでは、しっかりと密閉させることで低域の迫力が増す
S&Sイヤーピース:耳道奥まで届きやすく、低音の安定感を強化
Candyイヤーピース:柔らかく、快適性を重視する人に最適
ケーブルを耳掛けに沿わせる:タッチノイズの軽減につながる
DUNU 「SA6 MK2」の音質レビュー

「SA6 MK2」のサウンドは「6基のBAドライバー×2モード切替」による繊細な表現が特徴です。
低音から高音までのまとまりが良く、全体として“モニター的な正確さ”と“リスニング的な心地よさ”のバランスを感じられます。
ここでは帯域ごとに詳しく見ていきます。
低音域の量感と解像度
低音はタイトで制動の効いたタイプ。
輪郭が明瞭で、キックやベースラインがぶつからずにスッと分離して聴こえます。
迫力を前面に押し出すタイプではありませんが、中域を濁らせないためボーカルや楽器の明瞭さに直結しています。
- 量感:標準ポジションでは中庸〜やや控えめ
- 質感:速い立ち上がりとスピード感
- 解像度:ベースの粒立ちや階層感が明瞭
- 影響:中音域とのバランスが良く、ボーカルを邪魔しない
チューニングスイッチの変化
| モード | 低域の印象 | 合う音楽 | 
|---|---|---|
| 標準 | タイトで見通し重視 | アコースティック、シティポップ | 
| Immersion | サブベースが増えて厚みが出る | EDM、ロック、映画BGM | 
中音域の表現力とボーカル再現性
中域は滑らかで自然な響きが特徴。
ボーカルは程よい距離感で定位し、耳に刺さるピークが抑えられているため聴き疲れしにくいです。
ピアノや弦楽器も倍音が綺麗に伸び、音の厚みと透明感を両立しています。
- ボーカルはセンター定位が安定
- 子音の刺さりを抑えつつ、息遣いや細かいニュアンスを再現
- ギターや鍵盤の音色も前後関係が分かりやすい
- 小音量でも中域の芯が残りやすい
高音域の伸びや煌びやかさ
高域はスムーズで伸びやか。
シンバルやストリングスの余韻が自然に広がり、空気感の再現力も高いです。
刺さりは抑えられているため、長時間聴いても耳に疲労感が出にくいのが魅力です。
- 解像度:細かい音まで拾えるクラス上位の性能
- 音場:横幅が広く、前後にも奥行きあり
- 定位:ボーカル・楽器・リバーブが自然にレイヤー分けされる
- ダイナミクス:BAらしい瞬発力と細やかな抑揚
「SA6 MK2」は、低域の締まり/中域の自然さ/高域の滑らかさをバランスよく両立した仕上がりです。
標準モードではクリアで分析的、Immersionモードでは厚みと迫力を加えてリスニング寄りに振れる二面性を持っています。
ジャンルを問わず安心して使える万能機として、オーディオファンから高く評価される理由がよく分かります。
DUNU 「SA6 MK2」の音楽ジャンル別の相性

「SA6 MK2」は、帯域バランスの良さとモード切替(標準=I/Immersion=ON)の二面性を活かすことで、幅広いジャンルに適応できる万能型です。
ここではジャンル別に相性を詳しく見ていきます。
ポップス・ロック
特徴的なポイント
- ボーカルは自然な距離感で、刺さりがなく聴きやすい
- ギターやシンセのエッジが明瞭で、演奏の躍動感を表現
- ドラムのキックはタイトで、テンポの速い楽曲でも混濁しにくい
おすすめモード
- 標準:透明感を重視し、音数の多い楽曲でもスッキリ
- Immersion:迫力を出したいときに有効。低域が厚みを増しノリが良い
聴きやすさの工夫
- S&Sイヤーピースで密閉度を高めると低音が安定
- Candyイヤーピースを選ぶと、軽快でリズミカルに楽しめる
ジャズ・クラシック
向いている理由
- ピアノや弦の倍音が自然に伸び、音色が豊か
- 金管楽器のブレスやリップノイズなど細部を丁寧に再現
- 奥行きのある音場で、ホールトーンやアンサンブルのレイヤー感が伝わる
おすすめモードと相性
- 小編成ジャズ(トリオ・カルテットなど):標準で楽器の分離と空気感をクリアに
- 室内楽:標準で弦の重なりや響きが自然
- フルオーケストラ:Immersionで低弦や打楽器の厚みを補強
補足
- 深めに装着することで低域が安定し、大編成でもスケール感が増す
- 4.4mmバランス接続は音場の広がりがさらに分かりやすくなる
ゲーム・映画視聴
強み
- 足音や環境音の定位が明確で、FPSなど索敵系に有利
- セリフ帯域の中域がクリアで、長時間プレイや映画鑑賞でも聞き取りやすい
- 高域は滑らかで刺さらないため、BGMや効果音を長時間聴いても疲れにくい
おすすめモード
- 標準:定位・方向感を優先したいゲーマーに最適
- Immersion:映画やRPGで没入感を高めたいときに有効
快適に楽しむコツ
- 深めの装着+S&Sイヤーピースで遮音性を高めると細かい音も聴き取りやすい
- 低音が欲しい場合はImmersionで強調し、必要ならEQで80〜100Hzを少し持ち上げる
総じて、「SA6 MK2」は「標準でバランス確認 → 物足りなければImmersion」という切替で幅広いジャンルに対応できるのが強みです。
DUNU 「SA6 MK2」を使用した私の体験談・レビュー

ここからは、私が実際に「SA6 MK2」を使用して感じたことを整理します。
試聴環境は自宅・通勤・カフェなど多岐にわたり、ソースはApple Musicとローカルのハイレゾ音源。
イヤーピースや接続端子を切り替えながら、用途別に使い分けてきました。
フィット感とイヤーピース選び
最初はCandyイヤーピースで装着。軽くて快適ですが、低音の土台がやや物足りない印象でした。
そこでS&Sイヤーピースに替えて深めに装着すると、低音の安定感が増し、中域にも厚みが出ました。
以来、シーンごとにイヤーピースを切り替えて使っています。
- Candy:通勤や軽作業など「快適さ優先」
- S&S:じっくり音楽に浸るときに「密閉性と低域強化」
- ケーブルを耳掛けに沿わせてタッチノイズを軽減
モード切替の使い分け
- 標準:ポップスやアコースティックで透明感を重視。音の重なりが多い曲でも見通し良好。
- Immersion:ロックやEDMでは低域に厚みが加わり、没入感がアップ。映画視聴時も迫力が増す。
「常にON」ではなく、曲やシーンによって切り替える楽しさがあるのが魅力でした。
実際の使用シーンと機材の組み合わせ
| シーン | 機材 | モード | イヤピ | 体感メモ | 
|---|---|---|---|---|
| 在宅ワーク | Shanling UA4(4.4mm) | 標準 | S&S | 小音量でも情報量が豊富で、長時間作業でも疲れない | 
| 通勤・外出 | FiiO BTR7(4.4mm) | Immersion | Candy | ロックやポップスに厚みが出て、移動中でも楽しく聴ける | 
| 集中リスニング | iBasso DC-Elite(4.4mm) | 標準 | S&S | 音場の奥行きと微細音が際立ち、クラシック鑑賞に最適 | 
| 軽作業 | Shanling M0 Pro(3.5mm) | 標準 | Candy | コンパクトな組み合わせでも音像が崩れず安定 | 
| 映画視聴 | スマホ直挿し(3.5mm) | Immersion | S&S | セリフが明瞭で、効果音に迫力が出る | 
良かった点と気になった点
良かった点
- イヤーピースと装着深さで音を自在に調整できる
- 標準とImmersionで「分析的/リスニング寄り」を切替可能
- バランス接続時の静けさと分離が秀逸
- Q-Lock Plusの着脱で実用性が高い
気になった点
- Candyイヤーピースだと装着が浅くなり、低域が不足しやすい
- バランス接続に慣れると、シングルエンド使用時の迫力不足が際立つ
体験談のまとめ
実際に「SA6 MK2」を使い込んでみて感じたのは、このイヤホンがとても“万能で育てがいのある存在”だということです。
標準モードでは音場の見通しが良く、どんなジャンルでも安心して聴ける安定感があります。
一方でImmersionモードに切り替えると低域の厚みが増し、ロックやEDM、映画のサウンドトラックなどで迫力と没入感がぐっと引き立ちます。
つまり、場面や気分に応じてキャラクターを変えられる柔軟さが魅力でした。
また、イヤーピースや装着深さを工夫すると音の重心や密閉感が変化し、自分好みに音を追い込める感覚も大きな楽しみでした。
特にS&Sで深めに装着したときの低域の安定感と、バランス接続で聴いたときの静けさと分離感は印象的です。
外出先でも快適に使え、デスクワークや集中試聴でも頼れる一台として自然に生活に溶け込みました。
総じて、「SA6 MK2」は「ただ聴くだけ」ではなく「使いながら調整し、発見していく楽しさ」を与えてくれるイヤホンだと感じています。
DUNU 「SA6 MK2」に関するQ&A

DUNU 「SA6 MK2」に関してよく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「SA6 MK2」はどんなイヤホンですか?
DUNUが手掛けるバランスド・アーマチュア専用のIEMで、6基のBAドライバーを搭載しています。標準(I)とImmersion(ON)の2モード切替が可能で、ジャンルや好みに応じて音のキャラクターを変えられるのが特徴です。
前モデルの「SA6」と比べて何が進化しましたか?
フェイスプレートのデザインが天然木×樹脂の高級感ある仕様になり、付属ケーブルも「Hulk Pro Mini」へ刷新されました。また、Q-Lock Plus端子の採用で3.5mmと4.4mmを素早く切り替え可能になり、使い勝手が向上しています。
音質の特徴は?
低域はタイトで制動が効き、中域は自然で滑らか、高域は刺さらずに伸びやかです。標準モードでは解像感と見通しが良く、Immersionモードでは低域に厚みが加わり没入感が増します。
どんな音楽ジャンルに向いていますか?
幅広いジャンルに対応できる万能型です。ポップスやロックではリズムの切れ味が良く、ジャズやクラシックでは倍音や音場の自然さが活きます。ゲームや映画では定位の分かりやすさと長時間の聴きやすさがメリットになります。
装着感はどうですか?
カスタムIEM風のシェル形状で耳にフィットしやすく、軽量(約12g)なので長時間の使用でも疲れにくいです。付属イヤーピースも複数あり、フィット感や低域の量感を自分好みに調整できます。
他社の人気モデルと比べた強みは?
派手さよりも「長時間聴ける自然なバランス」が魅力です。特に、モード切替によって一台で分析的にもリスニング寄りにも対応できる点は、他社モデルとの差別化要素になっています。
「SA6 MK2」は初心者でも扱いやすいですか?
はい。モード切替はスイッチ一つで簡単に行え、付属ケーブルの端子も差し替え可能なので、環境に合わせた運用がしやすいです。解像度が高い一方で聴き疲れしにくいチューニングなので、初めて本格的なIEMに触れる人にもおすすめできます。
音量を小さめで聴いても楽しめますか?
小音量でも中域の芯が痩せにくく、情報量がしっかり残ります。そのため夜間や作業中のながら聴きでも、楽曲のディテールを損なわずに楽しめます。
リケーブルは可能ですか?
可能です。2pin(0.78mm)規格を採用しているため、他社製ケーブルやアップグレードケーブルとも互換性があります。音のキャラクターを変えたい人や、リケーブルに興味がある人にとって拡張性は十分です。
遮音性はどのくらいありますか?
カスタムIEM風のシェル形状と密閉度の高いイヤーピースにより、外音をしっかり遮断できます。電車やカフェなど環境音がある場所でも、音量を上げすぎずに聴取できるレベルです。
「SA6 MK2」の価格に見合う価値はありますか?
音質のバランス、使い勝手の良さ、デザインの高級感、付属品の充実度を考えると、価格以上の満足感が得られるモデルだと言えます。特に「一台で幅広いジャンルをカバーできる万能性」を求める人にはコストパフォーマンスが高い選択肢になります。
「SA6 MK2」はリスニング向けですか?それともモニター向けですか?
両方の性格を兼ね備えています。標準モードでは解像感や定位に優れ、レコーディングや音源チェックといったモニター用途に近い聴き方が可能です。Immersionモードでは低域の量感が増し、純粋なリスニングで没入感を楽しむことができます。
ドンシャリ好きにも合いますか?
いわゆる強烈なドンシャリサウンドではありません。低域は量感よりも締まりを重視しているため、迫力を最優先したい人にはやや控えめに感じるかもしれません。ただしImmersionモードにすれば低域の厚みが増すので、バランスを保ちながら程よいドンシャリ感を楽しめます。
「SA6 MK2」はスマホ直挿しでも使えますか?
インピーダンスが24Ωと比較的扱いやすく、感度も高いため、スマホ直挿しでも駆動可能です。ただしDACアンプやバランス接続環境を組み合わせると、音場や分離感がさらに向上し、ポテンシャルを最大限に引き出せます。
DUNU 「SA6 MK2」レビューのまとめ

「SA6 MK2」は、6BAならではの緻密さと、標準(I)/Immersion(ON)の二面性で“整ったバランス”と“必要十分な迫力”を切り替えられる万能機です。
標準では見通しの良さと自然な中域が際立ち、Immersionでは低域の床がわずかに増えて没入感が高まります。
装着はカスタムIEM風で疲れにくく、天然木フェイスの所有感やQ-Lock Plusの実用性も、日々の使い勝手を確実に引き上げます。
総評
- 音の方向性:タイトで滲まない低域/滑らかな中域/刺さりにくく伸びる高域
- 使い勝手:モード切替で“分析的⇄リスニング寄り”をワンタッチで行き来
- フィッティング:耳に沿うシェル形状+イヤピ選びで密閉度を追い込みやすい
- 日常適性:小音量でも情報量が損なわれにくく、長時間でも聴き疲れしにくい
留意点
- 低域の圧を常時強く求める人は、Immersionでも“上品さ”が先に立つ可能性
- 装着が浅いと低域が痩せやすい(イヤピと装着深さの調整が前提)
シーン別・おすすめ設定
| シーン | モード | イヤピ目安 | 接続 | ねらい | 
|---|---|---|---|---|
| 作業BGM/J-Pop・アコースティック | 標準 | S&S(やや深め) | 4.4mm | 見通し重視。小音量でも情報量◎ | 
| ロック/EDM/映画BGM | Immersion | S&S(深め) | 4.4mm | 低域の床を足して没入感UP | 
| 小編成ジャズ/室内楽 | 標準 | S&S or しっかり目シリコン | 4.4mm | 倍音と空気感、定位の明瞭化 | 
| 通勤・カフェ | 標準 | Candy(快適重視) | 3.5mm | 付け外しラク&疲れにくい | 
| ゲーム(定位重視) | 標準 | S&S(密閉) | 4.4mm | 足音や環境音の位置把握がしやすい | 
“1mm深め”の装着+耳掛けのテンション抜きで低域安定&タッチノイズ低減。
良かった点/気になった点
良かった点
- 標準⇄Immersionで一台二役の運用ができる
- 低域はタイト、中域は自然、高域は滑らかで長時間リスニングに強い
- 4.4mm運用時の静けさと分離の良さ/Q-Lock Plusの利便性
- イヤピと装着で音の土台を追い込める余白が大きい
気になった点
- “常時ドンシャリ”を好む人には低域が上品に感じられることがある
- 装着が浅い・柔らかいイヤピのみだと低域不足を感じやすい
レビュースコア
| 項目 | 評価 | コメント | 
|---|---|---|
| デザイン/所有感 | ★★★★★ | 天然木フェイスと透明シェルの仕上げが高水準 | 
| 装着性/遮音 | ★★★★☆ | カスタムIEM風で疲れにくい。イヤピ合わせで更に向上 | 
| 低域 | ★★★★☆ | タイトでスピード重視。Immersionで厚みを補強可 | 
| 中域 | ★★★★★ | 自然で滑らか。ボーカルの質感と距離感が優秀 | 
| 高域 | ★★★★☆ | 刺さらず伸びる。空気感の表現が得意 | 
| 音場/定位 | ★★★★☆ | 横幅良好、前後も適度。レイヤー把握がしやすい | 
| 実用性 | ★★★★★ | モード切替・端子切替・付属品の充実で“使える” | 
おすすめできるユーザー像
- ボーカルの聴きやすさと全体の見通しを重視する
- ジャンルやシーンに合わせて音の厚みを可変させたい
- イヤピ/装着/端子で使いこなしを楽しみたい
- 作業用の長時間BGMから夜のじっくり試聴まで一台で回したい
DUNU 「SA6 MK2」レビューの総括
DUNU 「SA6 MK2」は、繊細さとバランス感を兼ね備えた実力派IEMです。
6基のBAドライバーが描き出す音は、低域の引き締まったスピード感、中域の自然で滑らかな表現、高域の伸びやかさが一体となり、ジャンルを問わず安心して楽しめる完成度に仕上がっています。
さらに、標準モードとImmersionモードの切り替えによって、分析的なリスニングから迫力ある没入感まで自在に使い分けられる柔軟性も魅力です。
天然木フェイスプレートの高級感や、装着感に優れるシェルデザイン、Q-Lock Plusによる利便性など、所有する喜びと日常的な使いやすさを両立させている点も見逃せません。
一言でまとめるなら、「SA6 MK2」は「派手さではなく誠実さで聴かせる万能機」であり、音楽を長く落ち着いて楽しみたい人にとって信頼できる相棒となるイヤホンです。
あなたが日々の音楽体験を一段高めたいなら、この一台がきっとその期待に応えてくれるでしょう。
 ポチップ
					ポチップ
				

 
  
  
  
   
					
