audio-technica 「ATH-CKS50TW2」 徹底レビュー!驚異の重低音と長時間バッテリーの完全ワイヤレスイヤホン

ATH-CKS50TW2トップ画像 ワイヤレスイヤホン
出典:audio-technica公式
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2024年に発売されたaudio-technica 「ATH-CKS50TW2」は、人気の高いソリッドベースシリーズの完全ワイヤレスイヤホンの最新モデルです。

前モデル「ATH-CKS50TW」から約2年ぶりの新製品として登場し、重低音特化のサウンドと驚異的なバッテリー持ちを実現した製品となっています。

「ATH-CKS50TW2」は、ミドルクラスの価格帯でありながら、音質、機能性、デザインの全てが大幅に向上しています。

特に、充電ケース併用で最大65時間のバッテリー駆動と、従来のワイヤレスイヤホンにはない「マグネティックスイッチ」という新機能を搭載している点が大きな特徴です。

このイヤホンは、音楽を聞くだけでなく、日常の使い勝手も考慮されたデザインとなっており、ケースから取り出してすぐに使える利便性の高さが魅力です。

また、「SOLID BASS」シリーズ特有の迫力ある重低音サウンドを楽しめるため、ロックやEDMなどの音楽ジャンルとの相性が抜群です。

この記事では、「ATH-CKS50TW2」の特徴や機能、音質を細かくレビューし、前モデルとの比較や実際の使用感を交えながら、どのような人におすすめかを詳しく解説していきます。

 

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  1. audio-technica 「ATH-CKS50TW2」とは?
    1. 製品概要と価格
    2. ソリッドベースシリーズの特徴
    3. 進化したノイズキャンセリング機能
  2. audio-technica 「ATH-CKS50TW2」の驚異的なバッテリー持ちと新機能
    1. 最大65時間のバッテリー駆動
    2. マグネティックスイッチの利便性
    3. ケースを使わず1日中使える運用方法
  3. audio-technica 「ATH-CKS50TW2」のデザインと装着感
    1. イヤホンとケースのデザインの変化
    2. カラーバリエーションとフィット感
    3. 前モデルとのデザイン比較
  4. audio-technica 「ATH-CKS50TW2」の圧巻の重低音とサウンド体験
    1. ソリッドベースHDTWSドライバーの効果
    2. 音質バランスと対応コーデック
    3. ジャンル別の音質評価
    4. 「ATH-CKS50TW2」の音質体験を引き立てるアプリ機能
  5. audio-technica 「ATH-CKS50TW2」を使用した私の体験談・レビュー
    1. 音質についての体験
    2. マグネティックスイッチの便利さを実感
    3. ノイズキャンセリングと外音取り込みの効果
    4. 使用中に感じた改善点
    5. どんな人におすすめか
  6. audio-technica 「ATH-CKS50TW2」に関するQ&A
    1. 「ATH-CKS50TW2」の最大の特徴は何ですか?
    2. どんな音楽ジャンルに適していますか?
    3. ノイズキャンセリング機能はどの程度の効果がありますか?
    4. マグネティックスイッチとは何ですか?
    5. バッテリー駆動時間はどれくらいですか?
    6. どのようなデバイスに対応していますか?
    7. 防水機能に対応していますか?
    8. 装着感はどうですか?
    9. 「ATH-CKS50TW2」は前モデルと比べてどこが進化していますか?
  7. audio-technica 「ATH-CKS50TW2」レビューのまとめ
    1. 「ATH-CKS50TW2」の特徴まとめ
    2. どんなユーザーにおすすめか?
    3. 改善点と注意点
    4. audio-technica 「ATH-CKS50TW2」レビューの総括

audio-technica 「ATH-CKS50TW2」とは?

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出典:audio-technica公式

「ATH-CKS50TW2」は、日本を代表するオーディオ機器メーカー、オーディオテクニカ(audio-technica)が2024年10月に発売した、ソリッドベースシリーズの完全ワイヤレスイヤホンの最新モデルです。

この製品は、重低音特化のサウンドを持つことから、ロックやEDM、ヒップホップといったジャンルのファンから人気を集めており、前作「ATH-CKS50TW」から多くの機能が進化しています。

製品概要と価格

「ATH-CKS50TW2」は、価格が約23,980円(税込)で設定されており、ミドルクラスの完全ワイヤレスイヤホンの中ではコストパフォーマンスが高い製品です。

この価格帯でありながら、長時間再生を可能にするバッテリー性能や、音質の向上、そして新機能「マグネティックスイッチ」の搭載など、価格以上の価値を提供しています。

製品の発売日は2024年10月11日。

イヤホン単体でのバッテリー駆動時間が最大25時間、ケース併用で最大65時間という長時間再生を実現しています。

このバッテリー性能は、他の競合製品と比較しても圧倒的で、特に充電頻度を気にすることなく使用したいユーザーに最適です。

ソリッドベースシリーズの特徴

「SOLID BASS」シリーズは、オーディオテクニカのイヤホンラインナップの中でも特に重低音を重視したモデルとして知られています。

「ATH-CKS50TW2」でも、独自の「ソリッドベースHDTWSドライバー」が採用され、迫力のある重低音とクリアな音質を両立させています。

このドライバーは、特にベース音やバスドラムなどの低音域を力強く表現し、音楽の臨場感を高めます。

そのため、「ATH-CKS50TW2」は重低音を楽しみたいユーザーにはぴったりのイヤホンです。

従来のモデルと比べて、低音域がよりタイトに制御され、クリアさを保ちながら迫力のあるサウンドを実現している点が大きな特徴です。

進化したノイズキャンセリング機能

「ATH-CKS50TW2」では、従来の「フィードフォワード式ノイズキャンセリング」から、より高度な「ハイブリッドノイズキャンセリング」へと進化しました。

このハイブリッド式ノイズキャンセリングは、イヤホンの外側と内側に配置されたマイクが外部の音を捉え、複数のノイズを同時に検知・除去することで、より精度の高いノイズキャンセリングを実現しています。

また、ノイズキャンセリングの効果は、特に交通機関の移動時や、カフェなどの騒がしい環境でその性能を発揮し、周囲の雑音を抑えて音楽に集中できる環境を提供してくれます。

これに加えて、外音取り込み機能も進化しており、環境音を自然に取り込みながら会話や周囲の音を確認できるため、オフィスや街中でも安心して使用できる点が魅力です。

 

audio-technica 「ATH-CKS50TW2」の驚異的なバッテリー持ちと新機能

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出典:audio-technica公式

「ATH-CKS50TW2」の最大の特徴の一つは、その驚異的なバッテリー持ちと新たに搭載された「マグネティックスイッチ」という革新的な機能です。

これらは、従来の完全ワイヤレスイヤホンには見られなかった新しい使い方を可能にし、ユーザーの利便性を大幅に向上させています。

最大65時間のバッテリー駆動

「ATH-CKS50TW2」は、イヤホン単体で最大25時間、ケース併用で最大65時間の再生時間を実現しています。

これは、業界最高水準のバッテリー駆動時間であり、頻繁な充電を必要としないため、長時間の外出時や旅行などでもバッテリー残量を気にせず使用できます。

この長時間再生を可能にしたのは、オーディオテクニカ独自の省電力設計と、効率の良いバッテリー管理システムです。

特に、ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能をオフにした状態での連続再生時間が25時間と非常に長く、ノイズキャンセリングをオンにしても15時間の駆動時間を確保しています。

また、急速充電機能にも対応しており、5分間の充電で最大90分の再生が可能となっています。

これにより、バッテリーが切れてしまった場合でも短時間で再び使用できる点が非常に便利です。

たとえば、出先でバッテリーが切れた際でも、少しの充電時間でしっかり音楽を楽しむことができます。

マグネティックスイッチの利便性

「ATH-CKS50TW2」の新機能である「マグネティックスイッチ」は、これまでの完全ワイヤレスイヤホンの常識を覆す便利な機能です。

イヤホン本体が磁石によって左右くっつくことで、電源のオン・オフが自動で切り替わる仕組みになっており、イヤホンをケースから取り出さずに使えるようになっています。

具体的には、イヤホンを左右くっつけてマグネットで固定することで電源がオフになり、マグネットを離すと自動的に電源がオンになるというものです。

この機能により、ケースから取り出してからの操作が不要になり、すぐに音楽を聴き始められる点が大きな利便性となっています。

さらに、このマグネティックスイッチは、イヤホンを使用していない時のバッテリー消費も抑える効果があり、無駄な電力消費を防いでくれます。

一般的なワイヤレスイヤホンでは、使わないときにケースへ戻すことが必要でしたが、この機能によってケースがなくても簡単に電源管理が可能となります。

ケースを使わず1日中使える運用方法

従来の完全ワイヤレスイヤホンは、必ず充電ケースに収納して持ち歩くことが前提でした。

しかし、「ATH-CKS50TW2」は、マグネティックスイッチと長時間バッテリーを組み合わせることで、ケースを使わず1日中使用できる新しいスタイルを実現しています。

例えば、通勤や通学時、ジムなどへの移動の際にイヤホン単体で持ち出し、ポケットやバッグの小さなスペースに入れておくことができます。

ケースを携帯しなくても、イヤホン単体でバッテリーを十分に持続させることができるので、ケースを持ち運ぶ手間を省きたい人や、荷物を減らしたいというユーザーにとって大きな魅力となるでしょう。

また、この機能はランニングや散歩など、軽装で出かけたい場合にも最適です。

ケースを持ち歩かずに、ポケットにイヤホンだけを入れて出かけることができ、いつでも簡単に音楽を聴ける環境を提供してくれます。

 

audio-technica 「ATH-CKS50TW2」のデザインと装着感

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出典:audio-technica公式

「ATH-CKS50TW2」は、前モデルからデザインが一新され、外観や装着感に大きな変化が見られます。

特に、ケースとイヤホンのデザインの洗練されたフォルムや、カラーバリエーションの追加によって、より幅広いユーザー層にアピールできる製品に仕上がっています。

ここでは、デザインの変化、装着感、そしてカラーオプションについて詳しく解説します。

イヤホンとケースのデザインの変化

前モデルの「ATH-CKS50TW」と比較して、「ATH-CKS50TW2」は大幅なデザインの変更が施されています。

まず、イヤホン本体は前作よりも丸みを帯びた形状になり、より滑らかなフォルムを採用しています。

前モデルの直線的でロボットのような印象から、今回のモデルでは曲線を多用したデザインに変更され、優雅で中性的な印象を与えます。

このデザインは、より多くの人に受け入れられるものとなっており、男女問わず使いやすい外観です。

イヤホンの表面には、audio-technicaのロゴが小さく配置され、派手すぎない上品さを演出しています。

また、表面の凹凸が少ないため、触り心地が滑らかで、イヤホンを扱う際の快適さも向上しています。

ノズル(耳に入れる部分)の角度や形状も調整されており、耳にフィットしやすく、長時間装着しても疲れにくい設計になっています。

また、充電ケースも大きな変化が見られます。

前作のケースはゴツゴツとした印象のあるデザインで、サイズもやや大きめでしたが、「ATH-CKS50TW2」ではケースがコンパクトになり、上部が透明な樹脂素材を用いた、内部がうっすらと見えるデザインになりました。

この半透明のデザインは、イヤホンの収納状態が確認しやすくなっており、機能性とデザイン性の両方を兼ね備えています。

さらに、充電ケースの素材も変更されており、前モデルのしっとりとしたマット仕上げから、サラっとしたプラスチック素材に変更されました。

これにより、手に持ったときの感触が軽く、持ち運びやすさが向上しています。

カラーバリエーションとフィット感

「ATH-CKS50TW2」は、ブラック、グリーン、ベージュの3色展開となっており、前作にはなかったカラーが追加されました。

これにより、ユーザーは自分の好みやライフスタイルに合った色を選ぶことができ、ファッションアイテムとしても楽しめるようになっています。

各色の特徴として、ブラックはシックでスタイリッシュな印象を与え、ビジネスシーンやフォーマルな場面でも違和感なく使用できます。

グリーンは鮮やかすぎず、落ち着いたトーンで仕上げられており、カジュアルなスタイルやアウトドアシーンに適しています。

ベージュは、特に女性ユーザーを意識した優しい色合いで、どの服装にも合わせやすく、デザインの可愛らしさが引き立つ色となっています。

フィット感についても大幅に改善されています。

イヤホンの形状は、耳の内側にしっかりフィットするカナル型(インイヤー型)を採用しており、従来のモデルよりもイヤホンが耳に収まりやすくなっています。

ノズル部分の角度やイヤチップの素材が最適化されており、耳の奥までしっかりと届き、抜けにくいフィット感を実現しています。

これにより、運動中や長時間の使用でも耳から外れにくく、安定して装着できる点が評価されています。

また、付属のイヤーチップは、XS、S、M、Lの4種類が用意されており、耳のサイズに合わせて選べる点も嬉しいポイントです。

特に、Mサイズのチップは標準装備されており、ほとんどのユーザーにとって快適な装着感を提供します。

イヤホン本体のサイズはやや大きめではあるものの、装着時に耳から飛び出しすぎず、見た目もスマートです。

前モデルとのデザイン比較

前モデル「ATH-CKS50TW」は、デザインが直線的で、ややゴツゴツした外観を持っていましたが、「ATH-CKS50TW2」は、デザインの方向性が一転し、より洗練された形状へと変わりました。

前作は、いかにも「オーディオ機器」といった無骨な印象でしたが、新モデルでは、ロゴの配置やケースの透明感のある仕上げにより、よりスタイリッシュで日常生活に溶け込みやすいデザインになっています。

ケースのサイズ感も前モデルと比べてスリム化され、ポケットや小さなバッグにも収納しやすくなりました。

前作では、ケースが少し重めで、持ち運びに不便を感じることもありましたが、新モデルではその点が大きく改善され、持ち運びの負担が軽減されています。

さらに、前作ではイヤホン本体の表面に大きくロゴが配置されていましたが、「ATH-CKS50TW2」では控えめなロゴデザインとなり、全体の印象がより柔らかく、エレガントなものとなっています。

全体的なデザインのトーンも落ち着いており、どの色を選んでも「派手すぎず、地味すぎない」絶妙なバランスを保っています。

 

audio-technica 「ATH-CKS50TW2」の圧巻の重低音とサウンド体験

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出典:audio-technica公式

「ATH-CKS50TW2」は、「SOLID BASS」シリーズとして名高い重低音特化モデルの新作です。

その最大の魅力は、迫力のある重低音を楽しめるサウンドと、音域全体のバランスが取れたチューニングにあります。

特に、ロックやEDM、ヒップホップなどのジャンルで圧倒的な存在感を発揮し、リスナーに心地よいサウンド体験を提供します。

ここでは、「ATH-CKS50TW2」のサウンドの特徴、音質バランス、対応コーデック、そしてジャンル別の音質評価について詳しく解説していきます。

ソリッドベースHDTWSドライバーの効果

「ATH-CKS50TW2」には、オーディオテクニカ独自の「ソリッドベースHDTWSドライバー」が搭載されています。

このドライバーは、特に低音域を強調するよう設計されており、重厚でパワフルな低音再生を実現します。

従来のドライバーとは異なり、重低音を強調しながらも中高音域の解像度を犠牲にすることなく、全体のバランスを保つように調整されている点が特徴です。

このドライバーの最大の魅力は、音圧感と迫力を損なわずに、低音域を広いレンジで表現できることです。

ベースラインやドラムのキック音が非常に力強く再生されるため、リズム感の強い楽曲で特にその効果が顕著に現れます。

低音域が広がりを持って響くため、ライブ会場のような臨場感があり、音楽に包まれるような感覚を楽しめます。

また、低音域が強いにもかかわらず、こもりや過度なブーミング(低音が過剰に強調される現象)が発生しないように調整されているため、長時間聴いていても疲れにくい点も魅力です。

これにより、重低音のパンチ力を感じながらも、快適に音楽を聴き続けられます。

音質バランスと対応コーデック

「ATH-CKS50TW2」のサウンドバランスは、低音域を中心としながらも、中音域と高音域がしっかりと支えられています。

重低音特化と聞くと、低音が強すぎて他の音域が埋もれてしまうイメージを持つかもしれませんが、「ATH-CKS50TW2」ではボーカルや楽器の音がしっかりと主張され、全体のバランスが取れたサウンドを提供してくれます。

特に、ボーカルの音質はクリアで、ナチュラルな美音が特徴です。

重低音が強調される楽曲でも、ボーカルが埋もれずに前に出てくるようなチューニングが施されており、歌詞がしっかりと聴き取れる点が優れています。

広域については、やや控えめながらもシャープさを保ち、楽曲全体のクオリティを引き上げる役割を果たしています。

対応するコーデックは、SBCとAACの2種類です。前作の「ATH-CKS50TW」では、aptXやaptX Adaptiveなどの高音質コーデックにも対応していましたが、「ATH-CKS50TW2」ではシンプルなコーデック構成に変更されました。

この理由としては、バッテリー消費を抑えつつ、より安定した接続を提供するための仕様変更と考えられます。

このコーデックの変更により、対応デバイス(特にiPhoneやAndroid)との互換性が向上しており、音の途切れや遅延が発生しにくくなっています。

そのため、動画や音楽をストレスなく楽しむことができるのも、「ATH-CKS50TW2」の魅力のひとつです。

ジャンル別の音質評価

「ATH-CKS50TW2」は、特定の音楽ジャンルに特化した設計がされており、特に以下のジャンルとの相性が非常に良いとされています。

1. ロック
エレキギターやベースの重厚なサウンドを余すことなく再現し、ライブ感のあるサウンドを提供します。ドラムのキックやスネアの音が力強く響き、臨場感のある迫力のサウンド体験ができます。

2. EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)
EDMの特徴である、シンセサイザーや電子ドラムの低音が非常にパワフルに再生されます。ベース音がはっきりとした輪郭を持ち、楽曲全体に躍動感をもたらすため、ダンスミュージックを聴く際には最適です。

3. ヒップホップ
ヒップホップの特徴である低音のビートやベースラインが重厚に響きます。ラップのボーカルも埋もれることなく、トラックとボーカルがしっかりと分離されているため、リリックを楽しみながらも、ビートの迫力を堪能できます。

4. ポップス・J-POP
ポップスやJ-POPでは、ボーカルを中心にサウンドが組み立てられており、ボーカルラインをはっきりと聴き取ることができます。重低音がサポートすることで、楽曲に厚みと立体感を与え、聴きごたえのあるサウンド体験が可能です。

5. ジャズ・クラシック
ジャズやクラシック音楽では、重低音が強調されすぎるため、繊細な表現や空間表現がやや物足りなく感じることがあります。しかし、重低音を少し抑えることで、ジャズベースやチェロの音がクリアに響くため、好みに合わせてイコライザー調整を行うと、より楽しめるでしょう。

「ATH-CKS50TW2」の音質体験を引き立てるアプリ機能

「ATH-CKS50TW2」は、専用アプリ「Connectアプリ」を通じて、イコライザーや各種設定をカスタマイズすることができます。

例えば、低音をさらに強調したり、中高音をクリアにしたりすることで、自分の好みに合った音質調整が可能です。

特に、イコライザー設定では、5バンドの細かい調整ができ、プリセットやカスタム設定を保存しておけるので、楽曲やシーンに応じて設定を変更できます。

また、サウンドスケープ機能では、集中やリラックスをサポートするヒーリング系の音源を再生できるため、音楽を聴かない時でも自然音を流して気分を落ち着けることができる点もユニークなポイントです。

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audio-technica 「ATH-CKS50TW2」を使用した私の体験談・レビュー

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※画像はイメージです

「ATH-CKS50TW2」を実際に使用してみて、音質、機能性、そしてデザインのすべてにおいて大きな進化を実感しました。

私は過去に「ATH-CKS50TW」(前モデル)を使用していた経験があり、その際も重低音の迫力に驚かされましたが、新モデルである「ATH-CKS50TW2」はそれを上回るクオリティを提供してくれます。

音質についての体験

まず、「ATH-CKS50TW2」を初めて耳に装着して音楽を再生した瞬間、圧倒的な低音の力強さに圧倒されました。

私が最初に再生したのはEDMの定番アーティストの楽曲でしたが、ベース音がまるでライブ会場のスピーカーから出ているかのような、臨場感ある迫力を体感しました。

また、次に聴いたヒップホップでは、低音のビートが耳の奥で響き、体全体に伝わるような振動感を覚えました。

特に、ドラムのキック音やベースラインの重厚さが際立っており、ノリの良さが最大限に引き出されていました。

一方で、ボーカルの声が低音に埋もれることなく、くっきりと耳に届く点も評価できる部分です。

低音重視のサウンドにありがちな「こもり感」はほとんどなく、ボーカルと楽器の音がしっかりと分離して聴こえるので、各楽曲のディテールまで楽しめました。

ロックやポップスなども試してみましたが、エレキギターやシンセサイザーの音がバランス良く再生され、重低音の豊かさが全体のサウンドに厚みを加えてくれます。

特にライブ音源や、演奏の迫力を楽しみたい方にとっては非常に魅力的なサウンドです。

また、クラシックやジャズなど、繊細な音の表現を必要とするジャンルでは、低音がやや強調されるため、オーケストラ全体の透明感や空気感が少し薄れてしまう印象もありました。

ただし、イコライザー機能を使って低音を少し抑えることで、ボーカルや楽器の細かいニュアンスまでしっかりと再現でき、音域バランスを自分好みに調整できる点は大きなメリットです。

マグネティックスイッチの便利さを実感

私が特に感銘を受けたのは、「マグネティックスイッチ」の使い勝手の良さです。

これまで、完全ワイヤレスイヤホンを使う際には、ケースから取り出して電源をオンにし、耳に装着するという一連の操作が必要でしたが、「ATH-CKS50TW2」ではこのステップが劇的に簡略化されました。

イヤホンを左右くっつけた状態では電源がオフになっており、マグネティックスイッチを外すと瞬時に電源がオンになるため、すぐに音楽を再生できるのです。

特に外出時や通勤時など、「今すぐに音楽を聴きたい」という場面での操作が非常にスムーズで、ストレスフリーに使える点が大変気に入りました。

また、ケースを持ち運ばずにイヤホン単体で使用できる点も新鮮な体験でした。

これまでケースごと持ち歩くのが当たり前だと思っていましたが、「ATH-CKS50TW2」ではイヤホン単体でも十分なバッテリー持ちを実現しているため、1日中ケースを気にすることなく過ごせる点が非常に便利です。

急な外出時でも、イヤホンだけをポケットに入れて持ち出せるという使い方は、他のイヤホンにはない大きなメリットだと感じました。

ノイズキャンセリングと外音取り込みの効果

ノイズキャンセリング機能についても、前作からの進化が見られます。

私は主にカフェや電車内で使用しましたが、周囲の雑音がしっかりと抑えられ、音楽に集中できる環境が提供されました。

特に、電車内では走行音や車内アナウンスの低音を効果的にカットしてくれ、静かな環境を保ちながらも、外部のアナウンスなど必要な音は拾えるので、安心して使える点も大きな魅力です。

さらに、外音取り込み機能を使用すると、周囲の音が自然に耳に入ってくるため、音楽を聴きながらでも会話がしやすくなります。

私はオフィスやカフェで外音取り込み機能を多用しましたが、イヤホンをつけたままでも違和感なく会話ができ、ストレスを感じませんでした。

この自然な外音取り込みの性能は、「ATH-CKS50TW2」の大きな強みと言えるでしょう。

使用中に感じた改善点

一方で、いくつか気になった点もありました。

まず、対応コーデックがSBCとAACのみとなっている点です。

前モデルではaptXやaptX Adaptiveなどのコーデックに対応していたため、より高音質なワイヤレス再生を求めるユーザーにとっては物足りない部分があるかもしれません。

特に、AndroidユーザーでaptX対応の端末を使用している場合、コーデックの選択肢が限られる点が惜しいと感じました。

また、物理ボタンの操作性は非常に良いのですが、タッチセンサーも併用している製品と比べると、少し操作のバリエーションが少ないように思います。

例えば、タッチセンサーのスワイプで音量調整ができる機能などがあれば、さらに使い勝手が向上したかもしれません。

どんな人におすすめか

「ATH-CKS50TW2」は、特に重低音の迫力を楽しみたいユーザーに最適です。

ロック、EDM、ヒップホップなどのジャンルをよく聴く方には、このイヤホンが提供する迫力ある低音サウンドは他の製品では味わえないものとなるでしょう。

また、長時間バッテリーとマグネティックスイッチによる簡単な電源操作も、大きなアドバンテージです。

一方で、aptXなどの高音質コーデックを必要とする場合や、クラシックやジャズなど繊細なサウンド表現を重視する方には、少し物足りないと感じる部分もあるかもしれません。

その場合、専用アプリでのイコライザー調整を積極的に活用すると、自分好みの音質にカスタマイズしやすくなります。

 

audio-technica 「ATH-CKS50TW2」に関するQ&A

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audio-technica 「ATH-CKS50TW2」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。

「ATH-CKS50TW2」の最大の特徴は何ですか?

「ATH-CKS50TW2」の最大の特徴は、audio-technica独自の「ソリッドベースHDTWSドライバー」を搭載し、力強い重低音サウンドを実現している点です。また、最大65時間の長時間バッテリー駆動と、マグネティックスイッチによる簡単な電源管理機能も大きな魅力です。これにより、ケースを持ち運ばずにイヤホン単体での使用が可能となり、従来の完全ワイヤレスイヤホンとは一線を画した使い勝手を提供しています。

どんな音楽ジャンルに適していますか?

「ATH-CKS50TW2」は、特に重低音が重要なロック、EDM、ヒップホップなどのジャンルに適しています。ソリッドベースドライバーによって、ベースラインやキックドラムの音が力強く響き、リズム感や迫力を最大限に引き出すことができます。一方で、ボーカルもクリアに再生されるため、ポップスやJ-POPなどのボーカル中心の楽曲にも適しており、幅広い音楽ジャンルでその性能を発揮します。

ノイズキャンセリング機能はどの程度の効果がありますか?

「ATH-CKS50TW2」は、フィードフォワードとフィードバックの両方式を組み合わせた「ハイブリッドノイズキャンセリング機能」を採用しており、外部の騒音を効果的に抑えることができます。特に、低音域の雑音(エンジン音や交通機関の騒音)をカットする効果が高く、静かな環境で音楽に集中したい場合や、通話時に周囲の雑音を軽減したいときに非常に有効です。また、外音取り込み機能も備えており、イヤホンを外さずに会話や周囲の音を確認できるため、さまざまなシーンで便利に使用できます。

マグネティックスイッチとは何ですか?

マグネティックスイッチは、「ATH-CKS50TW2」に新たに搭載された機能で、イヤホンを左右くっつけることで電源を自動でオフにし、マグネットを外すことで電源をオンにする仕組みです。この機能により、イヤホンをケースから取り出さずに使用でき、簡単に電源管理ができるようになっています。ケースを持ち運ばずにイヤホン単体での使用ができるため、外出時などで非常に便利です。

バッテリー駆動時間はどれくらいですか?

「ATH-CKS50TW2」は、イヤホン単体で最大25時間の再生が可能です。また、充電ケースを併用することで、合計最大65時間の長時間再生を実現しています。さらに、急速充電機能に対応しており、5分間の充電で最大90分間の再生ができるため、バッテリー切れが心配なときでも短時間で再び使用できるのが特徴です。

どのようなデバイスに対応していますか?

「ATH-CKS50TW2」は、Bluetooth 5.3に対応しており、iPhoneやAndroidスマートフォン、タブレット、パソコンなどのBluetooth対応デバイスと簡単に接続できます。また、AACとSBCコーデックに対応しているため、iOSデバイスや一般的なAndroidデバイスでの音楽再生も高音質で楽しめます。ただし、aptXやLDACなどのコーデックには対応していないため、対応コーデックを重視するユーザーは注意が必要です。

防水機能に対応していますか?

「ATH-CKS50TW2」はIP55の防水・防塵性能を備えています。これにより、汗や少しの雨での使用も問題なく、運動中や屋外での使用にも適しています。ただし、完全防水ではないため、長時間の水没や高水圧の環境では使用しないよう注意してください。

装着感はどうですか?

「ATH-CKS50TW2」は、耳にしっかりフィットするカナル型(インイヤー型)デザインを採用しており、装着感に優れています。イヤーチップはXS、S、M、Lの4種類が付属しており、耳のサイズに合わせて選択できます。長時間の装着でも疲れにくく、激しい運動中でもズレにくいため、運動や外出中でも快適に使用できます。

「ATH-CKS50TW2」は前モデルと比べてどこが進化していますか?

前モデルの「ATH-CKS50TW」と比較して、「ATH-CKS50TW2」では以下の点が進化しています。

  1. 音質の向上:新しいソリッドベースHDTWSドライバーの採用により、重低音の表現力が向上しています。
  2. バッテリー性能の強化:イヤホン単体で最大25時間、ケース併用で最大65時間の長時間再生が可能です。
  3. マグネティックスイッチの搭載:電源のオンオフが簡単に行えるマグネティックスイッチ機能が追加されました。
  4. デザインの洗練:ケースとイヤホン本体のデザインが一新され、よりコンパクトで洗練された外観になっています。
  5. ノイズキャンセリング機能の向上:従来のフィードフォワード式からハイブリッドノイズキャンセリングに進化し、外部の騒音をより効果的にカットできるようになっています。
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audio-technica 「ATH-CKS50TW2」レビューのまとめ

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「ATH-CKS50TW2」は、audio-technicaのソリッドベースシリーズとして重低音特化のサウンドを持ちつつ、機能性と使いやすさが大幅に向上した完全ワイヤレスイヤホンです。

前モデルの「ATH-CKS50TW」からの大きな進化点として、重低音再生能力の向上、長時間バッテリー、そして新機能「マグネティックスイッチ」の搭載が挙げられ、さまざまなシーンでの使用に最適なイヤホンとなっています。

「ATH-CKS50TW2」の特徴まとめ

  • 圧倒的な重低音再生能力
    「ATH-CKS50TW2」は、ソリッドベースHDTWSドライバーを採用し、前モデル以上の力強い重低音を再生できる点が最大の特徴です。低音の表現力が強化されたことで、迫力あるサウンド体験を提供し、ロックやEDM、ヒップホップといったジャンルに最適です。
  • 最大65時間の長時間バッテリー駆動
    イヤホン単体で最大25時間、ケース併用で最大65時間の再生時間を誇り、他のワイヤレスイヤホンと比較しても圧倒的なバッテリー持ちを実現しています。長時間使用することが多いユーザーや、外出先で充電を気にしたくないユーザーにとって非常に魅力的なポイントです。
  • マグネティックスイッチによる新しい使い方
    マグネティックスイッチを搭載し、イヤホンをケースから取り出さずに使用できる点は非常に便利です。左右のイヤホンが磁石でくっつくことで電源が自動でオフになり、離すとオンになるという革新的な仕組みにより、従来のワイヤレスイヤホンよりもスムーズな操作を実現しています。これにより、ポケットやバッグからイヤホンを取り出してすぐに音楽を聴けるため、利便性が格段に向上しました。
  • 進化したノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能
    ハイブリッドノイズキャンセリングを採用し、外部の騒音を効果的にカットしつつ、必要な音だけを取り込むことができます。特に、カフェや電車内などの騒がしい環境で使用すると、雑音が減少し、音楽や通話に集中できる環境を提供してくれます。また、外音取り込み機能(ヒアスル機能)は、自然な音を取り込みながら周囲の音を確認できるため、オフィスや街中での使用にも適しています。
  • デザインと装着感の改善
    前モデルよりもコンパクトで洗練されたデザインに変更され、イヤホンとケースの両方がより持ち運びやすくなりました。イヤホン本体は耳にフィットしやすく、長時間装着しても疲れにくい設計になっているため、装着感を重視するユーザーにもおすすめです。さらに、ブラック、グリーン、ベージュの3色展開で、自分の好みに合わせて選べる点も魅力的です。

どんなユーザーにおすすめか?

「ATH-CKS50TW2」は、以下のようなユーザーに特におすすめです。

  1. 重低音を重視する音楽ファン
    ロック、EDM、ヒップホップなど、低音が重要な役割を持つジャンルをよく聴く方には、「ATH-CKS50TW2」の重低音特化サウンドは理想的な選択です。迫力のあるサウンドと心地よい振動感を楽しむことができます。
  2. 長時間使用することが多い人
    通勤・通学や旅行など、長時間にわたってイヤホンを使用することが多い方にとって、「ATH-CKS50TW2」の長時間バッテリーは非常に大きな利点です。1日中イヤホンを使用してもバッテリー切れの心配がないため、安心して使用できます。
  3. 頻繁に外出する方やアクティブなユーザー
    ケースなしでイヤホン単体を持ち運んで使えるため、荷物を軽くしたい方や、ランニングやウォーキングなどの軽い運動をする際にイヤホンだけを持ち歩きたい方にとって、「ATH-CKS50TW2」は非常に便利です。
  4. 使いやすさとデザイン性を重視する人
    イヤホンのデザインや装着感にこだわりがある人にも、「ATH-CKS50TW2」はおすすめです。スムーズなマグネティックスイッチの操作や、フィット感の良さは、日常生活での使い勝手を向上させてくれます。
  5. 騒がしい環境で使用することが多い人
    ノイズキャンセリング機能を活用することで、カフェや公共交通機関の中でも音楽に集中しやすく、外音取り込み機能を活用すれば、安全性も確保しながら周囲の音を確認できるため、様々なシーンで役立つイヤホンです。

改善点と注意点

一方で、対応コーデックがSBCとAACのみであるため、aptXやLDACといった高音質コーデックを求めるユーザーにとっては物足りない部分もあるかもしれません。

また、重低音に特化したサウンドチューニングのため、クラシックやジャズなど、繊細な表現が求められるジャンルでは、低音が強すぎると感じることもあるでしょう。

そのため、専用アプリでのイコライザー調整をうまく活用することをおすすめします。

audio-technica 「ATH-CKS50TW2」レビューの総括

総合的に見て、「ATH-CKS50TW2」は、重低音を好むユーザー、長時間バッテリーを重視するユーザー、そして新しい使い方を求めるユーザーにとって最適なイヤホンです。

マグネティックスイッチという新しい操作性と、驚異的なバッテリー持ち、洗練されたデザインが融合したこの製品は、audio-technicaファンはもちろん、初めて完全ワイヤレスイヤホンを購入する方にもおすすめできる一台です。

この記事を通じて、「ATH-CKS50TW2」の特徴や使用感について理解が深まり、購入の参考になれば幸いです。

興味を持った方は、ぜひ店頭や公式サイトでチェックしてみてください。

豊かな重低音サウンドと快適な操作感が、あなたの音楽体験をさらに充実させてくれるでしょう。

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