1万円台前半という手頃な価格ながら、上位モデルに迫る完成度を誇るのがHUAWEI 「FreeBuds 7i」です。
最新の「インテリジェントダイナミックANC 4.0」により、平均で約28dB、最大で55dBものノイズを低減し、通勤電車やカフェのざわめきも気にならない静けさを実現しています。
この価格帯としては驚くほど強力なノイズキャンセリング性能で、まさにクラスを超えた静寂を体感できます。
さらに注目すべきは、6軸センサーによるヘッドトラッキング対応の空間オーディオ機能です。
頭の動きに合わせて音の位置が変化し、音楽や映画をまるでライブ会場や劇場で聴いているかのような臨場感で楽しめます。
また、3つのマイクに加えて骨伝導センサーを備えたVPUマイクを搭載し、騒がしい環境でもクリアな通話が可能です。
デザインは無駄のない滑らかなフォルムで、耳に自然にフィットし、長時間装着しても疲れにくい構造です。
ワイヤレス充電非対応や再生時間の短さなど一部の制約はあるものの、音質・機能・使いやすさのバランスが非常に高い一台といえるでしょう。
この記事では、そんな「FreeBuds 7i」の魅力を「音質」「ノイズキャンセリング」「機能性」「使い勝手」の観点から詳しく掘り下げ、その実力を検証していきます。
- HUAWEI 「FreeBuds 7i」の概要
- HUAWEI 「FreeBuds 7i」の音質・ノイズキャンセリング性能
- HUAWEI 「FreeBuds 7i」の機能性と使い勝手
- HUAWEI 「FreeBuds 7i」を使用した私の体験談・レビュー
- HUAWEI 「FreeBuds 7i」に関するQ&A
- 「FreeBuds 7i」のノイズキャンセリング性能はどの程度ですか?
- 外音取り込みモードは実用的ですか?
- LDAC対応とのことですが、どんなメリットがありますか?
- 空間オーディオはどのような仕組みですか?
- 通話品質はどのくらい優れていますか?
- マルチポイント接続はどんな使い方ができますか?
- 空間オーディオやLDACを同時に使うと制限はありますか?
- バッテリーの持ちはどのくらいですか?
- 防水性能はありますか?
- ワイヤレス充電には対応していますか?
- 前作の「FreeBuds 6i」と比べてどこが進化しましたか?
- イヤホンの装着感はどうですか?
- ゲーム用途でも使えますか?
- 片耳だけで使うことはできますか?
- 音質の傾向を一言で言うと?
- 他ブランドと比べたときの優位性は?
- HUAWEI 「FreeBuds 7i」レビューのまとめ
HUAWEI 「FreeBuds 7i」の概要

HUAWEI 「FreeBuds 7i」は、1万円台前半という手頃な価格でありながら、上位モデル並みの性能を備えた完全ワイヤレスイヤホンです。
ノイズキャンセリングの強度、ハイレゾ対応の音質、空間オーディオの臨場感、そして快適な装着感まで、すべてがバランスよくまとまっています。
ここでは、その魅力を3つの観点から詳しく紹介します。
1万円台前半とは思えない充実スペック
「FreeBuds 7i」は、まさに「価格を超えた実力」を持つモデルです。
特に注目すべきは、ノイズキャンセリングと音質の進化。
HUAWEI独自の技術によって、静けさと高音質を両立しています。
主な特徴は以下の通りです。
- 最新のインテリジェントダイナミックANC 4.0
環境音をリアルタイムに解析し、最適なレベルでノイズを除去。
最大で約55dB、平均でも28dBもの騒音を抑制し、通勤電車やカフェでも静寂を感じられます。 - 空間オーディオ+ヘッドトラッキング対応
頭の動きに合わせて音の位置が変化し、映画やライブ映像では“その場にいるような”臨場感を再現。 - LDAC対応によるハイレゾ音質
細かな音のニュアンスまで再現できるため、ボーカルの息遣いや楽器の質感をリアルに楽しめます。 - VPU(骨伝導センサー)搭載の3マイク構成
騒がしい環境下でも自分の声だけを正確に拾い、ビデオ会議や外出時の通話もクリア。
また、マルチポイント接続にも対応しており、スマートフォンとPCなど複数の機器を同時に接続可能。
音楽を聴きながら別の端末で着信があった場合も、シームレスに切り替えられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ドライバー | 11mm クワッドマグネット・ダイナミックドライバー |
| コーデック | SBC / AAC / LDAC(ハイレゾ対応) |
| ノイズキャンセリング | インテリジェントダイナミック ANC 4.0(最大55dB) |
| 通話性能 | 3マイク+VPU(骨伝導センサー) |
| 外音取り込み | アンビエント/音声強調モード |
| 空間オーディオ | 固定/ヘッドトラッキング対応 |
| 防塵防滴 | IP54準拠 |
| バッテリー | 本体8時間/ケース込み35時間(ANCオン時5時間) |
| 充電方式 | USB Type-C(ワイヤレス充電非対応) |
| カラー展開 | ブラック/ホワイト/ピンク |
| 価格帯 | 約11,000〜12,800円(税込) |
手頃な価格帯でありながら、ノイズキャンセリング、ハイレゾ音質、空間オーディオ、マルチポイントといった上位機能をすべて搭載。
“安い割に高性能”というより、“高性能なのに安い”と感じられるモデルです。
デザインと装着感の完成度
デザインは、上質さと実用性を両立したシンプルで美しい仕上がりです。
マットなケースと艶感のあるイヤホン本体のコントラストが絶妙で、どんなスタイルにもマッチします。
デザインと質感のポイント
- ケースは丸みを帯びたフォルムで、コンパクトながら高級感を演出。
- 背面に小さく配置されたロゴが上品な印象を与えます。
- イヤホン本体はショートスティック型で、耳からの出っ張りが少なく、すっきりとした印象。
装着感も非常に優れており、楕円形のノズル形状が耳のくぼみに自然にフィットします。
圧迫感が少なく、長時間つけても疲れにくいのが特徴です。
装着快適性を高める工夫
- イヤーチップはXS〜Lの4サイズが付属し、耳の小さい人にも対応。
- アプリで装着テストを行い、自分に合ったサイズを簡単に確認可能。
- 防塵・防滴性能はIP54相当で、軽い運動や通勤時の雨にも安心。
唯一の弱点はワイヤレス充電に対応していない点と、ケースから取り出す際にイヤホンの向きを少し回す必要がある点ですが、それを補って余りある完成度です。
前作「FreeBuds 6i」との主な違い
前作「FreeBuds 6i」も高評価でしたが、7iでは多くの面で改良が加えられ、より“完成されたモデル”になりました。
以下の表で進化点を整理します。
| 比較項目 | FreeBuds 6i | FreeBuds 7i(本機) |
|---|---|---|
| ノイズキャンセリング | インテリジェントダイナミックANC 3.0 | ANC 4.0(強度・反応速度アップ) |
| 空間オーディオ | 非対応 | 固定・ヘッドトラッキング両対応 |
| コーデック | SBC / AAC | LDAC追加(ハイレゾ再生対応) |
| 通話性能 | 3マイク構成 | 3マイク+VPUでクリア通話 |
| 操作性 | タップ操作のみ | スワイプ操作で音量調整可能 |
| 機能併用制限 | 一部あり | LDAC+マルチポイント併用可能 |
| 総合評価 | コスパ良好 | 1万円台でトップクラスの完成度 |
つまり、「FreeBuds 7i」は「6iの上位互換」という表現が最も適しています。
ANC性能はより自然で耳への圧迫感が減り、空間オーディオとLDAC対応によって音の広がりと解像度が大きく向上。
スワイプ操作やマルチポイントの安定性など、使い勝手の面でも確実に進化しています。
「FreeBuds 7i」は、
- 圧倒的に静かなノイズキャンセリング
- ハイレゾ対応の高音質
- 快適な装着感
- そして、1万円台とは思えない多機能性
これらをすべて両立した“完成度の高い万能イヤホン”です。
初めての完全ワイヤレスイヤホンとしても、買い替え目的でも、どんなユーザーにも自信を持っておすすめできるモデルです。
HUAWEI 「FreeBuds 7i」の音質・ノイズキャンセリング性能

HUAWEI 「FreeBuds 7i」は、静寂と音質の両立を目指して開発されたモデルです。
低価格帯ながら、細部の再現性やノイズ制御の自然さが優れており、上位クラスにも引けを取りません。
ここでは、「音質」「ノイズキャンセリング」「外音取り込みと通話品質」の3点から詳しく見ていきます。
自然で心地よいサウンドチューニング
「FreeBuds 7i」の音は、温かみがありながらもバランス重視。
11mmクワッドマグネット・ダイナミックドライバーによる余裕ある駆動で、音の輪郭と広がりを両立しています。
サウンド傾向
- 低音:深みがありながらも締まりがあり、ロックやEDMのリズムが心地よい。
- 中音:ボーカルが前に出過ぎず、自然な距離感で聴かせる。
- 高音:耳に刺さらず、シンバルやストリングスの余韻が滑らか。
- 音場:横方向に広く、音の分離も優秀。ライブ音源では立体感がしっかり感じられます。
LDAC対応により、ハイレゾ音源再生時には細かな空気感や余韻が明確に。
音の粒立ちが向上し、ボーカルやアコースティック楽器の表情がより繊細に伝わります。
コーデック別の印象
| コーデック | 音質傾向 | おすすめ用途 |
|---|---|---|
| SBC | 標準的。通勤・通学向け | ストリーミング中心の軽い使用 |
| AAC | 中域がクリアで安定 | iPhoneなどでの普段使いに最適 |
| LDAC | 高解像・臨場感抜群 | ハイレゾ対応スマホで高音質再生 |
さらに、専用アプリで音質を自分好みに調整可能。
「Hi-Fiライブ」「ボーカル強調」「高音強調」などのプリセットに加え、10バンドのカスタムEQで細かいチューニングも楽しめます。
インテリジェントダイナミック ANC 4.0の実力
「FreeBuds 7i」の最大の特徴が、このインテリジェントダイナミックANC 4.0です。
前世代の3.0からさらに進化し、環境に応じてノイズを自動的に最適化。
耳への圧迫感を抑えつつ、しっかりと静けさを作り出します。
主な性能ポイント
- 最大で約55dB、平均で約28dBのノイズを低減。
- ノイズの種類(低周波・中周波・人の声など)をリアルタイム解析し、0.5秒で反応。
- ANC起動時の“耳が詰まる感覚”が軽減され、長時間でも快適。
ANCモードは4種類あり、シーンに合わせて切り替え可能です。
| モード | 特徴 | 適したシーン |
|---|---|---|
| ダイナミック | 自動調整モード。耳圧が自然 | 通勤・オフィス・カフェなど日常使い |
| 屋内 | 中高域のざわめきを抑制 | 図書館・作業スペース |
| 標準 | バランス型 | 街歩きや屋外カフェ |
| ウルトラ | 最大遮音モード | 地下鉄・飛行機・交通量の多い道路沿い |
静けさの質も自然で、完全な無音ではなく“静かな空間で音楽に集中できる”ような感覚です。
特に低音ノイズの除去が優秀で、通勤電車でも音楽の細部をしっかりと感じ取れます。
外音取り込みと通話品質の進化
ANCだけでなく、外音取り込み機能も非常に自然です。
イヤホンを外さず会話できるほどの明瞭さで、声のこもりもほとんどありません。
外音取り込みの種類
- アンビエントモード:周囲の音を全体的に取り込む自然な聞こえ方。
- 音声モード:人の声だけを強調し、BGMや雑音を抑制。レジ対応や会話時に便利。
通話品質もこの価格帯では突出しています。
3つのマイクに加えてVPU(骨伝導センサー)を搭載し、周囲が騒がしくても声だけを正確に抽出。
最大90dBの騒音環境でもクリアに通話できます。
実際の印象
- 騒がしいカフェでも相手に「声がはっきり聞こえる」と言われるレベル。
- 強い風の日でもノイズリダクションがしっかり効き、声の歪みが少ない。
- オンライン会議や動画配信にも十分なマイク性能。
| 通話要素 | 評価 | 備考 |
|---|---|---|
| 騒音除去 | ★★★★★ | 風・環境音を的確にカット |
| 声の明瞭度 | ★★★★★ | 骨伝導センサーが効いて自然な声質 |
| マイク感度 | ★★★★☆ | 屋外でも安定して録音可能 |
HUAWEI 「FreeBuds 7i」は、
- バランスの取れたナチュラルな音質
- 最大55dBクラスの強力かつ自然なノイズキャンセリング
- そして通話にも安心して使える高性能マイク
これらをすべて1万円台前半で実現しており、音楽・映画・ビジネス用途のどれにも対応できる万能イヤホンです。
“価格を超えた完成度”という言葉が最もふさわしいモデルといえるでしょう。
HUAWEI 「FreeBuds 7i」の機能性と使い勝手

HUAWEI 「FreeBuds 7i」は、ただ高音質なだけではなく、「使いやすさ」や「細やかな操作性」まで丁寧に作り込まれています。
日常のあらゆるシーンでストレスなく使えるよう、直感的な操作・アプリ連携・接続の自由度がバランスよく整えられているのが特徴です。
スワイプ操作が中心のスマートな操作性
「FreeBuds 7i」の操作は、物理ボタンを廃し、スワイプとタップで完結する直感的なスタイルです。
特に音量をスワイプで調整できる点は非常に便利で、スマホを取り出さずに音楽操作が完了します。
主な操作一覧
| 操作方法 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| ダブルタップ | 再生/停止、通話応答 | 左右どちらでも操作可能 |
| トリプルタップ | 曲送り/曲戻し | 左右で別の動作を割り当て可能 |
| 長押し | ノイズ制御の切り替え(ANC⇄外音取り込み) | オフを経由しない設定も可 |
| スワイプ | 音量の上下調整 | 反応がスムーズで誤操作が少ない |
操作のポイント
- スワイプによる音量操作が非常にスムーズ。音の途切れや遅延を感じにくい。
- 長押しの切替ルートを「ANC⇄外音取り込み」に固定できるため、素早く環境に対応できる。
- 片耳装着時でもANCが機能するため、作業中の集中用にも適している。
アプリによる高いカスタマイズ性
専用アプリ「HUAWEI AI Life」を使えば、「FreeBuds 7i」の機能を自由にカスタマイズできます。
音質調整からマルチポイントの確認まで、すべての操作をスマートフォン上で完結できます。
アプリでできる主な設定項目
- ノイズコントロール:ダイナミック/屋内/標準/ウルトラの4モード切替
- サウンド効果:低音・高音強調、ボーカル強調などのプリセット+10バンドEQ
- ジェスチャー設定:ダブルタップ/長押し/スワイプ操作の自由な割り当て
- 空間オーディオ設定:オフ/固定/ヘッドトラッキングの選択
- マルチポイント確認・接続管理
- 低遅延モードのON/OFF
- イヤーチップ適合テスト/イヤホン探索機能
おすすめ初期設定(快適に使うコツ)
- 音質は「音質優先(LDAC)」を有効にする。
- ノイズ制御は基本「ダイナミック」、電車などでは「ウルトラ」に変更。
- 長押し設定は「ANC⇄外音取り込み」に限定し、切替を簡略化。
- スワイプ操作は両側を「音量調整」に統一。
- EQは「Hi-Fiライブ」からスタートし、好みに合わせて微調整。
空間オーディオ設定の活用
- 「固定モード」:音像が常に正面に定位し、映画やライブ鑑賞に最適。
- 「ヘッドトラッキング」:頭の動きに合わせて音の方向が変わり、没入感が高まる。
マルチポイント接続と耐久性・電池性能
「FreeBuds 7i」は、2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントに対応しています。
パソコンで作業中にスマホの着信があっても、接続を切り替える必要がなく、そのまま通話を開始できます。
組み合わせ対応表
| 機能組み合わせ | 使用可否 | 特徴 |
|---|---|---|
| LDAC × マルチポイント | ✅ | 高音質と同時接続を両立 |
| LDAC × 空間オーディオ | ✅ | ハイレゾで臨場感ある再生 |
| 空間オーディオ × マルチポイント | ✅ | デバイスをまたいで再生可能 |
低遅延モード
- ゲームや動画視聴時に口の動きと音を合わせたい場合にON。
- 音ゲーや映画視聴などでもズレがほとんど感じられないレベル。
バッテリー性能
- 単体再生:最大8時間(ANCオフ時)/約5時間(ANCオン時)
- ケース併用:最大35時間
- 急速充電:10分の充電で約4時間再生可能
- ワイヤレス充電:非対応(ここは唯一の弱点)
耐久性・快適性
- 防塵防水規格はIP54で、汗や小雨程度なら問題なし。
- ケースは丸みを帯びたコンパクト設計で、ポケットにも収まりやすい。
- イヤホンを外すと自動で再生が停止し、再装着で再開する「装着検出機能」も搭載。
HUAWEI 「FreeBuds 7i」の機能性は、単なる“多機能”ではなく、実際の生活に即した使いやすさの工夫が随所にあります。
- スワイプ中心の操作でスマホ不要の快適コントロール
- アプリでの細かいチューニングと空間オーディオの調整
- LDAC+マルチポイントの両立による高い自由度
- コンパクトで防滴仕様、通勤・作業・運動にも安心
「価格以上に実用的」──それが「FreeBuds 7i」の魅力の本質といえるでしょう。
HUAWEI 「FreeBuds 7i」を使用した私の体験談・レビュー

HUAWEI 「FreeBuds 7i」を使い続けた中で、通勤・リモートワーク・夜のリラックスタイムといった日常の中で、その性能を実感する機会が多くありました。
価格以上に“生活に馴染む”という印象が強く、機能の使い分けやフィット感の良さなど、細部にこだわりを感じます。
セットアップと第一印象
初期設定は非常にスムーズで、アプリのガイドに従うだけで数分で完了しました。
接続後にアプリで音質設定やノイズキャンセリングのモードを調整すると、すぐに理想的な環境が作れます。
初期設定のポイント
- 「音質優先(LDAC)」を有効化して高音質モードに設定
- 長押し動作を「ANC⇄外音取り込み」に限定して操作を簡潔化
- 両耳のスワイプ操作を「音量調整」に統一
- EQは「Hi-Fiライブ」を選び、高音を少しだけブースト
設定直後から反応の良さと操作性の快適さを感じました。
特にスワイプでの音量調整は誤動作が少なく、他社製品よりも精度が高い印象です。
通勤時の使用感(地下鉄・徒歩)
通勤中は主にノイズキャンセリング(ANC)を活用しました。
環境によってモードを切り替えることで、常に快適な音環境を維持できます。
| シーン | モード | 使用感 |
|---|---|---|
| 地下鉄の車内 | ウルトラANC | エンジン音や車輪音が自然に抑えられ、音量を上げなくても音楽が聴きやすい |
| 通勤中の歩行 | ダイナミックANC | 周囲の音が適度に残り、安全性を確保しながら没入感を維持 |
| 交差点・横断歩道 | 外音取り込み(音声強調) | 周囲の人の声や車の音をしっかり拾える |
また、ANCを使っても音質が劣化しにくいのが印象的でした。
特にボーカルの輪郭や中域の張りが保たれ、低音もタイトにまとまっています。
リモートワークや作業時の印象
自宅やカフェでの作業にも最適です。
マルチポイント機能のおかげで、PCとスマホを同時に接続しておけるのが非常に便利でした。
- オンライン会議中にスマホへ着信しても、ワンタッチでスムーズに切り替え可能。
- AIノイズリダクションマイクの効果で、キーボードの打鍵音が相手に伝わりにくく、会話がクリア。
- 片耳だけでもANCが使えるため、家族の声を少し残しつつ集中作業ができる。
また、外出先のカフェでは「外音取り込み」モードを活用することで、店員の声や呼びかけを自然に聞き取れる点も好印象でした。
映像・音楽鑑賞での没入感
空間オーディオ機能を使うと、音が前後左右から包み込むように広がります。
特に映画ではセリフの位置が安定しており、立体的な音場がリアルに再現されます。
- 固定モード:映画の視聴に最適で、定位がぶれにくい。
- ヘッドトラッキングモード:首の動きに合わせて音の方向が変化し、ライブ映像で臨場感が増す。
また、LDACと空間オーディオを併用しても接続の不安定さはほとんどなく、ハイレゾ音質のまま立体音響を楽しめる点は特筆に値します。
バッテリー持ちと日常の使い勝手
実際の使用時間は公称値に近く、1日1〜2時間の使用で週2回程度の充電で済みました。
クイック充電機能により、10分の充電で約4時間再生できるのも実用的です。
| 状況 | 再生時間(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| ANCオン時 | 約5時間 | 通勤+作業に十分 |
| ANCオフ時 | 約7〜8時間 | 長時間リスニングも可能 |
| ケース併用時 | 約30〜35時間 | 1週間は充電不要 |
| クイック充電10分 | 約4時間再生 | 外出前に便利 |
唯一の弱点はワイヤレス充電非対応な点ですが、USB-Cケーブル経由での充電は速く、実用面で大きな不便はありません。
フィット感と快適性
丸みのあるデザインが耳のくぼみに自然にフィットし、圧迫感が非常に少ないのが特徴です。
イヤーチップの密閉度もアプリで測定でき、最適なサイズを簡単に見つけられます。
使用中に感じたポイント
- 長時間装着しても痛くなりにくい。
- 軽い運動(ウォーキング・筋トレ)でも安定してズレない。
- 汗や小雨でも安心なIP54防滴仕様。
取り外し時にイヤホンの向きを少し回す必要がある点だけ、最初は少し戸惑いましたが、すぐ慣れました。
良かった点と気になった点
良かった点
- スワイプでの音量調整が正確で快適
- ANCが自然で、耳圧が少ない
- LDACと空間オーディオの同時使用が可能
- マルチポイント対応で仕事・私用の両立が容易
- 通話の音声がクリアで相手に伝わりやすい
気になった点
- ワイヤレス充電に非対応
- ケース収納時に向きを合わせる必要あり
- 高機能モードを常用するとバッテリー消費がやや早い
体験談の総括
HUAWEI 「FreeBuds 7i」を実際に使ってみて感じたのは、「1万円台でここまで完成されたイヤホンがあるのか」という驚きでした。
装着した瞬間に感じる静けさと、そこに自然に溶け込む音の心地よさが印象的で、長時間の使用でも疲れをほとんど感じませんでした。
ノイズキャンセリングは価格帯を超えたレベルで、電車内やカフェでも音楽にしっかり集中でき、外音取り込みも自然で、イヤホンを外すことなく会話ができる点は非常に快適です。
また、音質面では柔らかくも解像感のあるチューニングで、ボーカルの距離感が絶妙でした。
LDAC接続時のクリアな中高域や、程よく沈み込む低音が音楽を立体的に表現してくれ、ジャンルを選ばず楽しめます。
さらに、空間オーディオをオンにすると、まるで音に包まれるような没入感が生まれ、映画やライブ音源を聴く楽しみが一段と増しました。
特に便利だったのが、スワイプによる音量調整とマルチポイント接続の組み合わせです。
仕事中にPCとスマホを同時に使う場面でも、接続を切り替える手間がなく、操作もスムーズ。
細かな使い勝手の良さにHUAWEIらしい完成度を感じました。
総じて、「FreeBuds 7i」は「機能性」「音質」「快適さ」のバランスが非常に高く、日常使いに最適な万能イヤホンです。
上位モデルに迫る性能をこの価格で体験できるという点で、コストパフォーマンスの高さは圧倒的だと感じました。
HUAWEI 「FreeBuds 7i」に関するQ&A

HUAWEI 「FreeBuds 7i」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「FreeBuds 7i」のノイズキャンセリング性能はどの程度ですか?
最新の「インテリジェントダイナミックANC 4.0」を搭載しており、平均で約28dB、最大で55dBのノイズを低減できます。電車・カフェ・オフィスなどの生活環境では、上位モデル並みの静けさを実感できます。さらに耳圧が自然なため、長時間の装着でも不快感がありません。
外音取り込みモードは実用的ですか?
はい、非常に自然です。会話時にイヤホンを外さなくても相手の声が明瞭に聞こえます。さらに「音声モード」をオンにすると、周囲の雑音を抑えつつ人の声だけを強調してくれるため、カフェやオフィスでの使用に最適です。
LDAC対応とのことですが、どんなメリットがありますか?
LDACはハイレゾ相当の高音質コーデックです。通常のAACより約3倍の情報量を伝送できるため、音の奥行きや立体感が大幅に向上します。特にボーカルの定位や楽器の分離感が明瞭で、ワイヤレスでも有線に近い高音質を楽しめます。
空間オーディオはどのような仕組みですか?
「FreeBuds 7i」は6軸センサーを内蔵し、ヘッドトラッキング対応の空間オーディオを再生できます。頭を動かすと音の位置が変化し、まるで映画館やライブ会場にいるかのような臨場感を実現。また、固定モード・シアター・コンサートホールなど、シーンに合わせた音場モードも選択可能です。
通話品質はどのくらい優れていますか?
3つのマイクに加え、骨伝導センサー(VPU)を搭載。AIノイズリダクションが環境音を最大90dBまで除去します。騒がしい屋外でも声だけをクリアに相手に届けられるため、テレワークやオンライン会議にも最適です。
マルチポイント接続はどんな使い方ができますか?
2台のデバイスを同時接続でき、たとえば「スマホで音楽を聴きながら、PCで着信を受ける」といった操作が可能です。切り替えもワンタップで行えるため、在宅勤務や通話の多いユーザーに便利です。
空間オーディオやLDACを同時に使うと制限はありますか?
いいえ、「FreeBuds 7i」はLDAC+空間オーディオの同時使用に対応しています。同価格帯では珍しく、どちらの機能もフル活用できる設計です。ただし、これらを併用するとバッテリー消費はやや早くなります。
バッテリーの持ちはどのくらいですか?
ANCオン時で約5時間、オフ時で約8時間の再生が可能。ケース併用で最大35時間使用できます。また、10分の充電で約4時間再生できる急速充電にも対応しており、短時間で再利用可能です。
防水性能はありますか?
IP54防塵・防水に対応しており、軽い雨や汗程度なら問題なく使用できます。スポーツや屋外での利用も安心です。
ワイヤレス充電には対応していますか?
残念ながら非対応です。充電はUSB-Cケーブルによる有線接続のみとなります。ただし、急速充電が優秀なため実用面では大きな不便は感じません。
前作の「FreeBuds 6i」と比べてどこが進化しましたか?
主な違いは以下の通りです。
| 項目 | FreeBuds 6i | FreeBuds 7i |
|---|---|---|
| ANC性能 | ANC 3.0(最大約47dB) | ANC 4.0(最大約55dB) |
| 空間オーディオ | 非対応 | ヘッドトラッキング対応 |
| コーデック | SBC / AAC | SBC / AAC / LDAC |
| マイク構成 | 3マイク | 3マイク+VPU(骨伝導) |
| ケースデザイン | 光沢仕上げ | マット+指紋防止 |
性能・質感ともに大幅な進化が見られます。特にLDAC対応とヘッドトラッキングは最大の差別化ポイントです。
イヤホンの装着感はどうですか?
ノズルが楕円形の設計で、耳の形に合わせて自然にフィットします。圧迫感が少なく、長時間つけても疲れにくいのが特徴です。また、XS〜Lまで4サイズのイヤーチップが付属しており、耳の小さい方にも対応できます。
ゲーム用途でも使えますか?
はい。アプリで低オーディオ遅延モードをオンにすれば、映像と音のズレを最小化できます。音楽ゲームやYouTube視聴でも快適に利用できます。ただし、低遅延モードは接続を切ると自動でオフになるため、再接続時に手動でオンにする必要があります。
片耳だけで使うことはできますか?
可能です。片耳だけ装着してもANCや通話機能が動作します。また、装着検知センサーにより、片耳を外すと音楽が一時停止し、再装着で自動再生します。
音質の傾向を一言で言うと?
「柔らかくナチュラルで聴き疲れしにくいバランス型」です。低音は深みがあり、中域はボーカルが近く感じられ、高音は艶やかに伸びます。ジャンルで言えばポップスやR&B、アコースティック系と特に相性が良いです。
他ブランドと比べたときの優位性は?
1万円前半クラスで、以下4点が他社製品より優れています。
- ANC性能が頭ひとつ抜けて強力
- LDAC×空間オーディオの同時利用が可能
- 通話性能が群を抜く(VPU搭載)
- スワイプ操作が快適で誤作動が少ない
この価格帯では、機能・音質・操作性すべてを高次元で両立しています。
HUAWEI 「FreeBuds 7i」レビューのまとめ

HUAWEI 「FreeBuds 7i」は、「1万円台前半でここまで完成されたイヤホンが出るのか」と感じさせる、非常に総合力の高いモデルです。
ノイズキャンセリング性能・音質・装着感・通話品質など、どれを取っても価格帯の常識を超える出来であり、日常使いからビジネス用途まで幅広く対応できる万能イヤホンといえます。
全体の印象
実際に使ってみると、まず感じるのは「静寂と自然さの両立」です。
ANC(アクティブノイズキャンセリング)によって電車内やカフェの雑音をしっかり抑えつつ、耳への圧迫感はほとんどなく、自然なリスニング環境を維持します。
加えて、空間オーディオとLDACの同時使用が可能な点は、同価格帯のイヤホンにはない強みです。
総合評価
| 評価項目 | スコア | コメント |
|---|---|---|
| 音質 | ★★★★☆(4.6) | LDAC対応で高解像度。中域の厚みと低音の沈み込みが秀逸。 |
| ノイズキャンセリング | ★★★★★(4.7) | 環境音を自然にカット。耳圧が軽く長時間でも快適。 |
| 外音取り込み | ★★★★☆(4.5) | 声の明瞭度が高く、会話がスムーズ。 |
| 通話品質 | ★★★★★(4.8) | 3マイク+VPUでクリア。屋外でも安心。 |
| 操作性 | ★★★★★(4.8) | スワイプ操作が直感的で、誤作動が少ない。 |
| 機能性 | ★★★★☆(4.6) | 空間オーディオ、マルチポイント、片耳ANC対応。 |
| バッテリー | ★★★★☆(4.2) | ANCオンで約5時間。急速充電が有効。 |
| コスパ | ★★★★★(4.9) | 価格を超える満足感。総合力でトップクラス。 |
特筆すべき強み
「FreeBuds 7i」が特に優れている点は、次の5つです。
- インテリジェントANC 4.0で、ノイズ低減と快適さを両立
- LDAC×空間オーディオの同時使用が可能(ハイレゾ+立体音響)
- マルチポイント接続対応で、PCとスマホの併用がスムーズ
- スワイプでの音量調整が快適で誤作動も少ない
- 通話品質が非常に高い(AIノイズリダクション+骨伝導マイク)
特に「音質とノイズ処理のバランス」は絶妙で、上位機種顔負けの完成度です。
改善してほしいポイント
強力な機能を備えつつも、いくつかの弱点も存在します。
- ワイヤレス充電非対応(USB-C充電のみ)
- ケース収納時にイヤホンの向きを合わせる必要がある
- LDAC+空間オーディオの併用時はバッテリー消費が早い
これらは使い方を工夫すれば大きな欠点にはならず、利便性に若干の調整が必要な程度です。
こういう人におすすめ
| タイプ | 向いている理由 |
|---|---|
| 通勤・通学で使いたい人 | ANCが非常に強力で静かな環境を作れる |
| テレワークや通話が多い人 | 通話がクリアでマイク性能が高い |
| 映画や音楽を高音質で楽しみたい人 | LDAC+空間オーディオの立体感が抜群 |
| 初めてTWSを買う人 | 操作が直感的でアプリのUIも分かりやすい |
| コスパを重視する人 | 上位モデル級の性能を1万円台で体験できる |
比較で見る「FreeBuds 7i」の優位性
| 項目 | FreeBuds 7i | 競合(例:Sony WF-C700N) |
|---|---|---|
| 価格 | 約1.1万円 | 約1.5万円前後 |
| ANC性能 | ◎ 非常に強力 | ○ 中程度 |
| LDAC対応 | ◎ あり | × 非対応 |
| 空間オーディオ | ◎ ヘッドトラッキング付き | × 非対応 |
| マルチポイント | ◎ 同時接続OK | △ 切替式のみ |
| 通話品質 | ◎ 骨伝導VPU搭載 | ○ 良好レベル |
| ワイヤレス充電 | × 非対応 | ○ 対応 |
この比較からも、音質・ANC・機能性の三拍子が揃った高コスパモデルであることが分かります。
HUAWEI 「FreeBuds 7i」レビューの総括
HUAWEI 「FreeBuds 7i」は、「価格を超える静寂と心地よさ」を両立させた完成度の高い完全ワイヤレスイヤホンです。
1万円台前半という手頃な価格ながら、最新のANC 4.0による高い遮音性、LDAC対応による高音質再生、そしてヘッドトラッキングに対応した空間オーディオなど、上位モデルに匹敵する機能を惜しみなく搭載しています。
また、3マイク+骨伝導VPUを活かした通話性能は非常に優れており、周囲が騒がしい環境でも自分の声だけを明瞭に届けられる点は、他の同価格帯モデルにはない強みです。
装着感も軽快で、長時間の使用でも疲れにくく、ビジネスシーンや移動中、リラックスタイムなど、あらゆる場面で自然に使える快適さがあります。
確かにワイヤレス充電非対応といった割り切りはありますが、それを補って余りある完成度を誇ります。
特に、音質・静寂・操作性・通話性能という4つの要素が高次元でバランスしており、「日常の音体験を確実にレベルアップさせてくれるイヤホン」として、あらゆる層におすすめできる一本です。
HUAWEI 「FreeBuds 7i」は、“静けさと上質さを1万円で手に入れる”という、新しいスタンダードを作り出したイヤホンです。

