MOMENTUM 5 Wirelessレビュー|ゼンハイザー4年ぶりの傑作を徹底検証!音質・ノイキャンの進化を競合比較

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出典:SENNHEISER公式
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ポータブルオーディオの世界において、音質と機能性の両立を追求し続けるブランド「SENNHEISER(ゼンハイザー)」。
そのワイヤレスプロダクトの頂点に君臨する「MOMENTUM」のオーバーイヤー型ヘッドホンシリーズは、常に次世代のスタンダードを提示してきました。

そして2026年6月、オーディオマニアやガジェットファンの期待を一身に背負い、ついに最新のフラッグシップモデル「MOMENTUM 5 Wireless」がベールを脱ぎました。

前作から実に約4年という長い沈黙を破って登場した今作は、単なるマイナーチェンジに留まらない驚異的な進化を遂げています。
伝統のアコースティック技術と最新のデジタルプロセッシングが融合したその実力は、現在のハイエンドワイヤレス市場にどのような衝撃を与えるのか。

本記事では、WEBライターおよびオーディオに精通した専門的な視点から、音質、デザイン、ノイズキャンセリング、そして長期使用を見据えた実用性に至るまで、その魅力を余すことなく完全網羅で徹底レビューします。

 

  1. 4年ぶりの新生!MOMENTUM 5 Wirelessの概要と進化した基本スペック
    1. 前作MOMENTUM 4から約4年ぶりのアップデートとなる背景
    2. 伝説の名機「HD 600シリーズ」のDNAを受け継いだドライバー設計
    3. 主要競合機種(B&W PX7 S3 / SONY WH-1000XM6)とのスペック比較表
  2. スマートに進化した外観デザインと実用的な付属品のブラッシュアップ
    1. ハウジングの溝を廃止したフラットでシックな現代風ミニマリズム
    2. 実測約290gの軽量設計と20%薄型化された高機能キャリングケース
    3. メタリックパーツの主張とカラーバリエーションによる印象の違い
  3. 圧倒的な完成度!音質・ノイズキャンセリング・外音取り込みのトリプル検証
    1. 情報量と滑らかさが極まる!現代的なフラットバランスへシフトした新サウンド
    2. 最大3倍の遮音性向上!不快感を完全に排除したナチュラル系ANCの実力
    3. ヘッドホンを外す必要なし?中音域の集音を強化した自然な外音取り込み機能
  4. 私の体験談:オーディオマニア兼ライターが1週間ガッツリ使い倒してみた
    1. 長時間のデスクワークや移動でも頭頂部が痛くならない極上の装着感
    2. メガネユーザー必見!肉厚でモチモチのイヤーパッドがもたらす完璧な密閉性
    3. 空間オーディオ(3D Dolby Atmos)と独自アプリのカスタマイズによる化け化けの変化
    4. 2台同時接続のマルチポイントと屋内通話テストにおける挙動のリアル
    5. 驚異の57時間ロングバッテリーと、数年先まで安心の「バッテリー交換対応」という神アプデ
    6. 体験談の総括:ワイヤレス最高峰の音楽体験と、日常使いのディフェンス力の高さ
  5. MOMENTUM 5 Wirelessに関するFAQ(よくある質問と回答)
    1. Q. 前作(MOMENTUM 4)から音質は具体的にどう変わりましたか?
    2. Q. 自分で本当にバッテリー交換ができるの? 難易度は?
    3. Q. 「aptX Lossless」対応の恩恵を受けるには何が必要ですか?
    4. Q. 有線接続(3.5mmジャック / USB-C)に対応していますか?
    5. Q. 防水・防滴仕様(IP規格)はありますか? スポーツに使えますか?
    6. Q. 「ゲームモード」がないとのことですが、動画やゲームでの遅延は気になりますか?
    7. Q. イヤーパッドの交換は自分でできる? 劣化時の対応は?
    8. Q. 前作で不満が多かった「タッチパネルの誤動作」や「感度」は改善されましたか?
    9. Q. ハウジングを「2本の指でピンチイン・アウト」する操作で何ができるの?
    10. Q. 音が途切れたり、接続が不安定になったりしませんか?
    11. Q. 本体が折りたためない(スイーベルのみ)のは不便じゃないですか?
    12. Q. 充電しながら音楽を聴くことはできますか?
  6. まとめ:MOMENTUM 5 Wirelessはどんな人におすすめか?
    1. 音楽性を最優先しつつ、ノイキャンや利便性にも妥協したくない人
    2. ロック・ポップスからジャズ・クラシックまで、幅広いジャンルを1台で聴き込みたい人
    3. 長期的な目線で「本当に長く付き合えるヘッドホン」を愛用したい人
    4. 購入前に知っておくべき「ゲームモード非搭載」や「通話品質」の注意点
    5. 前作MOMENTUM 4からの買い替え基準と、競合モデルとの選び分け
    6. レビューの結論:「MOMENTUM 5 Wireless」は市場想定価格に見合う絶対的な価値を誇る、新時代の名作ヘッドホン

4年ぶりの新生!MOMENTUM 5 Wirelessの概要と進化した基本スペック

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出典:SENNHEISER公式

前作MOMENTUM 4から約4年ぶりのアップデートとなる背景

前作「MOMENTUM 4 Wireless」が発売された2022年8月から約4年。
ワイヤレスオーディオを取り巻く環境は激変しました。
ゼンハイザーは小手先のアップデートではなく、基礎研究から見直すことで次世代機を完成させました。

この4年間における市場の変化とMOMENTUM 5の解答

  • 変化1:ロスレス/ハイレゾ再生の普及
    解答:最新コーデック「aptX Lossless」への完全対応
  • 変化2:空間オーディオコンテンツの爆発的増加
    解答:「3D Dolby Atmos(ヘッドトラッキング対応)」の新規搭載
  • 変化3:サステナビリティ(製品寿命)への関心の高まり
    解答:ワイヤレス機の宿命を打破する「バッテリー交換対応」の実現

伝説の名機「HD 600シリーズ」のDNAを受け継いだドライバー設計

本作最大のトピックは、新開発された「42mmダイナミックドライバー」です。
このドライバーは、30年近くにわたりプロの現場やオーディオマニアから”リファレンス(基準)”として愛され続ける開放型モニターヘッドホン「HD 600シリーズ」の設計思想をベースに開発されました。

HD 600ベース設計がもたらす恩恵

項目従来のワイヤレスヘッドホンMOMENTUM 5 Wireless
音の傾向ドンシャリ(低・高域強調)になりがち極めてフラットで原音に忠実
解像度Bluetooth圧縮による情報量の欠落微細なニュアンスまで正確に描写
空間表現密閉型特有の音の詰まり感開放型に肉薄する広大なサウンドステージ

密閉型の筐体内でこの思想を実現するため、内部のエアフロー(空気の流れ)を完全再設計。ワイヤレスの利便性と、ハイエンド有線機に迫る音質を見事に両立しています。

主要競合機種(B&W PX7 S3 / SONY WH-1000XM6)とのスペック比較表

現在のハイエンド市場を牽引する、Bowers & Wilkins(B&W)「PX7 S3」、SONY「WH-1000XM6」との最新スペック比較です。

比較項目SENNHEISERMOMENTUM 5 WirelessBowers & WilkinsPX7 S3SONYWH-1000XM6
市場想定価格69,960円(税込)約59,000円約60,000円
ドライバー42mmダイナミック40mmバイオセルロース30mmカーボンファイバー
高音質コーデックaptX Lossless, aptX AdaptiveaptX AdaptiveLDAC
最大再生時間約57時間(ANC ON)約30時間約40時間
空間オーディオ3D Dolby Atmos独自空間オーディオ360 Reality Audio
ノイキャンマイク8基(デジタル)4基8基
本体重量約290g約307g約245g
独自の強み・バッテリー交換対応
・Snapdragon Sound認証
・高級ファブリック素材
・アグレッシブな音色
・圧倒的な軽量設計
・折りたたみ機構

比較から見えてくるMOMENTUM 5の優位性

  • スタミナが規格外: 他社を圧倒する57時間バッテリー。
  • 寿命が長い: 業界でも珍しい「バッテリー交換対応」により、長期的なコスパが最強。
  • コーデックの最先端: aptX LosslessによるCD音質の完全な無圧縮ワイヤレス伝送が可能。

 

スマートに進化した外観デザインと実用的な付属品のブラッシュアップ

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出典:SENNHEISER公式

ハウジングの溝を廃止したフラットでシックな現代風ミニマリズム

前作のデザインから最も明確に変わったのが、ハウジング(耳を覆うカップ部分)の形状です。

  • 前作(MOMENTUM 4): ハウジング表面に段差(溝)がある立体的なデザイン。
  • 今作(MOMENTUM 5): 溝を完全廃止し、滑らかでフラットなシルエットへ。

フラットデザイン化のメリット

  1. デザイン性の向上: 現代のミニマリズムトレンドに合致したスマートな外観。
  2. 実用性の向上: バッグへの収納時や、首掛け時に衣服との引っ掛かりが激減。
  3. 風切り音の低減: 表面の凹凸が減ったことで、屋外での風ノイズが物理的に減少。

実測約290gの軽量設計と20%薄型化された高機能キャリングケース

多機能化・大型ドライバー搭載にもかかわらず、本体重量は実測289.7g(約290g)と、300gを切る軽量設計をキープしています。
さらに素晴らしいのが、付属の専用キャリングケースの進化です。

新キャリングケースの優秀なポイント

  • 体積の削減:
    前作比で約20%の薄型化(スリム化)に成功。ビジネスバッグの隙間にもすっと収まります。
  • スマートな収納構造:
    内部にはUSB-Cケーブルやオーディオケーブルを美しく固定できる専用のバンドスペースを配置。
  • 質感の向上:
    ゼンハイザーらしいファブリック調の素材を継承しつつ、ジッパーやロゴのパーツに高級感が付与されています。

メタリックパーツの主張とカラーバリエーションによる印象の違い

デザインのアクセントとして、今作は各所にメタリックパーツが採用されています。

デザインの構成要素

パーツ素材・デザインの質感
ヘッドバンド上部触り心地の良いファブリック素材(前作よりブラックの色味が深くなった印象)
イヤーパッドもちもちとした感触の高品質レザー調素材
アーム(側面)ゼンハイザーのロゴが刻まれた、高級感のあるメタリック仕様
ハウジング側面マイク穴周辺にシルバーの光沢パーツを配置

カラーバリエーションは「ブラック」と「ホワイト(ややクリーム系)」の2色展開。
ホワイトモデルは内側がブラウン系で統一されたバイカラーになっており、ファッションアイテムとしての完成度も抜群です。

 

圧倒的な完成度!音質・ノイズキャンセリング・外音取り込みのトリプル検証

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情報量と滑らかさが極まる!現代的なフラットバランスへシフトした新サウンド

音質は、前作の「迫力重視のダイナミックサウンド」から、今作は「全帯域を高解像度で描き出す、洗練された現代的フラットバランス」へと大きな進化を遂げています。

各帯域のサウンドレビュー詳細

音域サウンドの特徴と評価
高音域
(High)
【繊細かつ刺さらない】
シンバルやアコギのハイフレットの音がキラキラと鮮明に響く。
前作にあった荒さが取れ、輪郭が極めて滑らかに。
長時間聴いても全く耳に刺さらない。
中音域
(Mid)
【ボーカルの実像感が圧倒的】
前作でやや凹み気味だった中域が前に出てきた。
ボーカルの息遣いや温度感が生々しく伝わる。
エモさ(音楽的温かみ)の源泉となっている帯域。
低音域
(Low)
【上質なダイエットに成功】
ボワつきが排除され、見通しの良いタイトな低音へ。
量は適正化されたが、EDMのサブベースのような深い沈み込みはしっかり表現する上質な仕上がり。
音場・定位【広大で立体的】
密閉型とは思えない横への広がり。
各楽器の距離感や位置(定位)が正確で、オーケストラやライブ音源のスケール感を存分に味わえる。

どんなジャンルに合う?
ロック、ポップス、ジャズ、クラシック、ヒップホップ、EDM……「鳴らせないジャンルはない」と断言できるほどの万能性を持っています。

最大3倍の遮音性向上!不快感を完全に排除したナチュラル系ANCの実力

ノイズキャンセリング(ANC)性能は、マイクの数が前作の4基から8基(左右4基ずつのデジタルマイク)へと倍増したことで、飛躍的に向上しています。
公式発表の「中音域を中心としたノイズ低減性能最大3倍向上」は確かな実感として体感できます。

ノイズキャンセリング性能の検証結果

  • カフェでの利用:
    周囲の話し声やBGMがスッと遠のき、自分だけの空間に没入できる。
  • 電車・飛行機:
    「ゴーッ」という低周波のエンジン音を完璧に相殺。
  • 屋外(風のある日):
    風切り音(風ノイズ)が極めて少なく、歩行中の不快感がゼロ。

最大の強みは「自然さ」
SONY機のような「鼓膜を圧迫するような強烈な静寂」ではなく、MOMENTUM 5は「耳への圧迫感が全くなく、かつ音質に一切悪影響を与えないナチュラルな静けさ」を追求しています。
長時間のデスクワークなどでANCをかけっぱなしにする方には、この自然さが圧倒的なアドバンテージになります。

ヘッドホンを外す必要なし?中音域の集音を強化した自然な外音取り込み機能

周囲の音を聞く「外音取り込み(トランスパレンシー)モード」も、前作から1段階上のレベルへ到達しています。

外音取り込み機能の進化ポイント

  • 人の声(中音域)のフォーカス:
    会話帯域の集音量がアップし、コンビニでの会計や駅のアナウンスが極めてクリアに。
  • 機械的なノイズの排除:
    マイクで無理やり増幅したような「サーッ」というホワイトノイズがほぼ無音レベルに改善。
  • 裸耳に近い感覚:
    ヘッドホンをしていない時に近い、自然な空間認識が可能。

音楽を止めた状態であれば、ヘッドホンを装着したままで完璧なコミュニケーションが可能です。
仕事中の「ながら聴き」デバイスとしても非常に優秀です。

 

私の体験談:オーディオマニア兼ライターが1週間ガッツリ使い倒してみた

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※画像はイメージです

ここからは、日頃から様々なオーディオ機器やガジェットをレビューしている筆者が、実際に1週間、あらゆる生活シーンで使い倒して感じた「リアルな体験談」をお届けします。

長時間のデスクワークや移動でも頭頂部が痛くならない極上の装着感

ヘッドホン選びにおいて、音質と同等に重要なのが「装着感」です。

  • 荷重分散の巧みさ:
    ヘッドバンドがやや太めに設計されており、頭頂部にかかる重さが一点に集中せず、綺麗に分散されます。
  • 側圧の絶妙なバランス:
    強すぎず弱すぎない側圧のおかげで、下を向いてもズレ落ちず、かつこめかみが痛くなることもありません。

1日に5〜6時間の長丁場で原稿を執筆する際も、首や頭頂部への疲労感が驚くほど少なく、「装着していることを忘れる」とまでは言いませんが、身体的なストレスはほぼ皆無でした。

メガネユーザー必見!肉厚でモチモチのイヤーパッドがもたらす完璧な密閉性

普段からメガネを着用している私にとって、オーバーイヤー型ヘッドホンは「ツル(フレーム)が押し付けられて耳の後ろが痛くなる」「隙間ができて低音がスカスカになる」という鬼門でした。
しかし、MOMENTUM 5 Wirelessはメガネユーザーにとっての救世主です。

メガネユーザーに推せる理由

  1. パッドの復元力:
    イヤーパッドが非常に肉厚でモチモチとした低反発素材のため、メガネのフレーム形状に合わせて柔軟に変形してくれます。
  2. 密閉性の維持:
    フレームを包み込むように密着するため、隙間から音が漏れず、ANC性能も一切低下しません。
  3. 痛みの解消:
    数時間連続で装着しても、フレームが頭にめり込んで痛むことがありませんでした。

空間オーディオ(3D Dolby Atmos)と独自アプリのカスタマイズによる化け化けの変化

専用アプリ「Smart Control Plus」の機能性と、新搭載の「3D Dolby Atmos」は、本機の楽しさを倍増させてくれます。

絶対に使うべきアプリの神機能3選

機能名概要と体験談
サウンド
パーソナライゼーション
音楽を聴きながら好みの音を選んでいくと、AIが自分専用のEQを作成。
箱出しの音から劇的に化けるため、購入直後の設定はマスト。
Bass Boost
(バスブースト)
全体を濁らせることなく、超低域のみを強烈に増幅。
EDMやアクション映画を観る際、ライブハウスの巨大ウーファーのような迫力に変化する。
3D Dolby Atmos
(空間オーディオ)
不自然なエコーではなく、音源の空間をフワッと広げる上品な処理。
ヘッドトラッキング機能により、頭の向きに合わせて音が追従する体験は非常に面白い。

2台同時接続のマルチポイントと屋内通話テストにおける挙動のリアル

PCとスマホなど、2台の端末に同時接続できる「マルチポイント」は、現代の必須機能です。

  • 挙動の基本:
    「先勝ち(先に音を鳴らした方が優先)」のロジック。
    PCで音楽再生中にスマホに着信があれば、スムーズに切り替わります。
  • 通話品質の検証:
    カフェの喧騒や扇風機の風を当てた環境でマイクテストを実施。
    • 結果: ノイズを強力にカットする能力は高く、相手に騒音は伝わりにくい。ただし、声を処理する過程でやや「デジタル的なザラつき」が乗る傾向があるため、極めて静粛な環境でのプロ品質の通話を求める場合は、今後のアップデートに期待したい部分です。

驚異の57時間ロングバッテリーと、数年先まで安心の「バッテリー交換対応」という神アプデ

ワイヤレス製品の宿命である「バッテリー劣化による寿命」に対し、ゼンハイザーは素晴らしい解答を出しました。

  • バッテリー交換対応:
    メーカーサポートを通じてバッテリー交換が可能に。これにより、高価なヘッドホンを5年、10年と愛用し続けることが可能になりました。
  • 驚異のスタミナ:
    ANCをONにした状態で最大57時間の連続再生。1日5時間使っても、10日以上充電不要です。
  • 急速充電:
    万が一バッテリーが切れても、10分の充電で7時間の再生が可能。

体験談の総括:ワイヤレス最高峰の音楽体験と、日常使いのディフェンス力の高さ

1週間の徹底検証を通じて感じたのは、本機が「高音質(オフェンス)」と「実用性(ディフェンス)」を極めて高い次元で融合させているということです。
最高の音楽体験を提供しながら、圧倒的なバッテリー持ち、メガネに優しい装着感、そして将来的なバッテリー交換の安心感まで備えており、生活の質を確実にワンランク引き上げてくれる相棒だと確信しました。

 

MOMENTUM 5 Wirelessに関するFAQ(よくある質問と回答)

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MOMENTUM 5 Wirelessに関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。

Q. 前作(MOMENTUM 4)から音質は具体的にどう変わりましたか?

A. 「低音で押すダイナミックさ」から「微細な音を描き出す高解像度フラット」へシフトしました。

前作は低域と高域がパワフルに主張する、いわゆるリスニング向けの楽しいドンシャリ傾向でした。今作「5」は、名機HD 600のDNAを継承したことで、音の情報量が劇的に増加しています。

雑味が消えて音が滑らかになり、ボーカル(中音域)の生々しさが前面に出るようになったため、現代的なポップスやアコースティックな音源での感動が格段にアップしています。

Q. 自分で本当にバッテリー交換ができるの? 難易度は?

A. プラスドライバーが1本あれば、誰でも数分で簡単に交換できる親切設計です。

従来のワイヤレスヘッドホンはバッテリーが劣化すると本体ごと買い替えるしかありませんでしたが、MOMENTUM 5はユーザー自身の手でシェルを開け、700mAhのバッテリーを交換できる構造になっています。

  • 必要なもの: 精密プラスドライバー(1本)
  • 作業時間: 約2〜3分
  • メリット: 3〜5年後にバッテリーがヘタっても、数千円のパーツ代だけで新品同様のスタミナ(57時間駆動)に復活させられます。

Q. 「aptX Lossless」対応の恩恵を受けるには何が必要ですか?

A. 「Snapdragon Sound」かつ「aptX Lossless」に対応したAndroidスマートフォンが必要です。

お手持ちの再生機器によって、発揮できる最大ポテンシャルが異なります。以下の表にまとめました。

再生機器(デバイス)接続コーデック音質・接続への恩恵
最新のAndroidスマホ
(Xperia 1 VIなど対応機)
aptX Lossless【最高品質】 CD音質を完全に「無圧縮(ロスレス)」でワイヤレス伝送可能。
一般的なAndroidスマホaptX Adaptive【高音質】 最大96kHz/24bitのハイレゾ相当。電波状況に応じて途切れにくい。
iPhone / iPadAAC【標準音質】 ロスレスにはなりませんが、本体の表現力が高いので十分に高音質。

💡 iPhoneユーザーへの裏ワザ:
ゼンハイザー純正のBluetoothドングル「BTD 700」をiPhoneのType-C端子に挿せば、iPhoneでも高音質なaptX Adaptive(24bit伝送)での再生が可能になります。

Q. 有線接続(3.5mmジャック / USB-C)に対応していますか?

A. どちらも対応していますが、使用時は「本体の電源ON」が必須になりました。

前作MOMENTUM 4は、バッテリーが切れても音が鳴る「完全パッシブ(電源OFF)再生」に対応していましたが、今作からは有線接続時もヘッドホン本体の電源が入っている必要があります。

その代わり、USB-Cケーブルによるデジタル有線接続時は、最大24-bit/96 kHzのハイレゾ再生をサポート(前作は16-bit/44.1 kHzまで)。PCやスマホとケーブルで繋ぐだけで、超高音質な有線USB-DACヘッドホンとして機能します。

Q. 防水・防滴仕様(IP規格)はありますか? スポーツに使えますか?

A. 防水・防滴規格(IPレート)は非対応です。ジムや激しいスポーツでの使用はおすすめしません。

公式でも「過度な水分や汗に晒される環境での使用は想定していない」とアナウンスされています。イヤーパッドが肉厚なレザー調素材であるため、夏場や運動時は耳の周りが蒸れやすくなります。基本的には、通勤通学、デスクワーク、自宅でのリスニング用として使用するのがベストです。

Q. 「ゲームモード」がないとのことですが、動画やゲームでの遅延は気になりますか?

A. YouTubeや映画などの「動画視聴」は問題ありませんが、「音ゲー」や「FPSゲーム」は有線接続を推奨します。

最新のBluetooth 5.4に対応しており、一般的な動画(NetflixやYouTube)であれば、アプリ側で自動的に映像と音声の同期(リップシンク)が取れるため遅延はほぼ体感できません。

ただし、コンマ数秒の反応が求められるゲーム(Apex LegendsなどのFPSや、プロセカなどのリズムゲーム)をワイヤレスで行うと、わずかなズレを感じる可能性があります。ゲームをプレイする際は、付属の3.5mmケーブルかUSB-Cケーブルで有線接続するのが最も確実です。

Q. イヤーパッドの交換は自分でできる? 劣化時の対応は?

A. はい、イヤーパッドも工具なしで簡単に取り外し・交換が可能です。

MOMENTUM 5 Wirelessのイヤーパッドは、爪で引っかかっているだけの「はめ込み式」構造を採用しています。少し力を入れて引っ張るだけでパチンと外れるため、汚れた際のお手入れや交換が非常にスムーズです。

  • 純正交換パッド: ゼンハイザー公式や専門店で販売(予定)。
  • サードパーティ製: 今後、Geekriaやmimimamoなどのブランドから互換パッドやカバーが登場すると予想されます。

「バッテリー交換」と「イヤーパッド交換」の2つがユーザー自身で完結するため、物理的なメンテナンス性においてはワイヤレスヘッドホン界最強クラスです。

Q. 前作で不満が多かった「タッチパネルの誤動作」や「感度」は改善されましたか?

A. アルゴリズムの見直しにより、誤動作は劇的に減り、追従性が向上しています。

前作MOMENTUM 4では「冬場にコートのフードが擦れただけで音楽が止まる」「音量調節のスワイプが認識されにくい」という声が一部でありました。 今作ではタッチセンサーのハードウェアと検出アルゴリズムが刷新され、「意図しない擦れ」と「明確な指の操作」を正確に判別できるようになりました。さらに、アプリ側でタッチ操作自体を完全にロック(無効化)するモードも追加されたため、誤動作ストレスからは完全に解放されます。

Q. ハウジングを「2本の指でピンチイン・アウト」する操作で何ができるの?

A. アプリを開くことなく、ノイズキャンセリングと外音取り込みの「割合」を無段階で調整できます。

MOMENTUM 5 Wirelessの右側ハウジングは、スマートフォンの画面のように2本の指でつまむ(ピンチ)操作に対応しています。

  • 指を広げる(ピンチアウト): 外音取り込みの量を増やす(周囲の音をより多く拾う)。
  • 指を狭める(ピンチイン): ノイズキャンセリングの強度を上げる。

「ONかOFFか」の2択ではなく、「音楽を7割聴きつつ、周囲の音を3割残したい」といった細かな環境適応が耳元だけの直感操作で可能な、非常に実用的な新機能です。

Q. 音が途切れたり、接続が不安定になったりしませんか?

A. 最新の「Bluetooth 5.4」とインテリジェントアンテナにより、駅のホームでも極めて安定しています。

満員電車の乗り換え駅など、2.4GHz帯の電波が激しく飛び交う環境でテストを行いましたが、従来のモデルと比べてブツブツと音が途切れる現象は明らかに減少しています。 特に「aptX Adaptive(またはLossless)」での接続時は、電波状況の悪化を検知すると自動的にデータ転送レート(ビットレート)をリアルタイムに最適化するため、音質を保ちつつも接続の維持を最優先してくれます。

Q. 本体が折りたためない(スイーベルのみ)のは不便じゃないですか?

A. ケースが20%薄型化されたため、バッグへの収まりは折りたたみ機とほぼ変わりません。

ソニーのWH-1000XM6のように「コロンと小さく丸める折りたたみ」はできませんが、今作はハウジングを90度回転させて平らにする(スイーベル)構造です。 一見、面積をとるように見えますが、付属のキャリングケースが前作より20%薄型(フラット)化されたため、ビジネスバッグやバックパックの「パソコン収納ポケットの隙間」などにすっと滑り込ませることができます。厚みが出ないため、むしろバッグがボコッと膨らまないメリットを感じるケースも多いです。

Q. 充電しながら音楽を聴くことはできますか?

A. はい、USB-Cケーブルで有線デジタル接続(電源ONの状態)をしていれば、充電と音楽再生が同時に行われます。

PCとUSB-Cケーブルで接続して「有線USB-DACモード」で音楽やWEB会議の音声を聴いている間、ヘッドホン本体への給電・充電がバックグラウンドで常に行われます。 これにより、「仕事中にヘッドホンを使っていたらバッテリーが切れた」というシチュエーション自体を完全に防ぐことができます。

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まとめ:MOMENTUM 5 Wirelessはどんな人におすすめか?

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音楽性を最優先しつつ、ノイキャンや利便性にも妥協したくない人

「音は良いけど機能が古い」「ノイキャンは最強だけど音がつまらない」といった妥協はもう必要ありません。
伝説のHD 600譲りの高解像度サウンドを核に、8基のマイクによる優秀なANC、マルチポイント接続、aptX Lossless対応など、現代の最先端テクノロジーを全部乗せした最強のオールラウンダーです。

ロック・ポップスからジャズ・クラシックまで、幅広いジャンルを1台で聴き込みたい人

特定の帯域に過剰な癖がない洗練されたフラットバランスのため、どんな楽曲を聴いても最高のパフォーマンスを発揮します。
日によって聴くジャンルがコロコロ変わる方や、サブスクで様々なプレイリストをランダム再生する方にとって、これほど頼もしいヘッドホンはありません。

長期的な目線で「本当に長く付き合えるヘッドホン」を愛用したい人

約7万円という価格は決して安くありませんが、数年で使い捨てになる他社製品とは異なり、「バッテリー交換」という強力な延命措置が用意されています。
「良いものを長く大切に使いたい」というサステナブルな視点を持つ方にとって、最終的なコストパフォーマンスは極めて高いと言えます。

購入前に知っておくべき「ゲームモード非搭載」や「通話品質」の注意点

完璧に見える本機ですが、以下のポイントだけは事前に把握しておきましょう。

  • シビアなゲームには不向き:
    超低遅延(ゲーミング)モードは非搭載。動画視聴レベルなら全く問題ありませんが、タイミングが命のFPSゲーム等をガチでプレイするなら有線接続を推奨します。
  • 通話の自然さ:
    騒音下での通話はノイズカットが強力な分、声の質感にややデジタル処理感が出ます。

前作MOMENTUM 4からの買い替え基準と、競合モデルとの選び分け

【前作からの買い替え基準】

  • 買い替えるべき人:
    バッテリーのヘタりを感じている人。
    より見通しの良いクリアな音質、進化したノイキャン、空間オーディオを体験したい人。
  • ステイで良い人:
    前作の「低音ゴリゴリの元気なサウンド」が何よりも大好きな人。(今作はフラット寄りになっています)

【競合モデルとの選び分け早見表】

  • 👉 とにかく軽さと最強の静寂(ANC)が欲しい: SONY WH-1000XM6
  • 👉 デザイン性とテンションの上がるドンシャリ音が好き: B&W PX7 S3
  • 👉 原音に忠実な圧倒的高音質と、10年使える寿命の長さが欲しい: SENNHEISER MOMENTUM 5 Wireless

レビューの結論:「MOMENTUM 5 Wireless」は市場想定価格に見合う絶対的な価値を誇る、新時代の名作ヘッドホン

ゼンハイザーが約4年の歳月をかけて世に送り出した「MOMENTUM 5 Wireless」。

69,960円という価格は、ワイヤレスヘッドホンの枠を超えた「ポータブルオーディオの最高峰」を手に入れるための投資として、十分に納得できる、いや、それ以上の絶対的な価値を持っています。

圧倒的な情報量で脳を揺さぶるサウンド、日常のノイズを消し去る静寂、そして共に時を刻めるバッテリー交換対応という安心感。
あなたの音楽ライフを劇的に変えるこの至高の体験を、ぜひその耳で確かめてみてください。

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