「1万円以下で、音質もノイキャンも機能性も全部入りなんて、そんな都合の良い話があるわけがない」
長年、数多のオーディオ製品をレビューしてきた私でさえ、正直最初はそう思っていました。
しかし、今回レビューするSOUNDPEATS(サウンドピーツ)の最新作「Air5 Pro」は、その疑念を心地よく裏切ってくれました。
VGP 2025金賞を受賞し、発売直後からガジェット界隈をざわつかせているこのモデル。
カタログスペックを見るだけでも、LDACやaptX Losslessへの対応、最大-55dBというハイエンド機並みのノイズキャンセリングなど、異常とも言えるコストパフォーマンスを誇ります。
しかし、スペック上の数値が良いからといって、実際の使い勝手が良いとは限りません。
- 「実際の音質はどうなのか?ドンシャリ過ぎないか?」
- 「-55dBのノイキャンは、電車の走行音を消せるのか?」
- 「マルチポイントや通話品質は、ビジネスで通用するレベルか?」
この記事では、オーディオブログを運営する筆者が、SOUNDPEATS Air5 Proを実際に使い倒し、これらの疑問にすべて答えます。
良い点だけでなく、「ここが惜しい」と感じたデメリットや、購入前に知っておくべき機能の制約についても包み隠さず本音でレビューします。
これからワイヤレスイヤホンの購入を検討している方にとって、この記事が「Air5 Pro」を選ぶべきかどうかの最終判断材料となるはずです。
- SOUNDPEATS 「Air5 Pro+」の外観・装着感とスペック
- SOUNDPEATS 「Air5 Pro+」の音質の徹底検証:クラスを超えた解像度と迫力
- SOUNDPEATS 「Air5 Pro+」のノイズキャンセリングと機能性の実力評価
- SOUNDPEATS 「Air5 Pro+」を使用した私の体験談・レビュー
- SOUNDPEATS 「Air5 Pro+」 に関するQ&A
- iPhoneでも高音質で楽しめますか?(LDAC非対応ですが…)
- ゲームや動画視聴時の遅延は気になりますか?
- ランニングやジムなどのスポーツで使用しても大丈夫ですか?
- 「寝ホン」として横向きで寝ながら使えますか?
- マルチポイント接続はLDACと併用できますか?
- ノイズキャンセリング使用時に風切り音はしますか?
- 片耳だけでも使えますか?
- ワイヤレス充電(Qi)には対応していますか?
- イヤホンを耳から外すと音楽が止まる「自動装着検出」はありますか?
- タッチ操作が敏感すぎて困ります。無効化できますか?
- Q16. 「aptX Lossless」で聴くための条件は?普通のAndroidでも聴けますか?
- WEB会議(ZoomやTeams)で、イヤホン操作でマイクミュートはできますか?
- SOUNDPEATS 「Air5 Pro+」レビューのまとめ
SOUNDPEATS 「Air5 Pro+」の外観・装着感とスペック

まずは、Air5 Proの基本となるデザインやスペック、開封時の印象から深掘りしていきます。
「1万円以下のイヤホン=安っぽい」という常識は、もはや過去のものとなりつつあります。
1万円以下とは思えない高級感あるデザインと付属品
パッケージを開封して最初に驚かされたのは、そのビルドクオリティの高さです。
充電ケースはマットブラックの落ち着いた仕上げで、指紋が付きにくく、サラサラとした手触りが所有欲を満たしてくれます。
形状は丸みを帯びたペブル(小石)のようなデザインで、手のひらにすっぽりと収まります。
イヤホン本体を取り出すと、スティック部分に施されたブロンズ調のアクセントが目に飛び込んできます。
ブラックの筐体にキラリと光るロゴ部分は、タッチセンサーのガイドとしての役割も果たしており、デザインと機能が見事に融合しています。
【付属品一覧】
- Air5 Proイヤホン本体
- 充電ケース
- イヤーピース(S/M/L ※Mは本体装着済み)
- USB Type-C充電ケーブル
- 取扱説明書
- (おまけのピーツくんステッカーが含まれていることも)
特筆すべきは、ケースの開閉機構です。マグネットの磁力が絶妙に調整されており、「パカッ」と心地よい音を立てて閉まります。
ケースを開けた瞬間、イヤホン全体が露出する構造になっているため、前作と比較しても取り出しやすさが格段に向上しています。
片耳約4.8gの軽量設計が生む快適な装着感
毎日使うイヤホンにおいて、音質と同じくらい重要なのが「装着感」です。
Air5 Proは、片耳わずか約4.8gという驚異的な軽さを実現しています。
これは単三電池の約5分の1程度の重さしかありません。
実際に装着してみると、カナル型特有の「耳に詰まっている感」が非常に少なく、耳の穴に「ふわっ」と優しく収まる感覚があります。
スティック型(うどん型とも呼ばれる形状)を採用しているため、重量バランスが良く、歩行中や軽いジョギング程度では外れる気配すらありません。
また、ノズル部分は楕円形に近い形状をしており、これが日本人の耳の形状にフィットしやすいようです。
3時間ほど連続して装着したまま作業をしてみましたが、耳珠(耳の入り口の突起)が痛くなることもなく、長時間のリスニングやWEB会議でもストレスフリーで使用できました。
VGP 2025金賞受賞の驚異的なスペック一覧
ここでは、Air5 Proがいかに「価格破壊」を起こしているかを客観的に理解するために、主要スペックを表にまとめました。
比較対象として、同社の人気モデルや前作の特徴も併記します。
| 項目 | SOUNDPEATS Air5 Pro | 特徴・メリット |
| 価格 | 1万円以下(実売8,000円台〜) | 他社のミドルレンジ級のスペックでこの価格は異常 |
| ドライバー | 10mmダイナミック (PU+PEEK) | 剛性と軽量さを両立した素材で、歪みのない低音を実現 |
| 対応コーデック | SBC, AAC, LDAC, aptX Lossless, LC3 | iPhoneもAndroidも、最新スマホも最高音質で接続可能 |
| ノイキャン | 最大 -55dB (AI適応型) | 数万円クラスのハイエンド機に匹敵する消音性能 |
| 再生時間 | 単体7.5時間 / ケース込37時間 | 長時間の移動でもバッテリー切れの心配なし |
| 防水性能 | IPX5 | 雨や汗程度なら全く問題なし |
| マルチポイント | 対応 | 2台のデバイスに同時接続可能(※LDAC時は不可) |
| Bluetooth | Ver 5.4 | 最新規格により、接続安定性と省電力性が向上 |
特筆すべきは、「全部入り」のコーデック対応です。
ハイレゾ相当のデータを転送できる「LDAC」に加え、Qualcommの最新規格「aptX Lossless」にも対応。
さらには次世代規格の「LC3」まで網羅しています。
再生環境を選ばず、常にそのデバイスが出せる最高峰の音質を引き出せる仕様は、オーディオファンも納得のスペックと言えるでしょう。
SOUNDPEATS 「Air5 Pro+」の音質の徹底検証:クラスを超えた解像度と迫力

スペックがいかに高くても、実際の「音」が悪ければ意味がありません。
ここでは、オーディオレビューブログを運営する筆者の視点で、Air5 Proの音質を徹底的に解剖します。
10mm径ダイナミックドライバーが描く骨太なサウンド
Air5 Proのサウンドの核となるのは、PU(ポリウレタン)とPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)を複合させた振動板を採用した、10mm径のダイナミックドライバーです。
一聴して感じるのは、その「骨太さ」と「エネルギー感」です。
低音域は単に量が多いだけでなく、輪郭がはっきりとしており、バスドラムのキック音やベースラインが「ドスン」と腹に響くような実在感があります。
安価なイヤホンにありがちな「ボワついた低音」ではなく、制動の効いたタイトな低音が、楽曲の土台をしっかりと支えています。
中音域に関しては、ボーカルが埋もれることなく、一歩前に出てくるような定位感があります。
特に男性ボーカルの厚みや、女性ボーカルの中低域成分が豊かに表現されており、歌声をじっくり聴きたいリスナーにも満足度の高いチューニングとなっています。
LDAC・aptX Lossless対応によるハイレゾ体験の真価
Air5 Proの真価を発揮させるには、やはり「LDAC」や「aptX Adaptive/Lossless」での接続が不可欠です。
Android端末(Google PixelやXperiaなど)を使用してLDAC接続でハイレゾ音源を再生してみると、SBC/AAC接続時とは世界が変わります。
- 音の粒立ち: シンバルの余韻や、アコースティックギターの弦が擦れる微細な音まで鮮明に浮かび上がります。
- 音場の広がり: 左右のステレオ感だけでなく、奥行きの表現が増し、ライブ音源などを聴くとその場の空気感まで伝わってくるようです。
1万円以下のイヤホンで、ここまで情報量の多い音を鳴らしきれること自体が驚きです。
「ワイヤレスは有線に劣る」という固定観念を持っている方にこそ、一度この解像感を体験してほしいと感じました。
ロックやEDMと相性抜群の「弱ドンシャリ」傾向
全体的な音の傾向(サウンドシグネチャー)を一言で表すなら、「解像度の高い、上質な弱ドンシャリ」です。
- 低域: パワフルで深みがある。
- 高域: キラキラとした華やかさがあるが、刺さる一歩手前でチューニングされている。
- 中域: 凹みすぎず、クリアに聞こえる。
この特性から、相性の良いジャンルは明確です。
【ベストマッチなジャンル】
- ロック・パンク: ギターの歪みやドラムの疾走感が気持ちよく、テンションを上げてくれます。
- EDM・ダンスミュージック: 重低音のビートが心地よく、没入感が非常に高いです。
- J-POP・アニソン: ボーカルと楽器のバランスが良く、現代的な録音の楽曲とマッチします。
一方で、繊細なニュアンスを最優先する「クラシック」や「ジャズの小編成」においては、少し元気良すぎる印象を受けるかもしれません。
しかし、後述するアプリのイコライザーで調整することで、ある程度フラットな傾向に近づけることも可能です。
SOUNDPEATS 「Air5 Pro+」のノイズキャンセリングと機能性の実力評価

現代のワイヤレスイヤホンにおいて、音質と同等に求められるのが「静寂」と「使い勝手」です。
Air5 Proの機能面での実力を厳しくチェックしました。
-55dBのAI適応型ノイズキャンセリングの静寂性能
メーカー公称値「最大-55dB」という数値は、市場に出回っているワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスです。
実際に、休日の騒がしいカフェで検証を行いました。
ノイズキャンセリングをONにした瞬間、周囲の「ざわめき」がフッと消え去ります。
特に、エアコンの空調音や、周囲の話し声の「低音成分(モゴモゴした音)」は、ほぼ完全にカットされます。
音楽を再生してしまえば、隣の席の会話内容すら全く気にならなくなるレベルです。
電車内でのテストでも、「ゴオーッ」という走行音が大幅に軽減され、普段よりもボリュームを2〜3段階下げても音楽がクリアに聞こえました。
ただし、高音域の突発的な音(食器がぶつかる音や、車内アナウンスの高い声など)は、物理的な限界もあり多少耳に入ってきます。
それでも、1万円以下のモデルとしては「異常」とも言える遮音性であることは間違いありません。
また、周囲の騒音レベルに合わせて強度を自動調整する「AI適応型」モードも優秀で、静かな場所では圧迫感を減らし、うるさい場所では強度を上げるといった制御を自然に行ってくれます。
専用アプリ「PeatsAudio」でのカスタマイズと操作性
SOUNDPEATSの専用アプリ「PeatsAudio」に対応しており、以下の機能が利用可能です。
- イコライザー(EQ)設定:
- プリセット:「低音強調」「ロック」「クラシック」など多数用意されています。
- カスタムEQ:10バンドの細かな調整が可能で、自分好みの音を作れます。
- アダプティブEQ:聴力テストを行い、ユーザーの耳に最適なバランスを自動生成してくれます。
- ノイズコントロールの切り替え:
- ANCのモード変更(適応型、標準など)や、外音取り込みモードの切り替えが可能です。
- ゲームモードのON/OFF:
- 低遅延モードへの切り替えがワンタップで行えます。
- タッチ操作のカスタマイズ:
- 1回タップ、2回タップ、長押しなどの操作に、音量調整や曲送りなどを自由に割り当てられます。
アプリのUIはシンプルで直感的。特にイコライザーのカスタム性が高く、デフォルトのドンシャリ傾向をフラットに補正したり、さらに低音をブーストしたりと、オーディオ好きにはたまらない「遊び幅」があります。
購入前に知っておくべき機能面の制約と注意点
ここまで絶賛してきましたが、購入前に知っておくべき「仕様上の制約」も正直にお伝えしなければなりません。
ここは他サイトのレビューでも指摘されている重要なポイントです。
① LDAC接続時はマルチポイントが使えない
Air5 Proは2台同時接続(マルチポイント)に対応していますが、高音質コーデックである「LDAC」を使用している間は、この機能が無効になります。
「スマホでハイレゾ音楽を聴きながら、PCの通知も待ち受けたい」という場合、コーデックをAACやSBCに落とす必要があります。
これはチップセットの仕様上の限界と思われますが、音質重視か利便性重視か、トレードオフを迫られる点は注意が必要です。
② ワイヤレス充電(Qi)には非対応
充電ケースはUSB Type-Cケーブルでの充電のみ対応しています。
普段、置くだけ充電に慣れきっているユーザーにとっては、ケーブルを挿す手間が少しストレスになるかもしれません。
③ モード切り替え時の挙動
本体操作でノイキャンモードを切り替える際、「ANC ON」→「外音取り込み」→「ノーマル(ANC OFF)」→「ANC ON」というループになります。
「ノーマルモード」をスキップする設定がないため、ANCと外音取り込みを素早く切り替えたい時にワンテンポ遅れる感覚があります。
これらのデメリットは、コストダウンの結果として受け入れるべき点でしょう。
しかし、これらを差し引いても、基本性能の高さが圧倒的に勝っているというのが私の正直な感想です。
SOUNDPEATS 「Air5 Pro+」を使用した私の体験談・レビュー

ここからは、スペック表には現れない、私が実際にAir5 Proを数週間メイン機として使用して感じた「生の体験」をお届けします。
満員電車での通勤:ノイキャンと接続安定性の検証
毎朝の通勤ラッシュ。
満員電車という過酷な環境は、ワイヤレスイヤホンにとって「接続安定性」と「遮音性」のテストに最適です。
新宿駅のような巨大ターミナル駅の人混みの中でも、Bluetooth 5.4のおかげか、音途切れ(プツプツというノイズ)はほとんど発生しませんでした。
以前のモデルではたまに瞬断することがありましたが、Air5 Proの接続安定性は確実に向上しています。
そしてノイズキャンセリング。
電車の「ガタンゴトン」という走行音や、周囲の乗客の話し声に対するカット率は優秀の一言。
お気に入りのポッドキャストを聴いていても、音量を上げすぎることなく内容をしっかりと聞き取ることができました。
「自分だけの静寂な空間」を持ち運べる感覚は、毎日の通勤ストレスを確実に軽減してくれています。
デスクワークとWEB会議:マルチポイントとマイク性能
自宅でのデスクワーク中、PCとスマホの「マルチポイント接続」を活用しました(※AAC接続で使用)。
PCでBGMを流しながら作業をし、スマホに着信があると自動で切り替わる。
このシームレスな体験は一度味わうと戻れません。
Air5 Proの切り替え速度はスムーズで、着信を取り逃がすこともありませんでした。
WEB会議でのマイク性能についても、通話相手に確認したところ「声がクリアで聞き取りやすい」との評価をいただきました。
Air5 Proは片側3基、左右計6基のマイクを搭載し、AIによるノイズリダクション機能が働いています。
試しにカフェから通話してみましたが、周囲の雑音をうまく抑制し、私の声だけを抽出して届けてくれているようでした。
ただし、あまりに騒がしい場所だとデジタル処理特有の「若干の不自然さ(声の質感が少し変わる)」が出る場面もありましたが、実用上は全く問題ないレベルです。
ゲームと動画視聴:低遅延モードの実用性をチェック
趣味のゲームやYouTube視聴についても検証しました。
「ゲームモード」をONにすると、遅延が大幅に短縮されます。
FPSゲーム(Apex Legendsなど)をプレイしてみたところ、銃声と着弾のズレが体感でわかるほど減少し、カジュアルに遊ぶ分には十分なレスポンスだと感じました。
もちろん、0.1秒を争うガチ勢には有線イヤホンを推奨しますが、スマホで音ゲーやアクションゲームを楽しむ層には強力な武器になります。
動画視聴に関しては、モードをONにしなくてもリップシンク(口の動きと声のズレ)はほぼ気になりません。
YouTubeやNetflixを快適に楽しむことができました。
競合モデル(Air4 Pro・Capsule3 Pro+)との比較
読者の皆さんが一番迷うであろう、同社の他モデルとの比較についても触れておきます。
- vs Air4 Pro(前作):
確実にAir5 Proへの買い替え推奨です。
音の厚み、ノイキャンの強度、バッテリー持ち、すべてにおいてワンランク上の性能になっています。
特に低音の迫力が段違いです。 - vs Capsule3 Pro+(上位モデル):
Capsule3 Pro+は「MEMSドライバー」を搭載しており、高音域の繊細さやクリアさでは一日の長があります。
しかし、Air5 Proは「aptX Lossless対応」や「-55dBのANC」など、機能面で勝る部分も多いです。
「繊細な美音」を求めるならCapsule3 Pro+、「迫力ある低音と最強の機能性」を求めるならAir5 Pro、という住み分けになります。
価格差(Air5 Proの方が安い)を考えると、コスパではAir5 Proに軍配が上がります。
バッテリー持ちと充電サイクルのリアルな使用感
スペック上は「単体7.5時間」ですが、実際にLDAC接続+ANCオンという「バッテリー消費が激しい設定」で使い続けたところ、約4時間半〜5時間程度でバッテリー低下のアラートが鳴りました。
これはハイレゾ&高負荷ノイキャン機としては平均的な数値です。
しかし、ケース込みで最大37時間使えるため、通勤通学で1日2〜3時間使う程度なら、ケースの充電は1週間に1回で十分足ります。
「あ、充電忘れてた」という頻度が減るのは地味に嬉しいポイントでした。
体験談の総括:価格破壊と言われる理由を実感
数週間使い倒してみて、「これが1万円以下で買えてしまうのは、正直ライバルメーカーにとっては脅威でしかない」と痛感しました。
音質、ノイキャン、機能性。どれをとっても「価格なり」で妥協している部分が見当たりません。
むしろ、2万円台のミドルクラス製品のシェアを食ってしまうポテンシャルを秘めています。
「良いイヤホンが欲しいけど、2万も3万も出せない。でも安物買いの銭失いはしたくない」というユーザーのわがままな要望に、120%の回答で応えてくれる製品だと確信しました。
SOUNDPEATS 「Air5 Pro+」 に関するQ&A

SOUNDPEATS 「Air5 Pro+」 に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
iPhoneでも高音質で楽しめますか?(LDAC非対応ですが…)
はい、十分に高音質で楽しめます。
iPhoneは「LDAC」や「aptX Lossless」といったハイレゾコーデックには対応しておらず、「AAC」接続となります。しかし、Air5 Proはイヤホン自体の基礎能力(ドライバーの質やチューニング)が高いため、AAC接続であっても従来の同価格帯モデルより解像度が高く、迫力のあるサウンドを楽しめます。「iPhoneだから性能を活かせない」と心配する必要はありません。
ゲームや動画視聴時の遅延は気になりますか?
「ゲームモード」を使えば、ほとんど気になりません。
アプリや本体操作で「ゲームモード」をONにすることで、遅延を最小60ms(0.06秒)程度まで短縮できます。YouTubeやNetflixなどの動画視聴では口の動きとのズレ(リップシンク)はほぼ感じません。FPSや音ゲーなどのシビアなゲームも、カジュアルに楽しむ分には十分なレスポンスです。 ※さらに低遅延を求める場合は、対応スマホで「aptX Adaptive Low Latency」接続をするのが最も効果的です。
ランニングやジムなどのスポーツで使用しても大丈夫ですか?
はい、問題ありません。
Air5 Proは「IPX5」の防水性能を備えているため、汗や雨程度の水濡れなら故障の心配はありません。また、本体が軽量(約4.8g)でフィット感が良いため、ランニング中に振動でズレ落ちることも少ないです。ただし、完全防水(IPX7以上)ではないため、シャワーを浴びながらの使用や水没には注意してください。
「寝ホン」として横向きで寝ながら使えますか?
あまりおすすめしません。
本体が「スティック型(うどん型)」のデザインであるため、横向きに寝るとスティック部分が枕と干渉し、耳が圧迫されて痛みを感じる可能性があります。仰向けなら問題ありませんが、睡眠用として特化するなら、同社の「Mini Pro」シリーズのようなスティックのない小型モデルの方が快適です。
マルチポイント接続はLDACと併用できますか?
いいえ、併用できません。
ここがAir5 Proの数少ない弱点の一つです。「LDAC(ハイレゾ音質)」をONにしている間は、2台同時接続(マルチポイント)機能は無効になります。 「スマホとPCを同時に繋ぎたい」という場合は、アプリ側でLDACをOFFにする必要があります。音質を取るか、利便性を取るかのトレードオフになる点はご注意ください。
ノイズキャンセリング使用時に風切り音はしますか?
かなり低減されていますが、強風時は多少聞こえます。
Air5 Proは風切り音低減(ウインドノイズ低減)の構造とアルゴリズムを採用しています。扇風機の風や、歩行中の風程度なら「ボボボ…」という不快な音はかなり抑えられています。ただし、強風の日の屋外や、自転車に乗っている際などは、物理的な限界もあり多少の風切り音は発生します。
片耳だけでも使えますか?
はい、左右どちらでも片耳使用が可能です。
片方をケースに入れたまま、もう片方だけで音楽再生や通話ができます。 注意点として、片耳使用時はノイズキャンセリング機能がOFFになり、自動的に「ノーマルモード」や「外音取り込みモード」に切り替わる仕様になっています。
ワイヤレス充電(Qi)には対応していますか?
いいえ、対応していません。
充電はUSB Type-Cケーブルのみとなります。コストパフォーマンスを極限まで高めるために削ぎ落とされた機能の一つです。ワイヤレス充電が必須の方は、同価格帯の競合モデル(EarFunなど)を検討する必要があります。
イヤホンを耳から外すと音楽が止まる「自動装着検出」はありますか?
いいえ、搭載されていません。
ここがライバル機(EarFun Air Pro 4など)との大きな違いです。耳から外しても音楽は流れ続けます。 一時停止をする際は、イヤホンをケースに戻すか、本体をダブルタップする必要があります。コストカットされた部分ですが、逆に「センサーの誤作動で勝手に音楽が止まるのが嫌」という方にはメリットにもなります。
タッチ操作が敏感すぎて困ります。無効化できますか?
はい、アプリから「1回タップ」を無効化することをおすすめします。
髪をかき上げた際や、パーカーのフードが触れた際に誤動作することがあります。アプリの設定で「ワンクリック機能」をOFFにすれば、誤操作を劇的に減らすことができます。音量調整ができなくなりますが、誤動作のストレスからは解放されます。
Q16. 「aptX Lossless」で聴くための条件は?普通のAndroidでも聴けますか?
「Snapdragon Sound」に対応した特定のスマホが必要です。
「aptX Lossless」は、Qualcomm社の最新チップを搭載した一部のハイエンドAndroid端末(例えば、最新のXperia 1シリーズやZenfone、AQUOS Rシリーズなど)でのみ利用可能です。 一般的なAndroidスマホ(Pixelシリーズなど)では「aptX HD」や「LDAC」での接続になることが多いです。お持ちのスマホが対応しているか、事前にメーカー仕様書を確認することをおすすめします。
WEB会議(ZoomやTeams)で、イヤホン操作でマイクミュートはできますか?
イヤホン側でのミュート操作は非対応です。
PCやスマホのアプリ画面上でミュートボタンを押す必要があります。 また、多くのワイヤレスイヤホンに共通する課題ですが、イヤホン側でミュートできたとしてもPC画面上のアイコンと連動しないことが多いため、基本的には「PC側で操作する」のが確実です。
SOUNDPEATS 「Air5 Pro+」レビューのまとめ

「Air5 Pro+」は、MEMS×10mmダイナミック+クラスHアンプという構成で、情報量と聴きやすさを高いレベルで両立した“音質先導型TWS”です。
最大−55dBクラスのアダプティブANC、自然な外音取り込み、クリアな通話、安定したマルチポイント、低遅延のゲームモード、柔軟なEQまで、日常運用に必要な要素も過不足なく揃っています。
価格帯を考えると、完成度は明らかに一歩抜けています。
圧倒的なコストパフォーマンスという最大のメリット
- 1万円以下で全部入り: LDAC、aptX Lossless、-55dBノイキャン、マルチポイント。
- クラスを超えた音質: 10mmドライバーによる迫力の低音と、ハイレゾ対応の解像度。
- 実用的なANC: 電車の騒音をしっかりカットする強力な静寂性能。
惜しいと感じたデメリットの整理
- ワイヤレス充電非対応: ケーブル充電のみ。
- LDACとマルチポイントの併用不可: 高音質か利便性かの二者択一。
- 操作の挙動: ANC切り替え時にノーマルモードを経由する。
Air5 Proをおすすめできる人
- 予算1万円以内で、最高のスペックを持つイヤホンが欲しい人。
- ロック、EDM、J-POPなどを迫力ある音で楽しみたい人。
- 通勤・通学の電車内での騒音を強力にカットしたい人。
- Androidスマホを使っていて、LDACなどの高音質コーデックを試してみたい人。
他のモデルを検討すべき人
- クラシック音楽メインで、極めてフラットで繊細な音を好む人。 → 同社の「Capsule3 Pro+」や、他社のハイエンド機を検討推奨。
- ワイヤレス充電が必須の人。 → 機能を重視するならEarFunなどの他メーカーが候補になります。
お得に購入するための情報とクーポン活用
Air5 ProはAmazonや楽天市場などで購入可能です。
定価は9,980円ですが、頻繁に発行されるクーポンやセール時期を狙えば、実質7,000円〜8,000円台で購入できることも珍しくありません。
Amazonの商品ページにある「クーポン」のチェックボックスは見逃さないようにしましょう。
最終結論:1万円以下TWSの新たな覇権モデル
結論として、SOUNDPEATS Air5 Proは、現時点での「1万円以下完全ワイヤレスイヤホン」の決定版(覇権モデル) と言っても過言ではありません。
これだけの性能をこの価格に詰め込んだSOUNDPEATSの企業努力には脱帽です。
初めてのワイヤレスイヤホンとしても、サブ機としても、あるいはメイン機としても、十分に満足できる一台です。
迷っているなら、買って損はありません。
あなたの音楽体験を、この価格でワンランク引き上げてくれるでしょう。


