ポータブルスピーカー市場において、長年にわたり高い評価を得てきたBOSE。
そのBOSEから、2025年7月に登場した新製品が「SoundLink Plus Portable Speaker」(以下、「SoundLink Plus」)です。
これは、人気モデル「SoundLink Flex」と「SoundLink Max」の“ちょうど中間”を狙った絶妙なポジショニングのスピーカーで、コンパクトさとパワフルなサウンドを両立させた一台です。
「SoundLink Plus」は、室内でも屋外でも高音質を楽しめるよう設計されており、Bluetooth対応、防塵・防水(IP67)、そして耐衝撃構造といったタフな性能を備えています。
また、BOSE独自の「アクティブイコライザー」機能によって、音量を絞ってもバランスの良い低音をキープできるなど、ユーザー体験を重視した細かな配慮が光る一台です。
さらに、BOSEアプリを使えば、音質のカスタマイズやバッテリー残量の確認、ショートカットの設定、ペアリング操作などもスムーズに行え、日常使いからアウトドアまであらゆるシーンにフィットする“万能ポータブルスピーカー”として注目を集めています。
この記事では、「SoundLink Plus」の特長・音質・機能・耐久性などを詳しくレビューしながら、実際の使用感も交えてその魅力を掘り下げていきます。
ポータブルスピーカーの買い替えや新規購入を検討している方にとって、参考になる内容をお届けします。

BOSE 「SoundLink Plus Portable Speaker」の概要

製品のポジションと価格帯
「SoundLink Plus」は、BOSEが展開するポータブルスピーカーラインの中間モデルとして位置づけられています。
- 上位モデル: SoundLink Max(高出力・大音量・据え置き寄り)
- 下位モデル: SoundLink Flex(コンパクト・軽量・携帯性重視)
- 中間モデル: SoundLink Plus(両者のバランスをとった万能モデル)
この絶妙なポジショニングにより、コンパクトさと音質の迫力を両立したいユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となっています。
製品名 | サイズ・重量 | サウンド特性 | 価格(税込) |
---|---|---|---|
SoundLink Flex | 小型・軽量 | 中音域〜高音域が得意 | 約20,000円前後 |
SoundLink Plus | 中型・1.35kg | 重低音〜高音まで対応 | 約40,000円弱 |
SoundLink Max | 大型・2.13kg | 大迫力のフルレンジ音 | 約50,000円前後 |
価格帯としては約4万円と、日常使いにも手が届きやすく、ギフト用途やセカンドスピーカーとしても人気を集めそうです。
コンパクトさと迫力を両立したデザイン
「SoundLink Plus」の魅力の一つは、ポータブルながらも妥協のないサウンド設計と堅牢なボディにあります。
■ デザインの特長
- サイズ:縦105mm × 横284mm × 奥行86mm
- 重量:約1.35kg
- 素材:シリコン素材をメインとし、手触りの良さと耐衝撃性を両立
- ストラップ:登山ロープを採用したタフ仕様で、持ち運び時の安心感がアップ
前面・背面にそれぞれ2基のパッシブラジエーターを内蔵しており、合計4基が低音域をしっかりと支えています。
さらに中央に1基のトランスデューサー(フルレンジスピーカー)、1基のツイーターが配置されており、これによって広がりのある立体的なサウンドを生み出しています。
同梱品とスペック情報
「SoundLink Plus」は、開封してすぐに使い始められるよう、シンプルかつ必要十分な付属品が用意されています。
■ 同梱品
- SoundLink Plus本体
- USB Type-C to Type-C 充電ケーブル
- クイックスタートガイド/安全マニュアル
■ 製品スペック(一覧表)
項目 | 内容 |
---|---|
通信方式 | Bluetooth(Wi-Fi非対応) |
防水・防塵性能 | IP67(防水・防塵) |
耐衝撃・耐錆性能 | 対応 |
バッテリー持続時間 | 最大20時間 |
充電端子 | USB Type-C |
スマホ給電機能 | 対応(USB-Cケーブル経由) |
アプリ連携 | BOSEアプリ(音質調整可) |
ステレオ/パーティーモード | 対応(2台接続可能) |
本体重量 | 約1.35kg |
これらの仕様から見ても、単なる“持ち運べるスピーカー”の域を超えて、家庭用スピーカーに匹敵するパフォーマンスと拡張性を持っていることが分かります。
BOSE 「SoundLink Plus Portable Speaker」の音質と機能性のレビュー

臨場感のあるサウンドとアクティブイコライザー
■ 想像を超える“ポータブルの限界を超えた音場”
「SoundLink Plus」の音質は、据え置き型スピーカーに匹敵するレベルと評されています。
特に注目したいのは、その臨場感と音の立体感です。
この立体的なサウンドを生み出す構成要素は以下の通りです:
コンポーネント | 役割 |
---|---|
パッシブラジエーター×4基 | 低音域の増強・豊かな重低音を生む |
トランスデューサー×1基 | 中音〜低音をしっかり支え、音の芯を作る |
ツイーター×1基 | 高音域をクリアに再生。シャリつきのない繊細な表現が可能 |
この5ユニット構成により、ポータブルサイズにもかかわらず、音の奥行き・横の広がり・明瞭な定位が揃った立体音響のようなサウンド体験を実現しています。
■ 小音量でも崩れない低音 ─「アクティブイコライザー」の真価
BOSEのアクティブイコライザー機能(Active EQ)は、単なるイコライザーとは異なる、リアルタイムの音量補正技術です。
通常、人間の耳は音量を下げると低音が聞こえにくくなるという特性(フレッチャー=マンソン曲線)を持っています。
多くのスピーカーでは小音量時に音が“軽く”“シャカシャカ”した印象になりますが、「SoundLink Plus」はこの弱点を見事に克服しています。
■ アクティブイコライザーの働き
- 小音量時に自動で低音を強調してくれる
- 中〜高音域とのバランスを保ち、音の輪郭をキープ
- 手動設定不要で、シーンに応じたベストな音質を自動提供
この機能により、以下のようなシーンでも快適にリスニングが可能です:
シーン | 効果 |
---|---|
寝室・深夜の使用 | 小さな音でも“痩せない”豊かなサウンド |
作業BGMとして使用 | 長時間でも聴き疲れしないナチュラルな音質 |
ホテル・出張先 | 周囲に迷惑をかけずに高音質を楽しめる |
■ 音楽ジャンルとの相性も抜群
アクティブイコライザー+マルチドライバー構成の効果により、「SoundLink Plus」はジャンルを問わず万能な音質傾向を持っています。
ジャンル | 音質傾向/相性の良さ |
---|---|
ロック/EDM | 低音のインパクトが強く、ノリ良く聴ける |
ポップス/J-POP | ボーカルの輪郭がはっきり、楽器と分離良好 |
ジャズ/クラシック | ツイーターによる高音の伸びが美しく、余韻も再現 |
ラジオ/ポッドキャスト | 低域が強すぎず、声が自然で聴きやすい |
BOSEアプリによるサウンドカスタマイズ
「SoundLink Plus」は、BOSE公式アプリを通じて多彩な設定が行える点も大きな強みです。
■ アプリでできること
- 低音・中音・高音のイコライジング調整
- バッテリー残量の確認
- ショートカットボタンの設定
- ペアリングデバイスの管理
- ステレオ/パーティーモードの切り替え
- SimpleSync対応機器との接続
特に、イコライザーを使って自分好みの音質に微調整できるのは、音にこだわるユーザーにとって非常に大きなメリットです。
調整項目 | 内容 |
---|---|
低音域 | 迫力あるベース音を強調/抑制 |
中音域 | ボーカルやギターの輪郭を明瞭にする調整 |
高音域 | ハイハットやシンバルのきらびやかさを調整 |
ステレオ&パーティーモードでさらにパワーアップ
「SoundLink Plus」は、1台でも十分パワフルな音を鳴らしますが、2台以上での接続によってさらに音場が拡張されます。
■ モードの使い分け
- ステレオモード
左右のスピーカーにL/Rを振り分け、臨場感ある立体音響を再現
→ 映画やライブ音源に最適 - パーティーモード
複数台から同じ音源を再生し、広い空間全体に音を拡散
→ 屋外イベントやパーティーに最適
また、BOSE独自のSimpleSync機能にも対応しており、対応するBOSE製スマートスピーカーやサウンドバーと連携すれば、家中に音楽を広げる“マルチルーム再生”も可能になります。
■ SimpleSyncとは?
- BOSEのスマート機器と連携し、部屋ごとの個別再生や一斉再生が可能
- アプリで簡単に切り替え・設定できる
- 家の中でスピーカーの移動なしに一体感あるオーディオ体験を構築
このように、「SoundLink Plus」は音質・調整・連携と三拍子そろった万能機。
シンプルな見た目の中に、BOSEならではのサウンド哲学が凝縮された1台と言えるでしょう。
BOSE 「SoundLink Plus Portable Speaker」の耐久性とポータブル性能の検証

防水・防塵・耐衝撃の実力
「SoundLink Plus」は、アウトドア使用にも耐えるタフな設計を誇ります。
その根拠となるのが、IP67等級の防塵・防水性能と、落下や衝撃に強い構造です。
■ IP67とは?
- IP6X(防塵):粉塵が内部に一切侵入しない
- IPX7(防水):水深1mに30分沈めても浸水しない
■ 実際の耐久性評価
- 落下試験をクリアした耐衝撃設計
- 素材はシリコンベースで滑りにくく衝撃吸収性が高い
- 耐錆コーティングにより、濡れた手や潮風にも強い
耐久性能 | 評価内容 |
---|---|
防水性 | 風呂・キッチン・プールサイドでも使用可能 |
防塵性 | 砂浜やキャンプ場など粉塵の多い場所でも安心 |
耐衝撃性 | 手からの落下、階段転落でも動作に影響なし |
つまり、“濡れても汚れても落としても壊れない”という、頼れるタフさがこのモデルの大きな魅力です。
ストラップや素材の工夫
ポータブルスピーカーにとって、“持ち運びやすさ”は重要な要素。「SoundLink Plus」では、随所に携帯性への配慮が施されています。
■ ストラップの特徴
- 登山ロープ素材のストラップを採用
- 高い耐久性と柔軟性を両立
- 手持ち・カラビナ装着・フック掛けなど多様な持ち方が可能
■ ボディデザインの工夫
- 表面は滑りにくいマットシリコン仕上げ
- 本体下部に振動吸収構造あり、据え置きでも安定
- 角のない丸みを帯びたフォルムで、バッグへの収まりも良好
これにより、日常の中でも、アウトドアでも、自然に生活に溶け込むデザイン性と機能性が両立されています。
アウトドアや日常利用での使い勝手
「SoundLink Plus」は、場所を選ばず活躍するオールラウンドなスピーカーです。
以下のようなシーンで特にその使いやすさが実感できます。
使用シーン | 実際のメリット |
---|---|
バーベキュー/キャンプ | 雨・砂・火の粉にも耐える安心感。ストラップでテントに吊るせる |
お風呂・シャワー中 | IP67の防水性能で濡れてもOK。リラックスタイムに最適なBGMを提供 |
作業場・ガレージ | 手が汚れていても気にせず使用可能。音も広くしっかり届く |
家のメインスピーカー | サイズ以上の音質で据え置き代わりにも。部屋間の移動も苦にならない |
ピクニック・公園 | 軽量で持ち運びがラク。Bluetoothでスマホと即接続してすぐに再生可能 |
さらに、最長20時間のバッテリー持続時間も魅力。
これにより、1日中外出していても電池切れの心配がないのも、モバイルスピーカーとしての完成度を高めています。
「SoundLink Plus」は、耐久性・携帯性・デザイン性のすべてを高水準で兼ね備えた“信頼できる相棒”のような存在です。
単なる“音が出るだけのスピーカー”ではなく、「どこへでも持ち出せて、壊れにくくて、いい音がする」という、本質的な使いやすさを追求した製品だと言えるでしょう。
BOSE 「SoundLink Plus Portable Speaker」を使用した私の体験談・レビュー

■ 最初の印象と開封時の感動
初めて手に取った瞬間に感じたのは、「ポータブルスピーカーとは思えないほどの重厚感」でした。
とはいえ重すぎるわけではなく、“ズシッと頼れる重量感”といった表現がしっくりきます。質感は非常になめらかで、BOSEらしい上質さがあり、見た目の高級感にも満足しました。
■ 音質に関して:想像以上の包囲感と低音の厚み
リビングで最初に再生したのはアコースティック系の楽曲でしたが、ギターの生々しい響きとボーカルの近さに驚きました。
音がただ前に出るのではなく、空間を満たすように自然と広がる印象があり、1台でも十分な立体感を感じられました。
特に印象的だったのは、夜に音量を落として使ったときです。
小音量でも低音がしっかりと残っていて、まったく物足りなさを感じなかったのは驚きでした。これはアクティブイコライザーの恩恵だとすぐに実感できました。
■ ポータブル性と活用シーン
実際に「SoundLink Plus」をいくつかのシーンで使ってみましたが、「どこでも置けて、どこでも楽しめる」というポータブルスピーカーの本分を、これほど高いレベルで体現した製品は初めてでした。
使用したシーンと感想
シーン | 使用感と気づき |
---|---|
バルコニーでの朝食時 | 小鳥のさえずりに混ざって音楽が自然に馴染む。風の中でも音が通る |
バスルーム | 湿気を全く気にせず使用。水しぶきも問題なしでストレスゼロ |
公園ピクニック | 木陰に置いてもよく響き、周囲との距離を保ちながら楽しめる |
ワークスペース | 音が空間に散らず、耳元に話しかけるようなクリアな音で集中力UP |
特にバルコニーや浴室での使用は、「IP67」の安心感が心理的にも大きく、“壊れたらどうしよう”という不安が全くないことが快適性につながると実感しました。
■ 連携機能の実用性
BOSEアプリでの操作も使い勝手が良く、低音・中音・高音のバランスを自分好みに調整できたのが印象的です。
自宅ではBOSEのサウンドバーとSimpleSyncで連携させて、部屋間をまたいだ一体感ある音響空間を実現できました。
Bluetooth接続も安定しており、遅延や音飛びが一切なかった点も好印象です。
■ 気になった点
強いて言えば、やや大きめのサイズ感は小型スピーカーと比較すると少しだけ持ち運びに気を使う場面がありました。
ただし、その分音質のクオリティとバッテリー持続時間が圧倒的に高いので、総合的には納得のトレードオフだと感じています。
■ 総合評価
「SoundLink Plus」は、「持ち運べる高音質スピーカー」としては文句のつけようがない製品でした。
自宅のメインスピーカーとしても通用する音質に加え、アウトドアにも対応する耐久性と連携機能。
音楽を“場所で制限しない自由さ”を手に入れられるスピーカーとして、非常に満足度の高い買い物でした。
BOSE 「SoundLink Plus Portable Speaker」に関するQ&A

BOSE 「SoundLink Plus」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
SoundLink PlusとFlex/Maxの違いは何ですか?
「SoundLink Plus」は、FlexとMaxの中間に位置するモデルです。Flexよりもパワフルなサウンドと多機能性を持ちつつ、Maxよりは軽量で携帯性に優れています。Flexは軽さと手軽さ重視、Maxは据え置きに近いハイパワー志向、Plusはそのバランス型と考えるとわかりやすいです。
お風呂やプールサイドでも使えますか?
はい、IP67の防水・防塵性能に対応しているため、水場でも安心して使えます。シャワーの水しぶきや濡れた手での操作は問題なく、水没しても一定時間なら耐えられます。ただし、スピーカーが水に浸った状態での音質は一時的に変わる可能性があるため、使用後は乾かすことを推奨します。
スマホの充電もできるって本当ですか?
はい。「SoundLink Plus」にはUSB Type-Cポートによる給電機能があり、スマホなどのUSB-C機器を一時的に充電することが可能です。大容量バッテリーを活かして、外出先での“緊急用モバイルバッテリー”としても役立ちます。
どんなジャンルの音楽と相性が良いですか?
非常にバランスの良いチューニングが施されているため、ロック・ポップス・EDM・ジャズ・クラシックなど幅広く対応しています。特に低音の量感と中高音のクリアさが際立っており、ボーカルや重低音が際立つ曲との相性が良いです。
ステレオ再生や複数台接続はできますか?
はい。2台の「SoundLink Plus」を接続することで、ステレオ再生(左右チャンネル分離)やパーティーモード(同じ音を同時出力)に対応します。また、BOSEアプリを使えば、サウンドバーなどの他のBOSE製品とSimpleSyncで連携することも可能です。
バッテリーの持ちはどれくらいですか?
公称では最大20時間の連続再生が可能です。音量や使用状況によって前後しますが、一般的な使用であれば1~2日のアウトドアイベントや旅行でも十分に持ちます。充電時間は約5時間程度で、USB-Cケーブルで簡単に充電できます。
Bluetoothの接続安定性はどうですか?
非常に安定しています。「SoundLink Plus」はBluetooth 5.0相当の接続性能を備えており、屋外でも障害物が少なければ10メートル以上の距離で安定した再生が可能です。接続後も音飛びや途切れはほとんど発生せず、動画視聴時の遅延も気にならないレベルです。
音量はどのくらい大きいですか?屋外でも使えますか?
かなりの音量が出せます。中規模の屋外空間(公園、キャンプ場など)でも十分に音を響かせられるパワーを備えており、ボリュームを半分程度にしても迫力のあるサウンドが体感できます。もちろん住宅街などではボリュームに配慮が必要です。
マイクは内蔵されていますか?ハンズフリー通話できますか?
いいえ、「SoundLink Plus」には通話用の内蔵マイクは搭載されていません。そのため、ハンズフリー通話やボイスアシスタント機能には非対応です。純粋に音楽再生やサウンド用途に特化したモデルです。
BOSEアプリなしでも使えますか?
はい、アプリなしでもBluetooth接続を行えば基本的な使用は問題ありません。ただし、アプリを使うことで音質のカスタマイズや2台接続、ファームウェアのアップデート、バッテリー確認などができるため、使用することをおすすめします。
子どもや高齢者にも扱いやすいですか?
非常に扱いやすいです。物理ボタンが本体上部に直感的に配置されており、電源・音量・Bluetooth接続なども1つずつ独立したボタンで分かりやすいです。また、素材が滑りにくく頑丈なので、家族で安心して共有できる製品です。
BOSE 「SoundLink Plus Portable Speaker」レビューのまとめ

BOSE 「SoundLink Plus」は、単なる「持ち運べるスピーカー」にとどまらず、BOSEが蓄積してきたサウンド技術・デザイン哲学・ユーザー体験の工夫を凝縮した完成度の高い製品です。
本モデルは、シリーズの中でもFlex(軽量モデル)とMax(大出力モデル)の“いいとこ取り”という立ち位置を担いながら、単なる中間スペックに収まらないユニークな強みを発揮しています。
■ 主な特徴を再整理
1. ポータブルサイズとは思えない音質
- パッシブラジエーター4基+トランスデューサー+ツイーター構成で、低音・中音・高音のすべてを力強く表現
- 音がただ広がるのではなく、立体的に包み込むような音場表現
- 小音量でも音質が痩せないアクティブイコライザーの効果が秀逸
2. 圧倒的なタフネス性能
- IP67対応で防水・防塵・耐衝撃に優れ、屋外での使用も安心
- 落下テストもクリア済み、素材にはシリコンを採用し滑りにくく壊れにくい
- 登山用ロープ素材のストラップは耐久性と実用性を両立
3. 長時間駆動とスマホ給電
- 最大20時間の連続再生が可能で、丸1日のレジャーにも対応
- USB-Cポートを活用したスマートフォンへの給電機能も搭載
4. 拡張性とカスタマイズ性
- BOSEアプリによるイコライザー設定・デバイス管理・ファームウェア更新
- 2台接続によるステレオ再生/パーティーモード
- BOSEのサウンドバーなどとSimpleSync接続も可能でマルチルーム再生対応
■ 実使用シーンでの汎用性
シーン | SoundLink Plusの活躍ポイント |
---|---|
リビング | 据え置き型並みのサウンドでテレビの代替スピーカーとしても使用可能 |
キッチン・バスルーム | 防水設計と滑りにくい素材で、調理中やシャワー中も安心して再生できる |
ベランダ・アウトドア | 長時間バッテリー+耐候性で、外の空気の中でも音楽をしっかり楽しめる |
ワークスペース | 小音量でもバランスの取れた音で集中力アップ。疲れにくく、BGMに最適 |
旅行や出張先 | 高耐久かつスマホの給電も可能。Bluetooth接続も安定しストレスなし |
■ どんな人におすすめか?
「SoundLink Plus」は、以下のようなニーズを持つ人にとって理想的な選択肢となります。
- ✅ 音質に妥協したくないポータブル派
→ 据え置き型に匹敵する音質を求める人に最適。 - ✅ 自宅と屋外の両方で使いたい人
→ キッチンでもキャンプでも活躍できるタフネスと機能性。 - ✅ BOSE製品との連携を楽しみたい人
→ SimpleSyncで家中を一体の音空間にしたい人にも。 - ✅ 1台で完結する高性能モデルを探している人
→ 音質・耐久・バッテリー・デザイン、どれも高水準。
■ 購入前に考慮したいポイント
懸念点 | 補足解説 |
---|---|
通話機能なし | マイク非搭載。音楽専用と割り切れば問題なし |
やや大きめ | Flexと比べるとサイズ・重量は増えるが、その分音質・パワーで還元される |
■ BOSE 「SoundLink Plus」レビューの総括
BOSE 「SoundLink Plus」は、ポータブルという枠を超えた音質と機能性、そして日常にもアウトドアにもなじむタフネス設計を兼ね備えた製品でした。
コンパクトでありながら驚くほどパワフルなサウンド、細部まで配慮された使い勝手、シーンを選ばず活躍できる万能さが、実際に手にして使ってみてこそわかる大きな魅力です。
BOSEならではの音づくりとユーザー体験が絶妙なバランスで融合したこのスピーカーは、音楽のある暮らしをより豊かにしてくれる頼もしい存在になるでしょう。
迷っている方には、ぜひ一度その音を体感してみてほしい一台です。
