ワイヤレスイヤホン市場が成熟し、選択肢が豊富になった今、「価格」「音質」「機能性」の三拍子を揃えた製品はなかなか見つけにくくなっています。
そんな中、コストパフォーマンスの高さで絶大な支持を集めるブランドが SOUNDPEATS(サウンドピーツ) です。
今回ご紹介するのは、そのSOUNDPEATSから登場した2025年最新モデル 「Air5 Pro」。
価格はなんと1万円以下。
それでいてVGP 2025金賞を受賞するほどの完成度を誇る、驚きのイヤホンとなっています。
筆者自身、レビュー前から「どうせ価格なりだろう」と思っていたのですが、実際に使ってみて驚かされました。
・10mm径の高性能ドライバー
・aptX AdaptiveやLDAC、aptX Losslessなどの豊富なコーデック対応
・最大-55dBのAI適応型ノイズキャンセリング
・片耳わずか約4.8gという軽量設計
・通話にも強いマイク性能
など、もはや1万円以下のイヤホンとは思えないクオリティ。
もちろん、完璧ではなく「惜しい」と感じたポイントもいくつかありますが、それを差し引いても、この価格帯では群を抜く実力を備えています。
この記事では、このSOUNDPEATS 「Air5 Pro」の魅力を、実際の使用感を交えながら徹底的にレビューしていきます。
初めてのワイヤレスイヤホンを探している方はもちろん、2台目、サブ用、通話重視のビジネス用イヤホンとして検討している方にも、ぜひ読んでいただきたい内容となっています。

SOUNDPEATS 「Air5 Pro」の概要

価格とコストパフォーマンスの衝撃
SOUNDPEATS 「Air5 Pro」の最大の魅力のひとつは、価格帯とスペックのギャップです。
- 通常価格:9,980円(税込)
- 各種クーポン適用で実質8,000円台も可能
- VGP 2025 金賞受賞モデル
これほどの価格帯にもかかわらず、搭載されているスペックは明らかに1〜2万円台のミドル〜ハイエンドモデルと肩を並べるレベルです。
価格重視の方にも、性能を求める方にも刺さる、まさに“価格破壊”なイヤホンです。
外観デザインとケースの使い勝手
■ ケースデザイン
- カラー:マットブラック
- 質感:さらっとしたマット素材で指紋が付きにくい
- ケース形状:丸みを帯びた近未来的デザイン
- 開閉:マグネット式でしっかり閉じる&開けやすい
- 充電端子:USB Type-C(※ワイヤレス充電非対応)
- 開けたときにイヤホン収納部が見える内部構造
ケースを開けたとき、イヤホン全体が見える設計で、取り出しやすく、収納もしやすい工夫が施されており、日常的な使い勝手にも優れています。
■ イヤホン本体デザイン
- ショートスティック型
- ブラック×ブロンズ調のアクセントデザイン
- タッチ操作対応(ロゴ部分)
- 質感:光沢感あり、高級感のある仕上げ
- 片耳重量:約4.8g(非常に軽量)
本体は未来感を感じさせるシャープな印象を持ちつつ、ロゴ周りのブロンズアクセントがアクセントに。
タッチ操作は直感的で使いやすく、操作の割り当てはアプリでカスタマイズも可能です。
装着感とフィット感の快適さ
「Air5 Pro」は、長時間装着でもストレスを感じにくい快適なフィット感を実現しています。
■ 特徴的な装着感
- 片耳わずか約4.8gの超軽量設計
- カナル型で耳にしっかりフィット
- 圧迫感が少なく、遮音性も程よい
- 長時間装着でも耳が疲れにくい
耳に装着した際は「ふわっ」と乗るような感覚がありながら、フィット感は抜群。
余計な隙間ができにくいため、イヤーピースがフィットすれば音漏れや外れやすさを心配する必要もありません。
■ 装着イメージ例(まとめ)
特徴 | 内容 |
---|---|
重量 | 約4.8g(片耳) |
フィット感 | 密着感がありつつも圧迫感は少なめ |
遮音性 | 過剰すぎず、周囲の音をある程度カット |
長時間使用 | 耳への負担が少なく、仕事や移動中にも快適 |
装着スタイル | スティックタイプで安定感あり |
このイヤホンは“見た目よし・持ちやすさよし・価格よし”という三拍子揃ったデバイスとして、ファーストインプレッションで非常に好印象を持てる仕上がりとなっています。
SOUNDPEATS 「Air5 Pro」の音質の実力を徹底検証

ドライバー・コーデック構成の豊富さ
SOUNDPEATS 「Air5 Pro」は、1万円以下の価格帯とは思えないほど豪華な音質構成を採用しています。
■ ドライバー構成
- 10mm径ダイナミックドライバー
- 素材:PU(ポリウレタン)+PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)
- ネオジムN50マグネット&銅線ボイスコイルを採用
→ これにより、高感度・高解像度・パワフルな低音が実現されています。
特に中低域の厚みに影響し、サウンドの「骨太さ」を支える部分で活きてきます。
■ 対応コーデック(超豪華)
コーデック種別 | 特徴 |
---|---|
SBC / AAC | 一般的なBluetoothコーデック(ほぼ全デバイス対応) |
LC3(LE Audio) | 次世代Bluetooth規格。低遅延・低消費電力 |
LDAC | ハイレゾ相当の高音質を伝送可能(最大990kbps) |
aptX / aptX Adaptive | 動的にビットレートを変えることで安定した高音質を実現 |
aptX Lossless | ロスレス伝送を可能にする最新高音質コーデック |
→ この価格帯でこれらすべてに対応しているイヤホンは極めて稀です。
音質へのこだわりが強い人でも満足できる「ハイエンド級のコーデック構成」です。
中低音の厚みと高音域のバランス
実際の音を聴いてみてまず感じるのは、中低域の厚みと力強さです。
■ サウンド傾向
- 低音:迫力と厚みがあり、パンチの効いたズンズン響く重低音
- 中音:ボーカルの芯があり、埋もれずしっかり前に出る
- 高音:伸びやかさもあるが、やや硬質でシャープな印象
- 全体の印象:いわゆる「弱ドンシャリ」系のチューニング
→ ダンスミュージックやロック、ヒップホップとの相性が非常に良好です。
■ 実使用での感想
- ロック:ギターの歪みやドラムの迫力がリアルに再現される
- EDM:キックとベースの「ノリ」が心地よく出る
- J-POP:ボーカルがしっかり浮き立つが、ハイトーン曲では若干刺さりがち
また、LDACやaptX Losslessでの再生時には、明らかに音場が広がり、各楽器の分離感や奥行きが感じられます。
各ジャンルとの相性とリスニング体験
ジャンル別に聴いてみた際の印象を、以下の表にまとめました。
音楽ジャンル | 相性 | コメント |
---|---|---|
ロック・パンク | ◎ | 低音とドラムの押し出しが強く、迫力のあるサウンドに没入できる |
ヒップホップ | ◎ | ビートの重みがしっかり出て、ラップも聴きやすい |
EDM・クラブ系 | ◎ | キレと厚みのある低音が気持ち良く、ノリの良い体験が可能 |
J-POP | ○ | ボーカルは明瞭だが、ハイトーン系はEQ調整が必要な場面も |
アコースティック | ○ | 音のリアルさは感じられるが、温かみのある音色とはやや方向性が異なる |
クラシック | △ | 繊細な表現力や広がりには限界あり、高域がやや硬め |
■ EQ調整による改善も可能
専用アプリを使えば、イコライザーで高音を抑えたり、低音を強調するなど、カスタムチューニングが可能です。
そのため、好みに合わせて「刺さり防止」や「よりドシっとしたサウンド」にすることも十分可能です。
音質面においてもSOUNDPEATS 「Air5 Pro」は、価格を遥かに超える完成度を実現しています。
特に、低音の迫力・ボーカルの明瞭さ・コーデック対応の広さという3点で、ライバル製品を明確にリードしているといえるでしょう。
SOUNDPEATS 「Air5 Pro」のノイズキャンセリングと外音取り込み性能

最大-55dBのAI適応型ノイズキャンセリング
SOUNDPEATS 「Air5 Pro」は、サウンドピーツ史上最強クラスのノイズキャンセリング機能を搭載しています。
■ スペック詳細
- 最大ノイズ低減量:-55dB
- AI適応型ノイズキャンセリング搭載
- アプリ内で「屋内向け」「環境音重視」などモード選択可能
この-55dBという数値は、2〜3万円台のハイエンドモデルと同等クラスのノイズキャンセリング性能に匹敵します。
■ 実際の遮音効果
環境 | ノイキャン体感評価 |
---|---|
カフェ・ファミレスの雑音 | ◎ かなりカットされる |
電車内の走行音・空調音 | ◎ 耳に届く音が大幅に減少 |
屋外の車の走行音・風の音 | ○ 一部残るがストレスは小 |
人の話し声(中距離) | △ やや聞こえるが軽減される |
→ 特に中低音域のノイズ(エアコン、電車、街の環境音)への効果が高く、日常生活の大半のノイズをしっかり抑えてくれます。
■ ノイズキャンセリングの切り替え方法
- イヤホン本体の長押し
- アプリからモードを選択
→ 手元で簡単に操作できるのも使いやすいポイントです。
外音取り込みの自然さと実用性
「Air5 Pro」は、ノイキャンだけでなく、外音取り込み機能(アンビエントモード)も搭載しています。
■ 外音取り込みの特徴
- 周囲の環境音を集音して自然に耳へ届ける
- モードはアプリから細かく選択可能(人の声重視/環境音重視など)
- イヤホンをつけたまま会話が可能
■ 実用性の評価
シチュエーション | 評価 | コメント |
---|---|---|
コンビニ・カフェでの会話 | ◎ | 声が自然に聞こえる。イヤホンを外す必要なし |
電車のアナウンスを聞く | ○ | 十分聞こえるレベル。ややこもる場面あり |
屋外の音や足音、車の音を認識 | ○ | クリアに聞こえるが、やや電子的な質感もある |
→ 総合的には十分実用に耐える自然な外音取り込み性能です。
※ただし、3万円以上のフラッグシップモデル(SONY・BOSE等)と比較すると、ややナチュラルさでは劣る印象。
通話マイク性能とノイズ抑制効果
通話においても、「Air5 Pro」は非常に高い実用性を発揮します。
■ マイク性能の特長
- ノイズリダクション機能付きマイク
- 風の影響や環境音を効果的に抑制
- 屋内/屋外問わず、安定した通話音質を実現
■ 実際の通話状況テスト
テスト環境 | 通話音質の印象 |
---|---|
室内・静かな環境 | ◎ クリアで明瞭。相手に音がよく届く |
室内・エアコン稼働中 | ◎ ノイズがほぼ気にならず快適 |
屋外・車や人の通行音あり | ○ 周囲の音は軽減され、通話に集中できる |
屋外・風が強い状況 | ○ 風切り音がわずかに聞こえるが許容範囲 |
→ 1万円以下の価格帯とは思えない高性能マイクです。
音声通話を頻繁にするユーザーにも十分おすすめできる仕上がりです。
SOUNDPEATS 「Air5 Pro」は、価格を遥かに超える高精度なノイキャン・実用的な外音取り込み・安定した通話品質を兼ね備えており、日常生活からビジネスシーンまで幅広く活用できます。
SOUNDPEATS 「Air5 Pro」のアプリと機能性の進化

SOUNDPEATS 「Air5 Pro」は、専用アプリ「PEATS Audio」と連携することで、イヤホンのポテンシャルをフルに引き出すカスタマイズ性を実現しています。
ここでは、アプリでできること・操作性・その他便利機能まで、細かく見ていきます。
専用アプリでできること
アプリに接続すると、以下のような設定・機能が利用可能になります。
■ アプリで可能な主な操作
機能カテゴリ | 操作・カスタマイズ内容 |
---|---|
ノイズコントロール | ・ノイズキャンセリングのオン/オフ/外音取り込みモード切替 ・AI適応型ノイキャン設定 ・人の声/環境音重視のモード選択 |
操作割り当て | ・タップ/ダブルタップ/トリプルタップ/長押しなどの操作割り当て ・音量調整、再生停止、曲送りなど自由に設定可能 |
マルチポイント | ・オン/オフ切替(※コーデックによって制限あり) |
ゲームモード | ・低遅延モードを手動でON(60ms前後の低遅延) |
イコライザー | ・プリセットEQ(クラシック、低音強調、人声強調など) ・カスタムEQ(10バンド・±6まで調整可能) |
アップデート | ・ファームウェアのOTAアップデートが可能 |
その他の設定 | ・言語変更(音声ガイド) ・イヤホンを探す ・通話音量の個別調整など |
→ ユーザーのライフスタイルに合わせて、自分好みにイヤホンを育てていける操作性があります。
イコライザー・カスタムキー設定の自由度
■ イコライザー機能
「Air5 Pro」には2つのEQ方式があります。
- プリセットEQ(複数用意)
- SOUNDPEATSクラシック
- 低音強調/弱調
- 高音強調/弱調
- ポップ/クラシック/ロック/フォーク
- 読み上げ強調(人の声中心)
- カスタムEQ
- 10バンド式(±6dBの細かな調整が可能)
- ユーザーの好みに合わせて自由に設定
さらに、「アダプティブEQテスト」機能も搭載されており、音を聞きながら自分の聴力に合った最適なイコライザー設定を自動で作成することも可能です。
■ カスタムキー設定(操作カスタマイズ)
操作方法 | 割り当て可能な機能例 |
---|---|
シングルタップ | 音量アップ/再生/一時停止など |
ダブルタップ | 曲送り/音声アシスタント起動など |
トリプルタップ | 曲戻し/ゲームモードONなど |
長押し(1.5秒) | ノイキャン切替/外音取り込み/音量調整など |
→ ユーザーごとに使いやすい操作パターンを構築可能です。
バッテリー性能・ゲームモード・防水性能など
■ バッテリー性能
項目 | スペック値 |
---|---|
本体単体再生時間 | 最大 約7.5時間 |
ケース込みの再生時間 | 最大 約37時間(ケース3〜4回分の充電が可能) |
充電方式 | USB Type-C(※ワイヤレス充電非対応) |
→ 通勤・通学・作業・ワークアウト中でも安心して1日使える電池持ちです。
■ ゲームモード
- 低遅延モードを搭載(遅延:約60ms)
- 音ゲーや動画視聴にも十分な性能
- アプリ内または操作割り当てでONに可能
→ 映像と音のズレが気になる人にもおすすめできる機能です。
■ 防水性能
- 防水規格:IPX5
- 汗や水しぶきに強く、軽い雨や運動中も安心
→ ランニング・ジム・屋外使用にも適した防水性能です。
補足:惜しいポイントも存在
一方で、アプリや機能面で「あと少し!」と感じる点もあります。
- ノイキャン・外音取り込みの切替時、必ずノーマルを挟む仕様
- マルチポイント接続時、コーデックはaptX Adaptiveのみ使用可能(LDAC不可)
- ワイヤレス充電に非対応
これらは使用状況によっては影響が少ない場合もありますが、細かな調整が好きな方には気になるポイントかもしれません。
1万円以下の価格帯でここまで多機能かつ自由度の高い操作性を実現していることは、まさに驚異的といえるでしょう。
SOUNDPEATS 「Air5 Pro」を使用した私の体験談・レビュー

SOUNDPEATS 「Air5 Pro」を実際に使い込んでみて感じたのは、「本当にこれが1万円以下で買えるのか?」という驚きでした。
ここでは私が普段の生活の中でどのように活用したかを具体的にお伝えします。
■ 使用シーン別の体験記
シーン | 使用感の印象 |
---|---|
通勤(電車) | ノイズキャンセリングが想像以上に効き、車内のアナウンス以外ほとんど気にならない。音楽に集中できる。 |
カフェでの作業 | 外音取り込みに切り替えると注文の声や呼び出しが自然に聞こえた。違和感少なく快適。 |
ジョギング中 | IPX5の防水性能で汗を気にせず使えた。軽量でフィット感も良く、運動中でもズレなし。 |
オンライン会議・通話 | ノイズの多い自宅環境でも自分の声がクリアに届いたと相手から好評。マイク性能に感心。 |
ゲーム(スマホ) | ゲームモードONで遅延はほとんど気にならず、アクションゲームでも違和感なし。 |
■ 良かった点(感動したこと)
- ✅ 音質の完成度:重低音がしっかりしていて、EDMやロックがとても楽しい。ボーカルも埋もれず立体感あり。
- ✅ ノイキャンの強さ:普段使いでは“最強クラス”。電車・街中・カフェなどでしっかり静寂が得られた。
- ✅ マイク性能の高さ:在宅ワークの通話でも「声が聞きやすい」と言われることが増えた。
- ✅ アプリでの操作性:EQやボタンカスタマイズが自由にでき、自分好みにチューニングできるのが嬉しい。
- ✅ デザイン性と装着感:未来感ある見た目と軽量な本体が◎。耳が痛くならず長時間使用も余裕。
■ 気になった点(惜しいところ)
- ⚠ LDACとマルチポイントが併用できない:高音質を求めるときはマルチポイントをオフにする必要がある。
- ⚠ 外音取り込みはやや電子的:自然だけど、SONYやBOSEと比べると「あと少し」惜しい。
- ⚠ ワイヤレス充電非対応:この価格帯だから仕方ないけど、あるとさらに便利だった。
■ 総合的な感想
正直に言うと、使い始める前は「価格相応かな?」と思っていたのですが、使い込むほどに印象が逆転。
価格を完全に超越した音質・ノイキャン・通話性能で、もはや“エントリーモデル”の域を超えています。
特に通勤や日常のちょっとした移動、オンライン通話の相棒として、これほど高バランスなイヤホンは他にあまり見当たりません。
「音楽・通話・作業・ゲーム」すべてを1本でこなす、まさに“万能型イヤホン”だと感じました。
SOUNDPEATS 「Air5 Pro」に関するQ&A

SOUNDPEATS 「Air5 Pro」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「Air5 Pro」はiPhoneでも使えますか?
問題なく使えます。
「Air5 Pro」はBluetooth接続のため、iPhoneでもペアリング・使用可能です。iPhone使用時は主にAACコーデックで接続されます。
Android端末で使うと、ハイレゾ音質になりますか?
対応機種であればハイレゾ相当の音質で楽しめます。
「Air5 Pro」はLDACやaptX Losslessなどの高音質コーデックに対応しているため、Android端末(対応機種)で接続すれば、ハイレゾ相当の音質が可能です。
ワイヤレス充電には対応していますか?
残念ながら非対応です。
「Air5 Pro」の充電はUSB Type-Cによる有線充電のみとなっています。ワイヤレス充電機能は搭載されていません。
マルチポイント接続はできますか?
可能です。ただし制限があります。
2台のデバイスと同時に接続できるマルチポイント機能に対応していますが、使用時はaptX Adaptiveのみ使用可能で、LDACやaptX Losslessは使用できません。
ゲームや動画視聴で音の遅延はありますか?
ゲームモードを使えば遅延は非常に少ないです。
「Air5 Pro」には約60msの低遅延ゲームモードがあり、アクションゲームや映像視聴でも快適に使えます。
外音取り込みモードは自然ですか?
実用性は高いですが、ナチュラルさではやや電子的な印象もあります。
声や環境音はしっかり取り込まれますが、ハイエンドモデル(SONYやBOSE等)と比べるとやや人工的な質感があります。ただし、会話やアナウンスを聞くには十分です。
どんなジャンルの音楽に合いますか?
ロック、ヒップホップ、EDMなど重低音系のジャンルと特に相性が良いです。
中低域の厚みがしっかりしているため、ダイナミックなサウンドが活きるジャンルにおすすめです。一方で、ハイトーンのボーカル中心の楽曲ではEQ調整をした方がより聴きやすくなります。
イヤーピースのサイズは選べますか?
3サイズのイヤーピースが同梱されています。
S/M/Lサイズのイヤーピースが付属しており、自分の耳に合ったものを選べます。ただし、耳のサイズが極端に大きい・小さい方は別売のイヤーピースを検討するのもおすすめです。
防水性能はありますか?
IPX5の防水性能を備えています。
軽い雨や運動時の汗などには十分耐えられるレベルです。※ただし完全防水ではないため、水没には注意が必要です。
専用アプリはどんなことができますか?
操作割り当て・EQ調整・ノイキャンモード切替・ファームウェア更新などが可能です。
PEATS Audioアプリを使えば、使い方に合わせた細かいカスタマイズが可能で、より快適に自分好みの設定で使えます。
SOUNDPEATS 「Air5 Pro」レビューのまとめ

SOUNDPEATS 「Air5 Pro」は、2025年に登場した最新の完全ワイヤレスイヤホンの中でも、「価格」「性能」「実用性」のバランスが非常に優れた一台です。
1万円以下という価格帯ながら、ハイエンドモデル顔負けの機能を多数搭載しており、多くの人にとって“ちょうど良い”を超えた「期待以上」のイヤホンであると実感しました。
■ 総合評価
評価項目 | 採点(10点満点) | コメント |
---|---|---|
音質 | 9.0 | 中低音の厚みと広がりがあり、迫力のあるサウンド。コーデック対応も圧巻。 |
ノイズキャンセリング | 9.5 | この価格帯で最強クラス。日常利用には十分すぎる性能。 |
外音取り込み | 8.5 | 実用性は高いが、ナチュラル感ではハイエンドにやや劣る。 |
通話性能 | 9.0 | 騒音環境下でも声がクリア。ビジネス用途でも使えるレベル。 |
装着感・快適性 | 9.0 | 超軽量かつ圧迫感が少ない。長時間使用でも疲れにくい。 |
操作性・アプリ機能 | 8.5 | カスタマイズ性が高く、アプリの完成度も上々。 |
デザイン・質感 | 9.0 | 高級感と近未来感が同居。ケースも洗練されていて所有欲を満たす。 |
総合コスパ | 10.0 | 価格破壊級。この内容で1万円以下は明らかに“お得”。 |
■ こんな人におすすめ!
- 🎧 コスパ重視で高性能なイヤホンを探している方
- 🎶 音質にも妥協したくないが、予算は抑えたい方
- 👂 長時間の装着でも快適なフィット感を求める方
- 📞 通話やオンライン会議でしっかり声を届けたい方
- 🔄 ゲーム・音楽・作業すべてに1台で対応したい方
■ 購入前に注意したい点
- ⚠ ワイヤレス充電には非対応(USB-C充電のみ)
- ⚠ LDACとマルチポイントは同時に使えない仕様
- ⚠ 外音取り込みは「ナチュラルさ」より「実用性」重視
→ とはいえ、これらの点を踏まえても圧倒的に“買い”な一台であることに変わりはありません。
■ SOUNDPEATS 「Air5 Pro」レビューの総括
SOUNDPEATS 「Air5 Pro」は、コストパフォーマンスという一言では語り尽くせないほど完成度の高いワイヤレスイヤホンでした。
まず特筆すべきは、その価格からは想像できない音質の良さです。
10mmドライバーと豊富なハイエンドコーデックにより、低音の厚みと高音のクリアさを両立し、ロックやEDMはもちろん、J-POPやボーカル中心の楽曲まで幅広く楽しめます。
ノイズキャンセリング機能もこの価格帯では異例ともいえる強さで、電車やカフェといった日常のあらゆる場面で高い遮音性を発揮。
さらに、外音取り込み機能やマイク性能も実用レベルを超えており、リモートワークや外出先での通話にも安心して使えるクオリティです。
装着感は軽やかで耳に馴染みやすく、長時間使っていても疲れにくい設計も魅力のひとつでした。
加えて、専用アプリの完成度も高く、操作割り当てやイコライザー調整、ノイキャンモードの切り替えなど、ユーザー自身の使い方に合わせて細かくカスタマイズできる自由度の高さも大きなポイントです。
マルチポイント接続やゲームモードなど、機能面でも抜かりがなく、通勤・通学・作業・運動と、あらゆるシーンに寄り添ってくれるオールラウンダーな存在と言えるでしょう。
もちろん、ワイヤレス充電に非対応であったり、外音取り込みの自然さにわずかな惜しさを感じる場面もありますが、それらを補って余りあるほどの魅力がこのイヤホンには詰まっています。
1万円以下で、ここまでの機能と音質を持ったイヤホンは、まさに「新しい基準」と言っても過言ではありません。
音楽をもっと身近に、もっと豊かに楽しみたいすべての人に、ぜひ一度この「Air5 Pro」の実力を体験してみてください。
きっと想像を超えるクオリティに驚くはずです。
